八ヶ岳（美濃戸より阿弥陀岳-赤岳-横岳-硫黄岳周回）- 花と霧

2014年06月14日(土) [日帰り]

• GPS: 11:30
• 距離: 15.9km
• 登り: 1,613m
• 下り: 1,617m

コースタイム

0415　美濃戸
0620　行者小屋
0630　阿弥陀岳分岐
0710　中岳コル
0745　阿弥陀岳
0810　中岳コル
0840　文三郎尾根分岐
0905-0935　赤岳山頂
1140　横岳
1300　硫黄岳
1425　赤岳鉱泉
1545　美濃戸

天候

霧のち最後に晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸　赤岳山荘駐車場　1,000円（1日）
3時過ぎ到着（約8割。出発時にはほぼ満車）。
4時過ぎに山荘のおばちゃんが料金徴収に来るのを律儀に待って出発。
（「夜中に着いた場合には、注意書きを車のワイパーに挟んでおくから、帰りに支払うことで結構」と言われていましたが、本当に、それで良かったのでしょうか。）

コース状況／危険箇所等

行者小屋から阿弥陀岳の間の登山道に多少雪が残っていますが、気をつけて歩けば問題ないものと思います。

今回、ルートが分からずに考え込んでしまった箇所が2点（いずれも阿弥陀岳へのルート）。
1．阿弥陀岳分岐を阿弥陀岳に向かってしばらく。赤いテープに従って沢を登って行くと足跡の無い雪渓に。赤リボンは中岳沢道（夏道？）への印だったのでしょうか。引き返して、沢左岸から山に入ってゆく正しい道を発見し、登り直しました。
2．中岳コルから阿弥陀岳に向かい、ハシゴ場を通過した後、雪の残る岩場に。右側を巻くそれらしい道はロープで通行止め。雪渓の左の細い鎖を登ってもそれらしい道は無し。雪上に少しだけ足跡が残されていたため、そこから登りました。下り時に判ったのですが、雪の右側の岩をそのままよじ登れば良かった様です。雪の下が本来の登り口であったのかもしれません。

携帯電話電波は、山小屋の無い阿弥陀岳を含め、大なり小なり届いています。さすが八ヶ岳。

本日下界は晴ですが、八ヶ岳は霧に覆われて、朝のうち岩場も滑りがち。
強風で大人でも吹き飛ばされそうになり、時々恐怖さえ感じました。
13時過ぎにヘリコプターが、赤岳と横岳の間を何度も旋回していましたが、事故でなければ良いのですが。

写真

6/14 4:24

美濃戸山荘に　-　いよいよ登山道

6/14 4:24

登りは南沢、下りは北沢です。

6/14 5:03

しばらくは緑のテープが目印です。

6/14 5:39

コイワカガミ

6/14 5:47

黄色いスミレ　-　ヤツガタケキスミレ？ キバナノコマノツメ？

6/14 6:19

霧のため、行者小屋からの展望がききませんでした

6/14 6:34

阿弥陀岳分岐後、赤いテープに従って沢を登って行くと行き止り。引き返して、正しい道から登り直しました。

6/14 6:55

石楠花はまだ蕾です。

6/14 6:58

バイケイソウ

6/14 7:10

中岳コルに。

6/14 7:17

阿弥陀岳へ。

6/14 7:21

どこが登り口？

6/14 7:28

急登続く

6/14 7:45

ようやく阿弥陀岳山頂。
お地蔵様の背中とは気付かず、失礼しました。
霧のため展望ゼロ。

6/14 8:09

中岳コルに戻ってきましたが、相変わらず霧の中。リュックが一つボツリと置かれていました。さっきすれ違った人の物か。阿弥陀岳往復の際には、ここにリュックを残して登るのが通なんですね。

6/14 8:51

キレット分岐。赤岳にリーチ。

6/14 9:00

神の導きに見える。竜頭峰分岐。

6/14 9:08

相変わらず霧の中。赤岳山頂。

6/14 10:00

オヤマノエンドウ

6/14 10:02

キバナシャクナゲ

6/14 10:31

横岳への陵線は意外に登りが多く足が進まない。

チョウノスケソウ

6/14 10:47

ツクモグサ。
太陽光に当たらないと、花が開かないらしい。

6/14 10:57

イワウメ

6/14 11:11

コメバツガザクラ

6/14 11:51

高所恐怖症気味の自分にとって、ここを通るのは一生に一度で十分です。

6/14 11:58

東側の霧が晴れ、両神山、武甲山、甲武信ヶ岳、金峰山、瑞牆山らが勢ぞろい。

6/14 12:00

横岳。
あんな所に立っていたのか。。。

6/14 12:08

大同心と赤岳鉱泉

6/14 12:49

硫黄岳へのケルンの道

6/14 12:59

ようやく硫黄岳に。

6/14 13:06

霧が晴れて、阿弥陀岳・中岳・赤岳・横岳が一堂に。最初から見えていたら、途中で引き返したかもしれない。

6/14 13:13

赤岩の頭と峰の松目

6/14 13:25

阿弥陀岳の向うに甲斐駒ケ岳が。

6/14 14:24

赤岳鉱泉に。

6/14 14:32

横岳を振り返って。

6/14 14:40

確かに赤い水。

6/14 15:44

お疲れさまでした＠赤岳山荘駐車場

撮影機器：

EX-ZR300 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

pokepika

天気予報では完璧に晴。
しかしながら、強い西風の影響のためか、朝から霧。山頂にたどり着く頃には晴れるかなとの期待虚しく、一向に晴れる気配なし。
阿弥陀岳⇒赤岳と期待をことごとく裏切られたため、予定を変更して、このまま美濃戸に引き返そうかとも考えましたが、硫黄岳までの稜線の花が見頃との話を聞き、初志貫徹。
写真愛好の皆様のご親切のおかげで、全く高原植物の花の名前を知らないレベルから、7つの名前を知るレベルに昇華しました（特に、100名山をご夫婦で制覇されたという77歳の好々爺の方、どうもありがとうございました。もし、ここに書かれた花の名前が間違っていたら、自分の聞く耳の問題です）。
今日は一日霧の中かとあきらめていましたが、硫黄岳から下山しようとした所で、突然、これまで歩いてきた阿弥陀岳-赤岳-横岳が目の前に現れる幸運にも恵まれ、中央自動車道の渋滞にもめげず、幸せな気分で帰宅することができました。
人生、時々良いことがありますね。

コメント

ryo8641

初めまして
この逆ルートを月末に行こうと思ってます。
展望荘で1泊する予定です。
出来れば車で赤岳山荘まで行きたいのですが、
悪路でも慎重に進めば普通車でも行けるでしょうか？
写真を見る限り普通車も停まっているようなので。
教えていただければとm(_ _)m

pokepika

初めまして
こんにちは。自分も普通車でしたが大丈夫でした。数年前までは酷かったとの話を聞きましたが、林道としては整備されている方だと思います。ただ、道幅が狭いので、真っ暗な中での離合時のバックで難儀しました（夜中の3時頃だったのですが、1台すれ違い）。お天気が良ければよいですね。

ryo8641

Re: 初めまして
参考になりました。ありがとうございます