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Yamareco

記録ID: 3598580
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

タッチ&リターンの三俣蓮華岳(飛越新道よりナイトハイク)

2021年10月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
21:11
距離
40.7km
登り
3,208m
下り
3,206m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:30
休憩
0:11
合計
5:41
18:18
84
19:42
19:43
58
20:41
20:48
128
22:56
22:58
9
23:07
23:08
29
23:37
23:37
22
23:59
宿泊地
日帰り
山行
13:49
休憩
1:27
合計
15:16
0:10
0:18
79
1:37
1:37
96
3:13
3:18
65
4:23
4:27
28
4:55
5:12
23
5:35
5:42
54
6:36
6:49
107
8:36
8:38
70
9:48
9:57
44
10:41
10:42
33
11:15
11:17
7
11:24
11:25
60
12:25
12:40
40
13:20
13:23
46
14:09
14:09
77
15:26
15:26
0
15:26
ゴール地点
天候 ピーカンの晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
飛越トンネル駐車場を利用しました。
コース状況/
危険箇所等
                   #20211006追記
・登山口〜寺地山
登山口に登山届ポスト、簡易トイレ有。
駐車場はトンネル手前に十〜二十台分程度。
山頂までの標高差は約500m。水場はなし。
序盤はブナなどの林間のアップダウンに始まり中盤で標高を稼ぐ。
神岡新道は合流点で通行止め(ロープ有)。
やがて針葉樹に変わり草原を何回か通過し山頂に達する。
山頂は登山道が通過しているだけで広場はない。
また、大きな山名の看板が木にかかっている。
柔らかい地道が続くので足への負担は少ない。
また、尾根を歩くが樹林帯のため視界は良くない。
夜間であれば富山市街地の光が木の間から微かに見える。
問題は泥濘。尾根なので深い溝などはないが、
数多くの泥濘がある。
泥濘は注意しながら進めば回避できるが気が緩むと泥濘に嵌る。
中には長靴持参の登山者もいる。
昔は泥濘を避けたところがまた泥濘で、トレランシューズが
ひどい目にあった経験がある。
その時に比べると脇の小枝が刈られていたり、脇道ができていたりして
泥濘の状態は改善している(今回もトレランシューズだったが被弾なし)。

・寺地山〜北ノ俣岳
寺地山頂から数十メートル下り北ノ俣岳への登り返しが始まる。
樹林帯の間は寺地山と同じ感じで木の根と泥濘の道が続く。
やがて木の背丈が低くなると高原らしくなり、標高2050m辺りで避難小屋分岐に到着。
倒れそうな大きな標柱がある。避難小屋のすぐ前に水場がある(分岐から木道で約5分)。
ここから木道が敷かれている。一部、木道がずれたり壊れている。慎重な確認を要する。
この辺は池塘もあり。背後には富山方面まで眺められる。
木道が終わると深く削られた溝状の道となる。
溝を歩くよりも溝の両サイドについている細い道をトレースしたほうがスマート。
さらに標高を上2400m位から上ではハイマツに覆われた細い道となる。
ここは朝や夜間では露で濡れるので雨具を付ける。
やがて小さなピークを超えハイマツで隠れた登山道を少し進むと太郎平からの木道と合流する。
その地点から南に歩くとすぐに北ノ俣岳に達する。
薬師岳、雲ノ平方面、黒部五郎、有峰湖などを望む。
ケルンと三角点、案内板がある。

・北ノ俣岳〜黒部五郎岳(肩)
の俣岳から一旦下り、赤木岳、中俣乗越経て最後の250mを登ると肩に達する
(今回は山頂に寄らず)。
道は広く迷うことはないが小石が多く歩きにくいところもある。
また、大きな岩を渡り歩いたり、ハイマツが張り出した道もあり、
アップダウンもこなす必要がある。
また、遮るものが無いので暑さや荒天時は注意。
水場は無く、薬師岳から水晶岳が良く見える。

・黒部五郎岳〜黒部五郎小屋
肩からカール入口(下降点)まで岩を伝って移動する。
カールへの下降点から急坂を下るので足場を慎重に選ぶ必要あり。
やがてガレ場気味となり岩を渡り歩く感じになり、カール中心部に
行くに従って緩やかになる。
明瞭な登山道がなく、岩に付けられた白丸のマーキングを確認しながら
河原のような道を進むことになる。
道の状態は常に変化するので細かな神経が必要。
予想以上に時間がかかり、なかなか小屋が近づかない感覚になる。
また、夜間や霧の時はマーキングを見失わないこと。
天気が良ければ黒部五郎山頂やカールの壁面が見事である。
水場は豊富で沢水が数か所ある。

・黒部五郎小屋〜三俣蓮華岳
約400mの登り返し。
黒部五郎小屋の手前からようやく登山道らしくなる。
小屋を過ぎ三俣蓮華岳へ向かう道に入ると樹林帯だが岩を踏みながらの急登で始まる。
だんだんと緩やかになり樹林帯を抜け見通しが良くなると峠のような場所に出る。
この辺は笠ヶ岳や双六岳、黒部五郎岳が良く見える。
ここを右手に進み、ほぼフラットに歩いて尾根を詰めると三俣小屋への巻き道分岐に到着。
雲ノ平や薬師岳、水晶岳などが良く眺められる。
三俣蓮華岳への稜線は分岐を右へ進む。
最初はやや急な道でザレたところやトラバース気味の場所も通過し、山頂に至る。
分岐から標高差で150mほどあるので気を抜かないこと。
山頂には標柱、三角点がある。一番、人出も多い。
伊西トンネル西側手前より
2021年10月02日 16:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 16:45
伊西トンネル西側手前より
いつも(?)の伊西トンネル。
大規模林道側はあまり使わない。
2021年10月02日 16:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 16:49
いつも(?)の伊西トンネル。
大規模林道側はあまり使わない。
トンネル出口の清水を確保。
2021年10月02日 16:51撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 16:51
トンネル出口の清水を確保。
飛越トンネル登山口到着。
すでに三台駐車。
2021年10月02日 17:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 17:23
飛越トンネル登山口到着。
すでに三台駐車。
登山口。
熊鈴は必須とのこと(特に寺地山辺り)。自分はラジオ利用です。
2021年10月02日 17:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 17:23
登山口。
熊鈴は必須とのこと(特に寺地山辺り)。自分はラジオ利用です。
行動開始。フライングスタート。
いつもは下山時間だが、今回はなだ西側の空は明るい。
2021年10月02日 18:15撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 18:15
行動開始。フライングスタート。
いつもは下山時間だが、今回はなだ西側の空は明るい。
まだまだ序盤。気温は10℃位で時折ガスが流れる。
2021年10月02日 18:54撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 18:54
まだまだ序盤。気温は10℃位で時折ガスが流れる。
所々、泥濘あり。昔ほど酷くないが油断すると嵌る。
行きは俊敏に動けたが、帰りは鈍くなり惰性で回避。
2021年10月02日 19:03撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 19:03
所々、泥濘あり。昔ほど酷くないが油断すると嵌る。
行きは俊敏に動けたが、帰りは鈍くなり惰性で回避。
木の根っこ事剥がれた大木。
2021年10月02日 19:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 19:37
木の根っこ事剥がれた大木。
神岡新道は立入禁止。
2021年10月02日 19:43撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 19:43
神岡新道は立入禁止。
真夜中、しかも秋なので何もない。基本的に湿っているので泥濘も多め。
2021年10月02日 19:48撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 19:48
真夜中、しかも秋なので何もない。基本的に湿っているので泥濘も多め。
地道で登りやすい。きれいに刈り込まれている。
2021年10月02日 20:03撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 20:03
地道で登りやすい。きれいに刈り込まれている。
寺地山到着。
樹林帯で眺めは無い。
2021年10月02日 20:42撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 20:42
寺地山到着。
樹林帯で眺めは無い。
看板。実はぶら下がっているだけ。
2021年10月02日 20:42撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 20:42
看板。実はぶら下がっているだけ。
北の俣への関門。
2021年10月02日 20:50撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 20:50
北の俣への関門。
避難小屋分岐。
寒くなってきたのでカッパなど身に着ける。
ここから木道が始まる。
2021年10月02日 21:33撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 21:33
避難小屋分岐。
寒くなってきたのでカッパなど身に着ける。
ここから木道が始まる。
木道帯へ突入。
2021年10月02日 21:33撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 21:33
木道帯へ突入。
富山の夜景。今回は暗いレンズのデジカメなのでおまけ程度。
2021年10月02日 22:11撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 22:11
富山の夜景。今回は暗いレンズのデジカメなのでおまけ程度。
晴れ間が広がり星が輝く。
2021年10月02日 22:12撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 22:12
晴れ間が広がり星が輝く。
最後のハイマツ帯を登る。左右からハイマツが張り出すので濡れまくり。
2021年10月02日 22:45撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 22:45
最後のハイマツ帯を登る。左右からハイマツが張り出すので濡れまくり。
登山道に合流。
2021年10月02日 22:58撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 22:58
登山道に合流。
木道はすでに結露してツルツル。ここから北の俣岳まですぐでした。
2021年10月02日 22:58撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 22:58
木道はすでに結露してツルツル。ここから北の俣岳まですぐでした。
おひさしぶり。
2021年10月02日 23:07撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 23:07
おひさしぶり。
寒いので写真だけの北ノ俣岳。
2021年10月02日 23:08撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 23:08
寒いので写真だけの北ノ俣岳。
ここのケルンは大きい。
次は黒部五郎です。
2021年10月02日 23:08撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 23:08
ここのケルンは大きい。
次は黒部五郎です。
富山の夜景が広がる。肉眼では鮮明で感動もの。
2021年10月02日 23:10撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 23:10
富山の夜景が広がる。肉眼では鮮明で感動もの。
最終ターゲットまでまだまだ遠い。
2021年10月02日 23:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 23:35
最終ターゲットまでまだまだ遠い。
赤木岳通過。
2021年10月02日 23:45撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/2 23:45
赤木岳通過。
石が多くて歩きにくい。贅沢は言えないか。
他にヘッドライトはなく自分だけの空間。
2021年10月03日 00:16撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 0:16
石が多くて歩きにくい。贅沢は言えないか。
他にヘッドライトはなく自分だけの空間。
ようやく1時過ぎ。止まると寒いので動き続ける。
2021年10月03日 01:13撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 1:13
ようやく1時過ぎ。止まると寒いので動き続ける。
ガレガレの登山道。意外に登りやすかった。
2021年10月03日 01:13撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 1:13
ガレガレの登山道。意外に登りやすかった。
五郎の肩。やっぱり寒いのでカールへ前進。
2021年10月03日 01:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 1:37
五郎の肩。やっぱり寒いのでカールへ前進。
しばらく大岩を伝って移動。
2021年10月03日 01:38撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 1:38
しばらく大岩を伝って移動。
カール入口到着。ここから激坂区間。
2021年10月03日 01:45撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 1:45
カール入口到着。ここから激坂区間。
マーキングを探しながら岩を伝って小屋へ向かう。
見tらしい道がない。夜お言うこともあり結構手間がかかる。
2021年10月03日 02:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 2:06
マーキングを探しながら岩を伝って小屋へ向かう。
見tらしい道がない。夜お言うこともあり結構手間がかかる。
ようやく登山道らしくなる。月が出てきたがすでに遅い。
2021年10月03日 03:26撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 3:26
ようやく登山道らしくなる。月が出てきたがすでに遅い。
真っ暗な黒部五郎小屋を過ぎ、三俣蓮華へ向かう。
途中の峠みたいなところの案内板。
またまた標高が上がり寒くなる。
ここまでは快調。

2021年10月03日 04:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 4:01
真っ暗な黒部五郎小屋を過ぎ、三俣蓮華へ向かう。
途中の峠みたいなところの案内板。
またまた標高が上がり寒くなる。
ここまでは快調。

三俣小屋へのトラバース道分岐。
登山道の整備が進められている。
いよいよ疲労感が出てきて寒さが堪える。
2021年10月03日 04:23撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 4:23
三俣小屋へのトラバース道分岐。
登山道の整備が進められている。
いよいよ疲労感が出てきて寒さが堪える。
ペースを落とすが日の出前に稜線へ。
ヘッドライト多数あり。
2021年10月03日 04:56撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 4:56
ペースを落とすが日の出前に稜線へ。
ヘッドライト多数あり。
あっちが山頂か。結構広い山頂でした。
2021年10月03日 04:56撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 4:56
あっちが山頂か。結構広い山頂でした。
ダウン、手袋、長袖、グローブなど持参したが結局着けなかった。身にまとって縦走しても動くにくくなるだけ。
黒部五郎のカールで時間を食ったので鷲羽は諦めよう。
早めの判断が肝である。
2021年10月03日 04:57撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 4:57
ダウン、手袋、長袖、グローブなど持参したが結局着けなかった。身にまとって縦走しても動くにくくなるだけ。
黒部五郎のカールで時間を食ったので鷲羽は諦めよう。
早めの判断が肝である。
ようやく到着。
東が赤くなりだす。
微妙な赤さだ。
2021年10月03日 05:00撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:00
ようやく到着。
東が赤くなりだす。
微妙な赤さだ。
どんどん明るくなるが、寒いので戻ろう。
日の出まで待つと下山がそれだけ遅れる。
帰りのカール登り返しに気持ちは反応している。
2021年10月03日 05:00撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:00
どんどん明るくなるが、寒いので戻ろう。
日の出まで待つと下山がそれだけ遅れる。
帰りのカール登り返しに気持ちは反応している。
三角点が三つある。
2021年10月03日 05:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:01
三角点が三つある。
とりあえずご挨拶。
2021年10月03日 05:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:01
とりあえずご挨拶。
月も入れてみた。
2021年10月03日 05:04撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:04
月も入れてみた。
やっぱりボケる。
2021年10月03日 05:04撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:04
やっぱりボケる。
ヘッドライトがたくさん。
2021年10月03日 05:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:06
ヘッドライトがたくさん。
ボケた槍。
2021年10月03日 05:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:06
ボケた槍。
ようやく風景らしい写真が撮れた。
2021年10月03日 05:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:09
ようやく風景らしい写真が撮れた。
左が三俣蓮華の山頂の標柱
人も写り込んでいる。
2021年10月03日 05:11撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:11
左が三俣蓮華の山頂の標柱
人も写り込んでいる。
水晶から鷲羽の稜線。
2021年10月03日 05:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:14
水晶から鷲羽の稜線。
鷲羽とワリモ。時間無制限なら行けたが。
2021年10月03日 05:17撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:17
鷲羽とワリモ。時間無制限なら行けたが。
黒部五郎を捕らえる。今日は写真大会。
2021年10月03日 05:20撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:20
黒部五郎を捕らえる。今日は写真大会。
水晶〜鷲羽の稜線。
2021年10月03日 05:20撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:20
水晶〜鷲羽の稜線。
祖父、水晶、鷲羽。
2021年10月03日 05:26撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:26
祖父、水晶、鷲羽。
雲ノ平から鷲羽。
2021年10月03日 05:26撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:26
雲ノ平から鷲羽。
黒部五郎〜北ノ俣。
2021年10月03日 05:29撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:29
黒部五郎〜北ノ俣。
雲ノ平から祖父。奥に大日や立山、越中沢岳なども見える。
2021年10月03日 05:31撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:31
雲ノ平から祖父。奥に大日や立山、越中沢岳なども見える。
薬師岳。今日は南から。
2021年10月03日 05:31撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/3 5:31
薬師岳。今日は南から。
黒部五郎のカール。帰りはあそこを通過。
2021年10月03日 05:31撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:31
黒部五郎のカール。帰りはあそこを通過。
薬師と雲ノ平。
2021年10月03日 05:32撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/3 5:32
薬師と雲ノ平。
笠ヶ岳。
2021年10月03日 05:34撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:34
笠ヶ岳。
笠ヶ岳〜双六方面。
2021年10月03日 05:34撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:34
笠ヶ岳〜双六方面。
トラバース道分岐にて。
2021年10月03日 05:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:37
トラバース道分岐にて。
三俣蓮華山頂を振り返る。
2021年10月03日 05:39撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:39
三俣蓮華山頂を振り返る。
紅葉が進む。
2021年10月03日 05:40撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:40
紅葉が進む。
雲ノ平アップ。
2021年10月03日 05:42撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:42
雲ノ平アップ。
薬師岳が染まり出す。
2021年10月03日 05:47撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:47
薬師岳が染まり出す。
立山、剱、大日。
2021年10月03日 05:47撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:47
立山、剱、大日。
遠くなった三俣蓮華。
2021年10月03日 05:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:51
遠くなった三俣蓮華。
赤く染まる黒部五郎。
2021年10月03日 05:52撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/3 5:52
赤く染まる黒部五郎。
ズームダウン。
2021年10月03日 05:52撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/3 5:52
ズームダウン。
薬師。
2021年10月03日 05:53撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:53
薬師。
初霜。
2021年10月03日 05:57撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 5:57
初霜。
黒部五郎〜北ノ俣。
いつもは南から眺めていたが今日は東から。
2021年10月03日 06:00撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:00
黒部五郎〜北ノ俣。
いつもは南から眺めていたが今日は東から。
ハイマツ帯の登山道を戻る。
標高を落とすと風が消え暖かくなる。
2021年10月03日 06:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:01
ハイマツ帯の登山道を戻る。
標高を落とすと風が消え暖かくなる。
とりあえず黒部五郎小屋へ。
2021年10月03日 06:02撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:02
とりあえず黒部五郎小屋へ。
寒いので先を急ぐ。
2021年10月03日 06:03撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:03
寒いので先を急ぐ。
2021年10月03日 06:05撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:05
見事。
2021年10月03日 06:08撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/3 6:08
見事。
岐阜と長野の県境方向の尾根。
2021年10月03日 06:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:09
岐阜と長野の県境方向の尾根。
黒部川源流域。
2021年10月03日 06:19撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:19
黒部川源流域。
小屋が見えてきた。
2021年10月03日 06:19撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:19
小屋が見えてきた。
小屋からの序盤は急登。
2021年10月03日 06:22撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:22
小屋からの序盤は急登。
小屋に到着。周辺は霜だらけ。
2021年10月03日 06:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:36
小屋に到着。周辺は霜だらけ。
コバイケイソウの残骸。霜で肌寒い。
2021年10月03日 06:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:36
コバイケイソウの残骸。霜で肌寒い。
バックは薬師岳。
2021年10月03日 06:49撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:49
バックは薬師岳。
カール登り返し前に小屋前で食事と休憩。
2021年10月03日 06:50撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 6:50
カール登り返し前に小屋前で食事と休憩。
ここで水もしっかり補給。
2021年10月03日 07:11撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 7:11
ここで水もしっかり補給。
カールへ突入。
2021年10月03日 07:39撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 7:39
カールへ突入。
圧巻の景色。
2021年10月03日 07:39撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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圧巻の景色。
今日はここが一番か。
2021年10月03日 07:45撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 7:45
今日はここが一番か。
コルまでまだまだ。
2021年10月03日 08:08撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:08
コルまでまだまだ。
最後の急登をこなす。
2021年10月03日 08:08撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:08
最後の急登をこなす。
もうすぐカール突破。
2021年10月03日 08:24撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:24
もうすぐカール突破。
槍穂。
2021年10月03日 08:24撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:24
槍穂。
黒部五郎。
2021年10月03日 08:24撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:24
黒部五郎。
三俣蓮華が遠くなった。
2021年10月03日 08:25撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:25
三俣蓮華が遠くなった。
次はあそこまで。
2021年10月03日 08:25撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:25
次はあそこまで。
富山方向も良く見える(肉眼では)。
2021年10月03日 08:25撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:25
富山方向も良く見える(肉眼では)。
鍬崎山。
2021年10月03日 08:26撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:26
鍬崎山。
山頂はスルー。肩からそのまま下山する。
2021年10月03日 08:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:30
山頂はスルー。肩からそのまま下山する。
剱、立山。手前は越中沢岳。
2021年10月03日 08:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:30
剱、立山。手前は越中沢岳。
赤牛。
2021年10月03日 08:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:30
赤牛。
薬師。
2021年10月03日 08:34撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:34
薬師。
水晶。
2021年10月03日 08:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:35
水晶。
赤牛から水晶。
2021年10月03日 08:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:35
赤牛から水晶。
赤牛。遠さは一級。
2021年10月03日 08:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:36
赤牛。遠さは一級。
水晶。
2021年10月03日 08:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:36
水晶。
鷲羽。待ってなさい。
2021年10月03日 08:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:36
鷲羽。待ってなさい。
三俣蓮華。
2021年10月03日 08:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:36
三俣蓮華。
カール全景。
2021年10月03日 08:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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カール全景。
2021年10月03日 08:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:37
剱。
2021年10月03日 08:39撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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剱。
北の俣稜線。
2021年10月03日 08:40撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:40
北の俣稜線。
またまたの薬師岳。
2021年10月03日 08:45撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:45
またまたの薬師岳。
微妙なアップダウンが続く。
2021年10月03日 08:45撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:45
微妙なアップダウンが続く。
雲がなく直射日光で苦戦の稜線踏破。
2021年10月03日 08:55撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 8:55
雲がなく直射日光で苦戦の稜線踏破。
2021年10月03日 09:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 9:01
体力を削がれるが、行くしかない。
2021年10月03日 09:04撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 9:04
体力を削がれるが、行くしかない。
黒部五郎を降り切る。石がごろごろして歩きにくい。
2021年10月03日 09:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 9:14
黒部五郎を降り切る。石がごろごろして歩きにくい。
赤牛から水晶は結構長い。
2021年10月03日 09:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 9:14
赤牛から水晶は結構長い。
紅葉の薬師岳。
2021年10月03日 09:20撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 9:20
紅葉の薬師岳。
中俣乗越。ここでも休憩。
日差しは強いが風は冷たい。
2021年10月03日 09:48撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 9:48
中俣乗越。ここでも休憩。
日差しは強いが風は冷たい。
ここの登り返しが一番の我慢大会だった。
2021年10月03日 09:48撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 9:48
ここの登り返しが一番の我慢大会だった。
山容がデカい薬師岳。
2021年10月03日 09:48撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 9:48
山容がデカい薬師岳。
笠、乗鞍、御岳。
2021年10月03日 10:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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笠、乗鞍、御岳。
黒部五郎。アプローチは結構長い。
2021年10月03日 10:28撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 10:28
黒部五郎。アプローチは結構長い。
オールメンバー。
2021年10月03日 10:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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オールメンバー。
もうすぐお別れ。
2021年10月03日 11:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 11:06
もうすぐお別れ。
黒部五郎岳を振り返る。
2021年10月03日 11:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 11:06
黒部五郎岳を振り返る。
有峰湖。肉眼ではもっと鮮やか。
2021年10月03日 11:15撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 11:15
有峰湖。肉眼ではもっと鮮やか。
バックは赤牛〜水晶。
2021年10月03日 11:16撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 11:16
バックは赤牛〜水晶。
バックは薬師。
2021年10月03日 11:16撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 11:16
バックは薬師。
ようやく逆光から解放の槍。
2021年10月03日 11:24撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 11:24
ようやく逆光から解放の槍。
寺地山に向かって下る。
雪があるときもこんな感じの地形だ。
2021年10月03日 11:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 11:37
寺地山に向かって下る。
雪があるときもこんな感じの地形だ。
雲なし。
2021年10月03日 11:47撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 11:47
雲なし。
削られた登山道。
2021年10月03日 12:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 12:01
削られた登山道。
この辺の池塘が一番見事。
2021年10月03日 12:18撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 12:18
この辺の池塘が一番見事。
池塘と乗鞍、御岳
2021年10月03日 12:18撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 12:18
池塘と乗鞍、御岳
一部、荒れた木道。
2021年10月03日 12:20撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 12:20
一部、荒れた木道。
避難小屋により水を補給。
2021年10月03日 12:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 12:37
避難小屋により水を補給。
避難小屋に寄り、今晩宿泊の木こりさんにご挨拶。
2021年10月03日 12:38撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/3 12:38
避難小屋に寄り、今晩宿泊の木こりさんにご挨拶。
2021年10月03日 12:45撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 12:45
剱と大日連山。
2021年10月03日 13:18撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 13:18
剱と大日連山。
雄大な北ノ俣岳を振り返る。
2021年10月03日 13:18撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 13:18
雄大な北ノ俣岳を振り返る。
寺地山の登り返しは大したことが無かった。
2021年10月03日 13:20撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 13:20
寺地山の登り返しは大したことが無かった。
長い長い下山が続く。土の道であることが救いか。
2021年10月03日 13:29撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 13:29
長い長い下山が続く。土の道であることが救いか。
ゲームセット。
2021年10月03日 15:26撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/3 15:26
ゲームセット。

感想

雲ノ平周辺で残りは、三俣蓮華岳、鷲羽岳となった。
寒くなる前に踏破しておきたい。
台風一過の10月3日が晴れの予報になったので
前日から出かけることにした。
今回は、遠くから眺めるだけの存在であった北ノ俣岳、黒部五郎岳を
絡めてみようと思い、飛越新道から登ることにした。

赤牛岳ワンデイの時と同じように神岡から伊西トンネルを抜け
飛越トンネルの登山口に向かう。
午前中は晴れ間が広がっていたが午後は雲がかかりだした。
国道41号線では雨がぱらつくがすぐに止んだ。
伊西トンネル手前で見事な虹が出る。
トンネル出口で山行用に水を補給して日の入り前に登山口に到着。
意外と車は少なく三台のみ。
少し仮眠を取ってから出発しようと思ったが目が冴えたので
フライングスタート。

18時30分過ぎにスタート。
まだ空が明るいところがあり完全に昼夜逆転だ。
登山道に入る。気温は13℃、長袖を着用。
登山道はきれいに刈ってあり柔らかい土で足にも優しい。
空は晴れ渡り星がきれいだ。
しかし、夜明けまで11時間も時間がある。
飛越新道は歩きやすいが泥濘が行く手を阻む。
以前来た時は無限泥濘地獄でひどい目にあった記憶がある。
先に記述しておくと、昔ほどひどくはないがあるにはある。
ちゃんと確認して回避すれば大丈夫だ。
以前は泥濘をさけたところがまた泥濘だったが、今回そんな場所は無かった。
序盤のアップダウンをこなし神岡新道合流点に着く。
神岡新道は縄が張って通行止めになっていた。
ちょっとしたところがぬかるんでいるので気を緩めると泥濘にはまる。
トレランシューズなので始末が悪い。一回、濡れてしまう。
19時30過ぎに途中で遠くで連続的な轟音が聞こえた。
富山方面で花火をやっているようだ。
登山道は泥濘を回避できるように脇の小枝が刈られていたり、
丸太が施設されたりして整備されているのが実感できた。
寺地山に到着。遠く富山市の光が確認できたが樹木が邪魔して良く見えない。
山頂から東へ進み標高を落とす。
やがて北ノ俣岳の影が前方に聳える。
登りにかかり少し登ると避難小屋の分岐だ。
露と防寒対策のためここで雨具を着る。
手には手袋をはめ防寒対策。
小屋は誰かいるかもしれないのでそのまま直登。すぐに木道だ。
ここが森林限界だ。
木道が荒れているとは聞いていたが部分的でそれほどでもない。
背後に富山方面の夜景が広がりだした。
木道が終わると河原のような道となった。
雨の影響か以前よりも溝が深くなっているようだ。
溝をうまくかわしながら標高を上げる。
ハイマツが現れると両脇から笹が張り出し下がみえないような道になるが支障はない。
雨具をつけないと露ですぐに濡れてしまうだろう。
標高2500mを過ぎると緩やかな斜度になり、やがて小さな山頂に達する。
ようやく第一関門通過。
そこからハイマツがはい出した道を東進すると広い登山道に出る。
木道はすでに霜が降りツルツル。
そこからすぐで北の俣岳山頂。寒いので写真だけ取り南進。
標高を落とすと暖かくなり助かった。
ヘッドライトを頼りに黒部五郎岳を目指す。
登山道には石が多く気が抜けない。
といっても途中に赤木岳や中俣乗越などアップダウンがある。
それにしても周囲は真っ暗で自分以外のヘッドライト無し。
富山から西の方や高山方面も夜景が見える。
中俣乗越まで時間が長かった。
そこからもアップダウンが続き、最後に黒部五郎の登り返し。
ここも数回来ているので問題なし。
最後のガレ場を乗り越え意外にあっさりと肩に到着した。
真っ暗なので山頂へは寄らない。
肩から稜線の大岩を渡り歩き、そのままカール方面に下山。
最初の急坂は足場を確認しながら慎重に下山。
勾配が落ちて石ころが多い斜面を黒部五郎小屋に向かう。
予想通り風が無くなり暖かさが戻る。
小川を横切った当りから岩にペイントされる白マーキングを探しながら進む。
なかなか見つからない時があったり少しコースをずれることがあり難儀する。
GPSで方向を確認する手間も加わる。
ここが今日の核心だったかもしれない。
岩が多い河原を下るのでライトをマックスにしても気を遣う。
途中でヘッドライト交換。照度を最大にして進む。
なんだかんだと時間を消費、なかなか小屋までの距離が減らなかった。
標高で500m落とすことを考えると帰りも利用するので油断できないと感じる。
ここの通過時間が最も長く感じ、ようやく黒部五郎小屋に到着。
ようやく何かから解放された気分だ。
小屋はまだ暗いのでそのまま通過。三俣蓮華岳の上りにかかる。
ここからまた500mの登り返しである。
序盤は急登で始まり徐々に緩くなり尾根らしくなる。
なかなか歩が進まない。
三俣小屋へのトラバース道分岐を右へ。そのまま稜線に着けられた道を登る。
ようやく夜が明けてきた。
このままだと日の出前に着くが、時間を調整すると帰りが遅くなる。
思案のしどころだ。
日の出前の5時に到着。風が強く寒さが優る世界だった。
それにしても淡い赤の朝焼けだ。
さて、今回の勝負ところは帰りのカールと読めたので、
鷲羽へ縦走すると時間が遅れるため、ここで戻るのが無難と判断。
写真を取り下山準備。走行しているうちにどんどん人が上がってくる。
意外と莫大な時間は投入するが自由時間が少ないのがこうした山行のデメリットでもある。
戻りは写真を取り乍らゆっくり下山。あっという間に黒部五郎小屋だ。
小屋周辺は霜に覆われていた。小屋の陰で食事してカールへ登り返す。
カール中心部は見事な景色で、登り甲斐ありであった。
予想に反して登りは調子よく、最後の急登部はさすがに脈拍が上がったが無事終了。
景色を楽しみながら登ることができた。
黒部五郎から北の俣の稜線は日差しが辛くアップダウンが堪えた。
無理をせず疲れを残さないようペース配分。
北ノ俣岳に到着して有峰湖や北アルプスの展望を楽しんで飛越新道を下山。
こちらも長い下山路で泥濘を避けるのに難儀しながら戻った。

今回は天気と景色に恵まれ完全燃焼、宿題の一部もこなせて満足な一日でした。




















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コメント

鷲羽に届かなかったのは残念でしたね。
それにしても寺地山経由の鷲羽はアップダウンの連続で、ピストンだと辛いですね。(^^ゞ
次回は是非成功させて下さい。(^^)
2021/10/5 7:16
今回は完全ナイトハイクとなり、新しいコースを歩いて経験値が
上がったように感じます。
三俣蓮華岳は富山でも最奥部であることを実感できたので、いくつかの要因を考慮して
早めに帰還、結果的には景色を堪能、黒部五郎カールや飛越新道を楽しめました。
2021/10/5 19:40
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