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Yamareco

記録ID: 490552
全員に公開
ハイキング
剱・立山

剱岳 立山 <室堂にお上りさん二人> 扇沢基点

2014年08月04日(月) 〜 2014年08月05日(火)
 - 拍手
boroP その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
13:58
距離
19.3km
登り
2,103m
下り
2,076m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8/4
 室堂9:09
 9:48一ノ越9:52
 10:29雄山10:47
 11:04大汝山11:36
 富士ノ折立11:42
大走り分岐12:02
 12:54別山13:05
 剱沢キャンプ場13:45
 剣山荘14:10

歩行時間:約4時間
 (予定では小屋着が16:00頃だったので
  我々としては早いペースで歩きました)

8/5
 剣山荘4:45
 一服剱5:05
 5:50前剱5:55
 7:20剱岳7:35
 8:58前剱直下9:10
 10:10剣山荘11:15
 12:31御前小舎12:38
 雷鳥平キャンプ場13:35
 室堂14:30

 歩行時間:約8時間
(下山の前剱直下で体調不良(シャリバテ?)になりましたので
  剣山荘で大休憩しました。)
天候 8/4 大体ガス夜半雨
8/5 大体ガス稜線時々突風
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢市営無料駐車場(約350台程度)
8/04朝6:30 空き10台程度

アルペンルート
 扇沢7:30→室堂8:55
 ※切符売場に6:45頃から並び
  途中の乗物のたまたま出た臨時便を適時うまく利用しての時間で
  状況によっては これより30分以上かかると思われます。
コース状況/
危険箇所等
<室堂-立山-別山-剣山荘>
一般登山道、山行時アイゼンがなくてもいいレベルの雪渓多数
雄山までは団体、家族登山多数で混雑しています。

<別山尾根>
整備されていますが 一般登山道では有数の厳しいルート
鎖多数で 切れ落ちた所もそれなりあります。
夜半の雨や突風 条件の良いホールドを見つけるのに
苦労した所もありました。
平日ですが 下山時 登り方向は
タテバイ等数か所で渋滞でした
装着率は 半分弱でしたが
ヘルメットは 必要と感じます。
予約できる山小屋
立山室堂山荘
雷鳥沢ヒュッテ
剱澤小屋
剣山荘
扇沢市営無料駐車場
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扇沢市営無料駐車場
初の室堂にきました
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初の室堂にきました
スタートです
シナノキンバイ
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スタートです
シナノキンバイ
チングルマ
雪渓が多数
ミヤマキンバイ
連れ合いは
この団体に引っかかるり
待てど暮らせど
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連れ合いは
この団体に引っかかるり
待てど暮らせど
しょうがないので
先にスタート
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しょうがないので
先にスタート
素晴らしい稜線、、
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素晴らしい稜線、、
振り返って
イワツメクサ
タカネツメクサ
ヨツバシオガマ
オンタデ
ウサギギク
チシマギキョウ
富山湾は時々見えるのだが、、
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富山湾は時々見えるのだが、、
後立山方面
え 鹿島槍?
団体さんは巻道へ
連れ合いも紛れて?
ついて行く?ので
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団体さんは巻道へ
連れ合いも紛れて?
ついて行く?ので
天邪鬼は別山へ一人旅
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天邪鬼は別山へ一人旅
別山到着
あれは、、、
見えるじゃないか
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見えるじゃないか
別山尾根
振り返れば 立山も見えてきた
あの稜線あるいてきたのかあ
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振り返れば 立山も見えてきた
あの稜線あるいてきたのかあ
もう一回
明日行くよ
さあ 剣山荘へ
ハクサンイチゲ
いたる所で群生
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ハクサンイチゲ
いたる所で群生
チングルマも沢山
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チングルマも沢山
ちょっと残念
アオノツガザクラ
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アオノツガザクラ
8/5 スタートです
8/5 スタートです
リラックス?
ハクサンフウロ
ふつうのツガザクラもあります
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ふつうのツガザクラもあります
雫は可愛いだが、、、
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雫は可愛いだが、、、
風が強い
写真より
足場あります
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写真より
足場あります
シャクナゲ
タテバイに来ました
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タテバイに来ました
あと少しだか、、
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あと少しだか、、
タテバイ上部のトラバース
結構腰引けます
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タテバイ上部のトラバース
結構腰引けます
これを乗り越えて
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これを乗り越えて
着きました
ヨコバイに行きます
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ヨコバイに行きます
先行した上級者がビデオを
撮っているようで
スタートできないよ〜
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先行した上級者がビデオを
撮っているようで
スタートできないよ〜
想像したより
一歩目はスムースに入れました
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想像したより
一歩目はスムースに入れました
ダイモンジソウ
クルマユリ?
剣山荘が見えた!
後ろ歩いていたカップルと
思わず一緒に叫ぶ
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剣山荘が見えた!
後ろ歩いていたカップルと
思わず一緒に叫ぶ
さあ 帰ります
素敵なカップルです
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素敵なカップルです
お花畑・雪渓一杯のトラバース道でした
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お花畑・雪渓一杯のトラバース道でした
視界のある時は
本当に快適な道だと
思います
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視界のある時は
本当に快適な道だと
思います
御前小舎が見えました
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御前小舎が見えました
雷鳥沢に雷鳥
雷鳥平キャンプ場から
室堂までは 結構大変です。
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雷鳥平キャンプ場から
室堂までは 結構大変です。
ウサギ菊
今回も 虹が
黒部にかかり
締めてくれました!!
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今回も 虹が
黒部にかかり
締めてくれました!!

感想

5年前 塩水橋から丹沢山で引き返すか悩んでいた青年と
励ましあいながら蛭ヶ岳を一緒に登った。
その青年は山頂で 本当に嬉しそうに夏に立山に行くんですと言った。
その時は 立山って すごく遠い所(金銭的にも)しか印象もなく 
自分達も行ける所なのかもわからなかった。
2年前 唐松山頂で 初めて肉眼で見た剱岳に圧倒された。
昨年 白馬から唐松に抜ける時 ずーっと剱岳が見守ってくれた。
山歩きのマイペース、シンプルなものに魅かれて始めた我々にとっては
室堂は あまりにも敷居が高いが
剱岳は 年々衰える体力を考えると
そろそろ行っておくべきべきかなと思えてきた。

そう簡単に室堂に行けない お上りさんにとって
日帰りが無理なら 剱と立山両方登りたい
しかし ヤマレコ健脚者の記録は 我々には当てにならない
7:30発のトロリーバスだと最悪10時近くのスタート
歩いた事がない山域 小屋に16時頃までにつけるの?
2日目の厳しい別山尾根後に4時間以上コースタイムで
16:30の終バスに間に合うの
第一 どちらも渋滞があり得るじゃないか
また 天候次第では 我々自体が早く進めないんじゃないの?
垂直梯子取り付大丈夫?
でも心配ばかりしていても 
いつまでたっても行けないのは 分かっているので
最悪 もう一泊するまた撤退覚悟の計画として行くことにしました。

<雄山まで>
手荷物10Kg以内に抑えた荷物でも十分我々には 重いのだが
ここまで ほとんど休憩を取らずに 頑張りましたが
やはり 団体 家族連れ 学校登山などが多く 連れ合いが遅れ出し
少し空いた先の大汝山で連れ合いを待ち ランチ。

<別山まで>
時々 部分的に見える風景をつなぎ合わせれば
白馬を思い出す素晴らしい稜線であるのは間違いないのだが 
ガスで見えない。
花で紛らして もくもくと進んだ。
しかし ついに別山付近で雲の流れが速くなり
剱が徐々に顔を見せてくれた時は
思わず <明日いくよ>と声を上げてしまった。

<別山尾根>
夜中から朝方まで 雨また風も強い
満員(4布団5人)の部屋は 蒸し風呂のように暑く酸欠
イビキの大合唱 どんな所でも?寝れる連れ合いが羨ましい。
4時すぎに雨は止んだが 風は強くガス。
我々 行けますか?自問自答、、、
とにかくヘッデン無しの4:45スタートとした。
鉄橋では突風の止むのを待ち
次々と現れる鎖場には
濡れた岩に比較的良さそう足場を探し
上級者には先に行って貰い
記憶力補完の写真を撮りまくり
とにかく集中して慎重に進みました。
集中しているせいでしょう
意外に早く タテバイ取り付けにきました
見上げると想像したより急です。
ここに来る前から 連れ合いに先に行って貰うか
自分がルートを見つけながら先に行くか
ずーっと悩んでいましたが
この場まで 結局結論は 出なく
自分が先に登る事にしましたが
雨に濡れた足場は グリップが頼りなく感じ
ホールドの良さそうな足場探しに一苦労
特に最後の2mは 慎重に慎重に登りましたが
連れ合いも同じステップで登れてホッとしました

<剱岳>
扇沢のトロリーバスに乗ってから24H後
全方向ガス
遠かったけど 着きました。
着いた時 一瞬でも雲が切れる演出はありませんでしたが
自分達の行ける時に
自分達のできる方法でたどり着けたので
大満足です。

またいつか きます。

家に帰ったら いつも厳しい道の時は
一緒だった安物トレッキングシューズの底が
一部剥がれかかっていた。
(加水分解では ありません)
Sportivaや高級登山靴がやたら闊歩する室堂で
頑張ってくれたね ありがとう!!

※ 写真コメント編集中(十分疲れたので花名等コメントは 別途)
(8/6 18:30現在)

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コメント

boroPさん、お疲れ様でした
楽しいレポ、拝見させて頂きました
いつもより、フックが効いている?感じがします。
感動が伝わってきます!

天候が悪かった みたいですけど、
いいお花が沢山取れていますね

山小屋が苦手だとおっしゃっていましたが、
すっかり克服?されましたね!
布団、一人一枚ないと・・・・キツイ(精神的に)ですが、
こんな体験も何かが変わるチャンスになりませんか

立山、剱、いいですよね〜!
いつかまた、とすぐに思ってしまう山です
そして、
剱に登ると、山への魅力が今までと違う感覚になりませんか?
2014/8/7 16:28
Re: boroPさん、お疲れ様でした
ある時は 超ロングの共演者、またある時は女子会?のリーダーとして
多忙な日々を送られている中
nadesikoさん コメントありがとうございます!!

パンチ効いていましたか?
昨年のnadesikoアナの室堂中継に
お尻たたかれ  
天気の良い日を選べない状況の中で
とにかく強引に行ってみたんですが、、、

天気は冴えなかったですが
ガスの切れ間に 素晴らしい風景を想像させてくれましたし
お花畑もこれぞお花畑が至る所でしたね。
また 岩と対話しながら進む 別山尾根は
充実感一杯で天気の事忘れますね。
でも 岩も鎖も滑り易く 思わぬ所で
気を使いましたよ。

わずか 20分程度しか見せてくれませんでしたが
剱は本当に山容がかっこいい素敵な頂
ルートもいろいろ考えられそうなので
いつか また行けたらと思ってしまいますね。
それではまた!

on-boroP
2014/8/7 19:20
boroPさん、こんにちは。
百名山、2山登頂、おめでとうございます。
同じ百名山でも、ご自宅お近くのエリアと違い
一歩踏み出すまで、葛藤がありますよね。
しかも、難度的にも。制限時間ありますし。

お天気あいにくでしたが、やはり
スケールが違いますね。
お花畑、山の斜面の曲線、
圧倒的です。
長旅、お疲れ様でした。
2014/8/8 14:48
Re: boroPさん、こんにちは。
komakiさん コメントありがとうございます!!

最近 まだ登った事のなく見てみたい山は
距離的にも 難易度 身体等にも不安が あるので
行くまでに葛藤が一杯ですが
天気悪くても また撤退しても
いいじゃないかと思うように努めて
出発の踏ん切りをつけています。

初めてのこの山域は 本当にスケールありました。
流石に 室堂近辺は観光地って感じですが
雄山から先は 素晴らしい山旅
写真や地図?では 決して表現できないので
是非是非 歩いてください。
帰って 気が付いたのですが
ほぼ すべて森林限界
森の中のアプローチも好きな私が
ダケカンバ1本も見ていない気がしますが
それを忘れて
ガスの中の花畑でさえ
感動しました。

on-boroP
2014/8/8 19:47
憧れの剣
 boroPさん、遅コメです。
 立山・剣、行っちゃいましたね 。お疲れ様でした。
 高山植物 も盛りで、別山から剣の凛々しい姿も拝めて、良かったですね 。でも、剣登頂時の天気が、今一つ だったのはちょっと残念でした。これは、もう一度来なさいということですネ

 北アの山々は、全般に他の中ア・南アより山姿がシャープですが、特に剣は、後立等東面から見た姿や、裏剣など、ほんと日本離れした痺れる山姿ですよね 。三の窓、小窓雪渓で氷河の存在が確認されたこともあり、そこに行けなくても、剣の魅力は増したようですよね。

 私事ですが、人の多い北アを敬遠気味だった小生にとっても、剣は別格の憧れでした。ただ登頂するだけでも手ごわい剣ですが、壮大な登頂計画をもくろんでいるうちに、軽い不整脈が発覚 。登れるうちになんとか剣だけはと、山の先輩のサポートを受けて、別山尾根ピストンで登った山です(その後しばらくして、約10年間の長い冬に入りましたが。)。
2014/8/11 1:31
Re: 憧れの剣
いつも コメントありがとうございます。!!

確かに ここは別格かもしれませんね。
今回の見える範囲でさえ
自然とodaxさんを始め多くの方の思いがこもっている
そんな雰囲気を五感に感じた山旅でした。

そう北方稜線、早月尾根や裏剣も素晴らしいだろうな、
行きたい所がどんどん増えてしまいますね。
こうして 山の深みから抜けられなくなるんだろうな、、
(もっとも 私にとって文字入力が大変なヤマレコアップ以外
山から抜けたいとは思っていませんが、、)

>もう一度来なさいということですネ
一度と言わず できることなら2、3度
いやもっと来たいと思いましたよ。

P.S.
いつの日か
odaxさんの埋もれた<壮大な登頂計画>を再発掘し
odaxさんを先頭に 我々が<お気楽>にキョロキョロしながらお供する
素晴らしいい山旅を夢想したboroPでした。
交通費持っても 駄目ですか?

on-boroP
2014/8/11 12:01
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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