記録ID: 3580279
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
甲信越
双六岳北峰〜南峰・小池新道ルート(日帰り)
2021年10月05日(火) [日帰り]
長野県
岐阜県
greenpower
- GPS
- --:--
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 2,152m
- 下り
- 2,152m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 14:05
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 14:39
3:30
10分
新穂高第3駐車場
3:40
13分
新穂高登山指導センター
7:27
18分
熊の踊り場
7:49
29分
鏡平山荘
8:18
24分
弓折中段
9:50
23分
双六小屋
10:17
21分
双六岳中道分岐
10:38
28分
双六台地
11:43
11:50
40分
双六岳南峰
12:30
12:34
16分
双六岳
12:50
18分
双六台地
13:11
12分
双六岳巻道分岐
13:31
29分
双六池
14:43
16分
弓折中段
15:10
9分
鏡池
15:19
11分
熊の踊り場
18:01
8分
新穂高登山指導センター
18:09
新穂高第3駐車場
| 天候 | はれ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
■アクセス→長野自動車道松本IC〜車で約100分。 ■駐車台数→普通車215台。 ■トイレ→なし。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→なし。 ■24時間利用→可能。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■登山ポスト 登山ポストは登山口(左俣方面→笠ヶ岳・双六岳方面)と、新穂高登山指導センター(右俣方面→槍・穂高方面)の2ヶ所あり、どちらも登山計画書の用紙や筆記用具が設置されています。 今回は目指す山域が双六岳なので、登山口(左俣方面→笠ヶ岳・双六岳方面)へ提出します。 しかし、新穂高登山指導センターには係員が常駐していているので、どちらの登山ポストへ登山届を提出した方が事故の場合に対応が早いのか次回確認したいと思います。 ■水場 登山口(笠ヶ岳・双六岳方面)〜双六岳ルートでは、お助け風穴の手前・笠新道登山口・わさび平小屋・秩分沢出合・チボ岩の手前(1,746m)・双六小屋(無料の水道)の6ヶ所の水場が地図ではあります。 お助け風穴の手前の水場以外(未確認)の5ヶ所は、水汲み可能で水場を上手に利用すれば0.5Lのペットボトル1本で乗り切れます。 またこの他に2つの水場があり、新穂高登山指導センターの100m手前の道路脇の水場と、1,446m地点の堰堤の水場があります(写真添付) ■新穂高第3駐車場(登山者専用・無料・1,040m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 平日(10月05月(月)→到着23時35分)でしたが駐車場の8〜9割は埋まっていたので、駐車場の確保が重要になり有料駐車場は比較的に空いていました。 また、駐車場内に仮設トイレが設置されているようですが未確認です。閉鎖中や無い場合は新穂高登山指導センターのトイレ(24時間可能・片道0.8km)を利用します。 ■新穂高登山指導センター(1,090m) 新穂高第3駐車場から約10分で新穂高登山指導センターに到着です。 トイレ(24時間可能)・自動販売機・公衆電話・登山ポスト(登山届・下山届)があります。 ■登山口(笠ヶ岳・双六岳方面・1,129m) 新穂高登山指導センターから約15分で登山口(笠ヶ岳・双六岳方面)に到着です。 ここから左俣林道が始まり、小池新道登山口まで6.2kmを歩きます。 ゲート前には多数の注意看板と登山ポストが設置されています。 林道終点の小池新道登山口まで工事車両が通行しますが、一般車両は進入できません。 ■お助け風穴(1,257m) 登山口(笠ヶ岳・双六岳方面)から約25分でお助け風穴に到着です。 開けた林道にある岩場の隙間から冷気が出ている風穴になりますが、特に集中していなければ見落とす場合があります。 手前に1つ目の水場があるようですが未確認です。 中崎橋まで落石エリアになり09/19の震度4の地震で落石が多発しました(写真添付) ■中崎橋(1,324m) お助け風穴から約15分で中崎橋に到着です。 橋の傾き(下流側へ傾き)とガードレールの歪み、コンクリートが激しく痛んだ橋です。 橋脚が細く流木や巨岩が溜まり、近い将来に崩落する危険性が高いので橋の中央を素早く通過しましょう。 ■笠新道登山口(1,360m) 中崎橋から約15分で笠新道登山口に到着です。 左側上部→笠新道を経由して笠ヶ岳へ、直進→左俣林道と小池新道を経由して双六岳へ向かいます。 道標の脇には、2つ目の水場(カップ付き)があります。 ■わさび平小屋(1,400m) 笠新道登山口から約10分でわさび平小屋に到着です。 登山道脇に椅子とテーブルがあり、休憩に向いています。 水槽に浮かんだ果物・野菜・飲み物が名物のきれいな山小屋になり、山バッジ(全3種・600円)を販売しています。 3つ目の水場になりますが、未確認です。 ■小池新道登山口(1,470m) わさび平小屋から約20分で小池新道登山口に到着です。 ここで左俣林道が林道終点を迎えて左側→小池新道を経由して双六岳へ、右側→橋を渡り奥丸山を経由して槍ヶ岳へ向かいます。 小池新道登山口は別名→小池新道入口や奥丸山分岐と呼ばれます。 小池新道登山口から岩場の崩落地を抜けて、鏡池(標高差約810m)までゴーロ帯の登山道が続くので笠ヶ岳側からの落石に注意が必要です。 ■秩父沢出合(1,720m) 小池新道登山口から約45分で秩父沢出合に到着です。 秩父沢出合は別名→秩父沢だけで呼ばれます。 小池新道登山口から3つ目のかけ橋(2段あり)になり、秩父沢を右岸→左岸へ渡ります。 コンクリートの基礎で整備された橋ですが、双六岳の営業後(10月20日)に小屋番さんが下山する時に撤去(その他の橋も同様)され、その内容は双六岳ホームページで告知してくれます(双六小屋で確認済み) かけ橋が撤去されても好天時であれば、上下流どちらでも渡渉は可能です(雨天時・積雪期は除く) 4つ目の水場になりますが、かけ橋から沢まで下りる手間がかかるので前後で水汲みすればスルーできます。 標高1,600mを越えると西鎌尾根と槍ヶ岳が一望できます。 ■チボ岩(1,800m) 秩父沢出合から約15分でチボ岩に到着です。 樹林帯から開けた約10mのゴーロ帯になりますが危険ではありません。 「チボ」とはこの地方の方言で「スリ・泥棒」を意味して、巨岩の間に物を落としたら拾えない事から名付けられた場所になり落とし物に注意が必要です。 5つ目の水場がチボ岩手前の1,745m地点にあり、4つ目のかけ橋が目印です(写真添付) ■イタドリヶ原((1,916m) チボ岩から約20分でイタドリヶ原に到着です。 5つ目のかけ橋を越えて秩父平の下部にある開けた低木帯になります。 振り返ると乗鞍岳〜焼岳〜西穂高岳〜ジャンダルムの稜線が一望できますが、深いV字谷なので日の出前には陽が当たらず寒いです。 ■シシウドヶ原(2,090m) イタドリヶ原から約25分でシシウドヶ原に到着です。 6つ目のかけ橋を越えて大ノマ岳の下部にある開けた低木帯になります。 正面には弓折岳と弓折乗越のコルが見えますが、直進せずに右側(槍ヶ岳側)へ90度曲がり鏡池を目指します。 シシウドヶ原には3つのベンチがあり休憩に向いていますが、深いV字谷なので日の出前には陽が当たらず寒いです。 ■熊の踊り場(2,178m) シシウドヶ原から約25分で熊の踊り場です。 木道がある湿地帯の狭い平野部になり、深いV字谷なので日の出前には陽が当たらず寒いです。 休憩地には向いておらず、鏡池(陽が当たりベンチあり)を目指した方が良いでしょう。 ■鏡池(2,282m) 熊の踊り場から約20分で鏡池に到着です。 鏡池の手前50mから木道と池塘が現れて、低木帯を越えると穂高連峰〜槍ヶ岳が映える鏡池です。 5つのベンチがあり、休憩に向いています。 ここから双六岳(距離5km・200分)までかかるので体力的に厳しければ鏡池、もしくは花見平(距離1.6km・70分)で引き返しても十分です。 花見平(2,600m)まで登れば稜線になり、穂高連峰に加えて北鎌尾根・西鎌尾根・双六岳・鷲羽岳・水晶岳が一望できます。 一般登山者には、鏡平山荘が日帰りの境界線になると思います。 今回のルートで鏡池〜弓折中段の紅葉が一番の見頃でした。 ■鏡平山荘(2,300m) 鏡池から約5分で鏡平山荘に到着です。 小屋前に椅子とテーブルとひょうたん池があり、休憩に向いていますがテント場はありません(小屋泊のみ) かき氷が名物のきれいな山小屋になり、山バッジ(全4種・600円)を販売しています。 屋外に水道がありますが、飲料水かは未確認です。 ■弓折中段(2,413m) 鏡平山荘から約30分で弓折中段に到着です。 ここで森林限界を迎えて鏡平山荘と弓折乗越の中間点になり、弓折乗越まで標高差約150mを右側上部へトラバースします。 細いガレ場の登山道になり2つの木段がありますが危険ではありません。 積雪期〜残雪期は厳しいラッセルとトラバースが予測され、滑落した場合は300〜400m墜落します。 ■弓折乗越(2,560m) 弓折中段から約25分で弓折乗越に到着です。 左側→弓折岳を経由して笠ヶ岳へ、右側→双六小屋を経由して双六岳へ向かいます。 2つのベンチがあり休憩に向いていて300m下の眼下には、穂高連峰・鏡平山荘・鏡池が一望できます。 弓折乗越は別名→弓折岳分岐と呼ばれます。 ■花見平(2,600m) 弓折乗越から約20分で花見平に到着です。 白いザレ場の広い平野部になり、4つのベンチがあり休憩に向いています。 黒百合ベンチより広く開放的になり、このルートで1番槍ヶ岳に近い場所です。 乗鞍岳〜穂高連峰〜燕岳の稜線が繋がり、槍ヶ岳へ続く西鎌尾根と北鎌尾根に圧倒されます。 ここで、西側に聳える双六岳をとらえます。 ■黒百合ベンチ(2,600m) 花見平から約20分で黒百合ベンチに到着です。 正面の西鎌尾根に向けて稜線を進むと、青ナギ(山肌が崩壊して草木が生えていない場所)の鞍部が黒百合ベンチになります。 両サイドを小ピークに挟まれており展望は遮られますが、これから目指す双六小屋と背後に存在感のある鷲羽岳と水晶岳をとらえます。 ■双六池(2,535m) 黒百合ベンチから約25分で双六池に到着です。 双六岳と樅沢岳の鞍部にある双六小屋へ向けて、約1kmのハイマツ帯をトラバースしながら下降します。 双六池から約100mで双六小屋です。 ■双六小屋(2,550m) 双六池から約5分で双六小屋に到着です。 小屋前に椅子とテーブルがあり、休憩に向いています。 きれいな山小屋になり、山バッジ(全9種・600円)を販売しています。 小屋の入口側(左側)と裏側(外トイレ前)に水道があります。 入口側→手洗い用、裏側→無料の飲料水6つ目の水場)になります(写真添付) ■双六岳巻道分岐(2,660m) 双六小屋から約25分で双六岳巻道分岐に到着です。 ここから巻道コース・中道コース・稜線コースと3つの分岐点があるので道迷いに注意が必要です。 ■双六岳中道分岐(2,676m) 双六岳巻道から約5分で双六岳中道に到着です。 ここから約120m岩場を登ると双六台地へ向かいますが、危険な岩場ではありません。 ■双六台地(2,800m) 双六岳中道から約20分で双六台地に到着です。 稜線コースの岩場を登り上げると広い平野部になり、双六岳まで約700mの真っ直ぐ伸びた登山道が続きます。 双六台地は別名→双六平とも呼ばれて悪天候時には、道迷いに注意が必要です。 その場合は、登山道沿いに小さいケルン群が山頂へ向かってあるので目印になります。 ■双六岳北峰(2,860m) 双六台地から約30分で双六岳北峰に到着です。 広い山頂には3つの山頂柱があり、休憩に向いています。 好天時には、大パノラマが一望できます。 ■双六岳南峰(2,819m) 双六岳北峰から約40分で双六岳南峰に到着です。 双六岳北峰から約700m南側の稜線沿いに双六岳南峰があります。 動植物を傷つけない為に東側(槍ヶ岳側)の岩稜帯へ70m下降して中間点にある岩場のピークを巻きます。 そこから、ガレ場を30m登り返してハイマツ帯のピークの西側(黒部五郎岳側)に双六岳南峰があります。 双六岳南峰の山頂には道標はありませんが、東側の枝に目印になるピンクテープがあります(写真添付) 無雪期の場合はハイマツ帯の藪漕ぎがあり稜線沿いに進むには時間が掛かるので、東側→緩斜面の岩稜帯を(西側→急斜面)通行した方が時間短縮できますが双六谷まで下降しないように注意が必要です。 積雪期は稜線のハイマツ帯が雪で埋まり、稜線沿いに歩ければ片道20分あれば到着が可能です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 新穂高第3駐車場〜双六岳南峰ルートは高低差→約1,820m、距離→往復32km、コースタイム→14時間20分になり日帰りが厳しいです(好天時の場合・山滑走を除く) 公共交通機関を利用する場合は、小屋泊が無難です。 核心部と呼べる危険な場所はなく、日帰りで登頂するには天候・体調・軽装備・長距離を歩ける体力が必要です。 ★左俣林道と小池新道について 林道・樹林帯・ゴーロ帯・ハイマツ帯は良く整備されていて、3つある山小屋も新しくてきれいです。 看板や道標が多く設置されていて、道迷いの心配はありません。 池や池塘があり、穂高連峰の稜線を満喫できる極上の登山道は何度も訪れたくなる景色です。 ★地震の影響について 2021年09月19日(日)の17時18分頃に岐阜県飛騨地方を震源とする震度4の地震が北アルプスで発生して、左俣林道のお助け風穴〜中崎橋の区間で落石が多発しました(写真添付) また、2021年10月07日(木)の22時41分に埼玉県南部を震源とする震度5強の地震があり長野県全域では震度3、岐阜県高山市では震度1を観測しました。 これから1週間は同等の地震の危険があるので、特に注意が必要になり登山計画の見直しや中止を検討して下さい。 ★山小屋について わさび平小屋→07/10(土)〜10/20(水) 鏡平山荘→07/10(土)〜10/15(金) 双六小屋→07/10(土)〜10/20(水) 鏡平山荘は小屋泊のみ、それ以外はテント泊と小屋泊は予約制になります。 事前に山小屋の営業期間・予約・登山ルートの安全・水の販売(宿泊者以外に販売しない小屋あり)を確認しましょう。 ★天候や服装について 全国では、8月に長雨と台風で国道・林道・登山道の崩落が発生しました。 10月まで台風が発生するので天候・登山口までのルート・登山ルートに注意が必要です。 同時に大雨注意報・雷注意報・土砂災害警報にも注意が必要です。 黒百合ベンチ〜双六岳中道分岐までハイマツ帯の藪漕ぎがあるので、早朝や雨上がりには合羽・ザックカバー・ゲイターがあると快適です。 当日は気温1〜14℃あり稜線は平均して10℃でした。 特に熊の踊り場までの登山道は深いV字谷の樹林帯になり、中崎尾根に日の出が遮られてとても寒くて暗く、下山時の17時30分には再びヘッドランプを利用しました。 山では秋山〜冬山に移行しているので装備や服装に注意しましょう。 ★マーキングについて 左俣林道や小池新道は道標が多く、稜線コースの岩場のペンキマークも明確にあり安心です。 双六台地は白い砂地のザレ場になり小さいケルンが目印になり、双六岳南峰へはマーキングはありませんがルートファインディングは難しくありません。 ★新穂高第3駐車場まで国道158号線と国道471号線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また大雨による林道の崩落・通行止め・雨量規制・台風に特に注意しましょう。 中の湯温泉〜安房峠(旧道)は2021年11月05日()15時に全面通行止めになります(10/05現在) 安房峠は乗用車のすれ違いが困難になり、路肩の崩落の危険があり夜間通行は避けた方が無難です。 また、先月から岐阜県飛騨地方で地震があり危険なので、有料の安房トンネルを利用する方が時間短縮・安心・安全です。 ★新穂高第3駐車場〜双六岳南峰では、スマートフォンの電波が9割以上は入りました。(時期・天候・機種による) 寒さや高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーが必要です。 ★新穂高第3駐車場〜双六岳南峰では登山者が多く、141人の登山者とすれ違いました(日帰り3人) 総距離が32kmと長く、日照時間が短くなり日帰りでは装備と服装が重要です。 特に単独登山者の場合はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメットとストックは新穂高第3駐車場〜双六岳南峰の全区間で使用しました。 ヘッドランプは登り→新穂高第3駐車場〜小池新道登山口、下山→お助け風穴〜新穂高第3駐車場まで使用しました。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★無雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。 また、秋になり紅葉が始まり落ち葉で登山道や踏み跡が隠れて道迷いしやすい状況です。 ショートカットや直登直下などで踏み跡がいくつもあり迷う事もあります。 ピンクテープや赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・気温・天候・風速・積雪量・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルートや歩行時間は参考程度にして下さい。 ★コロナ禍なので、登山の前後には店舗に原則立ち寄らず、食事もテイクアウトや車内で済ませ、限りなく人との接触を避けましょう。 マスク・除菌シート・除菌スプレーを携帯して、健康第一に努めましょう。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また、登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。 こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 ★登山では、食事(行動食)・トイレ・着替え・装備の着脱など面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて、落石や滑落など危険回避に神経を使いましょう。 ★コロナ禍で多くの山小屋が閉鎖しています。 登頂できても山バッジの購入ができず困りますが、3つの山小屋の売店で全て違うデザインの山バッジが販売しています(写真添付) ★無雪期の新穂高第3駐車場〜双六岳南峰では、3つの山小屋にそれぞれ有料トイレがあります。 それ以外には、新穂高第3駐車場の仮設トイレ(未確認)と新穂高登山指導センターのトイレ(無料・24h可能)の2つがあります。 積雪期には、3つの山小屋のトイレは全て閉鎖されて登山ルートにトイレはないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★緊急時の連絡先 �〜�難の場合→高山警察署→電話0577-32-0110(代表) �△錣気喨疹�屋(営業07/10〜10/20)→0890-8074-7778 �６席浸柿�(営業07/10〜10/15)→090-1566-7559 �ち佻讃�屋(営業07/10〜10/20)→090-3480-0434 ※山小屋の通話時間→07:00〜19:00 ★季節は暖かくなりましたが、強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラスがあると便利です。 ★新穂高第3駐車場→03時30分に気温8℃、双六岳北峰→11時06分に気温9℃、熊の踊り場→07時27分に最低気温1℃、新穂高第3駐車場で18時35分に気温12℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→05時39分、ご来光→07時35分、日の入り→17時38分と活動時間は短くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドライトが必要です。 ★お助け風穴〜笠新道登山口の区間と双六岳稜線コースの岩場では落石が発生します。 単独行なので、鳥の鳴き声・荒い呼吸・落石の音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★鹿島槍ヶ岳を含む後立山連峰は長野県側(赤岩尾根側)が急斜面、富山県側(剱岳側)が緩斜面になります。 季節を問わず滑落する場合は、富山県側だと助かる確率が高いです。 また、1年を通して正午前には長野県側からガスが湧き上がり山頂からの展望がなくなります。 標高2,000以下は雲海に包まれる事が多く登山口で天候が悪くても、標高2,000以上では好天の場合が多くあります。 ★今回の山行の危険箇所 �，�助け風穴〜中崎橋の崩落地(1,257m〜1,324m) �∩佻山拯農�コースの岩場(2,674m〜2,800m) ★今回の山行は、積雪期や残雪期の下見を兼ねて日帰りで新穂高第3駐車場〜双六岳南峰を目指します。 1〜2月の登頂記録はなく、標高2,000mの鏡池から穂高連峰を眺められたら御の字の予感です。 もしくは、深い雪と抜戸岳からの雪崩に怖気ついて敗退が濃厚です。 今の実力では、標高2,600mの稜線に辿り着く姿が想像できませんが数ヶ月後には挑戦したいと思います。 ★新穂高第3駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 しかも、場所によって車中泊の禁止や火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で双六岳を楽しんでください。 |
| その他周辺情報 | ■深山荘 ■営業時間→(露天風呂)09:00〜21:00 →(内風呂)12:00〜15:00 ■休館日→不定休(要確認) ■料金→(露天風呂)大人500円、小人300円。 →(内風呂)大人700円、小人500円。 ■マスクの着用義務あり。 |
写真
拍手
秩父沢出合を振り返る！(1,720m)
※3つ目のかけ橋、4つ目の水場。
※3つ目のかけ橋、4つ目の水場。
青ナギ！(2,621m)
※青ナギ→山肌が崩落して草木が生えていない場所。
※青ナギ→山肌が崩落して草木が生えていない場所。
双六岳南峰の手前にある中央ピーク！
※稜線は藪漕ぎなので左側(槍ヶ岳側)から岩場を巻く。
※稜線は藪漕ぎなので左側(槍ヶ岳側)から岩場を巻く。
中央ピークから双六岳北峰を振り返る！(2,828m)
※北峰直下の右側(槍ヶ岳側)の岩場を下降する。
※北峰直下の右側(槍ヶ岳側)の岩場を下降する。
中央ピークの岩場！(2,828m)
※ピーク裏側〜南峰の稜線までハイマツ帯なので左側から巻いて岩場を下降する。
※ピーク裏側〜南峰の稜線までハイマツ帯なので左側から巻いて岩場を下降する。
双六岳南峰を捉える！(2,806m)
※ハイマツ帯(中央)ピークの裏側が南峰。
※ハイマツ帯(中央)ピークの裏側が南峰。
双六岳南峰側のカール地形！(2,806m)
※対岸→黒百合ベンチ。
※対岸→黒百合ベンチ。
双六岳南峰！(2,819m)
※稜線を進むと大ノマ乗越に繋がる。
※稜線を進むと大ノマ乗越に繋がる。
双六岳北峰(左・2,860m)〜三俣蓮華岳！(右・2,841m)
地震直後の落石エリア！(参考写真)
※撮影日→09/20(地震発生日→09/19)
※撮影日→09/20(地震発生日→09/19)
装備
| 個人装備 |
ソフトシェル(上)
靴下
インナーシャツ
長袖シャツ
ハーフパンツ
腰コルセット
合羽(下)
ストック
熊鈴
腕時計
モバイルバッテリー10
000mAh
塩あめ5ケ
ちり紙
携帯トイレ
粉末アミノ酸3本
コンパス
ソーセージ3本
ようかん(小)2本
ゼリー飲料3本
ドライフルーツ50g
マーキングテープ
リップクリーム
日焼け止めクリーム
サングラス
ゴミ袋
防犯ブザー
ヘッドランプ2ケ
ヘルメット
温度計
風速計
手袋
ハイドレーション(水1L)
LEDライト
チョコバー2ケ
乾電池
ワイヤー
三脚
マスク
ライター
水筒(0.5L)
筆記用具
現金
登山計画書(控)
手ぬぐい
おにぎり2ケ
地図
スマートフォン2台
ザック20L
帽子
|
|---|
感想
【2021年/双六岳北峰〜南峰・小池新道ルート(日帰り)】
■2021年10月04日(月) はれ
実家 12:50 25℃ 1,000m
新穂高第3駐車場 23:35 8℃ 1,040m
消灯 24:00〜03:00
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■2021年10月05日(火) はれ
※双六岳北峰〜南峰・小池新道ルート 登り
起床 03:00 8℃ 1,040m
着替え・朝食・荷作り 03:00〜03:30 8℃
新穂高第3駐車場 03:30 8℃ 1,040m
新穂高登山指導センター 03:40 8℃ 1,090m
登山口(双六岳・笠ヶ岳方面) 03:53 6℃ 1,129m
お助け風穴 04:16 4℃ 1,257m
笠新道登山口 04:44 2℃ 1,360m
わさび平小屋 04:56 2℃ 1,400m
小池新道登山口 05:16 3℃ 1,470m
秩父沢出合 06:01 8℃ 1,720m
チボ岩 06:18 5℃ 1,800m
イタドリヶ原 06:37 2℃ 1,916m
シシウドヶ原 07:03 5℃ 2,090m
熊の踊り場 07:27 1℃ 2,178m
鏡池 07:45 10℃ 2,282m
鏡平山荘 07:49 12℃ 2,300m
弓折中段 08:18 12℃ 2,413m
弓折乗越 08:42 15℃ 2,560m
花見平 09:01 11℃ 2,600m
黒百合ベンチ 09:19 10℃ 2,600m
双六池 09:44 11℃ 2,535m
双六小屋 09:50 11℃ 2,550m
双六岳巻道分岐 10:13 11℃ 2,660m
双六岳中道分岐 10:17 12℃ 2,676m
双六岳北峰 11:06 9℃ 2,860m
双六岳南峰 11:43〜50 9℃ 2,819m
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■2021年10月05日(火) はれ
※双六岳北峰〜南峰・小池新道ルート 下り
双六岳南峰 11:50 9℃ 2,819m
双六岳北峰 12:30〜34 9℃ 2,860m
双六岳中道分岐 13:08 11℃ 2,676m
双六岳巻道分岐 10:11 11℃ 2,660m
双六小屋 13:23〜29 13℃ 2,550m
双六池 13:31 13℃ 2,535m
黒百合ベンチ 14:00 14℃ 2,600m
花見平 14:18 14℃ 2,600m
弓折乗越 14:30 14℃ 2,560m
弓折中段 14:43 12℃ 2,413m
鏡平山荘 14:59〜15:07 14℃ 2,300m
鏡池 15:10 11℃ 2,282m
熊の踊り場 15:19 11℃ 2,178m
シシウドヶ原 15:30 14℃ 2,090m
イタドリヶ原 15:43 13℃ 1,916m
チボ岩 15:53 13℃ 1,800m
秩父沢出合 16:02 13℃ 1,720m
小池新道登山口 16:34 11℃ 1,470m
わさび平小屋 16:51 11℃ 1,400m
笠新道登山口 17:09 12℃ 1,360m
お助け風穴 17:37 10℃ 1,257m
登山口(双六岳・笠ヶ岳方面) 17:52 11℃ 1,129m
新穂高登山指導センター 18:01 11℃ 1,090m
新穂高第3駐車場 18:09 12℃ 1,040m
着替え 18:09〜18:13 12℃ 1,040m
実家 18:13〜20:55 11℃ 1,000m
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■今まで無縁だった、北アルプス南部エリア。
険しい場所がなく、技術的な難易度は低い。
しかし難点は、とにかく歩く距離が長い。
30〜40km歩くのが当たり前の最後の秘境。
標高2,600mからは、極上の稜線歩き。
悪天候では、眺望もなく地獄の行進となる。
日の出から、北鎌尾根の上空が騒がしい。
同年代の男性遺体を、6日ぶりに回収。
北鎌尾根は登山者の憧れ、来年は攻めたい。
圧倒的な穂高連峰を眺めながら牛歩の登り。
山や尾根の名前が分かると、楽しさ倍増。
稜線・紅葉・天候と全てに恵まれた山行。
花見平と双六台地から眺める槍ヶ岳は格別。
鷲羽岳や水晶岳も、近かそうで遠い存在。
新しい山小屋と、池に映える山も美しい。
登りたいルートを考えながらの下山も至福。
雪を纏った、荒々しい穂高連峰も見たい。
再び、寒さと雪に耐えて積雪期に訪れたい。
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■体重→64.0kg 荷物→4.05kg
日の出→05:32 日の入り→17:49
移動距離→31.80km(片道→15.90km)
移動時間→14時間05分(合計)
(登り→08時間13分、下り→05時間52分)
休憩時間→00時間34分
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利用交通機関：
車・バイク
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