鹿島槍ヶ岳〜唐松岳縦走
- GPS
- 80:00
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,605m
- 下り
- 2,003m
コースタイム
23日 5:40種池山荘 7:00爺ケ岳南峰 8:20冷池山荘 10:00布引山 11:10鹿島槍南峰
14:00キレット小屋
24日 6:30キレット小屋 10:40五竜岳 11:20五竜山荘
25日 7:00五竜山荘 9:30唐松山荘 10:20唐松岳 15:30八方池山荘
天候 | 22日 晴れのち曇り 23日 晴れのち曇り 23日 雨 24日 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
八方池山荘からゴンドラ1550円 ゴンドラリフト駅から白馬駅タクシー1300円 白馬駅から信濃大町駅500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鹿島槍北峰分岐から八峰キレットまでの岩稜の下りが続きます。 キレット小屋から五竜岳まで約4時間。ハイ松の稜線もありますが、ほとんどが岩稜のアップダウン、ザレ場などがあり息つくことがありませんでした。特に北尾根ノ頭前後、赤抜、G5、G4は三点確保で慎重を要します。 はじめての方は、キレット小屋、五竜山荘に縦走路の危険個所が明記された図表板がありますので、事前に確認された方が良いと思います。 |
写真
感想
ようやく関東・甲信越の梅雨明け宣言がされ、いよいよ夏山シーズンです。
以前より計画していた後立山連峰縦走の山旅に行ってきました。
完全リタイア組の熟年登山者の共通した考えは「晴れ日」「平日」の二点ということを再認識しました。初日の宿泊地「種池山荘」では、平日ということもあってほとんどがシニア族。”梅雨明けしたからやって来た”という声は共通用語でした。皆さん考えることは同じなんですね。一生懸命働いている若者やサラリーマンの方々は、ようやく取れた休日を利用して山にやって来ているというのに申し訳ありません。しかし、3日目のキレット小屋から五竜岳までの縦走は風雨に見舞われちゃいました。う〜ん残念!。バチが当たったかな?
「キレット」とは、稜線がV字型に深く落ち込んでいる所です。代表的な所では穂高連峰の大キレットがあります。この後立山連峰に八峰キレット・不帰キレットがあり、登山者にとっては危険な場所です。 今回の縦走を終えた感想は、個人的な意見ですが、あの有名な大キレットよりも数段上回るスリルと迫力がある縦走路でした。風雨の中を縦走したということもありますが、登山の危険用語を全て集約した場所でした。キレットはもちろんガレ場、鎖場、ゴーロ、ゴルジュ、岩稜地帯などが約4時間も続きます。特に北尾根の頭前後の三段のぼり、G7、G5、G4と息つくひまがありませんでした。今回は、雨とガスのため眺望が望めませんでしたが、もう一度行ってみたい山はどこか?と問われたら間違いなくこの縦走路でしょう。
単独登山者の楽しみのひとつに小屋での登山者同士の山談義です。同室になった単独のオヤジ達と情報交換や経験話、地図を広げてのルート確認など話は尽きません。そんなオヤジ達はルートが同じであれば自然とパーティーを組んじゃいます。誰かが声をかけるということもなく”あうん”の呼吸です。お互い急ぐこともなく立ち止まって花を観賞したり、素晴らしい眺望を共有したり、危険な箇所では声をかけ合いながら登山は続きます。今回も一期一会でありましたが、思い出深い山旅を楽しむことができました。
深田久弥氏の「日本百名山・鹿島槍ヶ岳」より
「鹿島槍は私の大好きな山である。高い所に立って北アルプス連嶺が見えてくると、まず私の眼の探すのは、双耳峰を持ったこの山である。北槍と南槍の両峰がキッとせり上っていて、その二つをつなぐ、やや傾いだ吊尾根、その品のいい美しさは見飽きることがない。」
白馬駅から大糸線に乗り信濃大町に行く電車の中、後立山連峰を見上げ双耳峰を探しましたが、残念ながら雲に隠れて見えませんでした。また必ず来ようと誓い安曇野を後にしました。
いつものバンザイじゃなく、ガッツポーズやサムズアップが新鮮です笑
キレットなかなかスリリングなようですね、面白そうです。
とはいえ私は高度感苦手なので、行けるのかどうか。。。
arukakatさんコメントありがとうございます。
バンザイは、マンネリ化しちゃったんで止めました。
今回は風雨に見舞われましたが、稜線からの景色は絶対いいと思います。
健脚なarukakatさんでしたら楽勝ですよ。ぜひチャレンジしてください。
私も必ずもう一度行きま〜す。
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