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Yamareco

記録ID: 5864112
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳 残雪 上高地から周回

2023年06月04日(日) 〜 2023年06月05日(月)
 - 拍手
たけ その他1人
GPS
32:00
距離
24.7km
登り
1,783m
下り
1,770m

コースタイム

1日目
山行
7:00
休憩
0:00
合計
7:00
9:00
9:00
120
11:00
11:00
180
2日目
山行
10:30
休憩
0:00
合計
10:30
7:00
180
10:00
10:00
120
12:00
12:00
120
14:00
14:00
120
16:00
16:00
90
17:30
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
私は東京から,相方は大阪から.松本駅で合流し,松本駅から上高地までアルピコ交通のバスを利用.下山後も同様にして上高地から松本駅までバスで脱出.
コース状況/
危険箇所等
涸沢〜奥穂高は踏み跡が多い.奥穂高〜前穂高までの吊尾根には雪渓トラバース箇所が点在.雪渓はかなり下まで発達しているので滑落すると非常に危険.アイゼン+ピッケルで通行できる.前穂高〜上高地はよく整備されている.
その他周辺情報 どんなに時間に余裕がなくても温泉には入った方がいいゾ.大量消費したエネルギーのチャージには餃子の王将松本駅前店がオススメ.腹いっぱい食べても学生の財布に優しい.
上高地到着.南面は雪が少ない印象.川の水が冷たくて気持ちがいい.さあ,今日は頑張って涸沢まで歩くぞ.
上高地到着.南面は雪が少ない印象.川の水が冷たくて気持ちがいい.さあ,今日は頑張って涸沢まで歩くぞ.
横尾あたりにサルが多数.登山者に無関心な感じ.一定距離以内近づくと逃げる.
横尾あたりにサルが多数.登山者に無関心な感じ.一定距離以内近づくと逃げる.
子育てシーズンで,母ザルのおなかにしがみついた子ザルがこっちを見てる.かわいい.
子育てシーズンで,母ザルのおなかにしがみついた子ザルがこっちを見てる.かわいい.
明神岳ドーン.平地歩きで旅行気分を高めておく.天気が良くてgood.
明神岳ドーン.平地歩きで旅行気分を高めておく.天気が良くてgood.
ほとんど休憩せずにずんずん進んでいく.道行く人がだんだんまばらになってきた.
ほとんど休憩せずにずんずん進んでいく.道行く人がだんだんまばらになってきた.
本谷橋付近で北穂が姿を現す.アルプス感があって結構お気に入りのポイント.
本谷橋付近で北穂が姿を現す.アルプス感があって結構お気に入りのポイント.
屏風ノ頭の大岩壁.上の方は反ってものすごい威圧感.
屏風ノ頭の大岩壁.上の方は反ってものすごい威圧感.
どんどん歩いていくよ.樹林帯がまだ少し続く.
どんどん歩いていくよ.樹林帯がまだ少し続く.
樹林帯を抜けた.道は少しずつ岩がちになって,その上に雪が乗っている感じ.
樹林帯を抜けた.道は少しずつ岩がちになって,その上に雪が乗っている感じ.
Sガレでアイゼン装着.壊れにくくて長く使えるバンドタイプがオススメ.相方はこの日のために新しくアイゼンを買ったようです.
Sガレでアイゼン装着.壊れにくくて長く使えるバンドタイプがオススメ.相方はこの日のために新しくアイゼンを買ったようです.
どこから転がってきたか落石.こちらは逆に高度を上げてポテンシャルエネルギーを稼ぐ.
どこから転がってきたか落石.こちらは逆に高度を上げてポテンシャルエネルギーを稼ぐ.
涸沢ヒュッテに到着.本日の幕営地.青空にこいのぼりが映える.光陰矢の如し.6月も一瞬で終わりそうだね.
涸沢ヒュッテに到着.本日の幕営地.青空にこいのぼりが映える.光陰矢の如し.6月も一瞬で終わりそうだね.
だんだん日が傾いてきて雪渓の反射がまぶしい.涸沢の夕方は早い.
だんだん日が傾いてきて雪渓の反射がまぶしい.涸沢の夕方は早い.
相方が用意してくれた鶏肉白湯鍋+アルファ米.この肉の量を見てテンションが上がらない野郎はいない.眼福.味も最高.感謝.明日の英気をチャージ.
相方が用意してくれた鶏肉白湯鍋+アルファ米.この肉の量を見てテンションが上がらない野郎はいない.眼福.味も最高.感謝.明日の英気をチャージ.
明日のピークを眺めつつ就寝.穂高岳山荘直下あたりで救助ヘリがホバリングしていた.あのあたりが難しいのかなと思案しながら就寝準備.とにかく眠かった.
明日のピークを眺めつつ就寝.穂高岳山荘直下あたりで救助ヘリがホバリングしていた.あのあたりが難しいのかなと思案しながら就寝準備.とにかく眠かった.
朝ごはんもがっつり.カレーメシ+牛肉白湯麺.本日はかなりカロリーを消費するので,しっかりチャージしておく.めちゃくちゃうまかった.やっぱり雪山には肉を持っていくのが正解です.
朝ごはんもがっつり.カレーメシ+牛肉白湯麺.本日はかなりカロリーを消費するので,しっかりチャージしておく.めちゃくちゃうまかった.やっぱり雪山には肉を持っていくのが正解です.
モルゲンロートもそこそこに出発.はじめは緩やかな登り.自分を取り囲むようにして広がるピークを眺めながらエンジンを温める.
モルゲンロートもそこそこに出発.はじめは緩やかな登り.自分を取り囲むようにして広がるピークを眺めながらエンジンを温める.
ちょうどいい落石があったのでベンチ代わりに休憩,シングルベッドにもなる優れもの.
ちょうどいい落石があったのでベンチ代わりに休憩,シングルベッドにもなる優れもの.
広い雪の斜面を自由に歩く.後日確認すると相方のLINEのアイコンになっていました.
広い雪の斜面を自由に歩く.後日確認すると相方のLINEのアイコンになっていました.
この斜度で下山してくるパーティ.ザイルでつないでいるが,見ていてなかなかヒヤヒヤする.ザイテンの取り付きポイントが見つからず苦労した.
この斜度で下山してくるパーティ.ザイルでつないでいるが,見ていてなかなかヒヤヒヤする.ザイテンの取り付きポイントが見つからず苦労した.
穂高岳山荘直下の急斜面.踏み後多数なので割と安心して直登.
穂高岳山荘直下の急斜面.踏み後多数なので割と安心して直登.
振り返ると稼いだ高度が目に見えてわかる.
振り返ると稼いだ高度が目に見えてわかる.
穂高岳山荘到着.目の前に黒々とした尖鋒が.でもあれは偽ピーク.
穂高岳山荘到着.目の前に黒々とした尖鋒が.でもあれは偽ピーク.
ここからはほとんど雪はなく,ところどころ梯子を上っていく.
ここからはほとんど雪はなく,ところどころ梯子を上っていく.
岩と雪の景色,いいね.急登で加熱した体もすぐに冷える.
岩と雪の景色,いいね.急登で加熱した体もすぐに冷える.
奥穂高岳山頂直下.ジャンが見える.
奥穂高岳山頂直下.ジャンが見える.
次穂高に来たときはジャンにも上ろう.
次穂高に来たときはジャンにも上ろう.
登頂.誰もいない.
登頂.誰もいない.
ピッケルをクロスさせて記念写真.なかなかよくないですか?
ピッケルをクロスさせて記念写真.なかなかよくないですか?
南からガスが流れてきて,少しずつジャンを包み隠していく.
南からガスが流れてきて,少しずつジャンを包み隠していく.
相方が持ってきてくれたビールで乾杯する予定だったけど,前方の険しさを見て断念.下山してからのもう.気合を入れなおして出発.
相方が持ってきてくれたビールで乾杯する予定だったけど,前方の険しさを見て断念.下山してからのもう.気合を入れなおして出発.
前穂から明神に続く稜線.ここから前穂までが意外と長かった.
前穂から明神に続く稜線.ここから前穂までが意外と長かった.
肩にちっちゃい雪アーチ乗せてんのかーい.
肩にちっちゃい雪アーチ乗せてんのかーい.
吊尾根には急な雪渓トラバースが残っている.こまめにアイゼンを脱着して,しっかりピッケルを雪面に刺して,一歩ずつ確実に進む.
吊尾根には急な雪渓トラバースが残っている.こまめにアイゼンを脱着して,しっかりピッケルを雪面に刺して,一歩ずつ確実に進む.
なかなか肝を冷やしたぞ.ザイルは必須でしたね.
なかなか肝を冷やしたぞ.ザイルは必須でしたね.
前穂が近づいてきた.
前穂が近づいてきた.
吊尾根から岳沢,上高地を眺める.心が透く思い.上高地まで遠いな.ここでリミットが近づき,時間的余裕がなくなる.
吊尾根から岳沢,上高地を眺める.心が透く思い.上高地まで遠いな.ここでリミットが近づき,時間的余裕がなくなる.
雪渓が上部まで発達していない場合は,アイゼン装着の手間を惜しんで岩場に回り込む.
雪渓が上部まで発達していない場合は,アイゼン装着の手間を惜しんで岩場に回り込む.
やっと紀美子平に到着.前穂登頂をあきらめ,明神の連峰を眺めながら,本格的な下山を開始する.
やっと紀美子平に到着.前穂登頂をあきらめ,明神の連峰を眺めながら,本格的な下山を開始する.
下っても下っても景色が変わらない.この下り,長すぎて相方との会話が完全に途切れる.無言の下山.
下っても下っても景色が変わらない.この下り,長すぎて相方との会話が完全に途切れる.無言の下山.
岳沢小屋に到着.ここからは整備された緩やかな下り道なので,リフレッシュがてら一杯.
岳沢小屋に到着.ここからは整備された緩やかな下り道なので,リフレッシュがてら一杯.
無事下山.入山時と同じ上高地の景色を眺めながら労いあった.ふと腕時計を見ると,最終バスの出発1分前.まじか.この後急いで上高地バスターミナルに駆け込んだ.お疲れさまでした.
無事下山.入山時と同じ上高地の景色を眺めながら労いあった.ふと腕時計を見ると,最終バスの出発1分前.まじか.この後急いで上高地バスターミナルに駆け込んだ.お疲れさまでした.

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 着替え ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ
備考 時間的,体力的余裕を考慮して前穂高登頂を断念.雪渓トラバースに時間を要し,全体としてスケジュールがタイトだった.

感想

2日間で穂高岳王道ルートを突破する,なかなか強度のある山行だった.

当初は時間的余裕をあまり考慮せずにスケジュールを組んだために,雪渓トラバースでの時間ロスはダメージが大きかった.しかし,無事下界に帰還し,計画の範囲内で山行を終えることができたのは,メンバーの長年の山行経験と双方の理解の蓄積があったからだと思う.私にとっても,相方にとっても,思い出深い山行になった.

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