【新穂高遠征】鷲羽岳 炎天の縦走にネを上げながら三度目の正直

2025年07月29日(火) 〜 2025年07月31日(木)

• GPS: 30:12
• 距離: 43.4km
• 登り: 3,232m
• 下り: 3,236m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:12
• 休憩: 2:01
• 合計: 10:13

5:30 新穂高第３駐車場
5:40 5:44 新穂高温泉バス停
5:46 5:52 新穂高登山指導センター
5:53 5:56 新穂高温泉バス停
6:08 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
6:30 6:35 お助け風穴
6:50 中崎橋
7:03 7:08 笠新道登山口
7:20 7:31 わさび平小屋
7:56 7:57 小池新道入口
9:02 9:03 秩父沢出合
9:12 9:15 苔の滝(勝手に命名)
9:26 チボ岩
9:55 10:06 イタドリが原
11:00 11:01 シシウドヶ原
12:04 12:14 鏡池
12:15 12:45 鏡平山荘/昼食
13:56 14:07 弓折乗越
14:25 14:37 花見平
15:00 15:07 くろゆりベンチ
15:39 双六池
15:43 双六小屋

2日目

• 山行: 6:16
• 休憩: 1:36
• 合計: 7:52

5:25 双六小屋
5:45 5:50 双六岳巻道分岐
7:41 7:45 三俣峠
8:21 8:52 三俣山荘/チェックイン
8:58 湯俣分岐(伊藤新道)
10:20 10:21 鷲羽池分岐
10:38 10:39 鷲羽池
11:09 11:11 鷲羽池分岐
11:25 12:17 鷲羽岳/昼食
12:26 鷲羽岳分岐
13:11 湯俣分岐(伊藤新道)
13:17 三俣山荘

3日目

• 山行: 9:27
• 休憩: 2:30
• 合計: 11:57

5:48 三俣山荘
6:36 三俣峠
6:52 6:59 三俣蓮華岳
7:28 7:33 丸山
8:00 8:05 中道分岐
8:25 8:35 双六岳
8:55 9:05 双六ブロード尾根先端(P2811)
9:21 双六岳中道分岐
9:23 9:25 双六岳巻道分岐
9:38 9:56 双六小屋
9:59 双六池
10:41 10:46 くろゆりベンチ
11:02 11:05 花見平
11:20 11:29 弓折乗越
12:10 12:13 鏡平山荘
12:15 12:54 鏡池/昼食
13:34 シシウドヶ原
14:00 イタドリが原
14:22 チボ岩
14:32 14:36 苔の滝(勝手に命名)
14:45 秩父沢出合
15:34 15:35 小池新道入口
15:54 16:04 わさび平小屋
16:17 16:19 笠新道登山口
16:29 中崎橋
16:46 16:51 お助け風穴
17:11 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
17:21 新穂高温泉バス停
17:22 17:34 新穂高登山指導センター
17:35 新穂高温泉バス停
17:45 新穂高第３駐車場

天候

7/29 晴ときどき(鏡池で逆さ槍を隠すように)曇
7/30 晴一時曇
7/31 晴ときどき曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

市営新穂高第3駐車場(登山者用P5/250台/無料/夏秋は仮設トイレあり)に駐車。
前夜20時着で空きは10数台分。夜間にも到着する車は多く3時ころには満車になり、
以降は、着いては場内を回って出ていく車が次々。
平日なので多少は…と早朝着も考えたがそうせず大正解。
下山時には枠外に違法駐車して貼紙された車も数台見かけ、相当の混雑だったかと。

コース状況／危険箇所等

どのルートもよく整備され、あるいはよく踏まれているので、
油断しなければ特段の危険は感じません。
ただ、稜線上には高度のあるガレ場の上を歩く場所があるので、そこは慎重に。

その他周辺情報

新穂高登山指導センター隣に、中崎山荘奥飛騨の湯(1,000円)
新穂高登山者用第三駐車場から橋を渡り、深山の湯(露天500円,内風呂700円)
新穂高登山者用第三駐車場から車で5分下流に、ひがくの湯(950円)
平湯温泉まで戻ると、ひらゆの森(700円)　など

写真

7/29 4:46

未明から満車の第三駐車場。
🅟できてよかったと出発。

7/29 5:57

蒲田川の先に
抜戸から笠への稜線。

7/29 6:04

早朝からヘリが何度も往復。
方角的に笠への荷揚げか。

7/29 6:30

林道脇にお助け風(風穴)。
涼風が心地よい。

クールダウンのついでに
ヤマスタもゲット。

7/29 7:03

笠新道登山口の湧水。
ここでもひと息💦

7/29 7:26

わさび平小屋ではキュウリを
ポリっと。1本150円。

7/29 7:35

林道脇にタマガワホトトギス

7/29 7:43

シナサワグルミも満開。

7/29 7:47

シシウドも芸術的。

7/29 7:49

ニッコウキスゲ。

7/29 7:55

ヤナギラン。

7/29 7:56

小池新道入口。
橋を渡らず左の登山道へ。

ヤマスタゲット。
(アプリ起動せず帰路ゲット)

7/29 8:05

石ゴロゴロの道を登る。

7/29 8:44

振り返ると錫杖岳の稜線。

7/29 9:12

苔の滝(勝手に命名)。
生き返った思い。

7/29 10:46

眼下に小さく、
小池新道入口横の橋。

7/29 11:36

キヌガサソウ。

7/29 12:08

やっとの思いで鏡池。
またしても逆さ槍は見えず。

7/29 12:06

雲間から槍の穂先。
”ちょっとだけよ”は
ストリップティーズの基本。

7/29 12:15

鏡平小屋で昼食。ikomaの
”食欲ない”にtuki衝撃😱

7/29 12:46

チングルマの果穂。

7/29 12:49

フデリンドウが満開。

7/29 13:00

ゴゼンタチバナ。

7/29 13:15

シナノザサの葉に切取線。

7/29 13:15

穴空いてすだれ状の葉も。

7/29 13:15

切れてジグザグなのも。
ホソハマキモドキ蛾の幼虫の
仕業(乗鞍の五色ヶ原で学習)

7/29 13:18

谷を挟んで西鎌尾根。
完全に雲の中。

7/29 13:25

雪渓の洞窟。
中は涼しいだろうなあ。

7/29 13:42

ヤマハハコ。
濡れたように輝く。

7/29 14:00

弓折乗越。
ようやく稜線に乗った。

7/29 14:06

ダイモンジソウ。

7/29 14:08

遥か下に鏡平。

7/29 14:12

ミヤマホツツジ。らしい

7/29 14:15

シモツケソウ。

7/29 14:19

ニッコウキスゲ。

7/29 14:21

ハクサンフウロ。

7/29 14:26

花見平の雪田を渡る。

7/29 14:38

7/29 14:39

池塘の脇にコバイケイソウ。

7/29 14:49

チングルマの花。

7/29 14:50

ハクサンイチゲ。

7/29 14:50

アオノツガザクラ。

7/29 14:54

咲き残ってたイワカガミ。

7/29 14:54

つい夢中で撮る。

7/29 14:56

イワギキョウ。

7/29 15:00

お花畑。

7/29 15:04

クロユリベンチで。
これはオヤマリンドウ？
クロユリ見当たらず残念。

7/29 15:04

コケモモ。

7/29 15:10

彼方に双六小屋。
左に双六岳右には樅沢岳。
中央奥が未踏の鷲羽岳。

7/29 15:14

ハクサンイチゲと、
キンポウゲのお花畑。

7/29 15:25

路傍に芸術…かな？

7/29 15:28

双六小屋が近づく。
鷲羽が大きい。

7/29 15:30

ハイマツの中に、
ハクサンシャクナゲの残り花

7/29 15:39

双六池越しに双六岳。

7/29 15:43

ようやく着いた双六小屋。

7/29 16:21

今夜の塒は新築っぽい南館。
下段の二人用スペース。
昔なら4〜5人詰め込まれそう

7/29 16:14

窓から網戸越しの展望。
笠ヶ岳は残念ながら雲の中。

7/29 16:30

小屋の前庭で、お疲れ🍺
山小屋ではナマに限るが、
今日はムリ😞

7/29 16:26

正面にドンと鷲羽岳。
明日はなんとかガンバロ🍺

7/29 17:32

夕食は揚げたての天ぷら。
食欲なく半分も食べられず。
食物残すの小学校の給食以来
スタッフさんに申し訳ない。

7/29 18:53

食後にちょっと残照。
雲に隠れたあたりが燕岳か。

7/30 4:33

明けて朝食。
食欲戻らず完食できず。

7/30 4:45

小屋前の曙。
硫黄岳越しの燕岳。

7/30 4:46

これから目指す鷲羽岳。
染まりもせず威風堂々。

7/30 5:26

硫黄岳からの日の出。

7/30 5:29

ハイマツくぐり出発。
体調回復を信じて続く。

7/30 5:30

振り返り双六小屋。
心地よい一夜に感謝。

7/30 5:45

巻道分岐。稜線や中道は考えず鷲羽目指して巻道へ。

7/30 5:46

穂高連峰を一望。

7/30 5:46

双六岳と目指す登山者。

7/30 5:47

丸山から三俣蓮華岳の稜線。
下を巻いて鷲羽を目指す。

7/30 5:48

振り返れば西鎌尾根の上に、
槍の穂先がちょこんと。

7/30 5:53

チングルマの果穂が群がる。

7/30 5:55

夜露をまとった貴婦人。

7/30 6:04

コバイケイソウ。
周りは蕾もなく裏年か。

7/30 6:06

ハイマツを漕いで先へ。

7/30 6:11

名に反して、
抉り取ったような山腹の丸山

7/30 6:25

岩砕の道を登り、

7/30 6:31

振り返ると花の道。

7/30 6:44

遠く槍ヶ岳。
左から突き上げる北鎌尾根。

7/30 6:48

オオバタケシマラン。かな

7/30 6:54

コオニオユリの群落。

7/30 6:56

炎暑に耐えられそうな気も…

7/30 7:03

開き加減も個性。

7/30 7:05

チングルマにイワカガミ
のお花畑。

7/30 7:27

ヨツバシオガマ。

7/30 7:41

湯俣川の源流域。
その先に硫黄尾根北鎌尾根。

7/30 8:08

三俣峠を越えついに鷲羽岳。
三俣山荘も一望。

7/30 8:10

雪渓を横目に、

7/30 8:17

三俣山荘に着。
荷物を一部デポれたら…
と思ったが、

7/30 8:49

8時すぎなのにデポどころか
チェックイン。下段が塒。
ザック軽くなりありがたい。

7/30 8:54

軽くなったザックを背負い、
鷲羽岳を目指して出発。

7/30 9:17

湯俣川源流域挟んで槍ヶ岳。

7/30 9:20

振り返ると三俣山荘。
奥に三俣蓮華岳丸山双六岳。
明日縦走するルート。

7/30 9:50

ふと気配に身をひそめると、
岩陰から雷鳥。目に赤冠の雄

7/30 9:50

続いて雌鳥も。気づかれたが
しばらく観察させてもらえた

7/30 9:52

足元に羽毛の落とし物。

7/30 10:00

そばにイワツメクサ。

7/30 10:01

雲ノ平の向こうに薬師岳。

7/30 10:05

山頂を見上げる。

7/30 10:16

直下まで迫るが鷲羽池への
分岐を見落としたと気づき
躊躇しながらUターン。

7/30 10:21

分岐から鷲羽池を展望。

7/30 10:28

下るにつれハイマツが茂り、
ほとんどヤブ漕ぎ。

7/30 10:39

鷲羽池。
深山の湖の雰囲気。

7/30 10:39

ちょっとだけ冷たメ。

7/30 10:39

池の浜から山頂。

7/30 10:59

ハイマツ漕いで登り返し。
これはこれでキツい。

7/30 11:20

再び山頂への登り。

7/30 11:25

山頂下からの鷲羽池。

7/30 11:31

ついに鷲羽岳。
三度目の正直の登頂。

7/30 11:30

三等三角点中俣2924.27m

ヤマスタもゲット。

7/30 12:33

ワリモ岳から岩苔乗越へ縦走
する予定だったが、いろいろ
あって折り返し下山。

7/30 13:11

伊藤新道下降点。
鷲羽の中腹を横切る一本線。

7/30 13:11

その先の
湯俣の渓谷を見下ろす。

7/30 14:26

三俣展望食堂で
早めの下山にお疲れ🍺

7/30 14:21

tukiはケーキセットで
お疲れ☕🍰

7/30 14:32

三俣山荘のロゴもいい。

7/30 16:51

夕食はジビエシチュー。
鹿肉も柔らかく美味。
でも多くは食べられず…残念

7/30 16:54

なこと言っても、
再びお疲れ🍺

7/30 18:01

さらに重ねて😁
荷物軽くしたかったのだけど
コレも今日はキツかった😨

7/30 18:26

夕暮時の小屋前。
まるでサーチライトな夕陽。

7/30 18:30

雲間から今日の〆の槍ヶ岳。

7/31 4:51

明けて羽衣をまとった槍ヶ岳

7/31 5:00

モルゲンロート
に染まる三俣蓮華岳。

7/31 5:07

朝食もジビエ。
猪のソーセージが美味。
だいぶ食欲戻った？かな

7/31 5:49

ほとんど食べて三俣蓮華へ。

7/31 5:55

鷲羽の中腹から朝日。

7/31 6:22

朝露で濡れたチングルマ。

7/31 6:36

三俣峠。
今日は巻道でなく稜線へ。

7/31 6:41

昨日仰いだ雪形や稜線が近い

7/31 6:43

山頂を見上げる。

7/31 6:44

眼下に昨日歩いた巻道。

7/31 6:49

ミヤマダイコンソウ。

7/31 6:53

三俣蓮華岳2841m。
湧く雲の向こうに槍ヶ岳。

7/31 6:54

黒部五郎岳が指呼の間。
向うへ歩いたのも昨日のよう

7/31 6:54

雲ノ平の彼方には薬師岳。

7/31 7:04

稜線の先に丸山。
右奥に笠ヶ岳。

7/31 7:05

タカネヤハズハハコ。

7/31 7:33

丸山,双六への稜線と笠ヶ岳

7/31 7:44

奥飛騨の雲海の上に白山。

7/31 7:30

丸山2854m。
山頂標識はないが、
地面に石で”丸山”と。

7/31 8:29

続いて双六岳。
撮っていただいたけれど、
リクエストの笠が写ってない

7/31 8:26

角度は違うけど”笠”入り。

7/31 8:31

二等三角点中俣岳2860.34m

7/31 8:37

山頂から”滑走路”。
残念だが槍は雲の中。

7/31 8:39

滑走路への下りにイワヒバリ

7/31 8:44

ちょっとだけ槍の穂先。

7/31 8:57

滑走路の先から槍ヶ岳。

7/31 9:13

中道分岐巻道分岐を過ぎ、
眼下に双六小屋と
その奥に樅沢岳から槍ヶ岳。

7/31 9:38

双六小屋でひと息。
初日はキツかったなあ。

7/31 9:58

双六池から抜戸岳笠岳。

7/31 9:59

さっきまでいた双六岳。

7/31 10:08

落し物。

7/31 10:13

ホシガラスの落し物。

7/31 10:48

弓折岳へザレの上のトラバ。

7/31 10:51

すぐそばにお花畑。

7/31 11:05

花見平の雪田を渡る。

7/31 11:04

手に取れば冷たい雪。
ザラ氷かも😁

7/31 11:17

弓折乗越から鏡平小屋。
その上をヘリが長く旋回。
後で訊けばA大生の事故とか

7/31 11:21

正面にくっきり槍ヶ岳。
心は飛んで鏡池へ。

7/31 11:22

乗越を彩るお花畑。イチゲに
キンポウゲにイワカガミ。

7/31 11:22

アオノツガザクラ。

7/31 11:23

ハクサンイチゲ。

7/31 11:25

黄色いスミレ。

7/31 12:12

賑わう鏡平小屋。

7/31 12:17

はパスして鏡池に急いだが、
槍ヶ岳は雲の中。

7/31 12:19

時折り覗くが逆さ槍はムリ。

7/31 12:37

雲に一喜一憂しながら昼食。
ヤマ麺はチキンラーメン。
ある意味ヤマ麺の原点回帰。

7/31 12:39

携帯食のチキンピラフも
食が進まず半分以上tukiが。

7/31 12:45

食後も粘って、

7/31 12:49

ようやく雲間から槍ヶ岳。

7/31 12:49

ついに逆さ槍を拝観。
こちらも三度目の正直。

7/31 14:25

初めて下る小池新道も
なかなかにキツい🥵

7/31 14:34

苔の滝で生き返る😋

7/31 14:49

所々に風穴。
岩穴から心地よく涼風。

7/31 15:59

わさび平小屋まで下り
トマトをガブリ。

ヤマスタをゲット。
でもここにあるのなら、
双六や三俣の山頂にもほしい

7/31 16:46

林道にも風穴たくさん。
ラストにお助け風。

7/31 16:48

お助け風のお賽銭(？)
登りにあった100円玉は？

7/31 17:37

ようやく新穂高へ下山。
🅟への道と思ったがヤブ漕ぎ
の末行き止まり。
バテバテの体には厳しいエピ

7/31 17:40

少し先のコレが正しい道。

7/31 17:47

🅟に帰着。
イヤになるほど歩いて
ようやくゴール。

中崎山荘は20時まで営業の
はずが今日は”もう”って…
ヤマスタだけゲット。

7/31 18:12

代わりにひがくの湯♨へ。
こちらもギリながらなんとか

7/31 20:43

高山市内でお疲れ🍺
帰路は長いので、
残念ながらノンアル。

三俣峠の下から丸山までLog
が寸断。※手修正しました

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

SH-RM15 SHARP

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ ライター 笛 ココヘリ ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

ikomaniyon

今年も、というか例年以上の猛暑続き。
案の定、登山口からすぐに汗まみれで息切らせながら登るハメになりましたが、
風穴のお助け風や時折りそよぐ森の涼風にも助けられ、なんとか稜線にたどり着くと、
さすがに稜線を渡る2,000m超の風は涼しく歩きやすく、夜は小屋の窓を開けると寒いくらい。
あらためて山は快適だなと痛感。猛暑の続く昨今では贅沢なくらいです。
長く未踏だった鷲羽岳は、槍穂や黒部源流域の展望が素晴らしく眼下の鷲羽池も美しくて、
ワリモ岳へ足を延ばせなかったのは残念ながら、思ったとおりのいい山で満足。
それぞれ単独では既登ながらつながってなかった三俣蓮華岳と双六岳の間も帰路につないで縦走。
槍穂や笠はもちろん白山まで展望できて、往路でその稜線を見上げながら歩いた巻道もあわせ、
花と展望の素晴らしい周回ルートでした。
※それぞれ二度目のお世話になった双六小屋と三俣山荘。
　双六小屋は新築？の南館は木の香も漂いそうな綺麗さでトイレもたぶん改装され、まさかの水洗。
　食事も揚げたての天ぷらなど丁寧な調理で、体調が悪くよく味わえなかったのが残念です。
　さらに、完食できず残してしまったのがホントに申し訳なくて。
　三俣山荘は登山道と植生保護のためのトレッキングポールの使用についての啓蒙に注力され、
　館内での飲食などに使える赤字必至の割引クーポンも発行されていて、感心するばかりです。
　まあ、もともとストックは自分で使うのも使ってる人も苦手なので、引き続き控えめに。
　また、この小屋は若い女性スタッフが多く、皆さんはつらつと働いていて見ていて気持ちがいい。
　そういえば前回利用時には、小学校低学年くらいのお兄ちゃんが受付や配膳を一人前に手伝い、
　幼稚園児と思しき妹さんまでいろいろ活躍していたのを思い出しました。
　今はどうしているんでしょう。
※往路のイタドリヶ原と上枯れ沢の間で右の茂みから左の薮に渡るオコジョを目撃。
　あまりに素早い動きに撮れなかったのは残念でしたが、初めてナマオコジョを見れて満足です。
※過去二度も直前で撤退した鷲羽岳にラストチャンスのつもりでトライしました。
　2016.08.20. 水晶岳から下りワリモ北分岐で雨雲が広がり雷鳴轟き雲ノ平へ撤退
　　👉https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-933184.html
　2018.08.16. 雲ノ平から岩苔乗越へ登るも暴風雨となり黒部源流へ撤退
　　👉https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1561571.html
　一昨年も昨年もリトライする予定でしたが悪天予報で断念。
　今年も前週の計画は悪天見込みで見送り、予備日程の今回も天気予報が二転三転し
　やきもきして、呼ばれてない山なのかなと心配になりました。
　なんとか三度目の正直で実現できてほっとしました。
※歩き始めたばかりの林道で気管支喘息の発作を起こし30分くらい咳が止まらず呼吸も困難。
　その後は徐々に落ち着きはしながらも、咳も断続し咽喉は粘り…、
　それでなくてもこのところヘタレ度に拍車がかかっているのと相まって、
　3日間tukiの足を引っ張ってしまいましたm(__)m
　鏡平へ登るまでですでにバテバテで、もう下りようかと言われる有様でしたが、
　ここで撤退すれば二度とリトライする可能性はないかなと思えば、ムリを通すしかありませんでした。
　林道でtukiが防虫スプレーを噴いたのに気づかず、まともに吸い込んでしまったのが原因で、
　過去にも前例があるのでお互いに気をつけていたはずなのに、
　無造作に噴いて無警戒に吸い込んでしまったというダブルうっかりは油断のカタマリでしたが、
　次は山での致命的なうっかりを犯すことのないよう、肝に銘じて今回は終了です。

コメント

yoriton

こんばんは
長年の宿題、鷲羽岳登頂おめでとうございます。
体調が今一だったようですが、執念の登頂ですね。
北アルプスの最深部で簡単には辿り着けない山域ですが、実際に歩くと自然の造形の素晴らしさに圧倒されます。
双六岳や三俣蓮華岳から見る鷲羽岳は均整の取れた美しい山容とハイマツと花崗岩の白のコントラストが素晴らしいです。
道中は時期的に花が豊富でそちらも楽しまれたようで良かったですね。