ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4759203
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

悪天候の北鎌尾根(槍ヶ岳)ソロ 上高地散策 

2022年10月03日(月) 〜 2022年10月05日(水)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
46.4km
登り
2,540m
下り
2,530m

コースタイム

コース
1日目
上高地BT5:20〜横尾7:50〜水俣乗越10:05〜北鎌沢出合13:10〜15:50北鎌コル〜16:55P9付近
2日目
P9付近5:00〜6:16独標〜8:44北鎌平〜10:06槍ヶ岳〜14:30横尾〜16:31上高地BT〜河童橋(宿)
3日目
河童橋(宿)〜河童橋周辺
天候 曇/強風霧雨/曇
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
新宿〜上高地BT〜渋谷
今回もバスタ新宿から、さわやか信州号で上高地へ
今回もバスタ新宿から、さわやか信州号で上高地へ
上高地バスターミナル
平日早朝から賑わっている。
1
上高地バスターミナル
平日早朝から賑わっている。
徳澤キャンプ場
昔は牧場だったらしい。
1
徳澤キャンプ場
昔は牧場だったらしい。
横尾
平日にしては登山者が多い
1
横尾
平日にしては登山者が多い
水俣乗越
ここからバリエーションルート
気合が入る
3
水俣乗越
ここからバリエーションルート
気合が入る
何度も滑りそうになる。
1
何度も滑りそうになる。
浮石に要注意
唯一の水場
昔の規模から随分と小さくなって残念。
唯一の水場
昔の規模から随分と小さくなって残念。
北鎌沢
ここから北鎌コルまでが最も体力を消耗するルート。
さて今回は何時間で到達出来るか?
北鎌沢
ここから北鎌コルまでが最も体力を消耗するルート。
さて今回は何時間で到達出来るか?
ちょっと滝っぽい
ちょっと滝っぽい
北鎌コル
今回は2時間40分で到着
1
北鎌コル
今回は2時間40分で到着
北アルプス北部の山脈が美しい
2
北アルプス北部の山脈が美しい
色づく北鎌尾根
独標が見えてきた。
1
独標が見えてきた。
数年前と同じ地点で幕営。
2
数年前と同じ地点で幕営。
5時前にツェルト撤収完了
夜間、西からの強風で何度も目が覚めたが、その都度星を眺める。大きな流星が2つ見えた。人工衛星もいくつか。
1
5時前にツェルト撤収完了
夜間、西からの強風で何度も目が覚めたが、その都度星を眺める。大きな流星が2つ見えた。人工衛星もいくつか。
美しい日の出に超期待
2
美しい日の出に超期待
所が・・・
濃い霧と西から強まる風
1
所が・・・
濃い霧と西から強まる風
独標基部はトラバース。
このロープが命綱。ありがたい・・・
4
独標基部はトラバース。
このロープが命綱。ありがたい・・・
独標の頂上
西風が一段と強くなり、ここで上下合羽を着こむ。
独標の頂上
西風が一段と強くなり、ここで上下合羽を着こむ。
一瞬の晴れ間。独標方面を振り返る。
晴れ間はこれが最後。
強風と雨が一段と強まり、飛ばされそうな強風が断続的に続く・・・
2
一瞬の晴れ間。独標方面を振り返る。
晴れ間はこれが最後。
強風と雨が一段と強まり、飛ばされそうな強風が断続的に続く・・・
諸君頑張
このプレートに励まされる。
2
諸君頑張
このプレートに励まされる。
北鎌平
春雪の北鎌に逝く
此処で暫く天候の様子見したが回復せず。
手先に違和感が・・凍傷の初期症状か・・・
2
北鎌平
春雪の北鎌に逝く
此処で暫く天候の様子見したが回復せず。
手先に違和感が・・凍傷の初期症状か・・・
本来ならば槍の頂上が見える筈だが、まったく視界不良。
本来ならば槍の頂上が見える筈だが、まったく視界不良。
穂先は近い気を抜かず頑張れ
1
穂先は近い気を抜かず頑張れ
見覚えある刺さった岩姿。遂に来た。
3
見覚えある刺さった岩姿。遂に来た。
槍ケ岳頂上
(登ってきた祠の後ろ側から撮影)約5時間で到着。
北鎌尾根からの絶景が眺められず残念だが、無事に到着。
5
槍ケ岳頂上
(登ってきた祠の後ろ側から撮影)約5時間で到着。
北鎌尾根からの絶景が眺められず残念だが、無事に到着。
北鎌尾根方面
独標の頭が見える。
2
北鎌尾根方面
独標の頭が見える。
槍ヶ岳山荘
撮影後、霧に包まれ見えなくなった。
1
槍ヶ岳山荘
撮影後、霧に包まれ見えなくなった。
紅葉が進んでいる。
3
紅葉が進んでいる。
予約していたバスに乗り遅れ、河童橋付近の宿に宿泊することに。
1
予約していたバスに乗り遅れ、河童橋付近の宿に宿泊することに。
夕食。和洋中バイキング形式のご馳走。
写真以外にもメニューが沢山。イワナの塩焼きは絶品!
3
夕食。和洋中バイキング形式のご馳走。
写真以外にもメニューが沢山。イワナの塩焼きは絶品!
デザート
3皿も食べてしまった。天然酵母パンが美味しい。
(写っていないが)
2
デザート
3皿も食べてしまった。天然酵母パンが美味しい。
(写っていないが)
THE PARKLODGE上高地
お世話になりました。
1
THE PARKLODGE上高地
お世話になりました。
今朝は上高地の河童橋周辺を散策。
今朝は上高地の河童橋周辺を散策。
当日の穂高
ビジターセンター内
1
ビジターセンター内
雷鳥(剥製)
雷鳥(冬バージョン)
1
雷鳥(冬バージョン)
館内パネル展の1枚
冬の槍ヶ岳
1
館内パネル展の1枚
冬の槍ヶ岳
厳冬期
(パネル)
1
厳冬期
(パネル)
夏の槍ヶ岳
(パネル)
夏の槍ヶ岳
(パネル)
錦秋の槍ヶ岳
(パネル)
1
錦秋の槍ヶ岳
(パネル)
小鳥ちゃん
六百山
岳沢湿原より
2
六百山
岳沢湿原より
河童橋付近の大木
1
河童橋付近の大木
ちょっと目を引く存在
2
ちょっと目を引く存在
早目に上高地バスターミナルへ。
1
早目に上高地バスターミナルへ。
インフォメーションセンターでカードを頂く。
2
インフォメーションセンターでカードを頂く。
今回の復路は13時発の渋谷行さわやか信州号
渋滞も無く、渋谷マークシティへ18時頃到着。
お疲れ様。
2
今回の復路は13時発の渋谷行さわやか信州号
渋滞も無く、渋谷マークシティへ18時頃到着。
お疲れ様。

感想

今回で7度目の北鎌。
前回は2年前の夏だったが、あまりの高温で半端ない疲労感での縦走であったため、今回は季節を変えての北鎌遠征となった。しかし事前の準備時間は殆ど無く、急な気分での山行。ルートは頭の中に入ってはいたし、凡その時間軸も検討はついていた。しかし、2日目の天候があんなに酷い天候になるとは事前に得ていた情報とは全く異なっていた。初日は順調だった。北鎌コルを3時間未満でクリヤし、予定通りp9付近まで陽が沈む時間までに到着した。満天の星にも感動した。しかし期待の2日目はまったくの想定外となった。北鎌コルから槍の穂先迄のコースが最大の魅力であるのに、8割方はガスで覆われ、しかも強風と冷たい霧雨で凍傷の初期症状(指先がピリピリとしびれ初める(これを書いている今でも指先に軽いしびれがある))が現れ、時より突風で身体も動かせない事態も屡々。こんなに苦しい山行になるとは。視界不良でコースもあまり良く見えない状態であった。岩も何度か滑った。マイナスの材料だらけ。唯一の希望は岩場に埋め込まれていた「諸君頑張」等の金属プレート。何十年も昔の登山者に励まされ、無事に槍ヶ岳の頂上まで辿り着いた。
とても気になる事がある。コルの手前で単独の女性に会った。彼女は北鎌初でコルで幕営する予定だと言っていた。こんな天候で無事なのか。初の北鎌がこんな悪天候では、前進は困難を極めるだろう。岩陰で雨風を忍んでいるのだろうか。しかし、夕方からは本格的な雨。無事を祈りつつ登っていた。
今回は槍を下り、その夕方にはバスで自宅(東京)まで戻る計画だった。十分に休憩も取らずバスターミナルまで急いだが、やってしまった。乗車予定のバスは去った後だった。松本までのバスに乗り、そこからJRを乗り継ぎ戻る事も出来たのだが、汗だらけで疲れきった山姿のオジサンが公共交通機関での乗車も大迷惑だろう。今日帰るのが無理ならば、何より疲れをとりたい。食事がしたい。風呂に入りたい。ぐっすり眠りたい。ならば、付近の宿でもう一泊するしかないだろう。所が、宿泊情報センターは既に閉まっていた。仕方なく小梨平キャンプ場へ向かった。施設内の店で900円のサバ味噌定食を食べた。TVを見ると夕方から100%雨予報。自前のツェルトでは、床から雨が染み込んでくるだろう。これは間違いなく眠れない。テント泊はパスしよう。陽が暮れた河童橋へ向かい、数軒の宿に直接宿泊をお願いした。1件目は満室だと言われ断られた。2件目で事情を受け入れてくれた宿があった。値段は想定以上ではあったが宿の雰囲気は非常に良い。部屋は2階にある青畳の綺麗な和室。風呂はそれほど大きくないが清潔感ある。食事は和洋中のバイキングがとても美味しい。このメニューに満足しない人は滅多にいないと思う。スタッフも気持ちよい応対だった。
自分にしてはちょっと贅沢だけど、久しぶりに知人と電話で話も出来たし、衣類の洗濯も。貴重な1人の時間を有効に使えた。
翌日は河童橋周辺を散策した。紅葉はまだ2割位。小鳥がさえずり森が美しい。そしていつも素通りしているビジターセンターへ入った。上高地の自然を知るにはとても便利な場所。沢山の書籍や映像ライブラリ、写真パネルが展示してある。館内撮影もOK。
13時発の渋谷行きさわやか信州号は7名程の乗客だった。18時頃、渋谷マークシティで下車した。ファッショナブルは渋谷人に紛れ、ザックとヘルメットの山のおじさんは銀座線に乗り込み、千駄木駅で下車。小雨の中を無事帰宅。NHKのA猪木さんの追悼番組に間に合った。元気があれば何でも出来る。1!2!3!だぁー!
心よりご冥福をお祈りします。



お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:464人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら