🐻熊の襲撃情報に戦慄🐻けどメチャ楽しかった不帰ノ嶮↑猿倉↓八方尾根


- GPS
- 13:36
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,289m
- 下り
- 1,745m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 6:42
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:19
天候 | 初日は快晴☀️、2日目は高曇りの晴れ🌤 両日とも朝晩寒く、日が出ると暑い。2日目の高所では北よりの冷たい風が吹いていた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方IC&BTが5時40分頃に開くので、乗車券を買って6時発のバスで猿倉へ(¥950) アルピコバス白馬駅〜猿倉線https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/sarukura/ 帰りは八方池山荘からリフト2本とゴンドラを乗り継ぎ八方駅へ。 乗り場付近にチケット売り場が見当たらず、売店のお兄さんに訊ねたらチケットは下で買うとの事。1本目のリフトにそのまま乗って、降りた改札でチケット購入した(¥1900)。 八方アルペンライン https://www.happo-one.jp/trekking/alpenline/ 八方駅から八方第2駐車場までは徒歩。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◯鑓温泉小屋上の鎖場 ・此処の岩は登りでも結構滑る。濡れてる箇所は特に滑落要注意。 ◯天狗ノ大下り ・今回の核心部。浮き石多く、大きな石でも乗るとゴロっと動き始めたりするので、落石・転倒要注意。 ・上から見てるとマークが見え辛く、一見登山道に見える谷筋(斜面中央からやや右下(富山側)に向かって下りて行く)があるので、入り込まない様、要注意。登山道は上から見て左側(長野側)の比較的稜線近くを下りて行く。 先週発生した遭難は、おそらく上記の富山側に向かう谷筋を下りて行ってしまったと思われる。ご無事で何より。 北アルプスで遭難(以下略) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230921/k10014202231000.html ◯不帰ノ嶮 ・3点支持で落ち着いて進めば基本問題ない。寧ろメチャ楽しい。 ・但し、熊の襲撃情報あり(感想欄に記載)。念の為、熊鈴を鳴らしながら進んだ。可能なら複数人で纏まって進んだ方が良いと思われる。 ・二峰北峰の登りはスライド時の待機場所が少ないので、すれ違い時は要注意。 ◯その他 ・樹林帯で何度か横に伸びた樹に頭をぶつけた。2日目は終日ヘルメット着用してたので、痛い思いをせずに済んだ。 |
その他周辺情報 | 帰りに道の駅はくばでお土産(現地野菜🍆🫑と、天狗山荘で呑めなかった日本酒と同じ酒蔵の日本酒🍶)を購入。 |
写真
この他にも2回鳴声を聴いたが、石や岩と同化しているため姿は確認出来ず。
日陰は少し寒いので日の当たるこの席にした(偶々売店受付の真前)。
この後、とある青年が水を買いに来て、小屋番さんに放った言葉に耳を疑う。
「さっきクマに襲われたんですけど、此方で報告とかって出来ますか❓」
😳
以降は感想欄に記載。
クマの襲撃情報気になるけど、メチャ疲れたし、ビール飲んで気持ち良くなったので、取り敢えず昼寝💤
どのテーブルも熊の襲撃情報で持ち切り。皆、不帰ノ嶮に集中したいのに、余計な心配が1つ増えてしまった。
とは言え、同じテーブルのメンバー(年配男性と山ガール2人)と親睦を深めるキッカケとなった。
終わった後、外に出たら正面に北斗七星。この角度で見るのはあまりない気がする。
20時半、就寝💤
昨晩仲良くなった年配男性は5時半頃出発予定との事なので、暫く日の出の光景を眺める事にする。
幻想的なひと時。
それにしても寒い。一気に晩秋初冬にワープしたかの様。
本日もよろしくお願いします👏👏
光の点が見えてから、暫くその大きさのままで止まってた。時間が止まったかの様な不思議な感じ。
モルゲンロートにはならなかったけど、お陰で初めてグリーンフラッシュを見れた。
此処からだと大下りの全貌はよく見えないが、かなりの斜度で下っているのがわかる。後続の人の話だと、此処から300m、一気に下りるらしい。此処でストックは収納し、熊鈴がガンガン鳴る様にしておく。
フリースを脱いだら先に休憩してた人に「不帰ノ嶮Tシャツ、カッコイイですね」と言われる。考えてなかったが、よく考えるとちょっと恥ずかしい💦
此処で仲良くなった年配男性と再会。これから頂上山荘に行ってお弁当を食べるそう。山ガール2名は不帰ノ嶮の途中で見掛け、今頃小屋でお弁当を食べてるんじゃないかとの事。
自分は無線をするので再び此処で失礼します。また後ほど追い掛けます💨
唐松岳 2696m JA/TY-008 長野県北安曇郡白馬村<JCG#09005F>
約20分で5局さんと交信。ロケが良さそうなのに中々繋がらず、漸くボチボチ繋がる様になったが、皆さん口を揃えて変調が浅いと言う。帰宅後わかったが、モードがFMナローになっていた💦
最長は深谷市の約150km。変調厳しい処ありがとうございました。
各局、TNX FB QSO❗️ありがとうございました&大変失礼しました🙇🏻♂️
冷たい風の中、震えながら運用してたので、即撤収💨
なんて思っていたら、ゴンドラ乗り場で山ガール2人に遭遇。思わずハイタッチ🤚 こんな偶然あるのかね。ゴンドラ内で積もる話で盛り上がる。
ゴンドラ降りたら、今度は年配男性とも遭遇。こんな偶然あるのかね。山ガール2人は八方の湯、年配男性は八方の湯の隣の第2駐車場に向かうと言う。皆、目的地一緒じゃん。八方の湯まで歩きながら、また話が盛り上がる。
最後まで楽しい時間をありがとうございました。最後に感謝の気持ちを伝えられて本当に良かった。また何処かの山でお会いしましょう❣️
装備
個人装備 |
ザック
ココヘリ
おにやんま君
熊鈴
万能ナイフ
ライター
カラビナ
スリング
パラコード
ヘッドライト
予備電池
ストック
靴
ツェルト
エマージェンシーシート
ファーストエイドキット
トイレットペーパー
インナーシュラフ
タオル
Tシャツ
着替え
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
フリース
ライトダウン
雨具
ゲイター
日よけ帽子
ヘルメット
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
GPSロガー
心拍センサー
携帯
時計
眼鏡
コンタクトレンズ(予備)
サングラス
日焼け止め
無線機
アンテナ
ログブック
予備バッテリー
充電用各種ケーブル
計画書
メモ帳
筆記用具
保険証
財布
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感想
今回は不帰キレット/不帰ノ嶮。三大キレットへの挑戦、まずは此処から。不帰ノ嶮からの無事生還が最大目標。天狗山荘の営業が今月一杯なので、日付を決めておいたら最高の天気がドンピシャで来た。後は自分の実力と少々の運次第。果たして無事に生還出来るのか❓
以下、写真コメントの追加情報。
◯鑓ヶ岳はキャンセル
鑓沢までは順調だったものの、鑓沢から足が上がらなくなる。鑓沢を境に斜度が一気に上がった模様。偶々今週徹夜してしまい、その疲れが取れてなかったのも原因の1つかも。
更に別の偶々だが、今回から心拍センサーを導入。ゾンビ化と心拍数の関連を調べる為。数値はガーミンで確認出来るが、設定した心拍数を越えると心拍センサー自身がバイブレーションで教えてくれる。少し余裕を見て160を越えたらバイブ発動する様に設定した。鑓温泉を過ぎてからバイブ連発。更に悪い事に左腿も攣り始めた。速効性のある芍薬甘草湯×2包×2回でも中々治らず。結果的牛歩と戦略的牛歩では中身が全然違うと言い聞かせ、バイブ発動したら即休憩。
大出原を過ぎた辺りからこの後どうするか考え、時間とペースと残りの体力からすると計画した鑓ヶ岳には行けると思うが、今回の山行の本番/メインは明日なので、今日は無理せず鑓ヶ岳はキャンセルする事とした。
先月見送った鑓ヶ岳のSOTAポイント、今回もGETならず。旭岳と併せて来年再チャレンジ。
◯クマの襲撃情報に戦慄走る
小屋で昼食(🍛🍺)を摂っていたら、背後の売店受付に来た青年がとんでもない事を言い出したので耳を疑った。
青年「さっきクマに襲われたんですけど、こちらで報告とかって出来ますか❓」
思わず振り向くと目の前に青年の肩があり、そこに薄らと血が付いている。
小屋番さん「怪我はありますか?」
青年「怪我はないです」
自分「肩に血が付いてますよ?」
青年「多分、熊を避け様とした時に出来た擦り傷で、熊に襲われて出来た傷ではないです」
小屋番さん「怪我がないのでしたら報告は特に必要ないです」
青年「わかりました」
小屋番さんの塩対応に思わず目眩…😵💫 見るかわからんけど、せめて地元自治体のホームページとかに載せといて欲しいな。だって出没じゃなくて襲撃ですよ? 此方の山小屋、確か村営じゃなかったでしたっけ?
その後、売店食堂にいた山ガール2人に青年が状況を説明。襲われたばかりで興奮が収まってなかった模様。誰かと話したい/聞いて欲しい気持ち、よくわかる。女子が居てホント良かった。
青年の話しでは、唐松岳から不帰ノ嶮に入り、12時頃、核心の二峰北峰を終え一峰に取付いた処で、熊と遭遇し突如襲って来たと言う。クマもビビっていた様で、1発目は何とかかわして腕に軽く触れた程度。止まった処で更に遅い掛かって来そうな姿勢を取っていたが、今年の春頃話題になった両神山系辺りの岩場でクマが突如襲って来たYouTubeを思い出し、大きな声を出したら逃げて行ったと言う。青年の話しでは、最近爺ヶ岳を中心に高所の登山道にクマが出没しているらしい。今年の異常な暑さで充分な食糧が摂れていない模様。
青年はその後も小屋の宿泊客に説明していた様で、以降、山小屋のお客さん達はその話題で持ち切り。
当初話しを聞いていた山ガール2人の話では、青年は筋肉ムキムキの『屈強そう』(←何度も強調)な体格をしており、クマの方も防衛本能がより高まって襲って来たのではないかと言う。青年は日帰り山行と言っていたので、無事下山出来たか心配した処、「あの身体なら絶対大丈夫」と太鼓判を押していた。
それは兎も角、残り少ない今シーズンの不帰嶮では熊鈴必須。そして出来るだけ複数人で行動した方が良いと思う。
◯不帰ノ嶮Tシャツ
不帰ノ嶮Tシャツで歩いていると結構色んな人から声を掛けられる。不帰ノ嶮を歩いている時はまだしも、八方尾根でスライドする人達に話し掛けられるのは本当恥ずかしい限り。話し掛けてくれるならまだしも、槍夫やりおなら「行って来ました感、アピールしてんじゃねーよ‼️」と内なる声で毒舌を浴びせられる処かもしれない。以後、気を付ける。
◯心拍センサー2日目
1日目の鑓ヶ岳キャンセル、昼寝と夜寝の充分な睡眠、丁度良い程度の食事、等々で2日目の体調は絶好調。そのせいか昨日重たかったザックが今日は軽く感じる(飲料水は再度満タンにして、行動食消費分減ったが不帰嶮Tシャツ分増えてるので、昨日とほぼトントン)。不帰ノ嶮の激しいアップダウンがあるものの基本下り基調という事もあって、2日目の心拍センサーは1度もバイブ発動せず。楽しいだけで1日が終了。やはり、ある心拍数を越える様な状態をずっと継続させてはいけないという事だろう。155くらいが丁度良い気もするが、ケースによってまちまち。今後も継続してパターンを探る。
今シーズンも行けずじまいかと思いながらも興味深く拝見しました。
ルート状況や熊情報もさることながら、感想欄の下りが面白ろすぎてコメントいたしました。お疲れ様でした!
こんにちは😊
感想は結構真面目に書いてるつもりなのですが、面白かったでしょうか?楽しんで頂けたのでしたら幸いです。
imoimokoさんのレコは以前拝見した事がありますが、最近も活発に山に行かれている様で羨ましく思います。これからも参考にさせて頂きますね。コメントありがとうございました☺️
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