記録ID: 5830085
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳(タフなコースでした・2日目は雨の中キレット通過)
2023年08月13日(日) 〜
2023年08月14日(月)
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 18:06
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,644m
- 下り
- 3,138m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 10:10
14:28
2日目
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:46
13:14
天候 | 1日目:晴れ、稜線に出ると霧が出て涼しくなった。 2日目:予報が外れて朝から雨。小雨だったが、止むことがなく辛い。風は弱かったのが救い。終始涼しくて熱中症対策の必要はなかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは扇沢からバスで信濃大町まで行き、そこから大糸線に乗り換えた。大糸線の最終は早いので、計算して下山しなければならない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八方池山荘〜唐松頂上山荘:よく整備されていて歩きやすい。 唐松頂上山荘〜五竜山荘:難所と言われる牛首だが、鎖がしっかりしており、手や足の置き場に気をつければそれほど難しくはない。 五竜山荘〜五竜岳:岩場が意外と厄介。手足の置き場をよく確認しながら登れば大丈夫なのだが、慣れてない人は大変かもしれない。 五竜岳〜キレット小屋:実はこの区間が今回歩いた中で最もキツかったと言える。 まず、五竜岳を登った後にキレット方面へ下るのだが、道が非常にザレていて危ない。傾斜もキツくズルっと滑ったら下まで落ちそう。そのため、かなり神経を使いながら、慎重にゆっくりと降りていったのだが、これが結構疲れる。この厄介なザレ場は、道中何度となく出てきて神経をすり減らす。また、この区間は何度も(本当にもう何度も!)アップダウンを繰り返し、体力を消耗する。また道中、何度となく鎖場、梯子場が出てくる。またか!とウンザリするほどだ。厄介な岩場もある。思うに、八峰キレットよりもある意味難易度は高いかもしれない。 キレット小屋〜鹿島槍ヶ岳南峰:雨で難易度が上がったが、そうでなければ、上述の五竜〜キレット小屋間よりはやりやすいのではないか?ただ、岩が脆く、一見しっかりしていて取れそうにない岩でも、掴むとグラッときたりするので要注意。五竜〜キレット小屋区間でも同様の傾向が見られた。この山域の特徴なのだろう。岩場を通過する時は、細心の注意を払い、岩に手をかける前に、本当にこの岩は大丈夫か確かめた方がいい。 *逆のコース(鹿島槍ヶ岳からキレット小屋)の方が難易度は高いだろう。初めてここを通過する人は、キレット小屋から向かった方が無難だと思う。 鹿島槍ヶ岳南峰〜爺ヶ岳:五竜〜鹿島槍のハードなコースに比べたら、全く大したことはない。鹿島槍ヶ岳南峰はいわゆる百名山なので、よく整備されていて歩きやすい。ただ、下りは岩がガレているので滑らないよう注意。爺ヶ岳は多少岩場に注意した方がいい箇所もあるが、五竜岳の岩場に比べたら大したことはない。と、大したことはないと書いたが、どうも厄介なルートを歩いたせいか、感覚が麻痺しているかもしれない。やはりガレ場を歩き慣れていない人には、このルートは難しいと言えるだろう。 爺ヶ岳〜柏原新道:一般的な登山道でよく整備されている。ただ、岩の階段が多く、雨の時は滑らないように注意。あと、1箇所、崖スレスレの道があり、そこも注意。 |
その他周辺情報 | 八方池山荘:食事がバイキング形式で好きなものを好きなだけ食べられるのが良い。お風呂も入れる。ここは後立山の水不足とは無縁。(といっても節水は基本) 売店も充実しているし、宿泊しなくても食事で利用するのも良いだろう。 キレット小屋:八方池山荘とは逆に水不足が深刻。手洗いは雨水を利用しているが、雨が降らないのでほとんど出ない。アルコール消毒薬はあるので、それを利用すると良い。歯磨きの時は苦労する。ペットボトルの水を歯磨き代わりに利用した。宿泊客には水の販売制限はそれほどしていないようだ。(結構買っている人もいた。外部の人には制限してるかも) |
写真
感想
後立山は昨年、白馬〜唐松をやったので、今年はその続きを、という軽い気持ちで臨んだのですが、これが甘かった。五竜〜キレット間のキツいこと。想像を超えてました。ヘトヘトになってキレット小屋に飛び込みました。夕食後は特に何かをするわけでもなく、すぐに寝ました。他のお客さんもみんな疲れて速攻で寝てました。やはり、このルート、相当キツいようです。本来は2泊3日の予定だったのですが、台風が近づいてくるのが分かったので1泊2日にしました。そのため、八方池山荘から1日でキレット小屋まで歩いたので、余計に疲れたのだと思います。五竜山荘に1泊したかったですね。
八峰キレットに関しては、意外にあっさり通過できました。キレット小屋を出てからいきなり急登が出てきて、その後鎖場が連続して出てきて、あれよあれよという間に吊尾根まで到着。あれれ?もう鹿島槍ヶ岳北峰?という感じでした。雨で滑りやすいものの、足場をよく確認して進めば大丈夫でした。
*八峰キレットはキレット小屋から進んだ方が断然やりやすいと思います。ここを逆側から歩く方がずっと難しいと思います。この日雨の中、鹿島槍ヶ岳方面からキレットに向かうパーティーが何組かいました。皆猛者ぞろいという感じでした。私は雨の日に鹿島槍からキレットに向かいたくないですね。
*後立山の稜線のどこかで顔を虫に刺されました。油断してました。2日目にはすでにかゆかったので、1日目の多分五竜〜キレット小屋間のどこかで刺されたみたいです。今顔が猛烈にかゆいです。一応虫対策をしておいた方がいいです。
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜 [4日]
扇沢−種池−爺ヶ岳ー冷池ー布引山−鹿島槍ヶ岳−八峰キレット−五竜岳−唐松岳−不帰ノキレット−白馬岳−栂池
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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