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Yamareco

記録ID: 534880
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳縦走(美濃戸口・阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳・東天狗岳・黒百合平・渋の湯)

2014年10月17日(金) 〜 2014年10月19日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
yamaken222 その他3人
GPS
--:--
距離
20.2km
登り
2,056m
下り
1,796m

コースタイム

1日目
山行
7:10
休憩
1:00
合計
8:10
7:00
180
美濃戸口
10:00
10:20
0
10:20
50
11:10
11:20
30
11:50
12:00
30
12:30
12:40
10
12:50
80
14:10
14:20
50
2日目
山行
5:30
休憩
1:50
合計
7:20
7:10
10
7:20
60
8:30
8:40
40
9:20
9:50
30
10:20
10:30
30
11:00
11:20
30
11:50
10
12:00
12:10
30
12:40
13:10
40
13:50
40
3日目
山行
2:10
休憩
1:10
合計
3:20
6:00
6:10
0
6:10
7:10
60
9:10
0
9:10
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ

感想

八ヶ岳南北縦走。
茅野に前泊、6時にタクシーで美濃戸口へ、晴れていますが、冷えています。
登山届を出して、林道をスタート。しばらく自家用車が抜いていきます。

美濃戸山荘をすぎて南沢沿いを進みます。紅葉がいい感じ。
赤岳が見えたらびっくり、雪で白く化粧されてました。内心不安でしたが、涸れ沢をどんどん進みます。
しらびその樹林帯をゆっくり登っていきます。
行者小屋で給水と情報収集、多少の雪や霜はあるものの歩行には問題ないことを確認して、中岳・阿弥陀岳方面へ。

中岳のコルまでは、ゆるやかな勾配でとても歩きやすい道です。
ここで重いザックをおろして、阿弥陀岳ピストンにチャレンジ。
急登とはしご登りがあり、なかなかの岩登りポイントでした。
中岳コルから頂上までは権現岳・編笠岳の向こうに南アルプスの山々、遠く北アルプス、振り返れば八ヶ岳の核心部がドカンと見えます。赤岳の雄姿が圧巻。

中岳のコルに戻って、デポしたザックを担ぎ中岳へ、ここから急登りの連続。
ジグザグにゆっくり登ります。
赤岳の岩肌が近付くと、本格的な岩登りが始まります。

ゆっくり登れば時間が解決してくれますが、登りがいのある岩稜でした。
東側の尾根がみえたら山頂がもうすぐです。

山頂からは当然見事な眺め、立山連峰がくっきり。残念ながら南の富士山方面は曇り。
赤岳頂上山荘前でしばし休憩しつつ、山の案内板で北アルプス方面の山を確認。
本日の宿、赤岳天望荘に向け下山開始です。この下山が結構大変、鎖をつたいながら下ります。
小屋に到着、受付を済ますと、「宿泊者の証明」代わりのプラスティックのコップを渡されます。これで滞在中、コーヒー・お茶・お湯飲み放題というのがうれしい。

ちょうどお風呂に入れる時間だったので、ザックをおいて風呂場に直行。
どんな風呂かと思いましたが大人3人が余裕で入れる大きさ、湯温もちょうど良く、居合わせた方と情報交換しながら長湯してしまいました。
当然石鹸などは使えませんが、上がり湯のシャワーも使えるので、さっぱりできました。
湯あがり後、談話室でストーブにあたりながら日本酒、到着後水分補給が不十分なまま風呂で汗をかき、飲んだせいか、少量で出来上がり。
17時からの夕食はバイキング(山菜天ぷら、角煮など)、有名だけあって、大変おいしくいただきました。

消灯は9時。ストーブにあたりながら二次会をこなし、満天の星空を眺めて、寝袋に入ります。大部屋でしたが快適な寝床。熟睡。

朝5時に起床、ケチって朝食は自炊にしました。小屋の朝食が終了後、食堂で調理ができます。今日は雑煮。今日の縦走力を補給します。

7時山小屋をあとに北へ進みます。横岳までの道は岩登り下りの連続、2つほどのピークをこえて横岳です。北アルプスがどんどん近付いてきます。
横岳の下りは最大の難所、細い稜線で緊張の連続です。慎重に歩を進めます。

そして硫黄岳山荘が間近に見えてきて、大休憩。たいへん綺麗なトイレに感動しました。

硫黄岳までの登りは、平らな岩を上をひたすら登ります。目印(ケルン?)があるのでなるべくこれをたどるのがよいと思います。結構疲れます。
平らな頂上で記念撮影し、夏沢峠へ下ります。

そういえば中岳から夏沢峠の上までは森林限界の上でしたので、樹林帯が懐かしい。
ヒュッテ夏沢で小休憩。下の本沢温泉が気になります。

再び樹林帯を徐々に登りながらすすみ箕冠山を過ぎ、いよいよ本日最後のピーク東西天狗岳が見えてきます。そこまで昼ごはんは我慢。
根石山荘前を過ぎ、根石岳、東天狗岳に進みます。この辺はいつも風が強く体が冷えますね。
東天狗岳の登り岩稜を慎重に登り、いよいよ山頂。当然絶景はつづく。
昨日山小屋で作ったサンドイッチ&あんこマーガリンサンドを頂きました。

東で満足したので西天狗岳は今回はパス。
黒百合ヒュッテまでは2つの行き方がありますが、今回は天狗の奥庭経由を選択。
大岩を飛び越えながら進みますが、結構な距離でした。初めてすりばち池を見ましたが、こじんまり。水面が天狗岳を映します。
池を越えると黒百合ヒュッテが直下に、最後の下りです。すれ違う団体の登山者の方と励ましあいながら到着。

今日はコンサートが開かれるので、皆さん楽しみしているようでした。
身支度を整え、昼酒開始!
モンベルカードを提示してビール350MLをサービスしていただき一気飲み。

ここで待ち合わせた山仲間の皆さんと次々合流、どんどん酒とつまみが集まっていきます。あっという間に夕飯の6時に、ほぼ出来上がり。
おいしいごはんも頂き、コンサート開始を待ちます。

コンサートは1時間、ピアノと声楽のデュオです。定番の山の歌をみんなで歌ったり、ピアノソロもあり、大感動。涙を流すお客様もちらほら。山の上で贅沢な時間でした。

すっかりいい気分で2階に上がり就寝へ。土曜日だけに満員でした。
ひと眠りして12時、星はどうか?と外へ。それほど寒くはないですが、今晩も満天の星空。これを写真に残す技術を習いたい。

翌朝も自炊、出来合いの調理ソースでチキンのトマト煮と、グリーンカレーのフォーを作りました。
黒百合で落ち合った仲間とお別れして、
我々は強行軍でしたので、下山は渋の湯へ直降りです。樹林とても幻想的、沢音が近付いてきたら渋の湯です。硫黄の匂いと見事な紅葉。

車で富士見高原の「鹿の湯」、板そば「三井」さんで〆。小淵沢13:45発のあずさ。

2度目の八ヶ岳縦走、天気に恵まれ最高の山行でした。
四方の名山の眺望と強弱メリハリのあるいい山です。来年は初夏に。

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