ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5842571
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

雲の平〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳周回

2023年08月09日(水) 〜 2023年08月12日(土)
 - 拍手
GPS
33:40
距離
45.2km
登り
3,182m
下り
3,173m

コースタイム

1日目
山行
4:03
休憩
0:20
合計
4:23
6:58
4
7:02
7:02
61
8:03
8:03
40
8:43
8:49
16
9:05
9:07
37
9:44
9:45
38
10:23
10:34
18
10:52
10:52
29
2日目
山行
5:48
休憩
1:21
合計
7:09
5:43
46
6:29
6:41
6
6:47
6:53
8
7:01
7:07
17
7:24
7:24
5
7:29
7:29
47
8:16
8:17
10
8:27
8:59
150
11:29
11:53
38
12:31
12:31
21
3日目
山行
6:03
休憩
1:40
合計
7:43
5:46
65
6:51
6:51
83
8:14
8:35
36
9:11
9:47
47
10:34
10:49
12
11:01
11:27
43
12:10
12:12
77
4日目
山行
9:44
休憩
1:32
合計
11:16
4:34
126
6:40
6:46
12
6:58
7:12
9
黒部五郎岳
7:21
7:40
84
黒部五郎の肩
9:04
9:04
47
9:51
9:51
11
10:02
10:02
38
10:40
10:53
8
11:01
11:01
77
12:18
12:19
7
12:26
12:53
18
13:11
13:11
17
13:28
13:28
30
13:58
13:58
22
14:20
14:20
10
14:30
14:39
26
15:05
15:05
41
15:46
15:49
1
15:50
折立
天候 9日 晴れ後曇り、雨 10日 晴れ 11日 晴れ 12日 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
普通の登山道
8月9日
折立駐車場(登山口の方から撮影)はほぼ満車状態で、奥の末端にかろうじて駐車
1
8月9日
折立駐車場(登山口の方から撮影)はほぼ満車状態で、奥の末端にかろうじて駐車
薬師岳登山口
三角点より太郎平方面
三角点より太郎平方面
三角点付近より弥陀ヶ原、立山、剣岳が見えて来た
三角点付近より弥陀ヶ原、立山、剣岳が見えて来た
Co2000m付近から階段が始ります
Co2000m付近から階段が始ります
有峰湖背景に階段を登ります。両側は植生保護の為に棕櫚製ネットが被せられています
有峰湖背景に階段を登ります。両側は植生保護の為に棕櫚製ネットが被せられています
五光岩ベンチより五光岩と剣岳(少し雲が掛かっています)、奥大日岳
五光岩ベンチより五光岩と剣岳(少し雲が掛かっています)、奥大日岳
太郎平小屋が見えて来ます
1
太郎平小屋が見えて来ます
太郎平小屋に到着。天候が悪化して、薬師岳は諦めます
1
太郎平小屋に到着。天候が悪化して、薬師岳は諦めます
お疲れ様
太郎平小屋より雨上がりに黒部五郎岳、北ノ俣岳が見えて来ます
太郎平小屋より雨上がりに黒部五郎岳、北ノ俣岳が見えて来ます
同じく黒部五郎岳、北ノ俣岳
1
同じく黒部五郎岳、北ノ俣岳
太郎平の落日
夕照 薬師岳
同じく水晶岳、黒部五郎岳
1
同じく水晶岳、黒部五郎岳
9日の花 タテヤマリンドウ
2
9日の花 タテヤマリンドウ
9日の花 オヤマリンドウ
9日の花 オヤマリンドウ
8月10日
太郎平から富山湾
8月10日
太郎平から富山湾
朝の北ノ俣岳と、薬師沢への木道が見えています
朝の北ノ俣岳と、薬師沢への木道が見えています
1回目の渡渉点付近を見下ろす
1回目の渡渉点付近を見下ろす
1回目の渡渉点を振り返る
1回目の渡渉点を振り返る
2回目の渡渉点
Co2020m付近のササ原
Co2020m付近のササ原
3回目の渡渉点
雲ノ平への尾根が眼前に
雲ノ平への尾根が眼前に
カベッケケ原から黒部五郎岳
3
カベッケケ原から黒部五郎岳
薬師沢小屋
薬師沢小屋から最初に渡る吊り橋。スリルが有ります
1
薬師沢小屋から最初に渡る吊り橋。スリルが有ります
高天ヶ原分岐。此処から急登が始まります
1
高天ヶ原分岐。此処から急登が始まります
滑りやすい大岩の急坂
1
滑りやすい大岩の急坂
随所に階段も有ります
随所に階段も有ります
傾斜が緩んでも大岩の登山道は続きます
傾斜が緩んでも大岩の登山道は続きます
アラスカ庭園より三俣蓮華岳、黒部五郎岳、奥に笠ヶ岳
2
アラスカ庭園より三俣蓮華岳、黒部五郎岳、奥に笠ヶ岳
奥日本庭園より薬師岳、立山、赤牛岳、水晶岳
2
奥日本庭園より薬師岳、立山、赤牛岳、水晶岳
散歩がてら登った祖母岳から雲ノ平山荘と水晶岳
4
散歩がてら登った祖母岳から雲ノ平山荘と水晶岳
水汲みに雲ノ平キャンプ場へ。水はチョロチョロ状態
2
水汲みに雲ノ平キャンプ場へ。水はチョロチョロ状態
突然ヘリが着陸し、登山者を収容して
突然ヘリが着陸し、登山者を収容して
飛び去って行きます。聞くところによると下山が怖い(?)と訴える登山者を説得しきれずに、県警ヘリを要請したとの事
2
飛び去って行きます。聞くところによると下山が怖い(?)と訴える登山者を説得しきれずに、県警ヘリを要請したとの事
雲ノ平の落日
夕照水晶岳
10日の花
薬師沢のベニバナイチゴ
10日の花
薬師沢のベニバナイチゴ
薬師沢のイワショウブ
1
薬師沢のイワショウブ
薬師沢のトリカブト
1
薬師沢のトリカブト
薬師沢のサラシナショウマ
1
薬師沢のサラシナショウマ
薬師沢のハクサンフウロ
薬師沢のハクサンフウロ
雲ノ平のエゾシオガマ
1
雲ノ平のエゾシオガマ
雲ノ平のタテヤマリンドウ
2
雲ノ平のタテヤマリンドウ
雲ノ平のチングルマ、ウサギギク
雲ノ平のチングルマ、ウサギギク
8月11日
笠ヶ岳、黒部五郎岳に朝日が当たって来ます。今日も快晴
1
8月11日
笠ヶ岳、黒部五郎岳に朝日が当たって来ます。今日も快晴
水晶岳の肩から朝日が射して来ます
1
水晶岳の肩から朝日が射して来ます
祖父岳分岐手前より雲ノ平山荘。右下にキャンプ場が見えています
1
祖父岳分岐手前より雲ノ平山荘。右下にキャンプ場が見えています
祖父岳分岐付近より黒部五郎岳、北ノ俣岳、黒部五郎の右肩に白山も。明日辿る稜線がくっきりと見えています
1
祖父岳分岐付近より黒部五郎岳、北ノ俣岳、黒部五郎の右肩に白山も。明日辿る稜線がくっきりと見えています
祖父岳分岐付近より大日岳、立山
1
祖父岳分岐付近より大日岳、立山
源流への下降
源流渡渉点。水量が少ないので簡単に渡れます
1
源流渡渉点。水量が少ないので簡単に渡れます
黒部川源流地標
三俣山荘への登山道のお花畑。時期が遅く寂しい
三俣山荘への登山道のお花畑。時期が遅く寂しい
三俣キャンプ場
三俣山荘より三俣蓮華岳。当初は巻き道を行く予定でしたが、折角ですので三俣蓮華岳へ登ります
2
三俣山荘より三俣蓮華岳。当初は巻き道を行く予定でしたが、折角ですので三俣蓮華岳へ登ります
三俣峠のお花畑
三俣峠より三俣蓮華岳を見上げます
三俣峠より三俣蓮華岳を見上げます
三俣蓮華岳への最後の急登。直射日光に晒され、暑い!!
1
三俣蓮華岳への最後の急登。直射日光に晒され、暑い!!
三俣蓮華岳にて
三俣蓮華岳より燕岳〜常念岳の峰々
三俣蓮華岳より燕岳〜常念岳の峰々
三俣蓮華岳より槍、穂高連峰
1
三俣蓮華岳より槍、穂高連峰
三俣蓮華岳より薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、燕岳の大展望、黒部川源流を見下ろす
4
三俣蓮華岳より薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、燕岳の大展望、黒部川源流を見下ろす
三俣蓮華岳より白山連峰もはっきりと
三俣蓮華岳より白山連峰もはっきりと
三俣蓮華岳より黒部五郎岳、薬師岳、水晶岳、鷲羽岳の峰々の大展望が。左奥には白山連峰
三俣蓮華岳より黒部五郎岳、薬師岳、水晶岳、鷲羽岳の峰々の大展望が。左奥には白山連峰
三俣蓮華岳より黒部五郎小屋への尾根
3
三俣蓮華岳より黒部五郎小屋への尾根
P2661mより三俣蓮華岳を振り返る
1
P2661mより三俣蓮華岳を振り返る
黒部五郎小屋を見下ろす
黒部五郎小屋を見下ろす
黒部五郎小屋に到着
黒部五郎小屋に到着
8月12日
今日は折立迄一気に下るので、黒部五郎小屋を今までより早く出発
8月12日
今日は折立迄一気に下るので、黒部五郎小屋を今までより早く出発
日が当たって来ました
日が当たって来ました
黒部五郎岳カ-ル。12年前にはカ−ル壁基部には残雪が有りましたが、今年は全く残雪は有りません
2
黒部五郎岳カ-ル。12年前にはカ−ル壁基部には残雪が有りましたが、今年は全く残雪は有りません
カ-ル内は水が豊富です
1
カ-ル内は水が豊富です
カ-ル壁は急斜面で九十九折の急坂です
カ-ル壁は急斜面で九十九折の急坂です
黒部五郎岳の肩へ、カ−ル壁の急坂を上ります。
1
黒部五郎岳の肩へ、カ−ル壁の急坂を上ります。
黒部五郎岳の肩よりカ-ルを見下ろす。カ−ル壁は急登なのがよくわかります
2
黒部五郎岳の肩よりカ-ルを見下ろす。カ−ル壁は急登なのがよくわかります
肩から黒部五郎岳山頂
1
肩から黒部五郎岳山頂
黒部五郎岳山頂はすぐそこ
黒部五郎岳山頂はすぐそこ
黒部五郎岳山頂にて
6
黒部五郎岳山頂にて
山頂の石仏
黒部五郎岳より剣岳、立山、後立山の峰々
1
黒部五郎岳より剣岳、立山、後立山の峰々
黒部五郎岳より白山連峰。昨日より靄っています
黒部五郎岳より白山連峰。昨日より靄っています
黒部五郎岳のトウヤクリンドウ
1
黒部五郎岳のトウヤクリンドウ
P2578巻き道より中俣乗越、赤木岳、北ノ俣岳
2
P2578巻き道より中俣乗越、赤木岳、北ノ俣岳
中俣乗越
赤木岳の道標、地形図上の手前のピークに有る
赤木岳の道標、地形図上の手前のピークに有る
赤木岳巻き道より北ノ俣岳。もう少しです
赤木岳巻き道より北ノ俣岳。もう少しです
北ノ俣岳
神岡新道分岐
北ノ俣を振り返る。雲が湧いてきました
1
北ノ俣を振り返る。雲が湧いてきました
雷鳥の砂浴び。登山道の脇で人を恐れず砂を浴びていますが、ヒナの鳴き声が聞こえたのか、慌てて戻って行きます
1
雷鳥の砂浴び。登山道の脇で人を恐れず砂を浴びていますが、ヒナの鳴き声が聞こえたのか、慌てて戻って行きます
太郎平小屋が見えて来ますが、見かけよりは遥かに遠い
太郎平小屋が見えて来ますが、見かけよりは遥かに遠い
太郎平小屋に到着。ガスで回りは見えなくなってしまいます
太郎平小屋に到着。ガスで回りは見えなくなってしまいます
折立登山口。4日間お疲れ様でした
2
折立登山口。4日間お疲れ様でした

装備

個人装備
雨具 昼ご飯 非常食 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ツェルト カメラ ストック 行動食 着替え
共同装備
無し

感想

2023年8月9日
前夜は富山のビジネスホテルに宿泊し、林道ゲートが開く午前6時に間に合う様に出発します。ゲ-ト前には既に10台以上の車が待っています。ゲートで通行料2000円支払い、林道を走り折立キャンプ場の駐車場に到着しますが、駐車場は既に満車状態でかろうじて末端に駐車します。後から来る車は離れた臨時駐車場に行っています。

準備後出発。早朝に付きまだ涼しい中を登って行きますが、若者たちが次々と我々ロートルパ-ティ-を抜いて行きますので、其の度毎にミニ休憩しながら登って行きます。

三角点付近から太郎平に繋がる穏やかな尾根が正面に見えて来ます。左に目を転じると弥陀ヶ原と後ろに奥大日が見えて来て、高度を上げて来たのが実感できます。一旦下り樹林帯を抜けると両側に植生保護の為の棕櫚製ネットがかぶせられた緩やかな斜面に設置された階段を登り太郎平への尾根に登り着きます。五光岩に到着する頃には雲が降りて来て天気が悪化し午後から雨が降るとの天気予報通りの展開で来てIAさんに道端の花の名前を教えて頂きながら太郎平小屋に到着。

多くの登山者がベンチで休憩中です。我々は此処に宿泊ですので受付を済ませて割り当てられた個室に入りますが、急に雨が降って来ます。暫くすると一旦止みますが、再び降る可能性が有り薬師岳ピストンを諦めて小屋でのんびりすることにします。

夕方になり天気は回復し、雲海をオレンジ色に染める落日を見ることが出来ました。
8月10日
今朝は予報通りピ−カンの快晴です。少し風が有りひんやりしますが日が当たると直ぐに暑くなるでしょう。

急坂を下ると薬師沢最初の渡渉点です。角パイプのしっかりした橋が架けられていますが夜露で滑りやすくなっているので慎重に渡ります。辺りはミヤマトリカブトが群生し秋の風情です。12年前はハクサンフウロ、ニッコウキスゲ等夏の花々が賑やかでしたがすっかり季節が変わった様な気がします。昨日程登山者は多く有りませんが、次々と追い抜かれながらゆっくり薬師沢小屋に下って行きます。

薬師沢小屋は水が豊富でビ-ル、ジュ-ス等が冷やされています。沢装備の方が河原に降りて行かれますが、黒部源流の沢登りでしょうか。小屋でゆっくり休憩後吊り橋を渡りいよいよ雲ノ平への急登に掛かります。

滑り易い大岩がゴロゴロして、随所に梯子も有る息もつかせぬ急登が続き、ゼイゼイあえぎながらの急登が終わってもしばらくは相変わらす大岩のゴロゴロした登山道を登りアラスカ庭園に到着。此処から初めて樹林越しに周囲の薬師岳、水晶岳、黒部五郎岳等が現れて来ます。今日は雲ノ平山荘までですので、周囲の山々を愛でながら雲ノ平山荘に到着。

暫く休憩後折角ですので祖母岳まで散歩。山頂からは360度の大展望で槍ヶ岳も頭を出しています。雲ノ平山荘は渇水に付き水が優良なので、ついでにキャンプ場まで水汲み散歩。キャンプ場の水もかなり細くなっており、山荘のスタッフがポリタンで汲みに来ていますがなかなか満タンになりません。

山荘で寛いで居ると突然爆音がして富山県警のヘリが着陸し、一人の登山者を収容して飛び立っていきます。聞くところによると登って来た登山者が歩いて下山するのが怖い(?)とかで、スタッフの説得も効かず結局ヘリを呼んだとの事。事実かどうかは明確ではないのですが、何とも考えさせられる話です。

夜空を見上げると夏の大三角形がはっきりと見えて明日も好天になりそうです。
8月11日
予想通り今日もピ−カンの快晴です。雲の平もお花畑は終わりで、チングルマの綿毛が夜露に濡れています。祖父岳分岐まではハイマツの中の狭い登山道を歩きますが、祖父岳北側のガレ場付近は少しお花畑が残っており朝日が当たる花を写真に収めます。

祖父岳の巻き道に掛かると、今日辿る三俣蓮華岳のルート、明日辿る予定の黒部五郎岳から太郎平への稜線が青空を背景にくっきり見えて来ます。巻き道が終わると黒部源流への急坂を下り、ロープが張られた所を石伝いに渡ります。水量が少ない今は簡単に渡れますが雨後の増水時は大変でしょう。

沢沿いの登山道を登り切ると三俣キャンプ場に到着。三俣山荘はすぐ横に有り、北アルプスの要衝に有る小屋の前には大勢の登山者が休憩中で、我々もその仲間に入ります。当初、山荘からは三俣蓮華岳の巻き道を辿るつもりでしたが、天気も安定しているので山頂の絶景を期待して山頂経由で黒部五郎小屋に向かうことにします。

遮るものの無い強い日差しに曝されながらの急登は堪えますが、登り着いた山頂は今までの疲れを吹き飛ばすほどの絶景が広がり山頂を経由するル-トにして正に正解です。

しばし360度の絶景を堪能し、写真も十分に撮り黒部五郎小屋に下ります。黒部五郎小屋では明日は朝食を弁当にして頂き、早朝からの出発を考慮して4人分の個室にします。
8月12日
いよいよ最終日で一気に折立迄下りますので何時もより1時間余り早出をします。月明かりで冬の星座ははっきりとは確認できませんが、今日も快晴の様です。

ヘッドランプを点灯して出発しますが黒部五郎岳のカ-ルに入る頃には足元が明るくなって来ます。カ-ルの中には所々冷たい水が流れていて喉を潤しながら登ります。12年前にはカ-ル壁基部には残雪が有り、記念に写真を撮りましたが、今は残雪は全く有りません。矢張り温暖化の影響なのでしょうか。

カール壁の急登を息を切らして登り着いた黒部五郎岳の肩には数多くのザックがデポされており、我々もデポして山頂に向かいます。登り着いた黒部五郎岳の山頂は昨日と同様360度の大絶景が広がり、昨日見えなかった後立山北部の白馬岳、五竜岳等も見えています。只西側に見える白山連峰は少し靄っていて昨日程はっきりとは見えません。

此処でも絶景を楽しんだ後肩まで下り、お弁当にして頂いた朝食を摂ります。太郎平迄の穏やかな稜線では、お盆休みの2日目なので太郎平から登って来られたと思われる登山者と次々とすれ違います。

天気予報通り天気は徐々に下り坂の様で赤木岳を過ぎた辺りから北側の山々に雲が掛かり始めます。北ノ俣岳を下りだすと眼下に太郎平小屋が見えて来ますが、直ぐ近くに見えるのに稜線は回り込む様に下っていますのでなかなか近づきません。

一人の方が草原にカメラを向けておられますので近づいて見ると直ぐそこに雷鳥の親子が3羽ハイマツの中で動き回っています。やがて親鳥だけが登山道に出て来て砂浴びを始めます。日本の雷鳥は人間を恐れないとは聞いていましたが、これほど大胆とは思わず、夢中でカメラを動画に切り替えます。しばし砂浴びをしていた親鳥はひな鳥が呼んだのか慌ててひな鳥の方に走って行きますので思わず笑ってしまいます。

太郎平小屋に付いた頃は周りはすっかりガスに囲まれていますが、暫く休憩後後3時間の折立迄の道を下って行きます。

下った折立の駐車場は満杯で道路には多くの車が縦列駐車しています。これから亀谷温泉で入浴後長い帰路が待っています。4日間ほぼ好天に恵まれた周回は楽しかったですが、お疲れ様でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:280人

コメント

お疲れ様です。
4日間とも好天に恵まれ良かったですね!(羨ましい〜)
2023/8/19 17:02
キツかったけど、
夢のような4日間でした❗️
お世話になりました。
詳細レコありがとうございます。

暑くて、時々記憶が飛んでいたみたいで、
読みながら、記憶再生が出来ました^_^




2023/8/20 12:58
shantih88さん 今日は
寄る年波で、しんどかったですが楽しい4日間でした。お疲れ様でした。
2023/8/20 13:45
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
高天原と雲ノ平
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら