初冬の白峰三山（広河原〜北岳・間ノ岳・農鳥岳〜奈良田）

2014年11月08日(土) 〜 2014年11月09日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 24.4km
• 登り: 2,468m
• 下り: 3,177m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:02
• 休憩: 0:42
• 合計: 7:44

6:37 広河原
7:44 7:49 第2ベンチ
8:22 8:24 白根御池小屋
9:54 9:54 小太郎尾根分岐
10:24 10:35 北岳肩ノ小屋
10:46 10:46 両俣分岐
11:04 11:15 北岳
11:29 11:29 吊尾根分岐
11:56 12:01 北岳山荘
12:36 12:39 中白根山
13:07 13:12 間ノ岳手前のケルン
13:34 13:34 間ノ岳
14:21 農鳥小屋

2日目

• 山行: 5:46
• 休憩: 0:19
• 合計: 6:05

5:55 農鳥小屋
6:34 6:34 西農鳥岳
7:04 7:04 農鳥岳
7:29 7:40 大門沢分岐
9:09 9:13 大門沢小屋
10:59 11:03 奈良田登山口
12:00 12:00 奈良田バス停
12:00 ゴール地点

天候

1日目：晴れ、2日目：曇りのち雨、稜線強風

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

甲府〜広河原バス ※11/9で終了 2050円(協力金含む)
奈良田〜飯富ふれあいセンター 1000円(荷物代含む)
http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/images/H26.6narada.time.pdf

コース状況／危険箇所等

※コース状況は事前に広河原インフォメーションセンターに電話で確認しました
・広河原〜白根御池小屋〜肩の小屋〜北岳
夏道通り。小太郎尾根分岐に出てから、稜線は凍結箇所が多く注意が必要でした。

・北岳〜間ノ岳〜農鳥岳〜大門沢下降点
夏道通り。北岳・中白峰・間ノ岳山頂付近は凍結した雪がありました。西農鳥・農鳥はほぼ雪なし。
稜線は南西の風が吹き付けていました。雪はほぼありませんでしたが、登山道は西側のトラバースのため風が直撃です。防寒には注意。

・大門沢下降点〜大門沢小屋〜奈良田温泉
木の手作り橋がだいぶ歩きやすくなっていた。(6月と比較して)
木の橋渡りが終わったあたりから、落ち葉で登山道が見えにくくなっています。木のピンクテープが目印になります。
吊り橋3つのうち、2つ目は工事のため仮説の小さな橋になっていました。


＜冬季小屋＞
稜線の雪は期待できないため、必要な水は荷揚げしました。
・白根御池小屋　水は小屋手前の沢？冬季トイレあり
・北岳肩の小屋　冬季トイレあり、水場は未確認
・北岳山荘　階段登ったところ。トイレなし。
・大門沢小屋　広い。テント場の水場が出ていました。トイレも使えそう。

その他周辺情報

下山後の温泉：奈良田の里温泉　女帝の湯 550円
http://spa.sound-f.com/kyonan/jyotei.html

写真

11/8 8:15

雲が流れ落ちてくる鳳凰三山

11/8 8:22

白根御池小屋
大樺沢は木道など凍結が危ないので使わないでほしいと広河原インフォメーションセンターの方に忠告うけ、御池小屋に来ました。

11/8 8:24

白根お池
枝だけになった木々の景色に冬の始まりを感じます

11/8 8:31

草すべり

11/8 9:54

仙丈ヶ岳

11/8 9:57

小太郎尾根分岐より北岳へ

11/8 9:58

小太郎尾根とその先の甲斐駒ヶ岳

11/8 10:04

日陰は凍結、軽アイゼンあれば安心

11/8 10:24

北岳 肩の小屋

11/8 10:24

冬季トイレあります

11/8 10:27

冬季小屋の入り口、中は未確認

11/8 10:58

右手の北岳山頂に人が見えます

11/8 11:04

北岳、山頂で会ったのは3人だけ
2週間前に来た時より雪も少ない。。

11/8 11:04

中央アルプス

11/8 11:04

鳳凰三山と雲のかかる奥秩父

11/8 11:05

池山吊尾根と富士山

11/8 11:05

富士山、雪はほとんどない

11/8 11:15

八ヶ岳

11/8 11:15

甲斐駒ヶ岳

11/8 11:24

間ノ岳への稜線

11/8 11:29

八本歯のコルとの分岐

11/8 11:36

北岳山荘への稜線コース
トラバース道より歩きやすかった、かな。

11/8 11:56

北岳山荘
ここの冬季小屋に泊まる予定でしたが、時間があるので農鳥まで行くことにしました
冬季小屋は奥の大きな建物の階段登ったとこから入ります

11/8 11:57

冬季小屋入ってすぐの部屋
テーブルと椅子があります

11/8 11:58

奥の部屋。採光があって昼間は明るい
非常用UPSもある

11/8 11:58

二段になってます

11/8 12:01

冬季小屋偵察したら、出発！
ギザギザの八本歯

11/8 12:32

北岳山荘から農鳥は初めて歩きます
中白峰への広々とした尾根

11/8 12:32

大きな北岳を振り返る

11/8 12:36

緩やかな登りを経て、中白峰山

11/8 12:36

北アルプス、冠雪の穂高や槍

11/8 12:37

後立も白い

11/8 12:37

仙丈ヶ岳、北岳、鳳凰三山

11/8 12:39

間ノ岳へはケルンが点在
積雪期も目印になるのでありがたい。

11/8 12:41

間ノ岳

11/8 12:57

北岳からのコースを振り返る
仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳も並んで見える

11/8 13:07

向かう先に間ノ岳山頂
風強いし12月ぐらいなら夏道わかりやすそう

11/8 13:34

間ノ岳。だれもいない広い山頂

11/8 13:36

農鳥へは富士山を正面に下り始めます

11/8 13:41

このケルンと道標が目印
道標は雪で埋もれてそうな気がする

11/8 13:42

農鳥小屋と西農鳥、農鳥岳
かっこいい稜線ですね

11/8 13:42

塩見と荒川三山かな？

11/8 13:44

ノウトリ。ここからペンキの目印たくさん。

11/8 14:05

下って行くと塩見が大きくなる

11/8 14:21

間ノ岳を振り返る

11/8 14:21

農鳥小屋に到着
だれもいないけど15時には間に合った

11/8 14:22

ウケツケ

11/8 14:56

風が来ない場所に幕営
重い水運びがあったので、軽量化のためツェルト泊。なかなか快適でした。

11/8 16:49

夜になると雲が出てきました
明日はみぞれか雪だろうなぁ…

11/9 5:53

翌朝、怪しい景色。。

11/9 6:10

ガスと強風のなか、ペンキマークを追いかけて西農鳥へ
少し登って農鳥小屋を振り返ったところ

11/9 6:18

この岩場は西側を巻いて抜けると、稜線にでます

11/9 6:24

稜線に出たところ。ここも風が強い

11/9 6:32

この道標のすぐ先が西農鳥

11/9 6:32

ぼんやりとしたピークが西農鳥

11/9 6:34

立派な山頂標があります
風が強くて休めないので先に進みます。

11/9 6:35

霜がついた。久々に前髪凍ってました(^_^;)

11/9 6:37

ここからは西側トラバース

11/9 6:42

晴れていたら岩峰の稜線歩きを楽しめるんだろうなぁ

11/9 7:04

農鳥岳

11/9 7:15

農鳥から大門沢下降道は東側を歩く
無風になり、ここでようやく一息

11/9 7:29

大門沢下降点

11/9 7:31

大唐松尾根とその先に鳳凰三山

11/9 7:31

向かいの山が見えてきた
大門沢下降点降りたところで雪が舞い始めました。いいタイミングで稜線降りることが出来たようで、ほっとしました。

11/9 8:51

大門沢小屋手前の橋

11/9 8:57

6月に来た時は流されていた橋

11/9 9:09

大門沢小屋

11/9 9:09

広々とした冬季小屋です

11/9 9:11

テント場の水場が使えます

11/9 9:17

6月に靴脱いで渡渉したところ
ここも立派な橋がかかっています

11/9 10:15

この橋もリニューアル
この先で雨が降り始める

11/9 10:49

2つ目の吊り橋は工事中で仮設の桟橋を渡ります

11/9 11:03

車道に出るところに休憩所がありました
ウォーターサーバーに水は入ってませんでしたが、水道の水は使えました。ありがたいです。
雨宿りしながら、靴やストックを水洗い。

11/9 12:10

下山したらバス停にザック置いて温泉へ
近くのそば祭りのためか混んでました

11/9 13:28

赤い紅葉とベンチ、風情がありますね

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

装備

個人装備

ザック(Osprey Ariel 55/青)(1) ザックカバー(1) チェーンスパイク(1) ツエルト(オレンジ)(1) ペグ(8) 保温シート(1) 着替え(1) シュラフ(青)(1) シュラフカバー(青)(1) マット(黄)(1) ダウン上(青)(1) コッヘル(2) コップ(1) ガスバーナー(1) ガス(1) ライター(2) フォーク スプーン(1) 食料(4) 行動食(4) プラティパス(水2L)(1) プラティパス(0.8L)(1) ファーストエイドセット(1) 化粧品セット(1) 予備電池(5) 熊鈴(1) 細引き(1) リペアシート(1) ナイフ(１) 折りたたみ傘(1) 帽子(2) 手袋(3) タオル(2) サングラス(1) レインウェア上下(1) ゲイター(1) ストック(2) コンパス(1) ホイッスル(1) ゴミ袋(3) 財布 鍵 保険証(1) 地図(1) カメラ(赤)(1)

感想

ゲスト

積雪期の下見です。
甲府から広河原へのバスは6人だけ。閑散とした広河原で、同じく白峰三山縦走予定の3人組さんと少しお話してから出発。
直前の天気予報では土曜は晴れ、日曜は雪、月曜は晴れ。北岳山荘泊にするか農鳥まで行くか悩むところではありましたが、月曜まで休暇をとっているのでひとまず行けるところまで行くことにします。2週間前に来たときよりも雪は少なかったものの、風だけは冬のような強風でした。

北岳から農鳥まで、冬に来たらどんな感じになるのかなと考えながら、稜線を歩いていました。
稜線は西風がずっと吹き付けてくるので、気象条件によっては凍傷になりそうで怖い。ただ夏道は見つけやすそうだな、という印象です。
大門沢の手作り橋は6月と比較してなり歩きやすくなっていました。

奈良田からアルキ沢橋の13km車道歩きを思い出すと、うーん。。。(>_<)という気分になりますが、次回は真っ青な冬の空の下、歩けたらいいなぁと思います。