山ノ鼻泊・見晴新道・燧ヶ岳・ナデッ窪
福島県
群馬県
mimik
体力度について
- GPS
- 13:01
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 1,154m
- 下り
- 1,002m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 1:53
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 3:01
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:55
| 天候 | 両日ともに晴れ 最低 -0.21℃ 2023/06/20 05:04 最高 28.02℃ 2023/06/20 15:44 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
関越交通バス 沼田11:20-尾瀬戸倉12:43 2100円 戸倉-鳩待峠乗合タクシー 1000円 復路 会津バス 沼山峠15:50-会津高原尾瀬駅17:50 最終 2450円 リバティ会津152号 尾瀬口18:06-鬼怒川温泉18:53 1250円 鬼怒川温泉19:35-池袋23:25 1853円 沼山峠13:45のバスでないと桧枝岐の温泉には立ち寄れない。 終バスで会津高原尾瀬駅で夢の湯に立ち寄ると東京行き次発は19:43 鬼怒川温泉駅徒歩圏内にセブンイレブンあり。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
見晴新道 樹林帯下部はオーバーユース激しく、洗堀と粘土質のぬかるみで歩き辛い。 ナデッ窪 管理されていない登山道との事だが、それなりに利用されているようで土の上部は歩き易い。すぐに土が流出した岩ゴロの急坂となるが最初は比較的歩き易く、下部で勾配が緩んでからの方が荒れ気味で岩の段差が大きくなり歩き辛い。 |
写真
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2290mより 尾瀬沼が見えだす 御池岳 赤ナグレ岳 鬼怒沼山 根名草山 燕巣山 四郎岳 女峰山 小真子山 太郎山 大真子山 男体山 白根山 錫ヶ岳
2310mより ススヶ峰 景鶴山 松��高山 赤倉岳 白沢山 平ヶ岳 巻機山 小沢岳 下津川山 ネコブ山 本谷山 越後沢山 中ノ岳 駒ケ岳 荒沢岳
感想
前回の山行から天気と休みが合わず2か月近く間が開いて体力の低下が気になる所、夜勤明け直行の好天予報となった。前泊浅草岳を計画するも大白川の民宿が軒並み休みの為断念した。替りに山ノ鼻一泊二日で一日目はアプローチのみの尾瀬行きとした。御池からの初訪の折は真っ白で展望のなかった燧ケ岳の展望も期待して未踏のルートで登下降する。
一日目、沼田からのバスは平日11:40遅出の甲斐あって、自分の他のハイカーは一組2名のみでガラガラ。戸倉からのシャトルバスも同様。鳩待峠から一時間ほどの木道降りで山ノ鼻ビジターセンターとテント場に着いた。鳩待峠からは初めてなので比べようもないが、追越一度ですれ違い頻度はそれなりにあったもの空いている方なのだろうと想像する。山ノ鼻もテント一張りで人出も少なめだった。至仏山荘でテント泊受付を済ませて設営後、ビールを飲みながら一服する内には周囲は随分静かになった。ニリンソウ コバイケイソウ スダヤクシュ ハクサンチドリ
落ち着いた所で植物研究見本園に散歩に出る。水芭蕉は巨大化している。ワタスゲ レンゲツツジ コバイケイソウ ニョイスミレ タテヤマリンドウ アマドコロ 池塘にヒツジグサの葉 まだ余裕があるので尾瀬ヶ原に向かう。人影のない静かな歩きの後、ビールと日本酒を買い足してカレーめしで夕飯後就寝。最終的にテントは4張。
二日目、寒さと尿意で2:00に目が覚める。トイレに出た後レイントレッカーを重ね着して二度寝するが、寝付けず3:00過ぎにシュラフから出る。盛夏用のモンベル#5はまだ早すぎた。
オートミールで朝食後、撤収して4:30出発。霜が降りて朝もやの幻想的な尾瀬ヶ原を行く。人影なく静かで負荷の全くない快適な道行に思わず顔がにやけてしまう。ワタスゲ タテヤマリンドウ カキツバタ コバイケイソウ ツマトリソウ ミツガシワ スダヤクシュ リュウキンカ シナノキンバイ ウラジロヨウラク ヤマドリゼンマイ モウセンゴケ 池塘にヒツジグサの葉 見晴が近づき出発し始めた人たちとすれ違うようになる。見晴でトイレに立ち寄り休憩。見晴のテント場は撤収中の人々で賑やかだった。
燧新道に向かう。注意書きの通りぬかるみ多く、洗堀された粘土質のぬかるみを巻こうとして却って滑りズボンを汚してテンションが下がる。夜勤明け二日目なのでやはり調子は良くない。ゴゼンタチバナ 漸く樹林帯を抜けて岩ゴロの沢筋を登るようになると再び気分が晴れてきた。左岸の尾根筋に取り付き、大岩を過ぎると展望が開け山頂までがハイライト。至仏山、笠ヶ岳、武尊山、見えた山から見た山を見返す。上越国境、谷川連峰、平ヶ岳、中ノ岳、駒ケ岳、荒沢岳、行けなかった浅草岳、守門岳。足元にはイワカガミ アカモノ ミヤマキンポウゲ ミツバオウレン 振り返ると眼下の尾瀬沼の先に日光連山 俎�瑤留�には男鹿山地
芝安��山頂に着き、人のいない新潟側で初訪の折に望めなかった展望に大満足しつつランチ。山頂付近はそれなりにハイカーが休憩しているが密集度は低い。芝安�瑤隆筌乾蹐竜涅笋�ら僅かに残雪を踏んだ後、鞍部に降る。
登り返した大岩累々の俎��山頂には祠と三角点があった。ハイカーは一名あり。大分時間が押しているので僅かな滞在で山頂を辞す。途中残雪を見て、白さの際立つキヌガサソウとサンカヨウを見る。ナデッ窪降口のロープ閉塞を越える。ロープの注意書きにある「管理されていない登山道」とは廃道の意味なのだろうか。オーバーユースの燧新道より状態の良い径が続いたあと、岩ゴロに急坂となる。悪ければ長英新道に変更するつもりだったが、問題なさそうなのでそのまま降ることにする。土が流出した岩ゴロの急坂は、始めはオーバーユースの燧新道より歩き易く快適に感じた。しかし勾配が緩んでからも岩ゴロが続き、却って段差が大きい箇所が増え疲労が蓄積していった。最後には雲ノ平から薬師沢小屋への降りの辛さを思い出していた。木道と白い水芭蕉群落が出てきて沼尻が近い事が判ったが水芭蕉を愛でることなく急いだ。ロープ閉塞が現れた時にはほっとし、沼尻の分岐の木道に座り込んで休憩する。水と行動食をほぼ消費した。
既に13:00を過ぎて予定のバスには間に合わず、終バスの15:50にも急がないと危ない。飲み水の残りの僅かなので沢水を浄水して補給し尾瀬沼北岸を小走りに急ぐ。初訪の大江湿原はまだニッコウキスゲには早いのか。急いだので見えなかっただけかもしれないが花は少なかった。鹿柵が増えたようなので食害もあるのだろう。
疲れた身には沼山峠へ緩い登りも辛かった。降りに入って地図を確認して、漸く沼山峠休憩所バス停は峠ではなく東に降った所だと知る。15:20に休憩所バス停に着いた。ビールでも無いかと探したがジュースの自販機のみだった。コーラでのどを潤し身支度して15:50発のバスに乗る。車中、尾瀬口から東京までの帰路を検討した。風呂は諦め鬼怒川温泉のコンビニで酒と弁当を仕入れることにした。
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2023/6/19
12:43 戸倉でシャトルタクシーに乗換
13:16 鳩待峠駐車場 トイレに行く シャトルタクシーが10台程停車中
13:20 鳩待橋
13:21 鳩待峠休憩所 人影は疎ら 尾瀬ヶ原入り口にダケカンバ
ハクサンチドリ スダヤクシュ
13:23 夜勤明けに優しい木道 すれ違う人々はそれなりにある
13:31 1530m 鳩待沢を横切る。
13:33 左手下はオヤマ沢
13:34 1520m 至仏山を望む
13:41 1470m ヨセ沢の橋を渡る
ヤマキマダラヒカゲ
13:52 1440m テンマ沢過ぎて赤テープあり
13:54 1430m 支沢の湿地に葉が巨大化した水芭蕉
コバイケイソウ オオイタヤメイゲツ ミズナラ
14:00 1420m TEP2022焼印の真新しい木道 整備に感謝
カラマツソウ ムラサキ ニョイスミレ
14:06 1410m 川上川の橋を渡る
サンリンソウ カラマツソウ スダヤクシュ
14:10 1410m 山ノ鼻到着 ビジターセンター前がテント場。至仏山荘でビールを買い受付を済ませる。
14:58 飲んだ後、設営完了
15:01 ビジターセンターで花の写真などの展示を見る。
15:20 研究見本園へ散策 鹿柵に囲まれ、ドアを開閉して入る 正面には至仏山
タテヤマリンドウ ワタスゲ 岳ヶ倉山 ススヶ岳
15:26 池塘 背中アブリ山 燧ヶ岳
レンゲツツジ ワタスゲ ニョイスミレ 仏炎苞が落ちて肉穂のみとなった水芭蕉 サギスゲ アマドコロ サンリンソウ ミヤマキンポウゲ
15:49 サギスゲ群落 カキツバタ コバイケイソウ蕾
15:52 中間道に入り至仏山を振り返る
ミヤマキンポウゲ ニョイスミレ
15:55 猫又川の支沢にレンゲツツジ 岳ヶ倉山 ススヶ岳 背中アブリ山 燧ヶ岳
コバイケイソウ 仏炎苞が落ちて肉穂のみとなった水芭蕉 葉は巨大化している アリアケスミレ？ ミツガシワ
16:11 山ノ鼻至仏山荘戻り、尾瀬ヶ原散策へ、すぐに山ノ鼻小屋と尾瀬ロッジ
リュウキンカ シナノキンバイ ツマトリソウ
16:19 ヨッピ川・原ノ川上川橋 水が綺麗
コバイケイソウ オオカサスゲ
16:24 燧ヶ岳を望んで戻る
16:26 黒木疎林
16:56 山ノ鼻キャンプ場戻り 20.2℃ 51% 1410m AL1412(+2)
17:10 ビールと吟醸尾瀬を買い足してカレーめし
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2023/06/20
03:10 結露はそこそこある。 7.1℃ 91%
04:25 ロングゲイター、指抜きグローブ、カルフワセーター、レイントレッカー、デカトロンキャップ着用で出発
04:26 研究見本園靄湧く
04:27 至仏山荘 2.1℃ 82%
04:32 ワタスゲと霜付く湿原の向うに燧ヶ岳
04:33 小沢を越す
04:36 霧湧く。黒木と至仏山
04:37 木道の先、明らむ燧ヶ岳
オオカサスゲ 霜着くカキツバタ 背中アブリ山に向かい群生 ヒツジグサの葉浮く池塘縁にカキツバタ群れ咲く 凍ったヒメシャクナゲ 霜着くウラジロヨウラク
04:49 靄る池塘に映るアヤメ平辺り
ナナカマド レンゲツツジ ヒメシャクナゲ
04:53 靄る池塘と背中アブリ山 ヒツジグサ葉浮かぶ
モウセンゴケ ヒメシャクナゲ コバイケイソウ
05:08 上ノ大堀川橋 スギナモ
05:10 牛首を過ぎた辺り、木道のワタスゲ
05:16 1404m標高点 牛首道標 東電小屋分岐 背中アブリ山 景鶴山 松��高山 ミツガシワ スギナモ
05:28 下ノ大堀川橋
05:31 燧ケ岳の霧が晴れる ワタスゲ
05:35 池塘に映る景鶴山 松��高山
05:43 竜宮現象出口 ミツガシワ
05:46 竜宮現象入口 伏流のことなのね リュウキンカ
05:52 竜宮十字路 ワタスゲ ヤマドリゼンマイ群生
05:54 竜宮小屋
05:55 竜宮小屋を過ぎるとダケカンバ林 ヤマラッキョウの蕾
05:57 沼尻川を見て橋を渡る
05:59 正面に燧ケ岳が大きくなった 木道が傷んでいる
06:02 ダケカンバ林と燧ケ岳
06:04 ダケカンバ林を抜ける
06:08 六兵衛掘 水草が綺麗
06:09 見晴が近づき真新しい木道に環R4(2022)の焼印あり 環境庁管轄範囲か
06:10 燧ケ岳が近づき炊煙上がる見晴 ヒメシャクナゲと何かの花殻
06:32 みなさん撤収中の見晴キャンプ場でトイレを済ませる 7.3℃81％
06:40 見晴・キャンプ場・沼尻分岐 ブナが出てくる
06:49 見晴新道・沼尻分岐 木道は傷んでいる 洗掘進む ブナの新緑が気持ち良い
07:05 1510m レイントレッカーとカルフワセーターを脱ぎ、トレッキングポール出す
07:19 1570m 左にロープ閉塞と見晴新道標柱あり径の付替えだろうか このあたり径は綺麗
07:21 1580m 見晴新道二合目 桧枝岐村の金属板標識と福島県の��1600m紙パウチ標識 AL1600(+20)
07:43 1680m 見晴新道三合目 木段で左の尾根に向かう
07:48 1700m 尾根筋の一端でシラビソ林になる ゴゼンタチバナ
07:51 1720m 尾根に乗る シラビソ林
08:04 1780m 見晴新道四合目 ��1800m紙パウチ標識 AL1784(+4)
08:07 1790m ピンクの落花はミツバツツジ
08:13 1820m ダケカンバ混じる
08:17 1840m 「登山道はこちら」パウチ標識 径の付替え跡っぽい
08:23 1880m ��1900m紙パウチ標識
08:27 1900m 勾配が増して木段
08:57 1990m AL1985(-5) 旧道っぽい所で少しうろうろ
09:00 1990m 見晴新道六合目 ��2000m紙パウチ標識 AL1990(0)
09:05 1980m 再び勾配が増し岩と根っこの径
09:10 1990m 木段の九十九折れ径
09:16 2070m 右側が草地となり明るい。樹間に尾瀬ヶ原を振り返る
09:18 2080m 見晴新道七合目 ��2100m紙パウチ標識が落ちている
09:29 2130m 赤ナグレ岳の西面を巻く。樹間に芝安�瑤鮓�る
09:31 2140m ��2158m紙パウチ標識 AL2133(-7)
09:36 2150m 水のないガレた赤ナグレ沢に出て沢身を辿る
09:41 2170m 右岸の径に入る 赤ナグレ岳を振り返る 沢筋にミネザクラをみる
09:47 2190m 見晴新道九合目 目指す尾根上に大岩 イワカガミ白花
09:51 2200m 尾根に乗り展望が開ける 尾瀬ヶ原 武尊山 至仏山 谷川連峰 朝日岳 横倉山 柄沢岳 奥に苗場山 ススヶ峰 景鶴山 松��高山 赤倉岳 白沢山 朝日岳 柄沢山 巻機山 小沢岳 下津川山 ネコブ山 本谷山 俎�瑤貌佑�上げる赤ナグレ沢
09:55 2210m 高度が上がり北へ展望広がる 平ヶ岳 越後沢山 中ノ岳
10:01 2240m 赤ナグレ岳 鬼怒沼山 根名草山 燕巣山 四郎岳女峰山 小真子山 太郎山 大真子山 男体山 白根山 錫ヶ岳
10:11 2290m 駒ケ岳 尾瀬沼が見えだす
ミヤマキンポウゲ イワカガミ ミツバオウレン アカモノ
10:19 2300m 岩勝ちになる 荒沢岳 奥只見湖 未丈ヶ岳 桧岳 毛猛山 浅草岳 守門岳
10:24 2320m 俎�堯仝翆啌戞…觴畛鈎蓮‖譱匚盪魁‖絞識匯魁々�岩山 奥は高原山
10:28 芝安�堯�2340m 人の多い山頂を避けて西側でランチ
10:37 芝安�堯�2340m 18.8℃ 44％
10:56 芝安��山頂標 2356m 下山 俎�瑤慮紊蹐法…觴畛鈎蓮…觴畛魁‖譱匚盪魁‖絞識匯魁々�岩山
11:01 2330m 岩塊を縫う急坂の後、ツボ足で慎重に残雪箇所を通過する
11:08 2290m鞍部 未丈ヶ岳 桧岳 毛猛山 浅草岳 守門岳
11:19 俎�堯、�2346.2二等三角点あり 岩塊が累々と重なる山頂 下山方向のミノブチ岳 尾瀬沼 沼尻 大江湿原 男体山は雲に隠れた 帝釈山地 帝釈山 台倉高山 孫兵衛山 黒岩山 中門岳 高倉山 会津朝日岳 丸山岳 会津駒ケ岳 大戸沢山 熊沢田代 桧枝岐 未丈ヶ岳 桧岳 毛猛山 浅草岳 守門岳 霞む那須連峰 男鹿山塊 高原山
11:39 2290m 九合目桧枝岐村金属標識 キヌガサソウ サンカヨウ これも今まで見た内で一番白さが際立ちきれい トゲトゲ タラノ木？ シデ属？
11:50 2240m ナデッ窪降口 管理者がいない登山道との事でロープで塞がれている ナデッ窪の源頭のみ雪が残る
11:53 2230m 最初は快適な土道 ゼンマイ
12:03 2170m 岩ごろ沢身の急坂となる
12:21 2070m
12:28 2020m 沢身から左岸に移る サンカヨウ 若く花付きが良い
13:15 1780m 少し勾配が緩んで右岸へ コミヤマカタバミ
13:25 1730m 平坦になる 苞は残るが名残の水芭蕉
13:38 1670m 沼尻に出た
13:42 ヘロヘロなので分岐で暫し休憩し、バスに間に合わせるべく小走りで急ぐ
14:25 尾瀬沼ビジターセンター分岐
14:36 小淵沢田代分岐
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