絶景!屋久島縦走〔淀川登山口〜宮之浦岳〜白谷雲水峡〕


- GPS
- 47:20
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,340m
- 下り
- 1,968m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:09
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:51
14:46 紀元杉 14:57-15:22 淀川登山口 15:36-16:22 淀川小屋
【5/4】
5:35 淀川小屋 -7:15 花之江河 7:30-7:47 黒味分れ -8:15 投石平 8:28-9:27 翁鞍部 9:40-10:26 宮之浦岳(昼食)11:10-12:18 平石岩屋 12:40-13:50 新高塚小屋
【5/5】
6:15 新高塚小屋 -7:13高塚小屋 -7:28 縄文杉 7:31-8:55 ウィルソン株 9:12-9:50 大株歩道入口 9:54-11:20 楠川分れ -12:33 辻峠 -13:15 白谷山荘 -14:05白谷雲水峡
※写真を撮りながらのゆっくりペースです。
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
■山陽・九州新幹線 小倉22:09→23:44鹿児島中央 ■ドーミーイン鹿児島 天然温泉付きのホテル 【5/3】 ■種子屋久高速船 トッピー 鹿児島本港 7:30→10:15 宮之浦港 ■種子島・屋久島交通 バス 宮浦小前 13:00→13:25 合庁前(乗換)13:37→ 14:45 紀元杉 バス停から淀川登山口まで徒歩約30分 【復路 5/5・6】 ■種子島・屋久島交通 バス 白谷雲水峡14:40→15:19宮之浦港入口 ■種子屋久高速船 トッピー 宮之浦港 17:15→19:20 鹿児島港 ■九州・山陽新幹線 鹿児島中央 21:39→23:24 博多 23:28→23:46 小倉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 急傾斜箇所や滑り易そうな箇所には木道・木/石の階段が設置されているなど非常に整備されており危険箇所はありません。 ■屋久島観光センター 宮之浦港入口交差点近くの土産物屋&レストランの便利なスポット。登山用品レンタルも。 屋外軒下にはコインロッカー10個強。レジでロッカー番号を伝えて追加料金を支払えば、 48時間以上の使用もOK。 2Fレストランには「首折れ鯖のお刺身御膳」など地魚料理もあり。 ■お食事処さっちゃん 宮之浦バス停近く。飲み屋のようだがランチタイムも開いていた。店長?お薦め「サバづけ丼」は美味。 ■参考情報 ヒル除けスプレー:この時期なら使わずに済むようです。 水:好天後は水場の水量も細るようです(淀川小屋は大丈夫かな?) 新高塚の水場は「ちょろちょろ」で行列状態でした(要煮沸)。 |
写真
感想
昨年来の課題だった宮之浦岳へ。
島内滞在時間を少しでも確保すべく前日は鹿児島のドーミーイン(温泉付!)へ宿泊。
翌朝は出航1時間前に高速船ターミナルへ到着し、窓口で展望のよさそうな2階席を確保。好天にて船上からは桜島や開聞岳、九州本土最南端の佐多岬も望めました。
宮之浦港からは歩いて「屋久島観光センター」へ向かい、島内限定の「三岳」(焼酎)のペットボトルをゲット。
帰路の着替え等をコインロッカーに預けた後、紀元杉行バスの時刻まで市街散策&昼食&食料調達(Aマート)。
途中渡った宮之浦川はエメラルドグリーン。とても清らかな流れに期待感が高まります。
紀元杉行バス乗車地の安房・合庁前へのバスには宮浦小前から乗車。GW初日だけあってザックを抱えた登山客でほぼ満席で、合庁前からの紀元杉行バスに至っては積み残しも出たため急遽大型バスを1台増便となりました。
バスが徐々に高度を上げるに従い展望も開け、ヤクスギランドを経由して約70分で紀元杉着。バス停から100m強戻って最初の屋久杉「紀元杉」を見学した後、淀川登山口まで車道を辿ります。淀川登山口の数台の駐車スペースは当然満車。手前の路肩が拡がった擦れ違い個所に駐車している車両も見受けられました(ルール違反だそうです)。
淀川登山口ではトイレ&登山届の提出。ボランティア?の方が携帯トイレの使用を呼び掛け、\500の協力金を募っていました。
いよいよ登山開始となりますが、少々登りにくい個所には木道・階段などが設置されていて、他に見られぬほど登山道の整備が進んでいました。世界遺産としての観光客対応ならびに植生の保護が目的のようです。
淀川小屋到着が16:20と遅くなったため、幕営用エリアは満杯。周辺の林の中にも多くの方がテントを設営していました。夕食後は島内で仕入れた「三岳」を屋久島の水で割って一杯。就寝前、木々の間から見上げた空には降り注いで来そうなほどの星々。贅沢な山旅です。
2日目は4:30起床。
宿泊者が多いため「登山トイレ」の5時過ぎは行列状態(一方、携帯トイレ用ブースは閑散としていたので、急を要する場合などに備えての携帯トイレ持参は必要かと)。
鉄製の立派な橋で淀川を渡ると花之江河に向けた本格的な登り。途中の黒味岳展望台では足元に樹花も見られました。
花期には外れているためか小花之江河・花之江河は単なる泥炭湿原でしたが、草を食むヤクシカを目撃。黒味分かれ迄の登山道横にはアセビの花があちらこちらに咲いていました。
体力温存のため黒味岳往復は諦めて投石平で進み滑らかな岩盤の上で小休止。これから進む方向にはギザギザの永田岳と丸みを帯びた宮之浦岳を遠望できます。
ここからの区間は緩やかで眺めも良い、とても気持ちの良いトレイル。途中の投石岳・安房岳の鞍部付近で、物音に驚いて振り向くと僅か数m先の笹薮からヤクシカが顔をにょっきり。まるで人間を驚かせて楽しんでるようです(^_^;)
翁岳鞍部からは最後の登り。途中聞いた話しでは「3回騙される」とのことでしたが、話どおりなかなか辿り着かず。
やっと辿り着いた宮之浦岳山頂は好天の下、素晴らしい眺め。生憎、開聞岳は雲に隠れていたものの、島内の山々は勿論、ぐるり太平洋・東シナ海の丸い水平線まで望めました。特に隣の永田岳の雄姿は格好良かった。
いつまでもゆっくりしていたいところでしたが、本日の幕営地・新高塚の混雑情報と夜間の雨が気になるので後ろ髪を惹かれつつ山頂を後に。
途中捻った足首も若干痛むため、永田岳もパスして眺めの良い宮之浦歩道を下降。満杯の目安と聞いた14時前に新高塚小屋へ到着。幕営用デッキの端にどうにかスペースを見つけ設営。早目の夕食の後、今晩も「三岳」で一杯。
夜中2時頃に遂に降雨。デッキに設営できて良かった。。。
3日目は雨の中でのテント撤収などに時間が掛かり6:15出発。
幸いにも小雨だったため、好天続きでやや元気を失っていた草木が息を吹き返す慈雨と割り切って縄文杉へ下ります。
縄文杉は小雨の中どっしりと立っていました。観光客が登って来るにはまだ時間があるため展望デッキは縦走登山者のみ。厳かな息吹を感じることができました。
夫婦杉・大王杉を経てウィルソン株へ。事前調査不足で途中の「自然観察路」をパスしてしまいましたが、ここを歩いた方の話では歩き甲斐のあるルートだそうですので時間のある方にはお勧めします。
ウィルソン株では一般観光客も混じって株の中は撮影待ちの行列。恥ずかしながら私も並びました(^_^;)
ウィルソン株から大株歩道入口までは留まるところを知らないガイドツアーグループとの擦れ違いでなかなか前進できず。登って来るツアーガイドの配慮不足に怒り出す登山者まで現れるほどでした。
トロッコ道は単調でしたが所々で樹花が咲いており目を楽しませてくれました。
小杉谷荘跡到着時にはかなり疲れが溜まっていたため1時間登る白谷雲水峡ルートを使うか随分と迷いましたが、最後の体力を振り絞って計画通りに進むこととしました。
辻峠への登りはかなりきつかったですが、最後はあっけなく到着。下山口までの見事な緑〜苔むす森〜や飛龍落としなどの清流は疲れを吹き飛ばしてくれるほどの美しさでした。
※植物名は間違っている可能性もありますのでお含みおきくださいm(__)m
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