【ダイヤモンドルート完歩】折立〜室堂4日間
- GPS
- 21:40
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 3,299m
- 下り
- 2,176m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 5:17
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:40
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:25
天候 | 1日目:晴れ/2日目:曇りのち晴れ/3日目:曇り時々晴れ/4日目:雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
下山は、扇沢までおりて、新潟を観光していた妻に車で拾ってもらった |
コース状況/ 危険箇所等 |
大変な危険箇所はないが、北薬師岳から間山の岩稜地帯、越中沢岳の繰り返される地獄のアップダウン。ザラ峠の急登が核心部でした |
その他周辺情報 | 室堂では、みくりが池温泉が日帰り入浴に対応。大人700円 レストラン館山がクレカや電子マネーに対応してくれています |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
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感想
昨夏に続き、今年もダイヤモンドルートです。
昨年は、折立から新穂高まで歩きましたが、今年は折立から室堂まで歩き、1年越しでダイヤモンドルートを完歩です。
昨年は、2日目からずっと天気が良くなく、雨の中ずっとの山行でしたが、
今年は4日目の最終日の撤収時以外天気には恵まれ、とてもいい山行になりました。
ただ、今年はずっと相棒の長男に「遅い。休憩しすぎ!」と言われ続け、体重をもっと減らさないとダメですね。足が上がりませんでした💦
以下、4日間の登山メモです。
1日目(折立〜薬師峠)
昨年のようにバス内でのトラブルもなく、6時40分に折立登山口にバスが到着。
昨年は圏外だった登山口も各社の基地局が建ち、圏内になりました。
天気予報は終日曇だったのに、夕方まで晴れ。
おかげで、三角ベンチでは、見事な剱岳と早月尾根が見らた。
晴れたことで気温が上がり、途中から両太ももが攣ってしまい、超鈍行に。息子は慣れた道ということもあり、サクサク登っていき、太郎平小屋についたときには40分ほど待たせてしまった。
登っている最中に、74歳の爺様と64歳のおじさんと意気投合。
太郎平小屋で軽食。今回は太郎うどんにした。
うどんを食べ終わったら相席していた28歳の男の子と意気投合。立山町在住で今回初めてのソロ登山で薬師岳に来たらしい。その日は薬師岳山荘に泊まり、翌日山頂を目指すということでタイミングが合えば一緒に登ろうと約束した。
登山道で意気投合した74歳の爺様が小屋にチェックインをして席に合流。アルコールと大量のつまみを持ってきてくれてプチ宴会。
61歳のときに病を患い、回復後登山を始めたそう。秦野在住なのに塔ノ岳は登らず、金時山をライフワークで登っているそうだ。世のアクティブシニアの例にも漏れず、財力と暇を持て余し、すでに百名山を71座登ったと言っていた。
宴会も1時間ほどでお開きにして、薬師峠へ。薬師峠に向かう途中 TJARの最後尾の河田選手とあえて息子と一緒に記念撮影させてもらった。スゴ乗越小屋で泊まっていたようだったので、なにか怪我したのか聞いたら「眠かったから」とのこと笑
当日中に上高地関門を超えなくちゃいけないと言っていたが、見事関門クリアされてた。すごすぎる。
今回は到着が13時近かったこともあり、結構埋まっていたが、浜松の高校生の団体が来ていてそれで埋まっていたみたいだった。
64歳のおじさんとテン場で再開。広島市の方。股関節を手術し、もうテント泊は今年が最後になりそうと思い、4泊でのんびりされるとこと。大学は山岳部で北アルプスは網羅したが、南アルプスは最深部で手つかずのところがあり、悔いが残るという話をされていた。4泊分の食料背負って上がってこれた時点で来年も全然平気じゃないか、と思った笑
翌日、五色ヶ原まで行くため少しでも気温が上がる前に行けるところまで行こうと思い、スタートは4時にし、20時には消灯。
2日目(薬師峠〜スゴ乗越小屋)
3時起床。4時15分にヘッデンをつけて出発。ガスってて稜線に出ると12メートルぐらい強風で一気に体温が下がる。薬師岳山荘に5時55分に到着。早く出たのに、ここで貯金をすべて使ってしまった。
昨日の28歳の青年と再会。山頂まで一緒に登った。兎に角ガスの中の強風でカメラは結露するわ、なかなか過酷だった。薬師岳山頂でもガスも晴れなかったため青年とわかれ、私達は北薬師岳へ。かなりアップダウンで風のせいで体力を削られ、長男の足取りはどんどん遅延。北薬師岳につく頃には苦手な岩場の連続で1時間半遅れに。続く間山までの稜線では今度は晴れていて暑さと、ガレ場の連続で長男の心は打ち砕かれた。
長男と相談し、五色ヶ原は諦めてスゴ乗越小屋を目標に励ましながら向かう。稜線上や小屋までの路路がお花畑になっていて癒やされた。11時少し過ぎて小屋に到着。
テント場一番乗り。広くて平らで良いテント場。ただ、水やトイレが都度100円がかかり、ちょっと割高。小屋番のお兄ちゃんが無愛想で上から目線で、昭和な小屋番だったが、まだ20前半ぽかった。
ここの小屋は珍しいことにSBが4Gバリサンで入り、docomoやauはテント場で弱くしか入らなかった。
明日以降の計画の見直し。室堂まで行こうかと考えたが12時間コースになり、長男も10時間ほどしか経験もないので無理せず一泊増やして五色ヶ原でもう一泊することにした。
明日は、5時出発でゆっくり向かうことにする。
3日目(スゴ乗越小屋〜五色ヶ原キャンプ場)
4時半起床。5時20分スタート。
前日、テント場の他の登山客から越中沢岳が急坂でやばい話を散々されていたので、恐怖しながらスタートしたが、たしかにすごかった。ひたすらの急坂でのアップダウンの連続。
スゴ乗越まで200m急坂を下り、スゴ乗越からスゴの頭まで350mほど急坂を登り返し。
そこから300mを下り、越中沢岳まで350mほどまた登り返し。
ロープ箇所も4箇所ほど。ガレの急斜面で登りは大丈夫でしたが、これを下るのはなかなか大変そうだった。
越中沢岳までは晴れたり曇ったりの天気で風は10m超えで強く吹いていたもののそこまでではなかったが、越中沢岳から鳶山までがガスの中に突入し、強風と相まってかなり寒かった。
ガスのせいで視界が悪かったせいもあると思うが鳶山は、3度のアップダウンと偽ピークが何度もあり、思ったより遠かった。
鳶山を超えるとすぐに五色ヶ原に入る。五色ヶ原に入ると急速に天気が回復し、五色ヶ原の全容を見られるまでは回復。
木道と登山道を何度も繰り返すが、五色ヶ原山荘が序盤から見られるのになかなかたどり着かずしっかり30分かかった。
五色ヶ原山荘は、食事の受付をやっておらず、残念。
山荘からキャンプ場までは15分ほど木道を歩く。木道沿いはお花畑でチングルマやシナノキンバイが咲き乱れ、とても素晴らしい。
キャンプ場は、かなり広くテント場内もお花畑で贅沢。針木岳や烏帽子岳、水晶岳など後立山連峰見られた。
水が沢の水を引いてくれて無料。トイレは100円のチップが必要。
1泊増えたことで食料がかなり減り、アルファ米とインスタントスープばかりになった。
夕方から少し微熱。食欲もなく、夕飯は息子のみにたべさせて、自分はお茶を飲み就寝。
4日目(五色ヶ原キャンプ場〜室堂)
4時起床。体調回復。お腹はすいたがアルファ米を食べる気になれず、ソイジョイとスープで朝ごはん。
撤収中に強い雨が降ってきて慌ててパッキンを進めたけど、テントがベタベタになってしまった😭
6時スタート。一部晴れ間が見えるものの、ザラ峠までは雲の中を雨に降られながら進んだ。
ザラ峠に取り付くと雨は止んだ。
今日は、ザラ峠が核心だな、と思っていましたが、ザラ峠からの梯子付きの急坂だけではなく、獅子岳から鬼岳までのアップダウンに雪渓渡りも疲れた自分にはかなり厳しく、息子に励まされながら何とか歩みを進めた。
龍王岳に着く頃には、晴れ。
浄土山、室堂山を経由して、下山。
雷鳥たくさん見られるかと期待したけれど、1羽のみでした。
みくりが池温泉で温泉とソフトクリーム。レストラン立山でアルプスカレー。ご馳走様でした。
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