栂海新道 大雪渓〜お花畑〜日本海


- GPS
- 79:42
- 距離
- 47.8km
- 登り
- 4,087m
- 下り
- 5,255m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:59
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 8:05
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:10
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 10:23
9:10 猿倉荘
10:00 白馬尻荘
10:03 白馬尻小屋
11:39 岩室跡
14:09 白馬岳頂上宿舎
8:25 白馬山荘
8:46 白馬岳
9:18 三国境
9:45 鉱山道分岐
10:40 雪倉岳避難小屋
11:53 雪倉岳
13:42 小桜ヶ原
15:29 朝日岳
16:06 水谷のコル
16:19 朝日小屋
7:21 吹上のコル
7:42 長栂山
7:42 照葉ノ池
8:40 アヤメ平
10:18 黒岩平
10:38 黒岩山
12:13 サワガニ山
13:00 北又の水場
14:01 犬ヶ岳
14:14 栂海山荘
6:24 黄蓮山
7:07 黄蓮の水場
7:19 菊石山
7:51 下駒ヶ岳
9:24 白鳥山避難小屋
9:26 白鳥山
11:49 シキワリの水場
12:37 坂田峠
13:26 尻高山
14:14 二本松峠
15:34 親不知 栂海新道登山口
16:31 親不知観光ホテル
天候 | 雨、曇り、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓:大雨警報の際は通行止めとなる(山頂宿舎前にはローブが張られていた)。警報が出る前に登ったが、猿倉の指導員からは落石しやすいからやめておいた方がいいと言われた。 鉢ヶ岳の巻き道:雪渓のトラバースが数カ所あり。場所によっては軽アイゼンをつけた方が無難。 雪倉岳:風がとても強い 朝日岳:水平道は雪の踏み抜きの恐れがあるため、通行止めとなっていた。 吹上のコル:名前のとおり、風が強く、天気はよかったもののそのの強さは雪倉岳以上だった。 長栂山から日本海まで:基本的にピークに向けて直線的な登山道となっており、それがゆえ、急坂が多い。また、通る山は基本的ピークを通り、巻き道がないため、アップダウンが多い。 虫:あまりまとまりつかれることはなく、観光ホテルの人も今年は虫が少ないとおっしゃっていた。ただ、栂海山荘で小屋北側のポイントから夕陽を見ようと裸足でサンダル履きしていたら、両足首に10ヶ所以上刺されてしまってたまらなく痒くなった。 |
その他周辺情報 | 栂海新道登山口の目の前に親不知観光ホテルがあり、1500円で入浴と駅までの送迎を行ってくれる。 お風呂は温泉ではないが、日本海の展望が良い。ただ、脱衣場にはロッカー・体重計が無い。 また、このホテル横の駐車場から海岸に降りられ、海抜0mに到達できる。 |
写真
感想
【初日 猿倉〜大雪渓〜白馬頂上宿舎】
せっかくの栂海新道の初日の大雪渓なの雨の中のスタート。
指導所へ登山届を出したところ、大雨では落石しやすいからやめた方がいいと言われたもののせっかく来たからと白馬尻まで移動してみる。
白馬尻ではたまに雨も弱まることもあったため、上昇開始。。。してみると、白馬尻からわずか数分のところで左側から滝のように水が流れでているところがあり、回避不能なため、滝修行のように水に打たれて通過。
その後、大雪渓は軽アイゼンをつけ、雨の中、黙々と登る。ルートの間際まで落石した石が転がっているものもあり、休まず、まずは岩室跡を目指す。
雨の中の登山で気力も奪われ、テント泊は早々に諦め、さらにわずかな距離の白馬山荘にいくのも億劫で山頂宿舎に宿をとった。
山頂宿舎はこの天候ではさすがにすいてて、割り当てられた部屋は上下で16枚の布団があるにもかかわらず、自分達の他に一人だけだった。常連さん曰わく、山頂宿舎は混んでなければ、なるべく部屋は分けてくれるため、順番に詰め込むようなことはしないとのことだった。
すいてたため乾燥室も当然ながら余裕があり、先週の燕山荘とは違い、しっかり乾いてくれた。ただ、靴は床に置いてただけだと、ほとんど乾かないので工夫が必要だった。
夕飯は有名なバイキング。見た目じゃ、何の料理がわからないものも混ざってたが、好きに食べられるのはありがたい。
【二日目 白馬頂上宿舎〜雪倉岳〜朝日岳〜朝日小屋】
二日目も雨。残念ながら御来光も見られず。
朝食は5時。当初の想定では食事後6時ぐらいには出発しようと考えていたが、雨が強いため、待機。雨はあがらなかったものの8時ぐらいで多少弱まった程度なため、出発を決断。
雨&ガスの中、白馬岳ピークを通過、その後、高山植物がいっぱい現れてきたのだが、撮影する気力なしで目だけで楽しみながら通過。
針ヶ岳の巻き道に入ると雪渓のトラバースがいくつもつづく。あまり固い部分もなかったため、軽アイゼン無しでいったものの最後の雪渓は取り付き部が凍ってたため、念のため、軽アイゼン装着で通過。
疲労がたまってきていたこともあり、通過後の避難小屋の中に入ってお昼ご飯とした。避難小屋は比較的綺麗でトイレ付き。ただ、トイレでは使用済みの紙は持ち帰るようにとの張り紙あり。
避難小屋でも風の音で外に出るのが嫌になるくらいだったが、そこから雪倉岳を通過するまでの風は避難小屋で聞いた音のとおりの強風でバランスを崩しそうになりこともあった。
雨&長距離歩いた後の朝日岳への登りはかなりきつく、休み休みしながら山頂へ。厳しい中だったが、雷鳥の親子が数m先を移動する姿を見ることができたのは幸いだった。
朝日小屋に到着したのは遅めの16時半頃。テント泊の申し込みを済ませると、夕食は17時からとのことで急いで設営し、なんとか夕食へ。
夕食ではホタルイカの沖漬け等美味しい料理が並んだ。
テント場の水場、トイレは外のを利用。
【三日目 朝日小屋〜朝日岳〜黒岩山〜犬ヶ岳〜栂海山荘】
朝日岳への登り返しからスタート。
朝日岳から吹上のコルへの下りは海からの強風に耐えながら進む。花がいっぱい咲いてるのにあまり周囲に目を向ける余裕がない。
蓮華温泉との分岐を過ぎるといよいよ栂海新道。
アヤメ平や黒岩平の雪渓を抜けながら先に進む。
黒岩山手前のヒスイ峡分岐までは比較的平和。
黒岩山の登りからは通過する山々ごとに急登が始まる。
犬ヶ岳までの間にはヤセ尾根もあるため、強風時は特に注意。
栂海山荘内をのぞいてみると、毛布類もあり、快適に過ごせそうであった。
トイレは外だが、なかなかワイルドな作り。
【四日目 栂海山荘〜白鳥山〜坂田峠〜日本海】
いよいよ最終日。
白鳥山までの間にもピークをいくつか越えるが短くても基本的に直登ラインの急登でどんどん体力を奪われる。
白鳥山でようやくひと息。日本海も朝日岳の方も展望が素晴らしい。
日本海が近づいてきたことを実感できるが、坂田峠まで着いてもまだ先は短くない。
尻高山まではコースタイムほどかからず、あっさり到着するが、その先の小ピークはやっぱり急登で終盤でのこれはなかなかきつい。
最後のピークが400mほどであとは日本海に向け下るのみだが、さすがに足も限界に近づいてきているため、ストックに頼り、ゆっくりと下る。
国道まで下りてきたら、壁にぶつかるため、壁沿いに左手に進み、登山口へ出て、ゴール。
さらに駐車場にザックをデポして海へ。海抜0mで真のゴールインをはたした。
なお、先週の燕岳での靴底破損のため、今回はファイブテンのローカットモデルのキャンプフォー(旧モデル)でいどんだ。テント泊装備の重いザックで長距離を歩いたが、ローカット&柔らかいソールなのは全く問題なし。
逆にファイブテン特有の滑りにくいソールにより、岩場の登下降も安心して突っ込めた。
ただし、防水ではないので初日・二日目の雨で靴の中はびしょびしょに。また、ローカットゆえ、スパッツを外すと、小石等が入りやすかった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する