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Yamareco

記録ID: 5773943
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳北鎌尾根

2023年07月28日(金) 〜 2023年07月30日(日)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
26:01
距離
38.0km
登り
2,896m
下り
3,259m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:25
休憩
1:14
合計
9:39
6:06
6:07
6
6:13
6:14
80
7:34
7:35
3
7:38
7:39
10
7:49
7:49
81
9:10
9:10
8
9:18
9:18
7
9:25
9:25
22
9:47
10:05
66
11:11
11:25
57
12:22
13:00
163
2日目
山行
8:00
休憩
3:40
合計
11:40
3:28
125
5:33
6:10
117
8:07
8:58
219
12:37
14:49
19
3日目
山行
5:12
休憩
1:46
合計
6:58
6:48
27
7:15
7:15
3
7:18
7:18
30
7:48
7:49
26
8:15
8:31
17
8:48
8:48
22
9:10
9:55
18
10:13
10:13
6
10:19
10:19
6
10:25
10:25
28
10:53
10:54
33
11:27
11:27
11
11:38
12:08
2
12:10
12:10
34
12:44
12:44
5
12:49
13:01
31
13:32
13:32
8
13:40
13:41
5
天候 午前:晴れ 
午後:曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
コース状況/
危険箇所等
上高地ー水俣乗越:危険個所なし。長いので頑張る
水俣乗越ー北鎌沢のテン場:ガレた岩場を下る。転倒に注意。
北鎌沢右俣ー北鎌のコル:数か所登攀的な技術がないと危険な登りがある。
北鎌のコルー独標:ルーファイ核心。間違えると不安定な岩場での登攀となる。
独標ー本峰基部:比較的安定していた
本峰基部ー山頂:東面をまく形で登攀した。岩ももろくフリーで抜けるのはかなりリスクと感じた。
水俣乗越から下降する沢を臨む
2023年07月28日 12:33撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/28 12:33
水俣乗越から下降する沢を臨む
水俣乗越から下降。ザレ場を下る。
2023年07月28日 12:51撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/28 12:51
水俣乗越から下降。ザレ場を下る。
ザレ場その2
2023年07月28日 13:25撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/28 13:25
ザレ場その2
その3
2023年07月28日 13:25撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/28 13:25
その3
北鎌沢右俣を登る。前半はほぼ沢登りだった。
2023年07月29日 04:40撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 4:40
北鎌沢右俣を登る。前半はほぼ沢登りだった。
独標
2023年07月29日 07:04撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 7:04
独標
2023年07月29日 07:39撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 7:39
独標西面。ザレ場をトラバースする
2023年07月29日 07:46撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 7:46
独標西面。ザレ場をトラバースする
2023年07月29日 08:01撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 8:01
たぶん有名なところ。
2023年07月29日 08:09撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 8:09
たぶん有名なところ。
ひざまずく同行者
2023年07月29日 08:10撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 8:10
ひざまずく同行者
ひざまずく同行者その2
2023年07月29日 08:35撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 8:35
ひざまずく同行者その2
独標を回り込むと本峰が姿を現す
2023年07月29日 08:39撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
1
7/29 8:39
独標を回り込むと本峰が姿を現す
かっこいい稜線
2023年07月29日 08:46撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
1
7/29 8:46
かっこいい稜線
2023年07月29日 08:48撮影 by  E-M10 Mark III , OLYMPUS CORPORATION
7/29 8:48
2023年07月29日 09:25撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 9:25
2023年07月29日 09:25撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 9:25
雲がいい仕事してます
2023年07月29日 11:15撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 11:15
雲がいい仕事してます
北鎌平のレリーフ
2023年07月29日 11:49撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 11:49
北鎌平のレリーフ
基部まであと少し
2023年07月29日 12:10撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 12:10
基部まであと少し
本峰登りその1
2023年07月29日 13:17撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 13:17
本峰登りその1
その2。30mくらい登り東面から乗り上げる形で山頂についた。
2023年07月29日 14:08撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/29 14:08
その2。30mくらい登り東面から乗り上げる形で山頂についた。
翌日の槍。美しい。
2023年07月30日 06:19撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
7/30 6:19
翌日の槍。美しい。

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 コッヘル 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ポール テント テントマット シェラフ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング
共同装備
ガスカートリッジ コンロ ハンマーバイル アングルハーケン
備考 カムが1セットあればより中間支点をとって登攀できたと思う。
着火剤を持つ。
ビバークの判断基準を決めておく。

感想

1番好きな山である槍ヶ岳の、人気ルートの一つである北鎌尾根を満喫できた山行だった。
歩きの要素が強いが、登攀する箇所もあり、退屈する事なく、絶景の中終始山行を楽しめた。次は残雪期に来たい。

本峰基部から山頂までのルートは我々が登った東側はクライミング要素が強く確保が必要だったので、北側が本来の優しいルートだと思う。

反省点
装備の分担→歩きから登攀に切り替えるタイミングでギアの受け渡しが必要ないような分担が望ましい。
にわか雨への対応判断→今回は夕立が来る事が分かっていたので、レインウェアではなく、一時的にテントを張って凌ぐ方がリスクを下げられた。

山岳会に入った当初の目標ルートであった北鎌尾根に3年越しで行ってきた。
個人的にはいままで行ったルートのなかで一番アルパインだったなという印象。
ルーファイ、体力、登攀力、天候を判断する力が一つでも欠如していると危険度は格段に増すと感じた。
【ルーファイ】
踏み跡は明瞭であった。ガレ場やザレ場では明瞭ではないため数か所ルートを探る行動が必要であった。
【体力】
稜線上での長時間で行動する必要があり、天候的なこと(午後から崩れる可能性が高いこと)を考えるとなるべく早く行動することが必要と感じた。稜線上に数多くのテント泊した跡を発見できた(かなり均されていた)。おそらくタイムオーバーによりビバークを余儀なくされた跡と感じた。
【登攀力】
情報収集段階ではフリーで抜けられる体力主体の山行になると予測していたが、しっかりと登攀が必要なポイントがあった。我々がルーファイを間違えてしまったことでそのような登攀をする必要が発生した可能性もあるが、近年の地震によりルート変わってしまった可能性もあると思われる。
【天気】
近年アルプスでは昼前から雲が沸き、午後には落雷、降雨となることが多いと感じる。稜線上でそのような状況に陥るとリスクが格段に跳ね上がると感じた。気温が下がる秋のほうがこの点のリスクは減らせると感じた。

とはいえ、北アルプスを代表するルート。表銀座とは異なる形で迫りくる槍を見ながらの岩稜歩き、非常に楽しかった。次は積雪期に末端から取付きたい。

念願の北鎌尾根経由で初槍ヶ岳に登ることが出来た✨

2年ぶりの上高地IN
6時に上高地出発、横尾までは楽しくお喋りしながらハイキング、大曲から水俣乗越までの400UPをこなしたら、ザレた急斜を650も下げる。途中で雨が降ってきてテンション下がり、岩の下でぷちビバーク。絶対止むから!と同行者たちに励まされる笑。30分くらい停滞したけど無事に北鎌沢の出合いで幕営できて良かった。初日の行動時間長すぎてクタクタ。。。

2日目、ヘッドライトをつけて3時半スタート。コルまで600のきつい登りをこなし、稜線歩きへ。ザレ場等の危険地帯が永遠に続くが、独標を越えた瞬間に姿を現した迫力のある槍ヶ岳に感動!かっこよすぎた〜✨
稜線をひたすら槍ヶ岳に向かって歩き、どんどん近づいていく感じも楽しかった!
途中迷いながらも基部まではほぼノーミスで歩けたのでは?最後の登攀は迷ってしまいロープを出したりしたけど、なんとか無事登頂できて感無量と安堵感。槍ヶ岳山荘のラスト1区画のテン場を確保でき、ビールで宴会🍻

最終日は私だけ初槍なので早朝の景色を拝みに渋滞の槍ヶ岳へ。穂高連峰から後立山連峰、富士山、南ア、八ヶ岳まで全部丸見えで最高の景色を堪能🤤帰りはカップ麺やアイスを頬張りながら下山!

2日目から筋肉痛で身体はボロ雑巾になったが、最高の夏アルプスの開幕戦でした!

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