千畳敷から空木岳へテン泊縦走 TJARも応援

2024年08月12日(月) 〜 2024年08月13日(火)

• GPS: 15:01
• 距離: 19.9km
• 登り: 1,235m
• 下り: 3,025m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:13
• 休憩: 0:11
• 合計: 3:24

距離 4.0km 登り 503m 下り 459m

8:31 千畳敷駅
8:32 8:33 千畳敷
9:06 9:07 極楽平
9:18 9:19 島田娘
10:23 10:29 濁沢大峰
11:41 11:42 檜尾岳
11:53 11:54 檜尾小屋
11:55 檜尾岳

2日目

• 山行: 10:13
• 休憩: 1:09
• 合計: 11:22

距離 15.9km 登り 732m 下り 2,566m

4:47 檜尾岳
5:17 5:18 大滝山
6:33 熊沢岳
7:54 8:03 東川岳
8:21 8:32 木曽殿山荘
10:01 10:03 空木岳
10:09 10:37 空木駒峰ヒュッテ
11:00 駒石
11:20 空木平カール分岐点
12:10 ヨナ沢ノ頭
12:30 12:31 小地獄
12:35 12:41 大地獄
13:24 マセナギ
13:32 13:33 尻無
13:56 13:58 池山尾根水場
14:32 14:33 タカウチ場
14:59 15:04 林道終点
15:20 空木岳登山道入口
15:25 15:26 空木岳登山道取付地点
15:57 空木岳登山口駐車スペース
16:08 16:09 菅ノ台バスセンター・駐車場
16:09 ゴール地点

天候

快晴とガスが交互に。夜は雨降りも行動中は降られず

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

菅の台からの始発バスは5:15。4時には行列ができ始めていましたが、初日の行程に余裕があったので5:40に並び始め約1時間半並んで7:05（臨時便）のバスに乗車できました。その後のロープウェイは待ち時間はありませんでした。

コース状況／危険箇所等

今回初めて極楽平から空木方面へ縦走しましたが、絶景るんるんハイキングとキレキレ岩稜帯が交互にやってくる感じでした。特に檜尾岳から先は普通にヘルメット推奨区間という印象でした。東岳への登りに5mほどの岩登りがありテン泊装備での登りは正直キツかったです（普通に鎖かロープが欲しい区間でした）。下りじゃなくて良かった～と思いました！

その他周辺情報

檜尾小屋のテン場のトイレは今まで見てきた山小屋トイレの中で1番綺麗で快適（無臭）なトイレでした。というものバイオトイレだからです。自分で便座に袋と凝固剤をセットして排泄後は外に設置してある蓋付きドラム缶に廃棄するというシステムで初めて使用したのですが想像よりずっと簡単で快適でした。災害時用に使えるので自宅用にもバイオトイレセットの購入も検討しようと思います。

写真

8/12 5:39

前夜に菅の台Pに到着し仮眠からの4:30起床。駐車場はほぼ満車でバス待ち行列は駐車場の端までいってグルッと折り返してトイレの前まで伸びていました。こんなの初めて！夏と秋はこういう感じなんですね…

8/12 8:13

ロープウェイに乗ってサクッと千畳敷へ。ソフトクリーム食べてエナチャージ！気温20℃快晴です♪

8/12 8:27

いつの間にか映えスポットになっていた千畳敷

8/12 8:48

今日は木曽駒に寄らずそのまま極楽平へと上がる。絶好の登山日和なので宝剣の山頂にも人がいっぱい見えました

8/12 9:06

極楽平

8/12 9:07

今回からグミを行動食として採用！

8/12 9:13

左には南アルプスがど〜ん

8/12 9:13

前方には今日の目的地檜尾小屋とその奥に明日のラスボス空木岳。そしてそこから伸びる長〜い池山尾根

8/12 9:15

まさに期待通りのるんるん稜線ハイキンング♪

8/12 9:17

R4島田娘。名前の由来が気になる

8/12 9:20

トレランの民が颯爽と駆け抜けてゆく

8/12 10:27

鎖場もあります

8/12 9:36

R5

8/12 9:38

大きな岩の上の絶景スポットで2人が向かいの山を眺めていました

8/12 9:40

上りあり

8/12 9:41

ハイマツの稜線歩きあり

8/12 9:49

下ありとアップダウンを繰り返して

8/12 10:17

大きな岩場に出ました。高いところ大好きしもさんw

8/12 10:17

久しぶりのヤマネチ！w

8/12 10:19

R6濁沢大峰

8/12 10:20

同じようなペースの登山者と抜きつ抜かれつ

8/12 10:26

でっかい岩場に鎖場と杭

8/12 10:31

そしてキレキレの稜線。ヘルメットなんか要らん言うたん誰？久しぶりの登山なのでめっちゃ慎重に進みました

8/12 10:47

ハシゴ激下り

8/12 10:47

ここを上りきれば檜尾小屋はすぐそこ

8/12 11:07

R7

8/12 11:30

もうすぐ山頂ぽい

8/12 11:42

R8檜尾岳

8/12 11:46

山頂から少し降るとテン場、その奥に檜尾小屋

8/12 11:50

TJAR選手の仮眠枠

8/12 11:54

小檜尾岳なんてあるんや

8/12 11:54

檜尾小屋はワンオペなので常に忙しそうですが、小屋番の井上さんは親切で気さくな方で色々と貴重な話を聞かせてくれました。そしてなんと、6月にしもさんが出場した中央アルプススカイラインのルートを切り拓いた（現在進行形）パイオニアの1人であることが判明！地元が中央アルプスって羨ましい限りです…

8/12 11:55

檜尾下山道と水場への標識

8/12 12:03

テン場マップ。基本事前予約が必要で場所はもう決まっていました

8/12 12:05

コーラで乾杯♫

8/12 12:49

雨が降る前にテント設営。私達の他には3張りのみ。これから来るのかなぁ

8/12 12:54

小屋で水も買えますが（500mlのペットボトル500円）、せっかくなので水場に水を汲みに行きます。小屋から少し下ります

8/12 12:56

ここからも下れるんですね

8/12 12:58

あったあった。チョロチョロと見た目には綺麗な水が出ていました。井上さん曰く「できれば濾過して（土が混ざっている）煮沸して飲んだ方が良い」とのこと

8/12 13:50

濾過器を持ってこなかったのでそのまま沸かして下界で調達したチャイとカフェオレと焼き菓子で優雅なティータイム♡

8/12 14:39

一瞬ガスが取れて下界が見えた。彼女はTJARの応援にやってきたそうです。他にも数名その理由でここにやってきた人がいました。井上さん曰く19時〜20時頃にはトップの土井選手が通過するだろうと。こうなったら皆んなで応援だ！

8/12 15:41

テン場に戻ってまったりしていると外から「雷鳥！」の声が。大慌てで飛び出すと、母親と子供の計4羽の愛らしい雷鳥が堂々と我々の前を横切ってテン場の花をついばんでいました

8/12 15:43

環境省の職員2名がやってきて雷鳥の繁殖の様子を観察していました。今夜はここに泊まるそうです。

8/12 15:46

徐々に増えるテン泊組

8/12 16:17

荷物を軽くするための質素な晩ご飯。アルファ米にセブンのレトルトバターチキンカレーを流し込む。昔は色々調理してたのになぁ…楽を追求するとこうなる笑。栄養が取れたら良いんです！

8/12 17:40

イブキをチェックしながら「そろそろじゃね？」とだいぶ早めに山頂で待機することに

8/12 17:46

山頂にも雷鳥さんがいました！

8/12 18:01

小屋組も見に来るはず

8/12 18:07

太陽が薄っすら。寒いのでレインウェアを着込みました

8/12 18:23

ガスの中土井さんが来るであろう方向を見つめるしもさん

辺りが真っ暗になった19:30頃、土井さんが現れました！この世の人とは思えない物凄い勇者のオーラが漂っていました。山頂にはその勇姿を一目見ようと15人以上の人が集まり、井上さんが「前回は1人だった」と驚いていました。TJARの盛り上がりも年々凄いことになっていますね！

8/13 4:38

土井さんの応援後は直ぐに就寝。今日の行程は長いので3:30に起きて出発の準備をしました。深夜に雨が降っていましたが今は止んでいます。ラッキー！

8/13 4:38

ヘッデンスタート。いざ行かん

8/13 4:45

檜尾岳の山頂もガス。とりあえず雨さえ降らなければOK。井上さんによると空木は晴れている

8/13 4:46

土井さんは一睡もせず真っ暗の中たった1人でここを下っていったのか〜。危ないよ〜

8/13 4:52

ガスが湧く

8/13 5:07

でも天気は持ちそう

8/13 5:15

朝のご褒美タイム。まるで楽園のよう

8/13 5:16

R9大滝山

8/13 5:17

振り返って朝焼けと檜尾小屋

8/13 5:18

チングルマが群生していた

8/13 5:30

ダイナミックな登り

8/13 5:41

鎖場が見える

8/13 5:44

やっぱアルプスはスケールがでかいなぁ！

8/13 5:46

落ちたら一発アウトゾーン

8/13 6:19

熊沢岳。確かに周辺には熊が出そうな沢やカールがありました。それにしても誰も居ません。静かです。時々数人とスライドしただけ

8/13 6:33

R10熊沢岳

8/13 6:45

安心安全のハイマツ帯を進む

8/13 6:51

振り返って御嶽山と水平に伸びる不思議な雲

8/13 7:01

空木岳、だいぶ近くなってきたね〜！

8/13 7:16

R11。次は東川岳ね

8/13 7:17

空木と越百の存在感すご

8/13 7:36

アップダウン激しめ

8/13 7:42

いやガチ上りですやん

8/13 7:49

ハラハラとホッとの緩急激しめ

8/13 7:44

東川岳山頂の手前に今回の核心がありました。5mほどのフリークライミング（大袈裟かも）があって「え？ロープも鎖も何もないの？」と一瞬焦りましたが、ホールドと足場はしっかりしているので落ち着いて登れば問題ないかと。ただテン泊装備だったので正直怖かったです。下はかなり厳しいと思いました

8/13 7:55

R12東川岳。平らな場所でホッと一息

8/13 7:58

いよいよ目の前に空木への400m激上りが

8/13 8:18

その前に木曽殿山荘まで激下る

8/13 8:31

最後のコルでトイレ休憩とエナジー補給

8/13 8:31

行くしかない

8/13 8:52

結構な急斜面

8/13 8:55

スケールのでかい山頂直下

8/13 9:21

R14

8/13 9:26

しもさんが大声で叫んでる「クマかと思った〜」

8/13 9:26

確かに！これは熊かと焦るかも。でもよく見ると粒らな瞳が可愛いすぎる〜♡

8/13 9:27

まさかこんなところでカモシカに出会えるとは！今日1嬉しい！！

8/13 9:28

遠目からここ登るの！？とビビったけど巻きます。奥に梯子も見える

8/13 9:32

でっかい岩と鉄杭と鎖

8/13 9:37

チムニーみたいな岩場。しもさんはザックが引っかかって上りにくそうでした

8/13 9:43

いよいよ山頂をとらえた

8/13 9:55

眼下に駒峰ヒュッテ

8/13 9:57

やった〜！長かった〜！やっと緊張から解放される〜♫
写真を撮ってくれた強強ソロのお姉さんありがとうございました！

8/13 9:59

越百岳へと続く稜線。「これ見たら行きたくなるよねぇ〜」と談笑するしもさんとお姉さん。いやもう暫くお腹いっぱいっす笑

8/13 10:09

長い長い池山尾根の下りに備えて駒峰ヒュッテに寄ります

8/13 10:15

定番のコーラとカップラーメン

8/13 10:37

さぁ下るぞ！

8/13 13:31

尻無。何でこんな名前がついたの？

8/13 12:36

小地獄。これは分かる

8/13 12:50

大地獄。これも分かる

8/13 13:24

マセナギ

8/13 13:56

水場。TJAR待ちと思われる女性が1人いました

8/13 14:32

タカウチ場

8/13 14:38

げ！菅の台までまだ5kmもあんの！？忘れてたよ池山尾根のえげつなさを…

8/13 14:43

後ろから女性と男性の声がすると思って振り返ったらさっきの女性とTJARの選手が駆け降りてきました。この時点で2位です、頑張ってください！

8/13 14:58

やっとこ林道終点

8/13 15:59

空木岳登山口Pに出ました！ここには数名のTJAR選手待ちの応援の方々が待機してました

8/13 16:00

もう歩けない。菅の台Pは直ぐそこ！無事の下山、よくがんばりました！

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

iPhone SE (2nd generation) Apple

装備

個人装備

今回のザック私13kg・しもさん16kgくらい

感想

climb4478

2年ぶりのアルプスは甘くなかったです。勝手にこのコースがるんるんハイキングだと思い込んでいたのがそもそもの間違いですね。中央アルプスにるんるん無し！そして池山尾根の下りは「もう1歩も歩きたくない」と思ってから5km歩かされます。
でも、やっぱり山は良いなぁ～と下山したら思うのでした。
今回初めてTJARの選手を間近で見ることができましたが、もはや同じ人間とは思えまえん。体力お化けすぎます！（褒め言葉）