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Yamareco

記録ID: 480347
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

火打山・妙高山(笹ヶ峰から)

2014年07月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
13:48
距離
24.0km
登り
2,107m
下り
2,092m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(0:30 自宅を車で出発 - 4:00 笹ヶ峰駐車場に到着)
[入山準備] - 5:00 登山開始 - 9:20 火打山山頂 - 14:00 妙高山山頂 - 18:50 下山 [帰宅準備]
(19:00 笹ヶ峰駐車場を車で出発 - 23:00 自宅に到着)
天候 7月20日(日)の天気は梅雨前線が上部に移動していくので麓は晴天が予想される状態。但し上空に寒気がのこるので高層部では午後から霧・雨、場所によっては雷雨注意という予報&ほぼ的中でした。午前8:30あたりから雲がかかり、10:00には火打山、妙高山はすっかりぐずついた状況になりました。妙高山に入った11:45には、すでに雨がパラパラ、たまに雷鳴が聞こえる感じ。午後14:30過ぎに少しだけ晴れ間がのぞきましたがすぐにぐずつき、その後霧が濃く周辺を覆っていました。
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上信越道の妙高高原I.C.で降り、県道39号を進めば突き当たりが休暇村笹ヶ峰キャンプ場に隣接された笹ヶ峰駐車場です。高速を降りてから駐車場まで、コンビニやガソリンスタンドなどはありませんでした。できるだけ高速降りる前にs食事・買い物は済ませたほうが良いです。カーナビでは休暇村妙高で検索をし、笹ヶ峰キャンプ場を目的地にすると良いです。
コース状況/
危険箇所等
このコースは、距離24.0km、累積標高差も4,000m以上になるので日帰りでトライするにはちょっときついと思います。
でも、日帰りで日本百名山を2座巡れ、湿原の広がる素晴らしい自然環境や景観を堪能できるので、体力に自信のある方は日の長い時期にどうぞ。

それではコース概況です。対比すると明らかに火打山は穏やかな山、妙高山は結構ハードな山です。

■笹ヶ峰〜富士見平分岐
登山口からはしばらく平坦な木道が続き、黒沢橋の水場を渡るあたりから登りになってきます。火打山へのコースは全般的に整備され登りやすい印象です。2時間ほどで富士見平分岐に到着します。

■富士見平分岐〜天狗の庭
富士見からはしばらく平坦な木道。ちょっとすると湿原に入り景観の良い長めの中での散歩のようです。途中、高谷池ヒュッテがあり、その少し先の高谷池という所に火打山と妙高山方面に分かれる分岐があります。火打山方面に進むと広大な湿原で池が多数点在し、池に写る逆火打を見ることができる天狗の庭にたどり着きます。

■天狗の庭〜火打山
湿地帯の木道をしばらく進むとライチョウ平という場所に着きます。残雪ありますがコースに影響はないです。その先は山頂を目指しての登りです。それほど険しくもなく、危険個所もなし。傾斜もきつくないので歩を前に進めていれば楽に火打山(2,462m)山頂に到達できます。

■高谷池分岐〜黒沢池ヒュッテ
火打山へ向かうコースと違って、あまり利用者も少ないのか整備度はぐっと落ちます。険しくはないですが、地味に茶臼山(2,171m)を登って降ります。最後に黒沢池の湿地帯を眺めることができる所に出ますので、その先が黒沢池ヒュッテです。

■黒沢池ヒュッテ〜妙高山
黒沢池ヒュッテを出るとのっけから登りが始まります。登山道の様子も火打山の穏やかで整備された状態とはガラッと変わり、結構雑で高低差と険しさのある印象。まずは外輪山を登り、大倉乗越を名前通り乗り越えますが結構堪えます。一旦標高を下げ、長助池分岐から、雪渓をそれなりの距離登ります。雪が完全に腐っており、登山靴だけだ頑張れなくないのですが結構滑ります。軽アイゼンとかチェーンスパイクとかがあると助かる感じです。雪渓を登り切ると、あとは岩や根のゴロゴロしたおなじみの登りが結構長く続き体力を使います。上が明るくなってきて大きな岩が目立つようになると急峻な山頂が見えるようになります。危険個所もなくそのまま妙高山(2,452m)山頂まで頑張って登り切ります。
戻りは、雪渓の下りに苦労し、更に大倉乗越の登り返しが恨めしいくらいにきついです。

■黒沢池ヒュッテ〜富士見平分岐〜笹ヶ峰
黒沢池ヒュッテからは、黒沢池の広大な黒沢湿原が広がり、ずっと平坦な木道を進みます。晴れてればすごく良い景観と自然環境なのだと思います。最後に沢に突き当たり、沢を渡ると登山道を少し登り返しながら富士見平分岐に到達します。
富士見平分岐〜笹ヶ峰はでは、行きと同じ道を戻ります。
駐車場に隣接する立派な登山口。登山届のポストもあります。
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駐車場に隣接する立派な登山口。登山届のポストもあります。
しばらくは平坦な木道歩き。久しぶりの森林帯歩きになごむ。
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しばらくは平坦な木道歩き。久しぶりの森林帯歩きになごむ。
黒沢橋の綺麗な沢。ここを過ぎると登りが始まる。
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黒沢橋の綺麗な沢。ここを過ぎると登りが始まる。
巨大なナメクジ。長さ10cm/太さ1.5cmはある。
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巨大なナメクジ。長さ10cm/太さ1.5cmはある。
十二曲がりの終端。文字通り12回折り返す登り。
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十二曲がりの終端。文字通り12回折り返す登り。
こんな感じにすごく整備されている登りをひたすら前進。
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こんな感じにすごく整備されている登りをひたすら前進。
平坦な木道歩きなんかもあって立ち止まらず休める。
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平坦な木道歩きなんかもあって立ち止まらず休める。
岩のゴロゴロした登り区間をクリアし、富士見平分岐に到着。
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岩のゴロゴロした登り区間をクリアし、富士見平分岐に到着。
富士見平分岐の先は比較的平坦です。
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富士見平分岐の先は比較的平坦です。
左から火打山、影火打、活火山の焼山の順に並ぶ。
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左から火打山、影火打、活火山の焼山の順に並ぶ。
沢を渡り、湿原エリアに入って行く。
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沢を渡り、湿原エリアに入って行く。
高谷池ヒュッテに到着。沢山の人が休む。
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高谷池ヒュッテに到着。沢山の人が休む。
高谷池湿原が素晴らしく綺麗。まだ火打山がガスってない。
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高谷池湿原が素晴らしく綺麗。まだ火打山がガスってない。
火打山方面と妙高山方面に分かれる高谷池分岐。
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火打山方面と妙高山方面に分かれる高谷池分岐。
貴重な高層湿原の木道が続くコースをのんびりを歩く。
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貴重な高層湿原の木道が続くコースをのんびりを歩く。
池に写る逆火打を見ることができる天狗の庭。
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池に写る逆火打を見ることができる天狗の庭。
湿原を越え、少し登るとライチョウ平。
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湿原を越え、少し登るとライチョウ平。
山頂を目指しての登りがスタート。傾斜は緩やかなので楽。
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山頂を目指しての登りがスタート。傾斜は緩やかなので楽。
この時期(6月〜7月)はほぼすべてこんなぬかるみ状態。
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この時期(6月〜7月)はほぼすべてこんなぬかるみ状態。
もうすぐ山頂。本当に最後の登り。天気が悪いなぁ。
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もうすぐ山頂。本当に最後の登り。天気が悪いなぁ。
火打山で自分撮り。晴天が開けたその貴重な1瞬を狙って。
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火打山で自分撮り。晴天が開けたその貴重な1瞬を狙って。
火打山山頂からの眺め。妙高が見えず雷鳴ってる。
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火打山山頂からの眺め。妙高が見えず雷鳴ってる。
上から眺めた高谷池湿原と天狗の庭の湿原。
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上から眺めた高谷池湿原と天狗の庭の湿原。
妙高山はどんよりとした雲に終始覆われている。
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妙高山はどんよりとした雲に終始覆われている。
高谷池分岐を左に折れ妙高山方面に。
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高谷池分岐を左に折れ妙高山方面に。
あまり利用者も少ないのか整備度はぐっと落ちる。
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あまり利用者も少ないのか整備度はぐっと落ちる。
地味に茶臼山を登って降ります。
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地味に茶臼山を登って降ります。
黒沢池の湿地帯を眺めることができる所に出る。
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黒沢池の湿地帯を眺めることができる所に出る。
青いドームが目立つ黒沢池ヒュッテ。
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青いドームが目立つ黒沢池ヒュッテ。
のっけから登りが始まります。こちらは結構ハード。
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のっけから登りが始まります。こちらは結構ハード。
外輪山を大倉乗越の名前通り乗り越える。
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外輪山を大倉乗越の名前通り乗り越える。
外輪山を一旦下り標高を下げる。
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外輪山を一旦下り標高を下げる。
小さな雪渓の横断。普通に登山靴で通れます。
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小さな雪渓の横断。普通に登山靴で通れます。
こちらが長助池分岐からの長い雪渓登り。結構苦労する。
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こちらが長助池分岐からの長い雪渓登り。結構苦労する。
岩や根の根気よく登り続け、ようやく明るくなってくる。
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岩や根の根気よく登り続け、ようやく明るくなってくる。
大きな岩が見えてくると山頂までもう少し。
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大きな岩が見えてくると山頂までもう少し。
山頂直下洞窟に小さな社がある。
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山頂直下洞窟に小さな社がある。
雨中山行の中どうにか妙高山を登頂。正直一瞬諦めかけた。
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雨中山行の中どうにか妙高山を登頂。正直一瞬諦めかけた。
妙高山山頂からの眺め。麓は晴れて穏やかな様子。
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妙高山山頂からの眺め。麓は晴れて穏やかな様子。
北峰には一等三角点「妙高山」がある。
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北峰には一等三角点「妙高山」がある。
下りの雪渓。軽アイゼンやチェーンスパイクがあると良い。
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下りの雪渓。軽アイゼンやチェーンスパイクがあると良い。
大倉乗越の登り返しが恨めしいくらいにきつい。
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大倉乗越の登り返しが恨めしいくらいにきつい。
もうぬかるんで滑って大変。普通よりも時間がかかる。
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もうぬかるんで滑って大変。普通よりも時間がかかる。
黒沢池ヒュッテ横の分岐を笹ヶ峰方面に行く。
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黒沢池ヒュッテ横の分岐を笹ヶ峰方面に行く。
黒沢池の広大な黒沢湿原の木道を進む。霧がすごい。
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黒沢池の広大な黒沢湿原の木道を進む。霧がすごい。
晴れてればすごく良い景観と自然環境なのだと思います。
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晴れてればすごく良い景観と自然環境なのだと思います。
最後に沢に突き当たり、沢を渡る。本当に素晴らしい自然。
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最後に沢に突き当たり、沢を渡る。本当に素晴らしい自然。
登山道を少し登り返しながら富士見平分岐に到達。
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登山道を少し登り返しながら富士見平分岐に到達。
こんな急な所を登って来たのかと帰りはいつも思う。
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こんな急な所を登って来たのかと帰りはいつも思う。
最後の平坦な木道。やっとここまで来たという安心感。
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最後の平坦な木道。やっとここまで来たという安心感。
登山口に帰還。今日も事故なく山行が終わり山の神様に感謝。
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登山口に帰還。今日も事故なく山行が終わり山の神様に感謝。

装備

個人装備
1/25,000地形図
1
ガイド地図
コンパス
1
GPSユニット
1
筆記具
1
ヘッドランプ・電池
1
1
ミニナイフ
1
ライター
1
ザックカバー
1
エマージェンシーシート
1
手ぬぐい
1
ハンカチ・ティッシュ・巻紙
1
カッパ(上下)
1
アノラックジャケット
1
ダウンジャケット
1
ヘッドバンド
1
コッヘル・カップ
1
カトラリー
1セット
スプーン・フォーク
バーナー
1
ガスカートリッジ
1
ウォーターキャリー
1
1リットルの水
ストック
1セット
グローブ
1セット
サングラス
1
携帯電話
1
充電池予備携行
腕時計
1
食事
適宜
携行内容は上記記載
非常食
適宜
カロリーメイト等
行動食
適宜
チョコ等
保険証
1
健康・山岳保険
共同装備
ツェルト・ペグ・細引
1セット
救急セット
1セット
コンパクトカメラ
1
1
ホンダエリシオン(白)

感想

せっかくの3連休なので遠くて体力勝負のやつを。新潟県の頸城山塊、火打山(2,462m)と妙高山(2,452m)のダブル100名山登頂を日帰りでトライしてきました。全行程ぬかるみ&虫地獄と後半は雨中山行という悪コンディションにもみまわれ、ただでさえキツイこのコースを日帰りでどうにか達成できました。久しぶりの苦行系登山で身体中に疲れが残りかなりしんどい。[距離24.0km/累積標高差4,938m/所要時間(山行活動時間)13時間45分]

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コメント

taichiさん、こんにちは。
火打・妙高の日帰りやりましたね!!!

凄いの一言!!! 私は雨飾・火打、高谷池泊で妙高でしたから火打・妙高の日帰りの凄さがよ〜く分かります。

恐らく、妙高の激登りはかなり堪えたと思います(笑)。

1枚1枚がとても懐かしく、楽しく見させて貰いました

PS 12枚目の写真は高谷池ヒュッテだと思います。
2014/7/21 15:58
火打山にて
火打山頂にてお会いしました。晴れ間がでて、ほんとに良かったです。下りで、山頂の青空を振り返ってました。長い距離、大変、お疲れ様です。頭が下がります。良い山行、これからも楽しんでください。
2014/7/22 2:13
HIDENORI-Tさん
コメントありがとうございます。結構コンディションも悪かったので、今までの中でベスト3に入る苦労山行でした。。。 確かに妙高はあの状態では気持ちに堪えました。
ヒュッテの名前、ご指摘ありがとうございます。確かに 。直しておきました。
2014/7/22 6:49
vToTvさん
山頂でお会いした3人組の方ですかね?10:00まで粘るということを決めてどうにか火打山は青空をGET しました。
実は、その後の妙高山では、あと10分山頂で待てば一瞬完璧な青空が10分ほどGETできたんですが、まぁ、そういうもの でしょう。
おつかれさまでした!
2014/7/22 6:55
taichi n26 さん、はじめまして。
妙高&火打 日帰り達成おめでとうございます!
実は同じ20日に、妙高&火打を日帰りをチャレンジしていました。
taichi さんとは逆に妙高山から火打山というコースを歩きました。
時間からすると、もしかしたら黒沢池ヒュッテあたりですれちがったかも?
帰ってきて、taichi さんのヤマレコを拝見し、同じ日、私たちの他にも頑張ってた方がいたんだ〜って思うととっても励まされて、コメントさせていただきました。
ほんとに疲れましたよね。でも気持の良い疲れで、充実感たっぷりでしたね。
まだ筋肉痛と闘いながら、今度はどこに・・なんて計画をされているのでは(^・^)
今後も気をつけて、楽しい山行きを楽しんでくださいね!
ほんとに、お互いお疲れ様でした。m(__)m 
2014/7/24 9:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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