双六谷〜九郎衛門谷〜五郎沢〜赤木沢
- GPS
- 58:00
- 距離
- 56.8km
- 登り
- 4,770m
- 下り
- 4,768m
コースタイム
24日20:00秋川駅集合23:30新穂高着(道の駅にて仮眠)
25日5:00起床 6:00新穂高発 →(小池新道)→ 11:30双六小屋着 → 12:10双六小屋発 →(双六谷下降)→ 17:00蓮華谷出合着 幕営
26日4:00起床 5:30蓮華谷出合発 →(九郎右衛門谷遡行)→ 8:00黒部五郎小舎着 → 8:30黒部五郎小舎発 → (黒部源流下降) → 10:00赤木沢出合着 → 10:30赤木沢出合発 →(赤木沢遡行)→ 13:00中俣乗越着 → 13:00中俣乗越発 → 14:30着黒部五郎岳肩 → 16:00黒部五郎小舎着 幕営
27日3:30起床 5:00黒部五郎小舎発 → 7:50双六小屋着 → 笠が岳12:00着 → 16:00新穂高着
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
24日は前夜発。
都内から3時間半。出発の時間や場所をうまく設定すれば、新穂高も随分と近い。新穂高の道の駅は落ち着かないが、仮眠には使える。
25日はアプローチの1日。
今回の山行を成功させるためにも、頑張りが必要な初日。快調に飛ばし、双六小屋に正午前に到着。
これなら余裕で本日の目的地、蓮華谷出合まで行けそうだ。
小屋で、2人は好きな飲み物で水分補給。
準備万端で、双六谷下降に突入。ゴロゴロした石ばかりの沢で、難所もなく、慣れればサクサクいけるはず。
途中、一人の遡行旅人とすれ違う。やがて、雪渓。危険の香りがほとんどなく簡単に上を歩き降りた。
しかしここから、蓮華谷出合までがかなり長く感じた。
ということで、予想より1時間も遅れて幕営地についた。
あとはお決まりの焚き火とお酒タイム。21:00頃就寝。
26日は今回の山行の旨みが凝縮されている盛りだくさんの1日になるはず。
まずは、九郎右衛門谷遡行。出合の大滝はとても登れないので、蓮華谷のルンゼから高巻きに取り付く。
結果的にこの山行で一番の核心となったルンゼ登攀はyoshi629が突破することになった。九郎右衛門谷には懸垂下降で降りた。谷に下りて遡行開始。予想よりゴロゴロ岩が多く、スッキリ感はイマイチであったが、連続する滝は全て直登でき、気持ちよく高度を上げることができた。振り向くと笠ケ岳のスッキリとしたピラミダルな山容を見ることができた。
九郎右衛門谷遡行のつめは、笹原とお花畑で気持ちよく尾根に飛び出す。そこは黒部小舎キャンプ場で、幕営具一式をデポして、次なる水遊びゲレンデに突入。黒部源流に走りおりる。そこは、2kmで80mしか高度を下げない、おだやかな川が流れている。明るい三途の川のように暖かく僕らを迎えてくれた。そして、突然、ミニナイアガラのような滝にぶつる。そこは赤木沢出合。身支度をして、名渓の誉れ高い赤木沢遡行を開始。次々と現れる滝はどれも美しく、ほとんどが直登できる。緑の草原と黒い森。その中を滑り降りる白い水しぶき。残念ながら青空は消えていたが、とにかく美しい。そして、ナメがつづく源流を登りきると、草原の中に黒部五郎岳に通じる縦走路。最高のフィナーレ。縦走路の黒部五郎カールもまたまた素敵。草原の中を、とうとうと、限りなく優しくたくさんの小川が流れるカールの底。幕営具をデポした黒部五郎小舎に到着して、雲上の水遊びが終わった。
27日は、下山の日。
この充実した山行の最終日をただ帰るだけの日にしたくなかったので、まだ行ったことのない笠ヶ岳経由で下山することとした。しかし、連日の11時間行動で疲れていたのか、それともザックが重かったのか、ペースが全然上がらない。弓折岳から笠ヶ岳まで至る稜線はとてもきれいで快適そうだったのだが、歩くとなると別。小ピークが続いて、とてもきつい。それでも何とか山頂までたどり着き、百名山57山目登頂。あとは笠新道で急降下し、新穂高温泉に着き、この盛り沢山な山行が終了した。
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