赤岩岳・西岳・赤沢山(一ノ沢からピストン)◆ハイマツとの激闘◆


- GPS
- 15:28
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 2,989m
- 下り
- 2,971m
コースタイム
- 山行
- 14:16
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 15:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一ノ沢〜大天井〜西岳は省略します。 3座それぞれのピストンについて 【赤岩岳】 「ピークへの取り付きがわからなかった」というレコを拝見しました。大天井側から来ると明確ですが、反対(西岳側)から来るとわかりにくいかもしれません。 草付きから林を一気に登り上げます。傾斜のきつい斜面を脇の木の枝や草を掴んで登ります。藪を潜った先が赤岩岳山頂です(登る距離は長くありません)。 【西岳】 ヒュッテ西岳のすぐ手前(大天井側から行った場合)に案内看板があります。藪を漕ぐこともなく、普通に登れる一般登山道、片道5〜10分程度です。 【赤沢山】 ヒュッテ西岳テント場の一番奥が取り付き、大きな岩の左側にピンクテープが見えます。ハイマツは深いですが手で分けていくと行くと進路は見えます。長いトラロープ沿いに下降した後、右側の岩を乗り越えてさらにロープを伝って鞍部まで下ります。 左がザレている尾根を通過しますがいずれも右側または尾根上が歩けるようになっています(左は歩かない)。ところどころにピンクが付けられているので迷うことはないと思います。斜面を登り切るとなだらかな斜面が続いていますが、ここからピークまでがなかなか長いです。※詳細は写真欄にて とにかくハイマツとの格闘です。タイツはおそらく破れます(笑)。上半身は半袖スタイルは避けて上着を着用されるのがいいと思います。 |
写真
感想
北アルプス、喜作新道の百高山3座へ。大天井岳までは中房温泉からの方が近いのですが駐車場難民になる可能性が高い(大天井岳山頂で話した方がやはり停められず、神社からのバスに乗ったと言っていました)。やや距離は延びるものの、一ノ沢からのピストンにしました。
大天井岳山頂でちょうどご来光。雲海に昇る朝陽を受け、北アルプスの峰々を眺めて喜作新道へと進みます。大天井ヒュッテからしばらくは林間歩き、「ビックリ平」で本当にびっくりするようなパノラマに迎えられました。
「赤岩岳の取り付きがわからず登頂を諦めて下山した」というレコを読んでいたので慎重に歩いていきます。最近登られた方のGPSログも参考に近付くと、意外にもわかりやすい取り付きでした(大天井側からは明瞭ですが、反対から回り込んでくるとわかりにくいかもしれません)。ザックをデポすると、ほぼ真っすぐな登りへ、樹の枝や草を掴んで登っていきます。上部で藪を潜った先が山頂でした。誰もいないピークで360度の眺望を楽しみました。
「西岳は苦労しない」と読んでいたので、ザックも背負ったまま約5分で登頂、ヒュッテ西岳のテント場を進んで今日最後のピークへ向かいます。
「タイツが破れた」とか「松ヤニでベトベト」などとにかくハードな過去レコ。「ボロいウインドブレーカーがおすすめ」というアドバイスがあったので、息子が少年野球をやっていた頃のコーチウインドブレーカーを引っ張り出してきました。
岩脇のピンクテープからは深いハイマツ、しかし掻き分けると進路は見えます。やがてトラロープが現れて、これを頼りに下っていきます。トラバースの後、再び大きく下降、鞍部まで下がりました。尾根の右側を登って行くとザレ場、ここで戻って来られたソロお二方と行き会いました。「いや〜人気の山ですね!」「皆さんお好きですね」などと笑い合い、百高山でなければ来ないだろうことも共感しあいます。崖を登り、ハイマツを潜った先で眺望が開けました。その後も部分的にハイマツと格闘しながら、赤沢山山頂に辿り着きました。
帰路につくと正面に常念小屋、ぐるりと山脈を回り込んできたのを実感します。喜作新道を戻り、大天井から常念乗越へ。途中ライチョウ親子にも励まされ、一ノ沢を下山しました。
百高難関のひとつ登頂おめでとうございます。
写真9、保存させていただきました。
いつか登り直しに行く時の参考にします。
明瞭な情報ありがとうございました。
land-raiderさんをはじめ、直近いくつかのレコを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
赤岩岳は「往きで通過→帰りに登ろうと思うも取り付きわからず」だったのですね・・・あるあるの気がします。文中にも書きましたが大天井側からだと比較的わかりやすと思いますが、西岳側から回り込んでくると分かりにくいだろうと思いました。
下手な写真がお役に立てれば幸いです。次回は念願のピークに立てますように
懐かしく、そして参考にもなるレコをありがとうございました😊近々お付き合い登山に再訪予定です 笑
覚えてはいるものの、直近の記録はありがたいです。直前に読み直して出掛けようと思います。お疲れさまでした!
本当に気持ちのいい、眺望もいい、アルプス日和でした。甲武信は「晴れのちガスのち雷雨」だったのですね
百高山も南アとか中アに残していると天気予報見て「今日はこっちにしよう」とできていたのですが、残りがすべて北アルプスの北側に固まってしまったので、天気予報は一択です(笑)。
拙いレコですが再訪のご参考になりましたら
まさに赤岩岳を登り損ねたうちの1人で、今年リベンジを考えているので、このレコを強く参考にさせて頂きたいと思います!また赤沢岳にも足を伸ばす予定のため、上下とも破れてよい装備で向かいますね笑
大変参考になるレコでした!!
お若いのに既にヤマ歴は13年の大先輩でいらっしゃいますね。4年前の(赤岩岳わからなかった)レコ拝読させていただきました。拙レコが再訪のお役に立てれば幸いです。
それにしてもこのとき歩かれた「上高地〜蝶ヶ岳〜大天井岳〜槍ヶ岳〜上高地」は素晴しいコースですね!!北アルプスの魅力凝縮!と読ませていただきました。
赤沢山は・・・文章が脅かしすぎになっていたらごめんなさい(^^;、服がビリビリ破れることはないと思いますが(笑)、どうぞお気を付けて行ってこられますように
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