鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳 小屋2泊3日


- GPS
- 35:16
- 距離
- 63.9km
- 登り
- 4,685m
- 下り
- 4,683m
コースタイム
- 山行
- 9:43
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 10:27
- 山行
- 12:29
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 13:48
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 10:51
天候 | 1日目晴れた。2日目晴れ、後曇り。3日目朝は晴れてたけど、雲多め。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上の臨時駐車場に停めました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北アルプスなので、危険と思う箇所はいくらでもあるけど、気をつけて歩けば大丈夫でした。 |
その他周辺情報 | 新穂高の温泉。時間がなくて利用はしてません。 |
写真
感想
小夏休みが取得でき、北アルプス山小屋2泊3日に挑戦。
1日目、三俣山荘までがんばる。2日目、荷物をデポって鷲羽岳、水晶岳を踏破し、三俣山荘に戻り、黒部五郎小舎へ。3日目、黒部五郎踏破。後帰路。新穂高へ。2日目に余力あれば、黒部五郎踏破も視野に。
小屋2泊3日、新穂高からのルートもお初。3日間とも、約10時間の山行で、不安にまみれてのスタート。
1日目。夜中2時に新穂高の無料駐車場が満車であったことにビビりました。平日水曜日なのに。仕方なく鍋平駐車場に駐車するも、帰りに最後登らないといけないのが嫌です。
暗い中出発。最初の登山指導センターまで、下りルートを注意して下る。わさび平小屋まで、補正された道路と砂利道が続きますが、まぁ、長いです。なかなか着かなかった。そうめんとか、冷やしトマトとか、フルーツがあって、旨そうですが、水だけ補給。
本格的に登山道となり、急登が続きますが、平坦な岩が設置され、よく整備されてあり、割と登り安かったです。鏡池に出たところで槍ヶ岳、穂高岳が目の前に現れ、青空と、池面に反射した空と、山々の稜線が美しく、すばらしい景色が待ってました。あぁ、来てよかったと思う。カロリーを摂取しながら、しばし景色を楽しみました。
鏡平山荘のコーヒーフロートはスルーして、双六山荘へ。急登が続くが、槍ヶ岳をチョイチョイ見ながらなので、足取りは軽め。大天井岳も見え始め、表銀座の稜線が見える。尾根を超えて、双六山荘は見えてから大分遠かった。双六山荘では食事メニューが充実してますね。ここで何か食べたいと思うが、柿ピーで我慢。
巻き道で三俣山荘へ。鷲羽岳に近づいてきて、登りがとてもエグく見える。明日は朝から急登っすね。三俣山荘の夕飯は有名なシビエシチュー、鹿肉は思った以上に柔く、クセはない。おいしくいただきました。久しぶりのグレープフルーツも美味しかった。
2日目。朝4時頃出発予定が、相部屋のイビキがうるさく、寝れたんだか、寝れなかったのか。早々に出発することにする。ヘッテンの電池が切れ、替えの電池も切れたりと、多少トラブりましたが、暗闇の急登を、注意しながらも登頂。山頂で朝焼けを見たけど、雲で御来光は望めないなと思い、すぐに水晶岳へ。
水晶岳への稜線ルートは気持ちいいルートでした。三俣山荘側より、なだらかなルートですね。山頂への取りつきは、岩場となりましたが、危険箇所は特になかったかな。
水晶小屋のベンチで、三俣山荘の朝のお弁当をいただきました。紅ショウガの入ったご飯に、おいなり載せです。食べてたら、すぐ横で水晶小屋店員達のラジオ体操が始まり、元気でいいなと。こういうことしてるんですね。
雲が少しずつはけてきて、青空も見えるように。薬師岳や黒部五郎が彼方にキレイに見えた。行ってみたい雲の平山荘も見えた。槍は雲がかってる。山荘への戻りは、鷲羽岳の急登を下りたくなかったので、黒部源流のルートで。終始川沿いで、何度も水をいただきました。浄水器もってなかったので、リスクはありましたが…。特に湧水は旨かった。
黒部五郎へは巻き道ルート。小屋近くで小雨が降り始めたけど、通り雨かな。小屋に着いて、情報収集。明日の天気は良くない。夕飯は18時からがあって、時間はある。ヘッテン電池がヤバくて、暗闇は厳しいかも。と色々考えて、今日のうちに山頂を目指す。往復約4時間。
荷物は軽くなったし、気合いが入ってたから、スイスイと進む。カール内に入って景色が変化。雲も流れていて、天気は持ちそう。巨石がゴロゴロころがっていて、しかも割れていて、氷河がそうしたのだと考えると、自然の大きな力を感じる。想像をはるかに超える力でしょうね。他に登っている人はいなくて、下りてくる人だけ。時おり、日が射すようになってきて、カールの美しい風景を見ることができ、今日、頑張って登って良かったと思う瞬間がたくさんありました。1日で、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳ですから、頑張ったなと。その分、激腰痛なんですけどね。
夕飯はトンカツ。ボリュームあって美味しかったです。
特に味噌汁がうまし。登山後は味噌汁ですね。
3日目。三俣蓮華と双六岳経由で帰るだけ。朝は天気がまだ良かったけど、すぐにガスりました。下山は特に何もないかと思ってましたが、ラッキーなことが。
三俣蓮華に向かっていて、一息ついたとこで、岩山からオコジョが出てきたんです。5秒くらい見れたけど、すぐにいなくなってしまいました。オコジョ初めて見た。すばしっこいっす。
次に双六岳向かってるとき。先行者が少し上で止まっていて、何かと思って近くまできたら、進行方向の道脇に雷鳥が堂々とした姿で立っているではないですか。雷鳥初めて見た。結構大きいです。少し眺めた後、恐れながら雷鳥に近づき、道を譲ってもらいました。
双六山荘では、ちょっと早かったけど、朝食のエネルギーが切れかかってきたので、カレーライスを注文。旨かった。具もしっかり入ってました。あとは頑張って下山。最後の登りは嫌だったけど、明るいうちに駐車場に着。
今回の山行、結果運が良かった。
オコジョ、雷鳥もそうですけど、2日目に黒部五郎を登れたのが良かった。3日目だったら、天気もイマイチだし、帰る時間もどうだったかなぁ。と思う。
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