南アルプス南部-深南部<体脂肪5%燃やす旅>
- GPS
- 105:09
- 距離
- 54.4km
- 登り
- 5,517m
- 下り
- 5,977m
コースタイム
一日目 P6:10-(井川観光バス)-7:45聖岳登山口-8:10東尾根登山口-12:21ジャンクションピーク-13:59白蓬の頭-15:30 2773M地点ビバ−ク 合計7,20h
二日目 ビバーク地点6:00-東聖岳6:30-7:09奥聖岳-7:38前聖岳-8:58子聖岳-9:37薊畑-10:15聖平小屋分岐-12:18南岳-13:07上河内岳-14:45茶臼小屋 合計8,5h
三日目 茶臼小屋5:30-5:45茶臼岳-8:32易老岳-11:30イザルガ岳-12:00光岳小屋 合計6,5h
四日目 光岳5:54-6:48百俣沢の頭-8:23信濃俣のコル-9:42信濃俣-11:51カバ沢の頭-14:00ブナ沢-15:45大根沢山-16:57アザミ沢のコル ビバーク 合計11h
五日目 アザミ沢のコル6:15-8:09三方嶺-9:31大無間岳-12:06小無間岳-14:20小無間小屋-16:55田代てしゃまんくP、合計10:40h
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
聖岳東尾根は、踏み跡薄いが危険個所はなし。藪漕ぎ手強し 光岳-大無間も特に危険個所はないが長い。 大無間-田代は、P1のコル崩落地はロープ張ってありますが、かなり危険です。 長く標高差もあり、つらいコースです。大無間山の日帰りは無謀でしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
ドーム・テント
ザック60L
シュラフ、マット、枕
ロ-プセット 小計
ファーストエイド&予備キット 287 予備電池、ライト
コッフェル・ストーブセット 230 ガス250+予備カセット110
水容器(2L+2L)、酒容器(500) 100 小屋で酒・水補給
飲料水ボトル、収納袋 90 500ml
マグカップ、ナイフ(ケース) 240
地図、鈴、タオル、眼鏡 115
小計
携帯、カメラ、GPS
雨着 665 防寒具兼用
UV・防臭剤
予備下着、タオル 防水袋
食(x)つまみ、行動食、酒(500m)
ガス・カトリッジ 370
その他:手袋、ストック、帽子、行動(非常)食、ティシュ、キー、財布など
コルト8連発
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感想
何年か前から計画していた聖岳東尾根と、去年行けなかった茶臼-光岳と、大小無間山を繋いで歩いてきた。
一日目
東尾根は、稜線に白蓬の頭からのハイマツの藪漕ぎが手強かった。
足元の細い踏み跡を外さないように、時に背丈以上の藪を泳ぐように漕いでゆく。
2770M付近で力尽き、ギリギリのスペースに幕営。
二日目
東聖-奥聖-前聖と楽にこなすが、前聖からのゲキ下りでは、ヒザ+足首が痛くスローで下るも精神的にも
ヘロヘロになってしまう。
このまま、聖平小屋で飲んだくれようか。との考えと闘って、上河内岳に向かう。
井川観光のバスを使ったので、茶臼小屋素泊まりとする。
三日目
疲労が積もっていて、全身が激しく痛い。階段を降りるのも出来損ないのロボットの様になる。
でも、取りあえず今日は光小屋に向かう。
一番短い工程であるし、光小屋周辺の環境は素晴らしく、光岩やイザルガ岳をゆっくり廻って
ビール&酒を堪能して、リラックスできた。
本当は、2-3時間でも明日の工程に突っ込む予定もあったが、リラックスを優先した。
夜、風が吹き荒れる。
四日目
朝はガスの中 出発
なかなか近づかない信濃俣(4H)ぐらいまではまだ良かったが、大根沢山遠いぞ。
そんなに下らなくても・・・と思うくらい下って、一気にあがる やだもう。
それと、虫がハンパじゃなく多い。常に廻りを虫、アブが飛び回り、目、耳にアタックしてくる。
常に小枝を振り回して、追い払う 疲れる ゆっくり休憩もできない。
お気に入りの防虫ネットを初日の藪漕ぎで失ったのが、ものすごく イタイ。
ヘロヘロになりながら、やっとこさ幕営予定地のアザミ沢のコルにたどり着く。
水がないので途中ビバ−ク出来ないのだ。
幸いなことに、下ればすぐに水が湧いていた。
テン場は少し上がると知っていたが、疲労困媒で狭いコル上でビバ−ク
痩せ尾根で風が心配だったが、両側とも飛ばされても死なない様な地形だった。
初日と合わせて、テントは<大は小を兼ねない>事を知った。
五日目
昨夜は上のほうで風がゴウゴウで、心配したが1800M台のコルまでは降りてこずにラッキーだった。
3Hほどの大無間山までは順調。そこからなかなか小無間に着かない。
P1のコルの崩壊地もロープが張ってあったので、通過できた。
とにかく下り基調(脚が痛い)のエンエンと続く精神&肉体衰弱コースに、心中エンエンと泣いた。
ボロボロになりながら、てしゃまんくPについたのが、5時すぎ
行きに乗ったバスの運転手が心配して待っていてくれた?
この山 登山口低く、アップダウンがあり標高差は3000M級を軽く超える。
大無間山は手強いぞ!!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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kimiさんらしい静かな山歩きをされたようですね
このコース、すごすぎるので真似はできませんが、うらやましいです
虫が集中を妨げたようでこれまた大変でしたね
私も防虫ネットはビレイを取っておこうと思います!
今回は藪漕ぎアリなので、大きなザックは持ちたくなかったのですが、
45Lでは、詰め込むのが大変なので60L+で行きました。
藪では気にしていたんですが、いつの間にかなくなり残念でした。
もう少し気遣う必要がありました。
あの防虫ネットがあれば はるかに気持ちの余裕が違ったでしょうに。
茶臼小屋で一緒だったものです。大根沢山を越え、無事に大無間山経由で下山できたのですね。光岳から大無間山までの区間は、私にも魅力のあるルートなのですが、いつになることやら・・・。私のほうも、計画通りに下山しました。二日目は、水を4リットルとペットボトルを3本担いで出発しました。聖岳に着いた時にはさすがに疲れ、かなりの休憩時間をとりました。聖平小屋で、東尾根を登ってきた人と会いました。kimidoriさんとは一日違いですね。偶然にも、この人は私が沼平を出発するときに自転車で登山口に向かった人でした。
kimidoriさんとも、また、どこかで出会うかもしれませんね。
k_fujisanさん 無事下山おめでとうございます。
水4Lは重いです。
今年は聖岳直下の水場は水出ていたんですよ。
私は二日分の水3Lぐらいしか持たなかったです。 は5合ほど持ちましたが
kimiさん今晩はです。長期のロードは非常に興味のある内容に何時も驚きを覚えます。
今回は場所の知識も経験も有りませんが、山行記録から凄い所を歩かれたと感じました。
「大は小を兼ねない」の名言はちょっと意表を突かれましたね。
コルト8連発が気になります。
kinntaさん 両日とも90X200のスペースはなかったんです。無理やりでした。
90幅も痩せ尾根からはみ出していました。2人用なら両日張れなかったなあ・・・
コルトは熊&遭難対策の新兵器ですへっへhっへ
おはようございます。
南ア・・本来の山旅を楽しめる静かな山は最高ですが・・
自分には無理な感じですね!
でも・・聖岳位はいきたいですね!
聖もいいけど、光岳は想像以上に良かったです。
もう一度行きたい。
天気は割りとよさげで何よりです。
聖岳東尾根、冬季ルートで有名ですが、夏も行けるんですね。
大無間の縦走もお疲れでした。
「大根沢山(だいこんたくさん?)」の辺りも山深くてよさげですね!!
くまの気配はありました?
だいこんたくさんは、遠いです。なかなか近づいてこないです。
熊の気配はわからなかったですが、おおむげん周辺は餌の笹がいっぱいでした。
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