常念岳〜東天井岳ピストン〜蝶ヶ岳(一ノ沢in→上高地out)
- GPS
- 19:51
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,565m
- 下り
- 2,447m
コースタイム
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:37
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:44
天候 | 4日 快晴、午前中は西風強し 5日 快晴〜晴れ 6日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
★竹橋の毎日新聞社はまだ本格シーズン前のGWなので閑散としてたが、バスは満員 【復路】上高地13:20-(バス+新島々から電車+渚から代行バス、2,710円)→15:22松本16:30-(JRあずさ、6,620円)→19:06新宿 ★上高地からの松本行きはGWにもかかわらず狭間の平日のせいか7〜8割程度だったが、あずさは満員だった |
コース状況/ 危険箇所等 |
【一ノ沢〜常念乗越】笠原沢を渡渉し、一ノ沢本流を左岸から右岸に渡渉する地点から上は雪が連続するので滑り止めが必要。特に横通岳へ向かう沢との分岐(標高2,150m付近)から先は勾配もきついので、前爪付きアイゼンが必要 【常念乗越〜東天井岳】 ・常念乗越には雪がないが、登り始めてすぐに雪渓が出てくる。東側が切れ落ちている箇所があるのでアイゼン装着が無難。横通岳の肩近くまで登ってくると雪がない箇所が増えるので、自分はアイゼンを外した。 ・横通岳西面から標高2727mピーク西面にかけてのトラバース区間には、わずかな雪が断続して残っているが、ツボ足でも行ける。(アイゼンを付け放しの方もいた) ・2727mピーク北側の鞍部から東天井岳の肩までは雪がほぼ連続するのでアイゼン装着が必要。 ・肩から東天井岳山頂までは地面がほぼ出ている。 【常念乗越〜蝶ヶ岳】 ・乗越〜常念岳山頂〜2,512m峰南側の鞍部まではほぼ雪がない。 ・同上鞍部〜2,592m峰〜蝶槍の手前まではアイゼンが必要。特に、2,592m峰の南側は急勾配のトラバースもあるので、注意が必要。また、蝶槍への登り返しはかなり厳しい。 ・蝶槍から先は雪がなく、緩やかなアップダウンのハイキング路。 【蝶ヶ岳〜徳沢】蝶ヶ岳山頂から下り始めてまもなく雪渓が現れ、長塀山を越えて標高2,200m付近まで連続するのでアイゼンは必須。その先は雪が途切れ始め、踏み抜きも増えてくる。標高2,000m付近の小鞍部をすぎるとほぼ完全に雪がなくなるので、自分は小鞍部でアイゼンを外した。また、妖精ノ池〜長塀山〜標高2,450m付近までは二重稜線等で地形がわかりにくく迷いやすいので、ピンクテープと踏み跡を注意深く辿りながら進んだほうが良い。 |
その他周辺情報 | 上高地アルペンホテル https://www.kamikochi.or.jp/article/show/67 南岳〜槍ヶ岳縦走の際もお世話になった。BT付近で午前中はここしかやってない。 ・9:30〜12:00まで(最終受付は11:30) ・入浴料1,000円 ・乾燥室に荷物を置き、入浴セットだけを持って2Fの風呂へ行くシステム |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
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写真
装備
個人装備 |
12本爪アイゼン
ダブルストック
サングラス
日焼け止め
タオル(山小屋で枕カバーとして使用)
シュラフカバー
ソフトシェル
フリース
長袖シャツ
ズボン
タイツ
雨具
手袋
(朝晩は冷えるが
昼間は長袖シャツ1枚でほぼ通した)
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感想
10連休の長いGWは残雪の北アルプスへ!
36年ぶりの常念岳・蝶ヶ岳に、百高山の東天井岳と横通岳を加えたプランとした。
当初は連休前半の4/30〜5/2で深夜バスや山小屋の予約を取っていたが、1週前くらいの天気予報によると5/1〜2にかけて雪が降るらしいとのことで、慌てて後半へ変更した。毎日あるぺん号は30%のキャンセル料を支払って予約変更したが、キャンセル料のルールは何とかならんもんかね?!。天気は直前しかわからないので、8日前からキャンセル料が発生するのは酷だよ!!。
しかしキャンセル料を払ったおかげか、今回の縦走はずっと天気に恵まれ、槍穂をはじめ、GWならではのすばらしい残雪の山の眺望を楽しめた。ずいぶんと時間がかかったが、36年前の悪天候のリベンジを無事に達成できた。
GWはテント泊ではまだ少し寒いかなと思い、安全を考慮して宿泊した山小屋の感想を少々。
【常念小屋】コロナ禍で予約必須なので余裕ある寝床を想像していたが、一部屋に4人詰め込まれ、やや期待はずれ。一人一畳のスペースが確保されており、上半身側は半透明のパーティションで区切られ感染防止の配慮がされているので、コロナ前の詰め込み状態を考えると十分すぎるとは思いつつ、こんなもんかという感覚をもった。
しかし、ご飯はおいしく、速乾する乾燥室、トイレのブース数の多さなどは、さすが人気の山小屋だった。(ぜいたく言ってすみません)
【蝶ヶ岳ヒュッテ】こちらの寝床はいわゆるカイコ棚タイプで、基本的に2人ごとに壁で区切られている(一部スペースに4人用あり)。グループごとにそのスペースを独占できるので、1人の場合には2人用個室を占有する状態となり、入口カーテンを締めると中で自由に着替えもでき、至って快適だった。もちろん、ご飯もおいしい。
常念小屋に比べて乾燥室がないのとトイレブースが少ないくらいが欠点かもしれないが、こちらも人気の山小屋なので自分のぜいたくにすぎない。
結果的には気温が高かったので、荷物が増えるのを除けばテント泊も快適だったかもしれないが、おかげで三脚を持参できたので、星景写真も撮れてよかった。
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