槍ヶ岳(上高地〜槍ヶ岳ピストン)



- GPS
- 57:30
- 距離
- 43.0km
- 登り
- 1,780m
- 下り
- 1,782m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 5:52
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:45
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 9:30
天候 | 曇/晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
バスタ新宿〜上高地バスターミナル さわやか信州号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
河童橋〜明神間の左岸歩道通行止めの為、河童橋を渡って明神池側から迂回路。 明神〜上高地間は時間帯によっては片側一本道で結構混むので時間を要することもあり。 その他は特に問題なし。 |
その他周辺情報 | 帰りに上高地温泉ホテルにて日帰り温泉入浴後、河童橋付近でランチ。 上高地周辺の入浴施設は時間帯によって入れなかったりするので要事前確認。 観光地だけあって食事処には困らない。 上高地周辺は猿がいっぱいいた。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ストック
ヘルメット
|
---|---|
備考 | ・槍沢ロッジ、槍ヶ岳山荘ともに充電可だったのでコンセント・ケーブルがあったらよかった。なんならバスもコンセント付だった。 ・槍ヶ岳頂上アタック用にサブザック用意したが、往復1時間もないので必要なかった。 ・ガス、コッヘルなども用意したが食事は現地調達だったので必要なかった。(万が一のことも考えての用意でもあったが) ・サンダル持参したがどちらの宿泊も相当数用意してあるので必要なかった。 ・比較的好天だったこともあるが、結果的に8月はそこまで防寒対策しなくても良いとも思った。 ・どちらも乾燥設備がありハンガーは用意してあるが、洗濯バサミがあるとより良いかも。 |
感想
実は昨年に【上高地〜奥穂〜北穂〜大キレット〜槍】と縦走を計画していたが、雨天予報が出たことでコースの危険性を感じ断念。
今年はとりあえず槍単独にして、天気が多少荒れてもとりあえず行こうということに。
日程も1泊2日で行けなくはないが、余裕をもった日程で設定。
【0日目】
バスタ新宿22:25発の上高地直通の高速バス
バスで熟睡する為に20:00に集合し軽く飲もうということになったが、4杯も飲んでしまった笑。おかげで良く寝れた気がする。定刻通りに到着。
【1日目】
上高地〜槍沢ロッジ
時間的にも行程的にも楽。上高地〜横尾までは平坦だし、その後も最後少し登るくらいで楽々昼に到着。昼飯&酒を流し込み昼寝。
15時からお風呂に入れる。風呂と言ってもシャワーやカランは設置しておらず沸かした浴槽のお湯を身体にかけて後はジャブン。なので気になる人は早めに行く方が良いと思われる。
夕食は17時から食堂で。食事の写真撮り忘れたが、唐揚げと数品のワンプレートとご飯、味噌汁、デザートだった気がする。
この日はそこまで宿泊者も多くなく、ベッドの上部は空いていた。
槍沢ロッジは充電スペースの貸出があるが、電波が全く入らない(docomo)。
幸い漫画本が充実しているので時間潰しはできるかも。
売店の他に自販機もあり、ビールとサワーがあった。
20時には消灯。
【2日目】
朝食は5時から。少し寝坊して5時15分ぐらいに行ったらほぼ皆食べ終わってた。案内放送はないかもしれない。
6時に出発。この日は槍ヶ岳山荘まで。天気も少し雲掛かっているぐらいで良好。
槍沢ロッジからは本格的な登りとなる。最初は森林地帯だが槍沢大曲あたりからは岩場、ガレ場となる。
何度か学生や年配の団体とスレ違う。時間的には槍ヶ岳山荘あたりから降りてきたのだろうか。
槍沢ロッジからも前日はガスってて山頂が見えなかったが、天狗原分岐を過ぎたあたりでようやく穂先が見えてきた。ゴール地点が見えるとそれなりに頑張れる。
この日は95%ぐらいは登り。それでも過密スケジュールにせず、前日十分に休みを取れたおかげか、休憩なしで5時間掛かる道のりをそんなに飛ばした覚えはないが3時間25分で槍ヶ岳山荘に着いてしまった。(倍率0.68ぐらい)
この日は昼から雨予報だったので、色々悩んだ挙句山頂へは登れるうちに登ろうと言うことに。
少し一息ついてからザックをデポし、ヘルメットと手袋だけ用意していざ頂上へ。
時間的にも登っている人は数名しかいなかった。サブザック用意してきたが往復1時間弱なら不要だった。
基本岩場で補助的な鎖・ロープが2〜3箇所と垂直ハシゴが3箇所ぐらいある。剣岳行ったことあるので余裕こいてたが久しぶりだったせいもあり楽勝とは言い難かった。なかなかの高度感。ただ三点支持がしっかりできていれば問題ないとは思う。ハシゴが岩に寄り過ぎてつま先ギリギリしか掛からないところがちょっとだけある。
そんなこんなで頂上に到達。見事にガスっててほぼ何も見えなかった泣
スペース的には全く広くない。我々以外にいたのは3名程だが写真を撮ったりする為にすれ違う時は多少気は遣う。20人もいたら危ないんじゃないかな。
景色も見えないし居てもやることないので早々に下山。降りるときの方が怖かったかな。登りと降り側でコースが違うところもあるので要注意。
山荘に戻って昼食。この日もカレー。あと山荘のオリジナルクラフトビールがあったのでせっかくと思い購入。生ビールは残念ながら売り切れだった。
槍ヶ岳山荘は色々な方面から来ることもあり結構広く3Fまで部屋がある。実際平日にも関わらず、槍沢ロッジとは違いかなりの人だった。
山荘内には充電スペースや乾燥室、炊事場もあり、談話室には本や漫画も置いてあった。電波はバリ4感度良好。
こちらでも昼以降にやることがなく、談話室でひたすら漫画を読むことに。
ちなみに3000m近い山荘だからか、到着してすぐに寝たり酒飲んだり(既に遅し)はしない方が良いと貼り紙がしてあった。高山病対策だろう。漫画もだんだん飽きてきて何度か睡魔に襲われたが頑張って起きていた。
そのうち14時〜15時ぐらいだったか外は突然の豪雨となり、やはり先に登ってて良かったと思った。
夕食は地下の食堂で17時〜と17時50分〜の二部制。この日は人が多いからだろうか。17時前には列をなすほど人がいた。ご飯は槍沢ロッジと同じようなバランスのとれたワンプレートにご飯、味噌汁、デザート。この日のメインはラタトゥイユというか甘酢あんかけというかそんなんだった。ご飯と味噌汁が真ん中に置かれていて基本自分たちでつぐビュッフェスタイル。つまりはお代わりも可。卓上にはわさびふりかけも用意されておりありがたかった。
売店では槍ヶ岳グッズが所狭しと並んでいる。オリジナルTシャツが種類もいっぱいあるのだが、サイズがところどころないので買うなら混んでくる前に早めに買った方が良さそう。
食事後も談話室で自販機で買ったハイボール片手にくつろいでいた。
19時過ぎにふらっと外に出たら、真っ暗の中ヘッドライトで山頂を目指している人がいた。凄い人がいるもんだ。
20時30分消灯。
0時頃目が覚めてふらっと外へ出た。月が雲の隙間から出るか出ないかぐらいの明るさだった。目の前には黒々とした塊=槍の穂先が聳え立つ。さすがに登っている輩はいなかった。風がだいぶ強かったので早々に寝床へ。
【3日目】
朝食は5時から。前日の行列を踏まえ10分前から並ぶことにした。
外を見ると既に穂先へ登っている人がチラホラ。日の出が5時14分だったのでそれを目指して登っているのだろう。前日チェックイン時に朝食が日の出と被る旨は言われた。日の出を頂上で見るのも粋だよなと思いつつ、まあここから見てもいっかということで登らないことにした。時期的な要素もあるが日の出は山荘からちょうど槍ヶ岳穂先の右側が若干被るように出てきた。つまり頂上から見るともっと綺麗に見えることだろう。ただ案の定登っている人の数が昨日の何の変哲もない時間に比べると全然違う。休日などのピーク時には登るのに1時間掛かると聞いていたが、山荘から登っている様子を見ると頷けた。上も狭いから長居できないだろうし、日の出ピンポイントで行くには予測が立てずらいだろう。せっかく来たからには見たい気持ちもあるが時間的余裕が必要だと感じた。
朝食も同じくワンプレート、ご飯、味噌汁。
さくっと朝食を済まし出発の準備。この日は一気に上高地まで行く予定。
バスが15時30分発、それまでに温泉にも入りたいと思っていたので13時頃には上高地着で行く必要がある。後半はほぼ平坦であることを考えるとタイムはそう伸びない。2日間掛けて登って来た道をひたすら降りる。
降りていて感じたのは思っていた以上に登ってきたのだということ。よくあれだけ巻きで登れたな。我ながら感心。
順調に槍沢ロッジ〜横尾〜徳澤〜明神と進む。わかってはいたが長い。前半の下りで結構膝が笑ってきた後に横尾からの3時間平坦道。特に明神から上高地のラストスパート時は、昼と言うこともあり観光客で賑わっており、道自体がかなり混んでいて思うように進めなかった。なんとかコースタイム通りに到着。
河童橋からさらに15分程歩いたところの上高地温泉まで行き風呂に入った。ホテルの温泉と言うことで結構良いお湯だった。途中道すがら猿がいっぱいいた。日光の猿とは違い全然襲ってこない行儀の良い猿たち。
久しぶりにまともな風呂に浸かり、河童橋付近で景色を観ながら食事&酒を飲むという至福の時を過ごしているとあっという間に帰る時間。上高地で少しのんびりしたかったが、また穂高連峰にも行きたいしまたの機会ということで帰路についた。
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