赤木沢を遡行し北ノ俣岳へ-yamaken103さんとコラボで-

2024年08月21日(水) 〜 2024年08月22日(木)

• GPS: 20:00
• 距離: 34.8km
• 登り: 2,372m
• 下り: 2,368m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:05
• 休憩: 0:56
• 合計: 9:01

距離 17.6km 登り 1,404m 下り 933m

7:03 飛越新道登山口
8:39 8:45 飛越新道分岐
9:41 9:48 寺地山
10:28 10:41 北ノ俣避難小屋
12:26 12:36 神岡新道分岐
13:55 太郎山
14:01 14:16 太郎平小屋
14:56 14:59 第一徒渉点
15:04 第二徒渉点
15:11 薬師沢第2ベンチ
15:22 第三徒渉点
15:25 15:27 薬師沢ベンチ
15:57 カベッケが原
16:04 薬師沢小屋

2日目

• 山行: 10:06
• 休憩: 0:46
• 合計: 10:52

距離 17.2km 登り 968m 下り 1,435m

5:48 薬師沢小屋
7:42 7:49 赤木沢分岐
8:10 ウマノ沢分岐
9:31 9:49 大滝
12:31 12:32 北ノ俣岳
12:40 12:51 神岡新道分岐
13:54 13:59 北ノ俣避難小屋
14:36 寺地山
15:22 15:26 飛越新道分岐
16:40 飛越新道登山口
16:40 ゴール地点

天候

晴れ一時曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

飛越トンネル登山口Pを利用

コース状況／危険箇所等

飛越新道は長いためバテないようペース配分を工夫する必要がある。また、奥ノ廊下は水量次第でルート選定が変わってくるという当たり前の事を今更ながら理解した。

その他周辺情報

栃尾温泉の荒神の湯に入湯(協力金300円)

写真

8/21 7:05

群馬から290kmを約4時間かけて運転しようやく飛越トンネルに到着

8/21 7:05

飛越新道を辿り北ノ俣岳稜線へ向かう。

8/21 7:20

ミヤマホツツジ

8/21 7:31

送電線の右下には剱岳

8/21 8:27

見事な杉の大木

8/21 8:41

イワショウブ

8/21 8:42

イワイチョウ

8/21 8:45

神岡新道は通行禁止となっていました。

8/21 9:08

クロマメノキの実

8/21 9:11

同上

8/21 9:30

鏡池平

8/21 9:30

確かに水面によく映っていました。

8/21 9:45

オヤマリンドウ

8/21 9:48

寺地山のほんの少し先で

8/21 9:48

北ノ俣岳の姿が見えた。

8/21 9:55

寺地山から一旦下ってまた登り

8/21 10:27

ママコナ

8/21 10:28

黒部五郎岳や三俣蓮華岳は残念ながらガスの中

8/21 10:33

北ノ俣避難小屋へ

8/21 10:35

立ち寄る。

8/21 10:36

内部

8/21 10:37

こんこんと湧いている冷水で生き返った！

8/21 10:57

崩壊箇所の多い木道を行くyamakenさん

8/21 11:20

振り返って池塘と寺地山

8/21 11:31

どんどん先行するyamakenさん

8/21 11:40

ここはほぼ森林限界

8/21 11:45

ミヤマリンドウ

8/21 11:45

同上

8/21 11:46

ガスの下に有峰湖

8/21 12:07

ヤマハハコ

8/21 12:10

ガスの中から北ノ俣岳が現れた。

8/21 12:32

北ノ俣岳山頂が見えた。2名の登山者が見える。

8/21 12:37

ハイマツの多い稜線

8/21 12:38

赤牛岳

8/21 12:38

水晶岳

8/21 12:38

振り返って北ノ俣岳

8/21 12:38

赤牛岳、右奥には三ッ岳、野口五郎岳

8/21 12:41

朽ち果てた分岐の標識

8/21 12:42

眼下に赤木平
明日は赤木沢を遡行してここに登ってくる予定

8/21 12:42

チングルマの穂

8/21 12:45

ミヤマリンドウ

8/21 12:50

赤木平

8/21 12:50

チングルマのなれの果て

8/21 12:51

薬師沢左俣源頭部の斜面

8/21 13:14

水晶岳、鷲羽岳
手前には雲ノ平

8/21 13:16

稜線を太郎平へ向かう。

8/21 13:16

真ん中に見えるのは薬師峠キャンプ場

8/21 13:28

太郎平小屋が見えた。

8/21 13:38

水晶岳

8/21 13:39

太郎山へ

8/21 13:47

池塘と黒部源流の山々

8/21 14:03

太郎平小屋へ

8/21 14:08

水を補給

8/21 14:08

黒部五郎岳

8/21 14:10

太郎兵衛平(2330m)で記念写真

8/21 14:17

北ノ俣岳

8/21 14:17

北ノ俣岳と標柱

8/21 14:20

薬師岳

8/21 14:20

水晶岳

8/21 14:20

ワリモ岳、祖父岳、後に鷲羽岳

8/21 14:25

ヤマハハコ

8/21 14:27

見事なチングルマの穂

8/21 14:27

同上

8/21 14:35

水晶、鷲羽を眺めながら薬師沢中俣を下っていく。

8/21 14:36

北ノ俣岳

8/21 15:04

ホソバトリカブト

8/21 15:04

橋を渡る。

8/21 15:09

チョウジギク

8/21 15:27

薬師沢左俣

8/21 15:28

薬師沢左俣遡行時の入渓地点

8/21 15:28

ここから少し沢を下ると薬師沢中俣、右俣出合がある。

8/21 15:31

薬師岳東南稜
ここは愛知大の厳冬期の痛ましい遭難事故が発生した場所でもある。

8/21 15:32

ウメバチソウ

8/21 16:02

樹間に黒部五郎岳

8/21 16:05

同上

8/21 16:09

奥ノ廊下の水面が見えた。

8/21 16:45

水の色が少し青味がかっている。

8/21 16:45

上には雲ノ平、高天原温泉へと向かう吊橋

8/21 16:33

奥ノ廊下を眺めて乾杯！

8/21 16:52

薬師沢、奥ノ廊下の合流点

8/21 16:56

深い森の中を流れる奥ノ廊下

8/21 17:09

薬師沢山荘の夕食

8/21 17:38

夕食後再び河原に下りる。

8/21 17:47

少水である。

8/22 5:05

翌朝朝食をしっかりとってからスタート

8/22 5:52

しっかりした沢装備のyamakenさん
今回のgear紹介です。モンベル サワートレッカー(フェルトソール)にサワーサンダルラバーを着用(yamakenさん)、モンベル サワークライマー(ラバーソール)(hareharawai)です。

8/22 5:53

山荘から梯子を下りて

8/22 5:55

奥ノ廊下遡行開始

8/22 6:00

美しい沢の流れ

8/22 6:11

深い森の中を流れていく。

8/22 6:14

かなり冷たいが

8/22 6:18

勇気を出して沢に浸かるyamakenさん

8/22 6:23

エメラルドグリーンの淵

8/22 6:23

同上

8/22 6:25

美しい淵に見とれるyamakenさん

8/22 6:40

調子が上がってきたyamakenさん

8/22 6:46

黒部五郎岳をバックに

8/22 6:47

贅沢な眺め

8/22 6:53

時折イワナの魚影が見えた。

8/22 6:53

きれいな青緑色の淵

8/22 6:54

イワナの魚影

8/22 6:56

両岸がだんだんと迫ってきた。

8/22 6:58

まずは左岸巻き

8/22 6:59

この少しハングした岩にロープを発見

8/22 7:01

hareが掴んで登ろうと試みるが

8/22 7:01

見事にドボン！！！

8/22 7:04

そこでyamakenさんが深みの中に大岩を見つけ、

8/22 7:05

左岸から右岸に上手く渡った！

8/22 7:07

先程のロープを振り返る。

8/22 7:07

右岸巻き

8/22 7:18

右岸を進むyamakenさん

8/22 7:20

峡谷はまだまだ続く。

8/22 7:22

かなり深そうな淵

8/22 7:22

この右岸の岩の通過は

8/22 7:28

yamakenさんの

8/22 7:28

素晴らしい突破力に

8/22 7:28

助けられました！

8/22 7:38

素敵な湧き水

8/22 7:40

美しい淵

8/22 7:40

同上

8/22 7:45

おっと！どこか見覚えのあるナイアガラ滝

8/22 7:39

ナイアガラ滝に向かうhare

8/22 7:47

左岸をへつるyamakenさん

8/22 7:47

ついに赤木沢出合までやって来た。

8/22 7:48

テンションアップするyamakenさん

8/22 7:48

ナイアガラの滝に向かうhare

8/22 7:48

「やっとここまで来たか」と内心ホッとするhare

8/22 7:48

ナイアガラ滝

8/22 7:50

正面が奥ノ廊下で、赤木沢はここを右に曲がる。

8/22 7:50

ここで奥ノ廊下に別れを告げて

8/22 7:50

赤木沢にIN

8/22 7:51

左岸をへつるyamakenさん

8/22 7:56

赤茶けたナメが赤木沢の特徴です。

8/22 7:57

ナメを進んで行くhare

8/22 7:57

同上

8/22 7:59

歩いてきたナメを振り返る。

8/22 8:01

キラッキラの沢

8/22 8:03

記念写真

8/22 8:04

ようやくテンションが上がったhare

8/22 8:05

テンション上がりっぱなしのyamakenさん

8/22 8:06

2段10m階段状の滝へ

8/22 8:09

まずは下段

8/22 8:10

滝上

8/22 8:10

上段へ

8/22 8:11

水線を登るyamakenさん

8/22 8:12

快適に進むhare

8/22 8:12

同じくyamakenさん

8/22 8:13

スマイリーyamakenさん

8/22 8:13

10mナメ滝へ

8/22 8:14

ナメ滝を登るyamakenさん

8/22 8:14

同上

8/22 8:16

ウマ沢分岐

8/22 8:17

赤茶けたナメ

8/22 8:21

4段連続の滝へ

8/22 8:23

沢遡行を楽しむyamakenさん

8/22 8:23

ここは左岸巻きで

8/22 8:26

滝上に出た。

8/22 8:27

ここは右岸巻きで

8/22 8:29

右岸巻きするyamakenさん

8/22 8:37

きれいな淵が続く。

8/22 8:38

同上

8/22 8:39

小滝の連続

8/22 8:45

正面には赤木岳

8/22 9:00

少しぬめっている小滝

8/22 9:02

快適なナメ床

8/22 9:03

赤木岳を見ながら

8/22 9:10

右岸をへつるyamakenさん

8/22 9:13

小滝をバックに記念写真

8/22 9:15

ここも青緑色の淵

8/22 9:15

小滝が

8/22 9:19

次々と現れる。

8/22 9:19

小滝を登るyamakenさん

8/22 9:20

同hare

8/22 9:22

同yamakenさん

8/22 9:24

深い森の中を流れる美しい沢

8/22 9:26

またまた小滝

8/22 9:28

水線を進むyamakenさん

8/22 9:29

さらに小滝
この辺り気のせいか水量が幾分少なくなってきたような気がした。

8/22 9:31

振り返って遠くに水晶岳

8/22 9:31

水晶アップで

8/22 9:35

迫力ある赤木沢大滝

8/22 9:39

大滝で記念写真

8/22 9:40

相当な落差
ここからは見えない上段と合わせて2段で40mとのこと

8/22 9:47

左岸高巻きの途中で、上段が少し見えるようになってきた。

8/22 9:49

赤木沢大滝の全貌

8/22 9:51

水晶、祖父、鷲羽

8/22 9:54

ここで本流と別れて

8/22 9:54

右の小沢へ

8/22 9:58

キイチゴの実

8/22 10:00

ぬめりの強い小滝

8/22 10:01

雲が湧いてきた鷲羽岳

8/22 10:05

ここは右岸から

8/22 10:12

軽快に登るyamakenさん

8/22 10:12

振り返ると赤木岳

8/22 10:12

まだまだ小滝が続く。

8/22 10:21

同上

8/22 10:23

小滝を登るhare

8/22 10:25

同yamakenさん

8/22 10:28

一度沢を離れて

8/22 10:37

振り返って黒部五郎岳、赤木岳

8/22 10:43

やや濃いめのハイマツ藪を進むしかなくなった！

8/22 11:03

三俣蓮華岳

8/22 11:19

ここで沢装備を解除しトレラン装備に換装した。

8/22 11:20

登り終えた赤木沢を振り返るyamakenさん

8/22 11:25

赤木平より薬師沢左俣源頭部

8/22 11:27

池塘と北ノ俣岳

8/22 11:21

薬師沢左俣へと下っていくhare

8/22 11:28

池塘と薬師岳

8/22 11:30

薬師沢左俣と薬師岳
この薬師沢左俣の遡行も楽しい！

8/22 11:39

徐々に色づきかけてきたナナカマド

8/22 11:58

ついに沢の水が涸れた。

8/22 12:06

振り返って赤木平と黒部源流の山々

どんどん先行するyamakenさん

8/22 12:18

ミヤマコウゾリナ

8/22 12:21

ミヤマアキノキリンソウ

8/22 12:26

ウサギギク

8/22 12:35

ビクトリーロードを行くhare

8/22 12:35

ビクトリーロードを行くyamakenさん

8/22 12:38

北ノ俣岳頂上にゴール！

8/22 13:44

往路歩行時にはまだ開花していなかったニッコウキスゲ

8/22 13:47

同上

8/22 13:51

素敵な池塘を眺めながら歩く。

8/22 13:52

同上

8/22 13:53

すぐ先には寺地山
帰りなのに結構な登り返しあり

8/22 14:22

イワショウブ

8/22 14:29

ママコナ

8/22 14:41

振り返ると北ノ俣岳はガスの中
天候が崩れる兆し

8/22 14:42

寺地山を通過

8/22 15:03

熊さんの落とし物

8/22 15:17

オヤマエンドウ

8/22 16:04

またまた熊さんの落とし物

8/22 16:38

「すぐそこです」の案内板を見てようやく微笑む！

8/22 16:46

飛越トンネル登山口Pに戻り無事終了

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

SO-41B Sony

感想

hareharawai

　赤木沢は今から6年前の2018.7/25(水)にWさんと折立から薬師沢小屋に入った。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1538169.html
　翌7/26(木)に赤木沢を遡行して北ノ俣岳に登り上げた。赤木沢は自分が人生で初めて遡行した沢である。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1537290.html
　今回はyamakenさんとのコラボで、初日に飛越トンネルから飛越新道を北ノ俣岳稜線まで登り太郎平経由して薬師沢小屋へ。そして翌日に赤木沢を遡行して北ノ俣岳へ。
　今回は奥ノ廊下が結構ムズかった。左岸には、ほんの少しハングした箇所で今にも切れそうなロープを掴んで失敗したり、右岸では、もし失敗したなら2〜3m下の奥ノ廊下の冷たい淵にドボンしてしまう少しスリリングな岩の通過があったり...。
　それでも、赤木沢に入ってからは快適な遡行ができた。ガイドブックにもあったようにまさに「北アルプスの懐できらめく宝石のような沢」そのものだった！写真を撮り合いながら楽しく遡行し、2段40mの大滝へ。左岸から高巻いて、その少し先で右の小沢へ。ここも上手く進んだが、その先のルートをほんの少しだけ右に取り過ぎてしまい、少し濃い目のハイマツ藪を漕ぐこととなってしまった！ルートを修正して事なきを得た。薬師沢左俣源頭部を辿っていくと水が涸れ、ガレた急登をこなし北ノ俣岳へ。後は長〜い飛越新道を下っていった。yamakenさんは相変わらず滅茶苦茶下りの足が速くて全くついて行けず何度も待って頂いた。
　楽しい二日間を過ごすことができ大満足できました。yamakenさん、どうもお疲れ様でした。

yamaken103

憧れの赤木沢遡行。hareさんの絶妙な天候判断と安心安定感のあるガイドによって決行出来ました。飛越新道のアップダウンのロングコースからのアプローチでしたが、写真のような可憐な植物や熊の落とし物に遭遇するなど、刺激いっぱいの山行となりました。よく山雑誌に見る絶景の赤木沢ですが、全身で感じる水流の響きや奥の廊下の黒部源流の青みがかった清流は、言葉に表しきれない感動を与えてくれました。昨年は、薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、雲の平と廻りましたが、今回は、さらに懐の深い絶景を堪能させていただきました。hereさんに改めて感謝です。

コメント

mt-sam

リンクさせていただきました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7174478.html

hareharawai

mt-samさん、今晩は。
赤木沢行かれたのですね！とてもよい場所ですね。
hareより