【北海道DAY2-3】羅臼岳-硫黄山


- GPS
- 19:51
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,410m
- 下り
- 2,388m
コースタイム
- 山行
- 10:04
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 11:23
天候 | ⛅️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
🚕タクシー:カムイワッカ湯の滝〜木下小屋@10,000円(定額) |
その他周辺情報 | ♨️地の涯は休業中 ♨️ウトロ温泉夕陽台の湯@500円 |
写真
感想
前日は北海道駒ヶ岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8501084.html
駒ヶ岳下山して温泉&食事とるとあっという間の14時。ここから一気に道東へ。高速走らせて途中の帯広に立ち寄り豚丼夕食、ガソリン満タンでさらに東へ。1時間ほど走ったところで胸騒ぎ、、、財布が手元に無いような。高速降りて車内捜索捜索するも見つからず、豚丼屋で手元にあったのは間違いない。お店に電話するが繋がらず、、、とりあえず豚丼屋に引き返す。営業時間内にはお店に到着できないので汗汗。何度目かの電話でお店に繋がり、財布の忘れ物お預かりしているとのことで一安心。営業時間過ぎていたが、快く応対してもらえて感謝。最近凡ミスが増えているような…気をつけよう。
気を取り直して21:30帯広発。ウトロの羅臼岳登山口まで4時間強のドライブ、1.5日で埼玉からウトロまで1500km越え運転で疲労困憊。AM2時就寝。テント泊用のパッキング準備のためAM3:30起床。昨日も青森→函館フェリーで仮眠をとったのみで寝不足続きの北海道2日目。テン泊装備がずっしり肩に食い込むが20kgちょいなら許容範囲。曇りな天気で涼しくて良いが、せっかくきたのでギラギラ晴れてほしい。水場の状況がわからないので銀冷水で10L担ぐと、あずちゃんペースに追いつくのも一苦労。羅臼平手前あたりから青空が多く見られるようになり、羅臼岳のゴツいピークを捉える。テン場に荷物デポして羅臼岳へ。あずちゃんと2年前にも登っているので岩場の心配はなし。サクサク登って羅臼岳ピーク。ガス優勢で知床半島主稜線を一望するような景色は楽しめず。
羅臼平に引き返して三ツ峰へ。スタート早々、登山道の雰囲気が変わり藪い…途中で登山道ロストするような箇所もあり。今日は人が通っていないようで藪濡れがひどい。三ツ峰テン場付近は雪解け間もないようで、チングルマの御花畑があったりと高山植物が盛り。サシルイ岳へハイマツの海を漕いでいく。藪漕ぎ+30kg近い重荷のせいで自分のことだけで精一杯、振り向くとあずちゃんがしっかり後ろをついてくる。あずちゃんのメンタルの強さを垣間見れた。サシルイ岳の直下には沢筋に大きく雪が残っていて、ここで雪解け水を汲むことができた。水はたっぷり持っているので、浄水器からチューチューして雪解け水を味わった。主稜線を辿って本日ラストのオッカバケ岳を越えれば、二つ池のテン場までもうあと僅か。12時間近い行動時間となり寝不足からの疲労困憊でテント場無事到着。
羅臼平過ぎて誰とも会っていないので今日はテン場貸切かと思いきやテント1張り。沢登りの単独お姉さんで厳冬期の知床や、知床岬まで行ったりとこの辺りに通われている方。こんな自然が濃ゆい場所なので誰かいるだけで心強い。お姉さん曰く、2〜3年前に羅臼岳〜硫黄山縦走した時より、薮化が進んでいるとのことだった。
ガイド本などでも目にするクラシックルートなので、整備バッチリと思っていたが甘くない北海道・知床。原始な登山をちょっぴり体験でき心地よい疲労とともに夕暮れ前に就寝。深夜トイレで目が覚めた時に見た満点星空が目に焼きついている。
◆2日目(二つ池幕営地〜カムイワッカ湯の滝)
ダブルウォールテントで快適な一夜、明るくなって4:30起床。散歩がてらフードロッカーから食料を回収してゆるゆる出発準備。昨日よりも青空優勢なお天気で元気よく2日目スタート。が、出発早々藪道に入り、朝露で全身びしょ濡れ、蜘蛛の巣トラップも多数あり。知円別岳手前は湿原平坦路、登山道すぐ横に新しめの熊の糞あり。スマホで音楽ガンガン鳴らしながら鼻歌混じりで進み、主稜線乗るとその先は知円別岳のガレ場トラバースで緊張度高い。両脇切れたナイフリッジ風な場所もあり、あずちゃんは恐る恐るな感じ。岩場ゾーンを無事通過してハイマツ帯に入ると全身に数百匹単位の虫がまとわりつく、、、払ってどうにかなるわけでもないので耐えて進むしかない。
硫黄山テン場の分岐を過ぎて硫黄山の基部に出るあたりで30m先に熊の親子が3頭。すっと逃げていってくれて安堵。硫黄山の取り付きまで進むと、下山路のすぐ近くに先ほどのヒグマが停滞している。とりあえず逆方向になる硫黄山をピストンで様子見。硫黄山ピークからは昨日登った羅臼岳が遠望できて眼下にはオホーツク海。ヒグマがいなくなっていることを願いつつゆっくり下降、視界に熊の姿はなく、休憩入れて時間を置いてから下山路へ。
硫黄沢は水流はないが名前の通り沢登り。標高1050m付近に大きく雪渓が残っていた。沢抜けて登山道に入るとようやくルート安定。サクサク降って新噴火口まで来ると下界の日差し全開、付近の岩も太陽光であっちっち。登山口まで駆け抜けるとちょうどヒグマ調査の方がいて会話。羅臼岳から縦走してきたことを話すと、あずちゃん褒められて嬉しそう。
カムイワッカ湯の滝で沢登り遊んでいこうと思っていたが、完全予約制になったとのことで入渓できず残念。予約したタクシーに揺られて登山口まで楽々帰還。
今回の北海道遠征のテーマとしてテント泊を楽しむとしていた。リサーチ不足から思いがけない濃いいテント泊が経験できた。下山後も「あんな薮い道はもう行きたくないー」と楽しくあずちゃんが言っているので、良い体験ができたと思う。また忘れた頃に…藪道縦走楽しみたい。
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