白馬大雪渓 テント泊ピストンで旭岳も
- GPS
- 27:22
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 2,096m
- 下り
- 2,076m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 8:21
天候 | 晴れ(初日は稜線上が強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●猿倉荘〜白馬尻 登山口から登り始めてすぐから雪がありますが、ツボ足で問題ありません。林道部分も半分以上はまだ雪の上を歩きます。踏み跡が錯綜している個所もあるので道間違いしないように注意しましょう(私は間違いルートを進んでしまって、正規ルートに戻るのに苦労しました)。林道個所から雪渓下部に出て、しばらく進むと白馬尻です。 ●白馬尻〜大雪渓〜村営頂上宿舎 白馬尻にはまだ小屋はありません(ちょうど設営のために除雪作業してるとこでした)。ここから標高差1200mの長大な雪渓歩きになりますが、斜度はそれほどキツクないので、ツボ足でも登れるかもしれません(私はアイゼン歩行したくて大雪渓に来たので、迷わず12爪アイゼン装着)。 葱平手前にちょっと急登があって、そこを登り切れば稜線までの視界も拡がり、右上に村営頂上宿舎が確認できるようになります。村営頂上宿舎の寸前で夏道となり、アイゼンを外しました。 ●テント場(村営頂上宿舎の裏) 村営頂上宿舎はまだ営業前のため、受付する必要ありません。サイトはすべて雪が消えていて土の上に設営可能です。このテント場は稜線の凹地にあるのですが、風の通り道となるのか、強風が吹き荒れて設営完了までに1時間近くも要してしまいました(ペグダウンする前に風でテント一式を飛ばされそうになっての繰り返し)。 設営後も横風でテントが半分に縮められたりで、テント内四隅に石を入れて固定する羽目に。トイレ・水は白馬山荘まで行って利用しました。 風は翌朝まで吹き荒れたため、外でコンロを使うことが出来ず、テント内で窮屈な食事タイムとなってしまいました。 ●白馬山荘・白馬岳(2932m 日本百名山・日本百高山 第26位) 村営頂上宿舎から上の稜線沿いは完全夏道です。 白馬山荘は営業していますがレストランは営業前でした(受付でビール・缶チューハイ・カップラーメンは買えます)。 ●旭岳(2867m 日本百高山 第39位) こちらはガッツリ雪山装備が必要です。旭岳への鞍部から左に巻き気味に雪斜面を斜上しますが、下から見るよりも斜度があるので、ピッケルを使いました。中間点からはハイマツ帯を越えてガレた斜面を登ることも出来ますが、雪上歩行の方が安定してグリップできるだろうと山頂まで雪斜面のルートを利用しました。 山頂部は南北に長くてどこが山頂かは解らずじまいでしたが、清水尾根方面の展望が素晴らしい山頂でした。 |
その他周辺情報 | ●おびなたの湯 猿倉から八方までの道沿いにある、洗い場も露天の日帰り温泉。シャンプー・ボディソープは備え付けがあります。 ●絵夢(白馬駅前の国道沿いにある食堂) 下山後の空腹を満たすのに最適な、安くてボリューム満点の食堂。 10年ほど前に家族でスキーに来た際に入って、そのボリュームにビックリした記憶を頼りにそれ以来で入りましたが、記憶に間違いなしのボリュームでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
靴下
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
GWの西穂沢で今シーズンの雪歩きは終了かなあと思ってましたが、土曜夜に八方の友人経営ペンションで集まる約束で白馬に行くついでに近場でどこか登ろうと物色した結果、まだまだ雪上歩きをガッツリ堪能できる白馬大雪渓をピストンして稜線でテント泊、そして以前から日本百高山で残している旭岳に登っておきたいとの思惑もクリアできるナイスな1泊2日山行となりました。しかも2日間とも晴天というウレシイおまけも。
白馬岳はこれまで2度登頂してますが、すぐ隣の旭岳は未踏。
3年前の夏に蓮華温泉を基点に白馬岳・雪倉岳・朝日岳を周回した際、1泊目の朝一番で旭岳に登っておく予定がまさかのガスガス悪天候で断念して、ずっとそのリベンジの機会を狙ってはいたんですが、雪上歩行で登頂できて大満足な結果となりました。
これで第1位の富士山から第46位の三ノ沢岳まではオールクリア!! そして100のうち78まではクリアしたので、百名山よりもこちらを先に達成できそうです。
夏山シーズン前ということもあって人気のエリアといえども静かな山行を堪能した2日間、さすがに下山の土曜日は山スキーヤーと登山者がそれなりにいて、寂しすぎず騒がしすぎずな大雪渓でしたが、金曜日夜のテント場は私を含めてたったの2張、白馬山荘も宿泊者4名のみ。2日目朝の白馬岳山頂も旭岳山頂も独り占めで四囲の風景を堪能出来ました。
↓2日目朝の白馬岳山頂からの360度↓
さて次はヤマレコ仲間YAMA555さんと登る笠ヶ岳計画。
こちらも杓子平の雪面登りがあるので、まだ雪と戯れる山行が楽しめそうです。
やっぱり雪は良いね〜(^^)
なんたって下りが楽チンだもんね!(^^)! 頂上宿舎から白馬尻まで1時間ちょっとでサクサク下れておまけに装備も汚れないし。まあ冬と違って下に降りると夏道歩きがあるので、最後に装備がちょっと汚れますが(^^;
kazさんお疲れ様です。記録アップに首を長くして待ちくたびれました。
白馬自体は朝日岳からの周回しかまだ歩いた事ないのですが、その中でも百高山の旭岳は中途半端でどう組み込んで行けばいいか考え中でした。残雪期に旭岳を目指していこうとは考えたこともなかったです。とても良い山歩きですね。私も来年以降kazさんを見習っていこうかと思います。
来週は今のところ曇り予報ですね。晴天に代わってくれることを祈るばかりです。
YAMA555さん、ホントお待たせしてゴメンなさい<(_ _)>
白馬岳のすぐ横のお山なので、なかなか目指すモチベーションが作れないところですよね。
そういう意味では残雪期にアイゼン&ピッケルで旭岳に登るっていう企画、当たりでしたよ、YAMA555さんもぜひ、オススメです。
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