残雪の北穂高岳と、新緑の上高地


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,632m
- 下り
- 56m
コースタイム
4:40涸沢ー7:30北穂高岳山頂(30分休憩)8:00ー9:00涸沢(60分休憩)10:00ー12:35徳沢ー14:15上高地
天候 | 6月16日 晴れ 6月17日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横尾〜涸沢:本谷橋から暫くすると、残雪がありますがアイゼン不要でした。 涸沢〜北穂高岳:早朝は、雪面硬く緊張を強いられた。 核心部は、写真で説明します。 ※ピッケル、12本爪アイゼン必携。使いこなせる技術。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
青線:下山ルート。トレース明瞭。
赤○印は、下に沢の流れがあり、そろそろ危険な感じです。
感想
長年の目標である残雪期、北穂高岳登頂出来ました。
感激の余韻に浸っています。
平日であるためか、山頂を目指すのは自分一人。
登りだしから、雪面は硬い雪渓。
滑りだしたら、そのまま数百メートル滑落しそうです。
緊張感が高まります。
休憩、エネルギー補給、写真撮影の際、気を付けないと大切な物を落としたら滑り落ちて止まりません。
写真でも説明していますが、緑線のところは斜度がキツそうだが、距離短縮出来るし、行けないことはないだろうと、向かった。
突然、左の岩の斜面から激しい落石が飛び散る。
ここは、ヤバイ。
即座に、右にトラバースでルート変更した。
トラバースは、アイゼンの前爪を使ったカニ歩きです。
雪面が硬く私の技術では、とても普通に歩けません。
雪渓上に、岩が沢山転がっています。全部落石ですから、本当に危ない場所です。
当たったら、不運としか言いようがない。
中間地点から上部まで、傾斜がますますきつくなる。アイゼン歩行スリーオクロック、ナインオクロック、逆ハの字、織り交ぜて、脚の疲労を軽減させる。
山頂では、一人っきり。
これは最高のご褒美でした。
下山時には緩んでいることを期待していたが、8時の下山時、上部は硬く、かなりの距離をクライムダウン(後ろ向きで下る)した。
奥穂高へ向かう、あづき沢は、先に太陽の光が当たり雪面は緩むのだろうが、北穂へのルートは陰になっていて、太陽の光が当たるのが遅れる。
緩んでも歩き難いが、斜度のある上部で硬いのは怖い。
奥穂に登った方に聞いたのだが、登り三時間、下りは雪が緩んでいて30分位だったそうです。
この日、あずき沢の雪面は緩んでいましたが、硬い時もあるので、油断しないで下さい。
平日の山行は、静かな山を満喫することが出来て、最高に楽しかったです。
来年は、残雪期奥穂高岳が目標です。
★自分覚書
服装
※パタゴニア、メリノ2。ファイントラックストームゴージュパンツで、涸沢まで行動。
※アタック時は、上下にレィンウェア。雪渓上は風で身体が冷える。
※ファイントラックストームゴージュパンツは、サラサラ、速乾、脚上げ楽で快適。
※防寒にR2ジャケット。
※アタック時、暑くなることが予想されても、冬用防水グローブが良い。今回は、防水では無かったので手が濡れて冷たかったです〜。
※登山靴:スポルティーバ、ネパールエボでは、本谷橋から上高地まで足が辛い。
次回残雪期は、トランゴキューブGTXで行く予定。
その他
※初日、横尾あたりで小指、耳を虫に刺されてしまった。これからは痒みどめ軟膏必携。
※盛夏でも、虫刺され予防に長袖。
※徳沢園のソフトクリームは最高。店員さん、若くて美しい女性でした◎。
※涸沢でドコモ通話、スマホネット可能。何故か、日中でも圏外、圏内が不安定、夜間圏外。
※アタック当日3時45分起床。朝食は、ヤマザキのランチパック一袋。
※今回全行動はnorioさんのレコを参考にさせて頂いた。ありがとうございました。
北ホ 行ってこられたんですね〜
レコを見ていて 私もあの絶景を思い出して じ〜ん・・・っとしてしまいました
雪はまだたくさん残っているんですね
そして 落石も多発しているんですね
山頂から・・・帰りたくない気持ち〜よくわかります
でも ご無事でよかったです
うなぎ
norioの時と・・・チョットちがうかなぁ(笑)
norioさん、こんばんは
レコ参考にさせて頂きました、ありがとうございました
norioさんの時と、雪面の写真比較してみると全然ちがいますよね
刻々と、変化してるんですね
絶景思いだしましたか?
私は、norioさんの北ホ レコを最初見たときにじ〜んときましたよ
その、じ〜んとした写真の場所に行けて、感無量です
日常生活、職場からひととき離れて、別天地で解放感に浸ることができて、登山って本当に素晴らしい
夕食メニューって、店員さんが気ままに決めるんでしょうか?
当日宿泊は、青年と、年上のオジサン、自分の3人だけだったんですよ
norioさん、バイクツーリングも行って、アクティブですねぇ
夏のアルプスは、どこに行かれるんですか?
また、レコ楽しみにしています
私は同じ日程でSHIBAさんの北東側の常念山脈を歩っておりました。
計画を知っていたら、ご一緒して北穂高に行けば良かったかな?・・しかし、それではSHIBAさんの足手まといに成ってしまいますから、HandMは大天井岳で良かったです。
3月以来体力に自信を無くし、リハビリ登山に明け暮れているHandMです。
ますます頑張って楽しいレコをお待ちしていま〜す。
ところで、あれ以来首の具合はいかがですか?
HandMさん、お久しぶりです
足手まといだなんて、私はカメですから...
次回は、テント泊を考えています
エスパースソロゴアテックス持ってるのに、
エスパースディュオ買ってしまいました
頸の具合は、日常生活に全く支障は無くなりました
スポーツクラブで、ヨガ、ピラティスを始めまして、姿勢が改善された為か、身体は楽です
自分のことばかり、書いてしまいました
HandMさん、お元気そうでなによりです。
レコ拝見させて頂いていました
モンベルテントは、快適ですか?
つながりのある方が、元気に山旅をされているのは、嬉しいことです
HandMさんの、ユーモアのあるレコ楽しいです。
またのレコ、楽しみにしています
残雪期北穂登頂おめでとうございます。
自分はすっかり、春山で怠けております。
首の具合はいかがでしょうか?
どこかの山でお会いできる事を楽しみにしてます。
-sky-さん、コメントありがとうございます
険しい山だけでなく、長閑な雰囲気で楽しむ山も良さそうですね
自分は、山に行くならアルプスです
頸は良い感じです、ごく僅かに左腕の感覚がオカシイくらいです
それよりも、北穂の疲れか?昨日、突然ぎっくり腰になってしまって、身体が鏡で見ると歪んでいます
そんな身体で、夜勤仕事もなんとか乗り切ってきました
また、雪の西穂で偶然逢ったらびっくりですよね
ではまた
SHIBAWANさん、こんにちは
私も昨年の5月中旬に同じように涸沢から北穂登頂を果たしました
こちらのレコ見させていただいて、
その時のことを鮮明に思い出しましたよ
そして、今年の涸沢カールからの残雪期穂高登山は奥穂にしました
もちろん、北穂同様に奥穂の残雪期も最高でしたよ!
ですので、今年は北穂登頂を見事に果たされましたので、
来年はぜひ奥穂へトライ!
おススメです!!
lifter175さん、お久しぶりです
北穂高岳登頂時、山頂や上り下りで、たった一人というのも心細いもんでしたが、登頂の感激に、まだ浸っております
奥穂レコ、見せて頂きましたよ
緊張感が、ひしひしと伝わってきました
詳細に記録されているので、是非、来年の奥穂アタックの参考にさせて頂きます
ではまた
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