記録ID: 4605303
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬大雪渓〜不帰ノ嶮〜唐松岳:爆風+雨の稜線
2022年08月19日(金) 〜
2022年08月20日(土)
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 16:44
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,838m
- 下り
- 2,290m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:31
2日目
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 6:51
10:50
ゴール地点
天候 | 1日目:晴れ 風速7~8m/s 2日目:曇りのち雨 予報では風速14~16m/sらしいが、稜線上の一番強い所では20m/sくらいあったのではないか? |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
猿倉駐車場は2時過ぎにはすでに満車との情報があったので、タクシーを使った。(バスだと6時20分到着) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上はよく整備されており、危険個所はない。*天狗山荘から唐松岳までは難ルートで、不慣れな人は行かない方がいい。 白馬大雪渓:斜度がそれほどではなく、比較的歩きやすい。慣れていればアイゼン無しでもいけるが、あった方が安心。コース上に注意しなければならないクレバスは無かった。今回は落石がなかったが、常に落石を意識しておいた方がいい。 白馬杓子岳:ノーマークだったが、ここはルート上にガレた石が無数に積み重なっており、下手に踏むとガラガラと崩れていくので要注意。 天狗の大下り:前劔の大ガレよりはマシだが、大きなガレた石がコース上に散らばっており、浮石も多いので慎重に。 不帰ノ嶮:足場・鎖はしっかりしている。三点支持を守って慎重に。一峰と二峰の間に梯子があるが、これも横に鎖がついており安心(ただ、微妙に梯子と鎖の距離が開いているで、鎖を持った時にバランスを崩さないよう注意) *強風でも何とか通行できたが、これに雨がかかると危険になるので、天候を見て通行するか判断した方がいい。 |
その他周辺情報 | 八方ゴンドラの八方駅から徒歩10分くらいの所にある八方の湯に入った。大人800円。軽食スペースはあるが食堂はない。その代わり、隣にラーメン屋がある。コンビニも道路の向かい側にある。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
ヘルメット
ポール
6本爪アイゼン
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
ツェルト
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
スマホ
スマホ充電器
時計
サングラス
タオル
マスク
消毒液
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感想
1日目は天気が良く、絶好の登山日和だった。白馬大雪渓は思ったよりも歩きやすかった。とは言え、ひたすら登りなので疲れた。後で足にくる感じ。
2日目は天狗山荘から唐松岳へと歩いたが、予報以上の風速で進退を考えたほどだ。予報では朝9時過ぎから強風とのことだったが、実際は夜中から猛烈な風が吹いていた。朝4時ごろ、風が少し収まっていた隙に出発。しかし稜線に出るとやはり強風。この日は西風で、不帰ノ嶮は西側は風が強く(これでも稜線上に比べればまだマシだった)、東側は逆に無風に近い状態。
不帰二峰南峰からの稜線上はまさに爆風。このあたりから雨が本降りになる。唐松岳山頂直下では強烈な風が吹き付け、一瞬よろけながら何とか登った。
唐松岳では周囲が真っ白で何も見えない。雨と風で寒いので早々に下山。ふう、無事で良かった。
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いえいえ、有難うございます。すでに予定を立てていたので、とりあえず天狗山荘までは進んでみて、無理そうなら鑓温泉から下山しようと考えていました。ちょうど先行者が出発するのが見えたので少し勇気をもらって進みました。また同じ小屋でツアー客も後から出発するとのことでしたので、とにかく行こうと決めました。唐松岳からの縦走組にも来る途中で出会い、勇気をもらいました。
自分も、ちょうどその日はツアーで唐松から入る予定でしたが、ガイド判断で中止になりました
おそらく、どこか下山道ですれ違いっていたかもです。一点教えていただきたいのが
ソロで行かれたご様子ですが。コース上はよく整備されており、危険個所はないとのことですが
鎖や高度はあるものの、整備され、道も明瞭という印象でよろしいでしょうか
ソロの方もその時はいらっしゃいましたか?ソロで行こうと考えてますので
何か、気づいた点いただけるとありがたいです
唐松岳〜白馬岳間のルートは明白です。キレットは高度感がありますが、取りつきやすいですね。ただ唐松岳から歩くとキレットを下る形になるので、白馬側から歩くよりは慎重さを要するかもしれませんね。
他にもガレ場が所々にありますが、慎重に歩けば危険な箇所はないと思います。
ツアーは八方池からで、唐松荘で休憩でなければ、出会ってたと思います。
1昨年から全て計画倒れで、すっかりチキンになったため、ツアーでしたが、やはり個人山行でないと思いました。ソロになりそうです
この場合、天狗山荘スタートでエスケープは白馬鑓になると思います。
高所が嫌なもので、印象ではバランスを崩すと滑落するような場所には補助があるような印象でしたが、もし違っていればお願いします
天狗山荘から行かれるのであれば、比較的やり易いかと思います(登りメインなので)。バランスを崩すと滑落するような箇所には全て鎖が取り付けられています。
天狗の大下りを降りてキレットの真下に着くと、上の様子が見えないので心配にはなりますが、とにかく登っていけば、ここぞという所に鎖が着けられています。またペンキで方向が示されているので、迷うことはないでしょう。
ちなみに、この日は唐松岳からの縦走でソロの人は2人いました。他には若い男性2人パーティーと70代以上の男女10人くらいのパーティーも唐松岳から縦走してこられました。
天狗山荘からは多分、先行の3名と、私の後にはツアー1組、個人パーティーが2、3組いたのではないかと思います。
ありがとうございます。いろいろ教えていただいて、イメージも少しつきました。いたずらに恐れなくてもよさそうかもです
剱岳などもソロ?で精力的にいかれている様子で、見習わなくては
近くなり、またわからないことがあればご指導お願いいたします
いえいえ、もう少し写真があれば分かりやすかったのですが、お役に立てたなら幸いです。
もしまた何か気になることがあればいつでもお尋ねください。
よろしくお願いします。他の記録でも役立つ情報をたくさんお持ちのご様子ですので、今後もご指導お願いします
同日に天狗山荘でテン泊して、少し前に出発した3人パーティのものです。なんとか雨降る前に唐松にたどりつけましたが、八方尾根の蛇紋岩が雨でツルツルで、こちらのが大変でした。
そうだったのですね。そうすると私が天狗山荘から見た3名がそうなのかもしれませんね。あの時、newgrassさま達が不帰の方へ向かわれたのを見て、何とか行けそうだと思って進みました。有難うございます。八方尾根の方まで行かれたのですね。それは大変でしたね。お疲れ様でした。
・・・・・後から考えたら八方尾根はゴンドラコースだった・・・・五竜岳の方と勘違いした(汗)
日曜日無事にクリアしました。コースについても、ほぼアドバイス通りでわかりにくいところはありませんでした。ただ、天狗の下りで最初の鎖場が終わったところでペンキが不明瞭なため、間違って危険なガレ場に入り込んだ人もいました。天気も良く秋山装備が逆にあだとなってしまいました。取り急ぎお礼まで
こんにちは。行かれたのですね。お疲れ様でした!
日曜日は天気が良かったようで何よりです。
よろしくご指導ください
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