北鎌尾根から槍ヶ岳



- GPS
- 32:00
- 距離
- 41.6km
- 登り
- 2,486m
- 下り
- 2,481m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:40
- 山行
- 12:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 13:10
スタートとゴールのタイムは確かなんだけど。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
沢渡〜上高地 タクシー定額 片道4200円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道に異常なし バリエーションルートに目立った支障なし |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
ここに来るまでに途中撤退のソロ登山者に出会った。前述の沢のオーバーハング岩を超えることができず、撤退を決断。付近を先行する別の経験者に一緒に行こうと誘われたらしいが、断っての撤退らしい。無事の帰宅を願う。
トラバース開始早々足下が崩れているが、お助けロープのおかげで楽にクリアできる。ただし、ロープの強度をよく確認してから頼ること。
ここまで来たら焦ってはいけない。必ず登れるところはあるので、じっくりじっくり探すこと。進退窮まることの無いようによく観察すること。
感想
秋晴れの素晴らしい天気の中、北鎌尾根から槍ヶ岳を登りました。
北アルプス全山が雲一つなく見渡せる、またと無い日和でした。
槍ヶ岳は過去2回(初回槍沢経由、二回目大キレット経由)向かっていますが、いずれも悪天候で断念しています。なので初槍が北鎌ということになりました。
北鎌はバリエーションルートなので、目印もクサリハシゴも一切なくルートファインディング能力が試されます。今回はザイルなしの3人組での挑戦でしたが、お互い登山を一緒にやって10年経つ仲間です。年々少しずつ難易度を上げながら挑戦する山を選んできました。そんな良き山仲間に恵まれてこその完登でした。
登下降の技術的に極端な高難易度とは感じませんでしたが、初見でのルートファインディングはかなり難しいです。どこを通ってもいいのですが、自分の技量を越えるルートを選択するとあっという間に行き詰るでしょう。迷ったら引き返して探し直す。迷う前によく観察してルートを選ぶ。いつでも冷静に。踏み跡は当てにし無い。ましてや残置物は当てにしない。この辺をよくよく理解する必要があります。
残置スリングなどはあちこちにありますが、誰かがそこにいた、というだけのものです。もしかしたら、回収できなかったからそこにある。スリングやロープを使わなければ通過できなかったのかもしれない。その辺もよく理解し、安易に信用しないようにしなければなりません。
今回は天気にも恵まれました。もし視界が悪かったり雨が降ったりしたら、成し得なかったことです。その辺も天気図や予報とにらめっこしながら検討しました。
もしこれから北鎌を目指す方がいらしたら、ご参考までに写真をと思いこの記録にします。でも、来年はこの岩の雰囲気も足跡もトラバースも、どうなっているかわかりませんよ。あまり信用し過ぎないように願います。
写真のコメントが分かりやすくてとても参考になります。
行ける時が来たら参考にさせて頂きます
ありがとうございます。
このルートの達成感は格別でした。
行かれる際はくれぐれもお気をつけて、素晴らしい山行になりますように。
私も新旧いろいろな情報を参考にしました。
でも今回通れたトラバースも、数年したら雪に削らてなくなるのだろうな、と思わせるような箇所もありました。必ず、最新の情報も仕入れてくださいませ。
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