記録ID: 5894100
全員に公開
沢登り
剱・立山
薬師沢右俣・左俣・黒部源流・伊藤新道
2023年08月27日(日) 〜
2023年09月01日(金)


- GPS
- 128:00
- 距離
- 71.9km
- 登り
- 4,063m
- 下り
- 4,344m
天候 | 8月27日:晴れ午後雷雨 8月28日:晴れ 8月29日:晴れ時々曇り 8月30日:晴れのち曇り 8月31日:晴れ時々曇り 9月1日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは金・土・日・月のみ運行の裏銀座登山バスに七倉から大町まで乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【薬師沢右俣】 難所はなし。どれも容易に登れる小滝がいくつかかかるのみ。右岸にドーム状の岩塔が聳える標高2110mほどのナメ滝が一番美しいと思う。詰めは下半が岩盤の涸れかけたルンゼに入って藪漕ぎなくスムーズに薬師平と薬師岳山荘の中間付近に出る。 【薬師沢左俣】 大きくはないが函状ゴルジュを持つ滝の巻きが最大の難所。当初は左岸の支流に入って巻きを試みるも断念し、右岸に取付いた。結局ひどい笹薮を掻き分ける羽目になったので、どっちも同じだったかも。運よく滝のすぐ上部に落ちるルンゼを見つけ、懸垂下降も必要なかった。その他の滝は右俣よりははるかに豪快だが、詰めは北ノ俣岳直登コースを辿る。できるだけ岩ガレを詰め上がるが、最終盤でほんのわずかにハイマツを踏む必要があったが、当時は視界が微妙だったので、探せば素直に出られたかもしれない。ただし、ハイマツは足首程度の深さなので特に厄介ではない。 薬師沢一帯は今年の渇水で苔や藻が大繁殖していて、あまり感触はよくない。今回行けなかった赤木沢も似たような惨状だったのだろう。また綺麗な時に訪れたい。 【黒部源流】 赤木沢出合の前後だけがずば抜けて美しいが、それ以外は極めて単調な河原歩きになる。特に五郎沢出合を過ぎると谷は狭まり、co.2300までは樹林の中のゴーロを淡々と登るのみで、景色は平凡である。これを越えると左右が開け、ようやくアルパインの様相になる。 【伊藤新道】 難所は特にない。最低限の目印となるテープもあるが、好きなところを渡渉して歩けばいいだろう。ただし黒部源流域と違って湯俣川の水量はそれなりに多い上に、温泉成分で濁って全く川床が見えないのはやや難しいポイント。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
感想
伊藤新道のあまりの人の多さには正直かなり驚いた。三俣山荘のプロモーションというか、位置づけが巧みだと思う。トレランシューズとの相性のよさとか、最近流行りで爆増しているUL勢やトレラン勢が、もうワンランク上の刺激を求めて来るフィールドになっているようだ。今回すれ違った人の半分はショートパンツだったんじゃないか。滑ってこけて、怪我でもしたらどうすんの?って感じ。ここに「沢」のしっとりとした世界はない。
ちなみに薬師沢一帯は釣りのツアーなる団体が徘徊しているようだ。ガイドという人種が隈なくうろつくここも「沢」の自由な世界はなくなりつつあるのだろう。
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技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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