槍ヶ岳

2023年09月03日(日) 〜 2023年09月07日(木)

• GPS: 42:45
• 距離: 37.9km
• 登り: 1,985m
• 下り: 2,066m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:27
• 休憩: 2:58
• 合計: 5:25

12:44 スタート地点
15:03 17:55 横尾
17:57 18:03 横尾山荘
18:09 横尾

2日目

• 山行: 5:39
• 休憩: 0:44
• 合計: 6:23

5:30 横尾
5:30 横尾山荘
6:15 槍見河原
6:25 一ノ俣
6:31 6:32 二ノ俣
7:07 7:11 槍沢ロッヂ
7:48 7:56 ババ平
8:40 槍沢大曲り
9:39 9:55 槍沢・天狗原分岐
11:03 坊主岩屋下
11:10 11:25 播隆窟
11:53 殺生ヒュッテ

3日目

• 山行: 1:26
• 休憩: 3:09
• 合計: 4:35

6:32 殺生ヒュッテ
6:55 7:48 槍ヶ岳山荘
8:14 9:21 槍ヶ岳
9:39 10:48 槍ヶ岳山荘
11:07 殺生ヒュッテ
11:07 宿泊地

4日目

• 山行: 1:25
• 休憩: 0:09
• 合計: 1:34

9:43 槍見河原
10:22 10:24 横尾山荘
10:27 10:34 横尾
11:07 新村橋
11:17 徳澤園

5日目

• 山行: 12:32
• 休憩: 1:45
• 合計: 14:17

5:27 徳澤園
5:28 徳沢公衆トイレ
5:58 徳本口
6:02 明神館
6:29 小梨平
6:35 6:37 河童橋
6:39 河童橋公衆トイレ
6:52 6:56 上高地バスターミナル
7:02 河童橋公衆トイレ
7:07 上高地アルペンホテル
7:16 ウェストン碑
8:56 上高地公園活動ステーション
9:05 10:19 河童橋
10:23 日本山岳会上高地山岳研究所
10:32 10:33 岳沢湿原・岳沢登山口
10:54 10:57 天然クーラー
11:01 11:07 見晴台
11:52 12:07 岳沢小屋
19:06 岳沢湿原・岳沢登山口
19:15 河童橋公衆トイレ
19:44 河童橋

アクセス

利用交通機関：

バス

行き:松本駅から上高地BTまで直通バス
帰り:上高地BTから新島々駅までバスで、そのあとは松本駅まで上高地線に乗る。

コース状況／危険箇所等

〇上高地BT〜明神館
とてもよく整備された土道。河童橋付近では売店がたくさんあり、登山用品もそろう。トイレはほとんど無料。チップすることもできる。

〇明神館〜徳沢園
とてもよく整備された土道。左手に見る前穂高の前峰、明神岳がすばらしい。

〇徳沢園〜横尾
とてもよく整備された土道。ここまで山小屋関係者のみ車入れる。すこし登り下りある。途中、新村橋のあたりは工事をしていた。

〇横尾〜二ノ俣
よく整備された登山道。特に危険箇所はない。登りが多少ある。渡渉はなく、一ノ俣、二ノ俣ともに橋が設置されている。

〇二ノ俣〜槍沢ロッジ
樹林帯で川の横を上がっていくと槍沢ロッジ。石が少し増えてくる。

〇槍沢ロッジ〜ババ平
樹林帯で標高を上げるとババ平。狭いキャンプ場がある。受付は槍沢ロッジで行う。日中は物品の販売もあるらしい。赤沢岩小屋は歩いているだけでは見つからない。

〇ババ平〜大曲がり
沢の右側を並走し、その後徐々に標高を上げると大曲の標識あり。そこそこ急登。このあたりから背の高い木がすくなくなり、ハイマツが多くなる。

〇大曲り〜槍沢・天狗原分岐
ツバメ岩や槍沢モレーンを左手に標高を上げると天狗原分岐の標識あり。そこそこ急登。

〇槍沢・天狗原分岐〜坊主岩屋下
くねくねの蛇腹道を進み、最後の水場を過ぎると、坊主岩屋下の標識あり。

〇坊主岩屋下〜殺生ヒュッテ
このあたりから岩が大きくなる。途中、ばんりゅう窟と呼ばれる名所がある。（槍ヶ岳を改ざんした人が雨風をしのいで修行した場所）ペンキを頼りに進むことになる。殺生ヒュッテへは二通り生き方があるが、右側が近い。

〇殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳山荘
岩ゴロゴロなところもあるが、そこまで危険箇所はない登山道。

〇槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳
ペンキだよりで進んでいく。ハシゴや鎖がおおいがよく整備されているので、慎重に上れば問題ない。登りと下りが分かれているところがある。

その他周辺情報

・上高地BTでは17:00までコインシャワーあり、朝6時から上高地食堂やっている。
・山賊焼きが有名。河童橋渡ったところの山賊焼きバーガー、その左のお店のリンゴソフトは絶品。

・河童橋手前に飲み水が出る蛇口あり。

・明神館では岩魚が食べられるそう。

・徳沢の食事も下界かと思うほど豊富で、窯焼きピザをいただく。炊事場で飲み水あり。無料の公衆トイレあり。

・横尾ではジュースが下界より100円高い程度で帰る。ビールはもう少し高い。トイレ前に飲み水あり。トイレはチップ制で二か所ある。テント泊者はチップいらない。

・槍沢ロッジでは紅茶やコーヒー粉とお湯セットの販売、飲用水が基本的に無料で利用できる。トイレあり。

・ババ平ではチップ制のトイレあり。

・殺生ヒュッテでは15:00まで？（ラストオーダー14:30まで？）軽食がいただけ、牛丼とカレーライスがあった。牛丼はだしがきいており、美味。ほかにもポテチやホットカルピス、殺生ヒュッテTシャツ（かっこいい）が売られている。テント泊者はトイレのチップ代が幕営料に含まれている。ヘルメットの貸し出しあり。

・槍ヶ岳山荘では紅茶やコーヒー、パウンドケーキやフルーツケーキ、槍ヶ岳クッキーなどの軽食の販売あり。バッチの種類が豊富で、ほかにもステッカーやマグカップ、バンダナ（カラフルな奴がおすすめ）など様々あった。ヘルメットの貸し出しあり。トイレは小屋を出て水平距離で50mほど下ったところにある。Tシャツが大学生の女の子が来ていそうな部屋着感があり、あまりかっこよくはないと感じた。

・小梨平はまさに山のコンビニで、様々なものが販売されている。食堂、入浴もできるが外来者の入浴は時間があるので注意。山賊焼き定食などの揚げ物は10時から。おでん定食を頂き満足。ここの上高地Tシャツもデザインが気に入った。テント泊、宿泊者用のごみ捨て場がある。K,Lサイトが岳沢方面の超展望で有名だが、朝9時台に張ったため一番良い場所に晴れた。20時に戻った時には完全にK,Lサイトは埋まっていた。ここは4人用以下のテントが望ましい。A,B,Cは6人用などでも張りやすい。

・岳沢小屋はチップ制で万年雪の水がいただける蛇口あり。チップ制のトイレあり。テント場は狭く少し小屋から離れていて道中足場が悪いので込んでいる時期は不便かもしれない。

写真

9/3 5:45

松本市内からはよく常念岳が映えます。

9/3 11:49

BTおなじみの光景。六百山とかなのかな？いつか登ってみたいですね。

9/3 12:45

おさるさん第一号

9/3 13:16

左手に明神が嫌というほどよくみえます。

9/3 13:54

左から、大天井岳、東大天井岳、横通岳、常念岳

9/3 14:04

おさるさん第二号。素知らぬ顔で横を通過。

9/3 17:55

横尾で一泊。前穂のほうがよくみえます。

9/4 7:16

槍見です。奥の奇岩がカブト岩。

9/4 7:49

ババ平にて。昔ここで寝ました。懐かしい。

9/4 7:49

ババ平のトイレがすごくきれいに、あまり臭くなくなっていました!今合宿一番の驚きかもしれません。

9/4 8:48

ツバメ岩と、手前の槍沢モレーン

9/4 11:11

ばんりゅうくつ　です。

9/4 11:12

中で実際に雨風を15分しのぐ。

9/4 18:32

われらのテント（S4）

9/4 18:36

殺生ヒュッテから見た槍ヶ岳稜線。

9/5 7:47

槍の肩にはイワベンケイが。

9/5 7:57

槍の登りはスリリングあります。

9/5 8:25

私たちのときだけ晴れてくれました！

9/5 8:36

それまでは大ガスでしたから、これはうれしいのです。

9/5 8:36

槍ヶ岳山荘もくっきり見えます。

9/5 8:38

9/5 8:40

本当はもっと遠くまで360度見えます。しかし、つかの間の幸運にメンバーは大満足したようなのでほっとします。

9/5 8:42

槍ヶ岳の穂先には社があります。ここで写真撮影をするのが定番ですが、少し気をつけて細い道をすすみます。

9/5 8:49

三角点は岩々すぎて固定できていません。浮いてます。

9/5 8:52

大喰岳方面。穂高方面。

9/5 8:53

9/5 11:18

殺生ヒュッテ周辺が一番岩の粒径でかいかも。

9/5 17:37

朝焼けにたそがれるのも一興。

9/6 6:40

常念岳が美しくみえます。

9/6 8:11

トリカブトのお花？

9/6 8:14

紅葉がほんの少しだけ見れました。

9/6 10:30

各コースの基本的な注意事項です。

9/6 10:31

9/6 10:31

9/6 10:31

9/6 10:31

9/6 11:49

徳沢では窯焼きピザをいただきます。このクオリティなら下界でも1600円出せます！

9/6 12:01

お花バッチも打ってました。

9/7 6:34

子ザル第三号

9/7 6:34

毛づくろい猿第?号。

9/7 6:38

河童橋は雲がかって幻想的なもよおし。

9/7 9:04

リンゴアイスうまいですね。

9/7 9:10

左から西穂、奥穂、前穂

9/7 9:55

小梨平の一等地にテントを張ります。

9/7 9:59

ほら、ね、一等地です。何気に一番うれしい瞬間です。

9/7 10:27

岳沢湿原へ向かいますが、熊の目撃情報が多いらしいです。小梨平の山小屋の人から聞いた話だと、近年では紀美子平でも出現するなど油断できないと。あんなところで出たらパニックですな。

9/7 10:31

この美しさが上高地ですよね。

9/7 11:19

9/7 11:19

ホタルブクロ。

9/7 11:27

9/7 11:56

岳沢小屋。

9/7 12:17

岳沢小屋周辺のトリカブト。

撮影機器：

A202SO Sony

感想

maerou

ouwvの夏合宿としての企画です。槍沢をつめて槍ヶ岳の頂上をとる、とても人気のあるルートを、かなり余裕を持った行程で進んでいます。実は、高校時代に行ったことがあり、最高の展望を満喫していたため、またあの上高地ルートかぁと思っていた節があります。しかし、実際にはかなり充足した登山になったと思います。

まず松本駅で買い出しをして集合し、横尾で一泊しました。道中おさるさんが見れました。
二日目には殺生ヒュッテまで荷揚げし、一泊。雨の中での登山になります。連日の雨予報でしたが、まともに打たれたのはこの日だけでした。急登もあいまって、徐々に息をすうのがきつくなります。それでも体力に余裕をのこして行程を終了し、殺生ヒュッテにて暖を取ります。

三日目は槍ヶ岳頂上までのピストンです。槍の肩まではすぐにあがることができ、あとは小雨がやめば、というタイミングで見事に止み、頂上についたころにはかなり晴双六方面がよい展望でした。できれば穂高連峰のほうも期待していましたが、それでも高度感も相まって最高の心持で殺生ヒュッテに帰り明日の下山に備えます。

四日目は来た道を戻るだけなのでなんら不自由なく、快適に山行を終えました。徳沢園にてテントを張り、みな下山モードでおいしいものをほおばります。

五日目はBTまで歩きました。少し歩きますが、上高地温泉ホテルでの入浴は最高でした。その後本隊と別れ一人で岳沢方面へ行きます。いいお花畑でした。風穴クーラーと書いているところはさほど涼しくないのですが、道中何か所かひんやりする場所がありました。