憧れの裏剱へ 紅葉も始まってました！（剱沢ピストン）

2021年09月23日(木) 〜 2021年09月26日(日)

• GPS: 20:18
• 距離: 30.0km
• 登り: 2,952m
• 下り: 3,178m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:29
• 休憩: 0:16
• 合計: 2:45

距離 5.5km 登り 527m 下り 430m

9:07 室堂
9:16 9:17 みくりが池
9:20 9:21 みくりが池温泉
9:35 雷鳥荘
9:42 9:44 雷鳥沢ヒュッテ
9:53 9:58 浄土橋
11:15 11:22 剱御前小舎
11:52 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 6:09
• 休憩: 1:29
• 合計: 7:38

距離 10.7km 登り 850m 下り 1,341m

6:32 剱沢キャンプ場
6:39 6:43 剱澤小屋
7:43 7:51 平蔵谷出合
8:48 長次郎谷出合
9:15 9:39 真砂沢ロッジ
9:47 三ノ沢
10:40 10:41 二股
11:27 11:29 仙人新道ベンチ
12:22 12:24 仙人峠
12:38 13:25 仙人池ヒュッテ
13:37 13:38 仙人峠
14:09 池の平小屋
14:10 宿泊地

3日目

• 山行: 5:41
• 休憩: 1:33
• 合計: 7:14

距離 10.3km 登り 1,303m 下り 905m

6:46 仙人峠
6:56 7:04 仙人池ヒュッテ
7:20 7:22 仙人峠
7:58 仙人新道ベンチ
8:35 二股
9:34 9:37 三ノ沢
9:47 10:38 真砂沢ロッジ
11:11 11:14 長次郎谷出合
11:58 平蔵谷出合
13:26 13:46 剱澤小屋
13:54 14:00 剱沢キャンプ場
14:00 宿泊地

4日目

• 山行: 2:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:50

距離 3.5km 登り 313m 下り 518m

7:25 宿泊地
8:05 剱御前小舎
8:58 浄土橋
9:02 雷鳥沢キャンプ場
10:15 ゴール地点

3日目：池ノ平小屋出発時にログを開始するのを忘れて、仙人峠スタート
4日目：雷鳥沢キャンプ場辺りでログが止まってしまいました

天候

9/23　曇り
9/24　晴れ のち ガス
9/25　晴れ のち 曇り
9/26　雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【往】
毎日あるぺん号　16,500円
新宿西口都庁大型バスP23：00発　
室堂貸切観光バス駐車場　7：00頃着（9・10月は8：00頃着）
【復】
室堂→扇沢→信濃大町　7530円
信濃大町ー松本　680円

コース状況／危険箇所等

【剱沢雪渓】
雪解けが進み、雪渓は崩落していたり穴が開いていたりと不安定です。山小屋や山岳警備隊に最新の情報を確認して下さい。朝早いと雪が固いので軽アイゼンがあった方が安全です。
今回は平蔵谷出合い、長次郎谷出合い（右岸から左岸へ横断）、真砂沢ロッジ手前で雪渓を歩きました。それ以外は夏道です。
ピンクテープで目印はありますが、雪渓から夏道、夏道から雪渓へ移るポイントが分かりづらかったりします。
【夏道】
整備はされていますが、ガレ場やザレた道で注意が必要です。落石にも注意。
ピンクテープが親切なくらいつけられているので、見逃さなければ迷うことはないと思います。平蔵谷出合〜長次郎谷出合間の一枚岩のトラバースは濡れて苔がついているところは滑るので乗らない方がいいです。
【三ノ沢】
登山道上の雪渓はなくなっていました。増水時には渡渉不可になることも

※真砂沢ロッジのサイトがとても参考になりました！
http://masagozawa.jp/tozandou.html

その他周辺情報

◆剱沢キャンプ場：1泊1000円／人　※予約不要
問い合わせ先： 富山県自然保護課 076-444-3399
・剱沢警備派出所で雪渓や登山道の情報が得られます
・水場　あり（要煮沸）
・トイレ ぼっとん１棟：男女共用　紙あり
　　　　 バイオトイレ１棟：男女別　紙あり

◆剱沢小屋 080-1968-1620
◆剣山荘 090-2372-5799

◆真砂沢ロッジ　090-5686-0100
http://masagozawa.jp/yamagoya.html
昼食営業11：00〜13：00／売店 営業時間　6：00〜19：00
・水場　あり（要煮沸）
・トイレ　紙あり

◆仙人池ヒュッテ　090-1632-9120　
https://www.senninike.jp/
売店（軽食は10:00〜15:00まで）

◆池ノ平小屋
現地電話:[phone](9:00〜19:00)
事務所電話:[phone](10:00〜20:00)
https://ikenotairagoya.amebaownd.com/
・1泊2食付 10,500円　お弁当800円
・チェックイン：13:00〜　チェックアウト：翌8:00
　アーリーチェックイン（11:00〜13:00）別途1,000円
※シュラフ持参500円割引（予約時に申請）
・水場　あり
・トイレ　紙あり
・お風呂　内湯
　　　　 五右衛門風呂（五右衛門風呂は予約時に希望を伝えておくこと、スタッフ少数時には対応不可）

【日帰り温泉】
◆みくりが池温泉　9：00〜16：00　800円
　レストラン　11：00〜14：00
◆雷鳥荘　11：00〜20：00　700円
◆雷鳥沢ヒュッテ　700円

写真

9/29 23:53

久しぶりの毎日あるぺん号！今回乗ったバスはカエルのぬいぐるみが飾られてました。無事カエルでGO♪

の前に、室堂の立山そばで「さらさらうどん」美味しかった！身体が温まります

9/23 8:54

【1日目スタート】

9/23 9:03

お久しぶりのみくりが池

9/23 9:09

地獄谷。またいつか歩けるようになるのかな。近くまで行ってみたい。青い池？が綺麗

9/23 9:17

血の池地獄

9/23 9:30

見頃を迎えた紅葉。晴れてたら綺麗だろうな

9/23 9:30

雷鳥坂の紅葉。ハイマツの緑とオレンジや黄色の葉っぱが見事。

9/23 9:30

飛び石連休だからか意外とテントが少ない

9/23 9:31

日が射すとそこだけ鮮やかになって綺麗！

9/23 9:37

チングルマの葉っぱも真っ赤♪

9/23 10:11

雷鳥坂

9/23 11:07

剱御前小屋に到着。肌寒かったのでジャケットを羽織ってすぐに剱沢キャンプ場をめざします

9/23 11:13

9/23 11:16

剱さま〜！

9/23 11:29

滑ったら楽しそうなカールだね

9/23 11:32

9/23 13:15

剱沢キャンプ場の案内。この日はとにかく風が強くて、テントを張るのに一苦労・・・

9/23 14:00

お天気もイマイチなのでテントでのんびり

剱沢警備派出所（山岳警備隊）で情報Get

明日歩くところなので念入りに確認

9/24 5:35

【2日目】
この日の予報は午後から曇り。風も収まったし、朝のうちは良さそう♪
ちなみにこれはテントから体だけ出して取った写真。目の前に剱岳がどーん！って素晴らしいテン場でした！

9/24 6:25

9/24 6:30

いよいよ裏剱へ。ドキドキ

9/24 6:30

9/24 6:34

なんだか渋い！

9/24 6:39

剱沢へ入って行きます。キャンプ場から二股まで標高差900m前後の下り。剱沢源頭辺りはすっかり雪がなくなっていました

9/24 7:08

剱沢雪渓は雪解けが進んでいるので、初めは右岸の夏道を歩きます。結構高度感もあって、狭いしザレているしで結構怖い・・・

9/24 7:35

平蔵谷出合の目印になっている大岩と平蔵谷。
大岩が見えてきた辺りで雪渓に乗りました。

9/24 7:34

ピンクテープのついた石を目印に雪渓の上を歩きます。ひんやり気持ちいい

9/24 7:35

振り返ったところ

9/24 7:35

ここは目印があるので夏道に戻るポイントが分かりやすかった

9/24 7:48

平蔵谷出合と長次郎谷出合の間の一枚岩のトラバース

9/24 7:52

ロープを頼りに鉄杭の上を歩きます。濡れているところはめちゃ滑るようです

9/24 8:04

トラバースの後は急な下り

9/24 8:06

鉄杭に乗って下りるより、ロープを掴んで足裏のフリクションを使って下りる方が楽でした

9/24 8:10

下から見上げたところ

9/24 8:20

マーキングがしっかりと。ほんとありがたいです

9/24 8:27

長次郎谷出合で再び雪渓へ。ここから夏道が右岸から左岸に変わるので、小屋の導水ホースを目安に雪渓上を横断します

9/24 8:29

こちらもピンクテープの目印が。この写真では見えづらいけど、左岸に乗るポイントにもピンクテープがありました

9/24 8:33

長次郎谷。点の記で描かれた測量隊が登ったルート。こんなところを登って行ったなんて。明治時代の山はどんなだったのだろう

9/24 8:40

左岸の夏道。一ノ沢辺りの雪渓はズタズタ

9/24 8:44

左岸の夏道もガレ場にザレた道。マーキングはしっかりとありました

9/24 8:52

ナムの滝？

9/24 8:52

9/24 9:00

真砂沢ロッジが見えた！

9/24 9:22

休憩〜♪

9/24 9:19

気持ちのいいテラス！

9/24 9:12

こちらでなっちゃん〜。暑かったからめちゃおいしい〜！一気に飲み干してしまった・・・

9/24 9:21

トイレ。とても綺麗でした！

9/24 9:21

トイレ個室

9/24 9:21

9/24 9:22

ジュースにビール

9/24 9:23

レジェンドすごい

9/24 9:23

クマ怖い・・・

9/24 9:30

真砂沢ロッジの水場は要煮沸でした。ここで水を補充する時は浄水器があると便利ですね

9/24 9:10

真砂沢ロッジで情報Get！

9/24 9:37

三ノ沢。完全夏道

9/24 9:38

9/24 9:38

9/24 9:40

三ノ沢の渡渉箇所。この日は水量が少なくて助かりました

9/24 9:52

平坦ながらも時々高巻きする箇所も

9/24 9:53

ハシゴ谷乗越との分岐。ここを登って来た方に聞いたら、道は悪いけど昔よりは分かりやすくなったらしいです。
次は黒部ダムから登って真砂沢ロッジで泊まれば、翌日池ノ平や仙人池でのんびり時間がとれるのもいいな♪

9/24 10:02

黒部の流れって感じ

9/24 10:02

四ノ沢

9/24 10:02

9/24 10:11

有名な？へつり

9/24 10:14

水量も少なかったので、ここは楽しかった♪
鎖が少し長くてたるむのだけは注意

9/24 10:19

高巻き

9/24 10:22

草が茂ってるから分かりづらいけど切れ落ちてます。道も微妙に谷側に傾いてるし・・・

9/24 10:22

梯子を下りて高巻き終了

9/24 10:31

二股到着！

9/24 10:31

9/24 10:32

次は仙人新道

9/24 10:33

三の窓氷河が見えた！かっこいい！
2012年に氷河と認定されたそうです

9/24 10:34

ちょっとおどろおどろしい 笑
二股から仙人峠まで標高差550m程の登り！最初の樹林帯は急！

9/24 10:55

地図で見た傾斜が緩むところ、急登の合間の楽なところかと思いきや。谷側に傾いたザレた道は怖かった。。。ここも草が茂ってて分かりづらいけど、谷側に転んだら真っ逆さまに落ちそう・・・

9/24 11:05

八ツ峰にガスがかかっちゃったのは残念だけど、ほんとかっこいいなぁ！

9/24 11:10

鹿島槍！登るにつれてだんだんと視界が開けてくるのが嬉しい♪

仙人新道ベンチに到着

9/24 11:34

またまた急

9/24 11:35

またまたまた。なんだか笑えて来た。

9/24 12:02

急だけどもぐんぐん高度を稼げるのは好き

9/24 12:02

9/24 12:05

あ！仙人池ヒュッテが見えた！

9/24 12:14

予報通りに曇ってしまったけど、明日のお天気も分からないのでとりあえず仙人池ヒュッテに向かうことに。ザックは仙人峠から少し下ったところにデポ。

9/24 12:19

仙人峠付近は紅葉してました！晴れてればなぁ

9/24 12:29

仙人池ヒュッテ到着！

9/24 13:15

9/24 12:37

こちらでお昼をいただくことに。中へどうぞって、少し肌寒かったからありがたい！小屋の方はとても親切でした。次はこちらにも泊まってみたいなぁ

9/24 12:42

ラーメン♪沁みる〜！！
あ、ケーキは今回焼いてないそうで食べれませんでした。次こそ！

9/24 12:55

仙人池へ。うーむ。

9/24 12:56

でも来れて良かった！少しでも見れて良かった！
今思えば残念だけど、この時は充実感でいっぱいでした

9/24 12:58

サンショウウオ〜♪

9/24 12:58

9/24 12:59

これはこれでかっこいい

9/24 13:25

9/24 13:33

宿泊予定の池ノ平小屋へ向かいます

9/24 13:45

途中歩きにくいところも

9/24 13:53

9/24 13:54

平の池が見えた！

9/24 14:01

池ノ平小屋に到着〜！

9/25 5:47

手前が食堂、奥が宿泊者用スペース

9/24 14:46

こんな感じで仕切られていて快適でした。寝袋持参で500円割引（予約時に申告。当日は不可）

9/24 14:46

食堂

9/24 14:54

乾燥室。点の記撮影時に木村大作監督が使っていたそうです

9/24 14:55

トイレ

9/24 14:21

五右衛門風呂♪ゴザで隠れているところが脱衣所。脱衣所からお風呂に浸かるまでは無防備状態 笑
こちらも予約時に希望を伝えておきます。小屋の方が少ない時は手が回らなくて出来ないそうです。
薪で沸かしたお風呂はとても温まったし汗も流せてさっぱりしました！

9/24 14:56

小屋に着いた時はガスガスで、池の平山は登るのを止めてのんびり。少しガスが取れてきたので平の池へ行ってみることに

晴れた！

こんな山深いところにこんな穏やかな場所。なんだか不思議。
そういえば仙人池とかもどうやって見つけたんだろう。見つけた人は感動しただろな

9/24 15:22

9/24 15:24

意外と広い

9/24 15:30

9/24 15:37

9/24 15:42

ここから見る裏剱は迫力あります

9/24 17:47

夕方。少し晴れました！

9/24 17:53

池ノ平のテン場。絶景！

夕食はチキンカレー、おかわりOK。お肉も野菜も大きくて食べ応えありました♪

【3日目】
朝食は雑炊。寝起きに優しい♪

9/25 5:17

なんと！スッキリ晴れました！

9/25 5:50

ずっと見てられる

9/25 6:04

もっと見ていたいけど出発。池ノ平山も登ってないし、また来たいな。
出発の時に小屋の方が鐘を鳴らしてくださいました！ここもとても居心地が良かったです♪

9/25 6:42

まさかこんなに晴れるとは思ってなかったから、再び仙人池へ。紅葉も鮮やか

9/25 6:48

うわぁ・・・・

9/25 6:55

紅葉も・・・。
計画した時は、紅葉にはまだ早いだろうなって全然期待してなかったのに。天気予報もイマイチかなって思ってたのに。

9/25 6:55

奇跡かな。言葉になりません。
来て良かった、そしてまた訪れたい

9/25 6:56

去りがたいけど、午後はお天気下り坂だし先も長いので進みます。お天気が良いから紅葉も昨日とは違ってまばゆいくらい。

9/25 7:02

この日は来た道を戻って剱沢キャンプ場まで

9/25 7:03

9/25 7:04

9/25 7:14

9/25 7:15

9/25 8:00

行きは気が付かなかった水場。でもかなりチョロチョロ

9/25 8:03

9/25 8:06

行きで怖かったトラバース。帰りは下りだからもっと怖かった・・・

9/25 8:45

9/25 8:45

9/25 8:49

9/25 9:21

9/25 9:21

真砂沢ロッジまで戻って来ました。暑かった〜！ここでまた長めに休憩。とてもくつろげる場所。
登山道の状況は特に変化はなさそう。

9/25 11:11

9/25 11:22

9/25 11:24

ほえぇ

9/25 11:31

9/25 11:32

一枚岩のトラバースまで戻って来ました

9/25 11:33

9/25 11:35

9/25 11:37

無事通過

9/25 12:17

夏道を黙々と（振り返ったところ）

9/25 13:00

あとちょっと

9/25 13:13

帰って来ましたー！！お疲れ様！

9/25 13:23

池ノ平小屋のお弁当を、心の目で剱岳を眺めながらいただきます

9/25 13:24

ちらし寿司。酢飯に甘いお揚げがおいしい！

【4日目】
夜中2時に雷で目が覚めました。怖かった・・・
最終日は朝から雨。霧雨になったタイミングでテントを撤収していよいよ下山
雷鳥坂では雷鳥親子に出会いました（この写真の中にいます）おなかが少し白くなってた！

立山の紅葉はピーク。良いお天気の中見たかった！でもまた来ればいいもんね。

こちらは少し色づき始め。一ノ越からタンボ平も歩いてみたい

下山後は信濃大町の昭和軒さんでソースかつ丼。めちゃボリュームあって食べられるか心配だったけど、美味しくて完食！

松本のタツミ亭さんで夕飯。プラッターっていうワンプレート的なもの。ターメリックライス、ハーブチキン、パンプキンスープ、ヨーグルトのシャーベットで980円。おいしかったです♪

撮影機器：

PENTAX K-70 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

tarachan

計画するたびに台風が来て泣く泣くキャンセルしていた裏剱。ようやく念願叶って行くことができました！途中途中はハードだったけど、間近に迫る岩壁に険しい峰々、いまだ残る雪渓はまさに剱岳！「岩と雪の殿堂」の迫力をしっかりと確かに感じることができました。たどり着いた憧れの地では紅葉と裏剱のリフレクションに言葉にならず。諦めなければ想いは届くのかな。幸せな山旅でした。
雲切新道を通って欅平へも抜けてみたいし、池ノ平山も登ってみたいし、仙人池ヒュッテも泊まってみたいし、またいつか再訪できますように。