羅臼岳 岩尾別登山口→羅臼平→二ツ池→羅臼岳→岩尾別登山口

2015年09月13日(日) 〜 2015年09月15日(火)

• GPS: 56:00
• 距離: 22.1km
• 登り: 2,292m
• 下り: 2,273m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:56
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:56

10:15 木下小屋
12:10 12:10 弥三吉水 天場
13:42 13:42 銀冷水 天場
14:42 14:42 大沢
15:11 羅臼平

2日目

• 山行: 9:15
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:15

7:45 羅臼平
8:30 8:30 三ツ峰キャンプ地
9:30 8:30 サシルイ岳
10:30 8:30 オッカバケ岳
14:00 羅臼平

3日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 0:35
• 合計: 7:05

3:45 羅臼平
4:55 5:30 羅臼岳
6:00 5:30 岩清水
6:30 5:30 羅臼平
9:20 木下小屋

天候

13日　曇り→雨→曇り
14日　晴れ
15日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

木下小屋に無料駐車場あり。（5台）

コース状況／危険箇所等

■岩尾別登山口〜大沢入口
針広混交樹林帯をいきます。
危険箇所はなしですが、ヒグマ出没地帯でもあるようです。


■大沢入口〜羅臼平
枯れ沢を登っていきます。
空が開けて、花（チングルマ, エゾコザクラ etc）もまだ咲いておりました。

■羅臼平〜二ツ池
危険箇所は特にありませんが、ヒグマが多い地帯らしいです。
鮭を食べに海へ行っていたせいか、遭遇しませんでした。
やぶこぎ地帯です。

■羅臼平〜羅臼岳
山頂近くになってくると、
やや岩稜帯になってきます。
ストックは使わない方が、
登りやすいし下りやすいかと思います。

その他周辺情報

■宿泊施設＆温泉
岩尾別登山口に"木下小屋"、その手前に"ホテル地の涯" あり。
木下小屋に露天の温泉あり。（200円）

■飲食店
ウトロの町（登山口から20〜30分位）に、セブンイレブンあり。

■知床自然センター
熊スプレーを、ここでレンタル。（1日／1,000円, デポジット代／2,000円...だったかな）
web: http://www.shiretoko.or.jp/

写真

13日
5:00　ウトロの町のコンビニへ買い出し途中...
るーるるー　キタキツネ

戻る途中に、知床連山。
いよいよ本日、入山。

8:00　開館と同時に、知床自然センター　へ。

"熊撃退スプレー" をレンタルし、
20分ほどレクチャーを受ける。

「10m以内、顔をめがけて噴射しないと効果はありません！」


......。

使わないで、済みますよーに。

10:15　下山後、その日に空港な為、
レンタカーのパンク疑惑？を、入念に確認。

再度、登山口へ。

3日分の水（6L+α）食料＆テント泊装備＆カメラ＆諸々のザック（65L）は...パンパンっす。

寒冷地特有の針葉樹と広葉樹が混じった、
針広混交樹林帯を登り...

11:12　オホーツク展望台

......。

12:10　弥三吉水

一応、浄水ボトルは持ってきましたが。
北海道の水は、
キタキツネによるエキノコックスで汚染されている危険があるので、基本は飲みません。
顔を洗う程度で。気持ち良い☆

13:42　銀冷水

ぱらぱらと、雨。
ハイクアップ中のレインウェアは、何かとツライっす。（苦笑）

雨も上がり、やっと視界が開け...

14:24　大沢入口

登って行くと、まさかの...

エゾ コザクラ（蝦夷小桜）

チン グルマ（珍車）

エゾ ツツジ（蝦夷躑躅）

エゾノ ツガザクラ（蝦夷の栂桜）

チシマ クモマ グサ（千島雲間草）

イワ ギキョウ（岩桔梗）

雪渓の雪解けが遅かったのか？

この時期に、
まさかの小さなお花畑を堪能。

気分良く、登っていると...

15:11　羅臼平

本日のテン場（ヒグマ多し）に到着！

ヒグマ対策の為、
食料はフードロッカーへ入れます。

羅臼〜！！

カンパーーイ！

テン泊者も他に誰も来ず、
19:00にはzzzzzzzzzz

14日　6:00
日の出時刻にはガスっていたので、遅起き。

とゆうか、計 11時間の爆睡。

"静寂" おそるべし。

遅飯。　天気は...晴れ／雷注意　予報。

今夜も羅臼平泊予定なので本来デポですが、
ヒグマの被害を避ける為、テントは一度撤収。

そして、硫黄方面へ。

8:08　まずは三ツ峰

サシルイ方面へ向かいます。
左に硫黄岳が、やや見えます。

振り返ると、王冠の羅臼岳。

秋色も、ぼちぼち。

国後島...近っ！

振り返ると、戦艦のような稜線。

9:30　サシルイ岳

オホーツク海に浮かぶ、知床連山の上で小休止。

さて、オッカバケ岳へ。

おっと！　ヒグマ注意！

おー。　あの辺が、爺爺岳（北方領土内における最高峰）だけじゃないか？

鷲が雄大に、空飛び。

10:30　オッカバケ岳

良い眺め。

そして、
ちょっと下るとお目当て...

"楽園"

二ツ池と硫黄岳に連なる連山。
コレが、見たかった。

タイムリミット、戻ります。

秋を感じ...

オホーツクを感じ...

山を感じ...

知床を感じ...

14:00　羅臼平

テントを、また設営。

全部干し。

ヒグマ対策で匂いのする食事はNG。
簡素な食事（マーボー茄子丼＆お味噌汁）だったけれども...案外美味しかったなぁ。

るーるる

この至近距離。
餌付けされてしまっているご様子。

カンパーーイ！！

国後島も順光でよく見えます。
コレが羅臼山？　か？

コレが、爺爺岳？　か？

まぁ、気分良くキメます。

のんびり。

黄昏。

オホーツクに沈む太陽。

明日は、いよいよ羅臼。

満点の星。

20時前にはzzzzzzzzzzzzz

4:55　羅臼岳 山頂☆
無風。待つ事、10分...

5:05　ご来光。

金色に...

輝く...

稜線と...

オホーツク。

素晴らしい！

ありがとう。

岩清水...うまい！

ハイマツ　北海道。

6:30　羅臼平
また、いつの日か☆

知床五湖も見えて...

オホーツクの海へ、下山。

やや秋を感じ...

針葉樹＆広葉樹

9:20　木下小屋へ無事下山。

ザブン。

熊撃退スプレーを、無事返却。

斜里岳。　また、いつの日かー☆

12:00に無事レンタカーを返却し、
14:00に、女満別空港より羽田へ。

感想

GONDA609

天気に振り回されながらも、
今回の山旅のハイライトでもある羅臼岳縦走。

結局、計画が押してしまい、
硫黄岳までの縦走は出来ず、
二ツ池の手前までとなってしまいましたが。

天気も頂きまして、
非常に満足な山行となりました。

秋鮭があがっているので、
それを捕獲しに海へ行っていた　のですかねー。

警戒していたヒグマにも遭遇しませんでした。


それによる登山計画の変更は無かったので、安堵。
流石に、エアー乗り遅れ...とかは...。（苦笑）


初日の夜。

自然遺産のコアで、
人の気配が無い、ただただ...


しーん　と。


"静寂"のサウンドの心地良さを、
感じまくりました。


穏やかで、安らかで、やわらかで、
誰も居ない世界。


たまに...風の音で起きては、
また無音に包まれ、また眠りに落ちる。


まさに"楽園"でした。



そして、
朝には羅臼の山頂に居て、
夜には東京の家で布団の中。

この初体験のギャップに、
文明って凄いなぁ　と。

ぼやーっと思いながら、
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

でした。


おしまい☆

コメント

otkme

北海道遠征
うらやましすぎる。
いつかは、北の大地を、ぼくも。

GONDA609

Re: 北海道遠征
良いですよー、北海道。

是非是非ー☆