北アルプス未踏をいく 種池から蓮華岳を越え船窪、烏帽子岳へ

2025年07月28日(月) 〜 2025年07月31日(木)

• GPS: 80:00
• 距離: 35.6km
• 登り: 4,347m
• 下り: 4,496m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:18
• 休憩: 0:47
• 合計: 7:05

6:53 扇沢
7:05 0:00 柏原新道登山口
8:14 8:24 ケルン（柏原新道）
9:51 0:00 水平岬
11:05 11:35 種池山荘
13:13 13:20 岩小屋沢岳
13:33 0:00 新越岳
13:58 新越山荘

2日目

• 山行: 10:40
• 休憩: 1:30
• 合計: 12:10

5:00 新越山荘
6:00 6:05 鳴沢岳
6:53 7:03 赤沢岳
8:53 9:08 スバリ岳
9:55 10:05 針ノ木岳
10:48 11:18 針ノ木小屋
10:48 蓮華岳
13:05 0:00 鎖場
13:33 13:43 北葛乗越
14:45 14:55 北葛岳
16:30 0:00 七倉岳
16:40 船窪小屋

3日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 1:50
• 合計: 9:40

5:45 船窪小屋
5:50 0:00 船窪分岐
6:23 0:00 船窪乗越
6:43 0:00 船窪岳
7:55 8:55 船窪第2ピーク
9:21 9:28 2341m地点
10:45 11:08 不動岳
11:50 0:00 南沢乗越
13:00 13:10 南沢岳
14:10 0:00 烏帽子岳山頂分岐
14:33 14:43 前烏帽子岳
15:25 烏帽子小屋

4日目

• 山行: 2:41
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:41

5:35 烏帽子小屋
6:24 0:00 三角点
7:25 0:00 権太落し
7:57 0:00 ブナ立尾根取付
8:16 高瀬ダム

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き　新宿バスタから夜行バスで信濃大町駅　信濃大町駅から路線バスで扇沢BS
帰り　高瀬ダムからタクシーで七倉　七倉から裏銀座バスで信濃大町駅　信濃大町駅からJRで新宿駅

コース状況／危険箇所等

稜線取付きの柏原新道やブナ立尾根はよく整備されています
稜線に出てからの登山道は岩稜が続き、ペイントなどの目印は少ないです。危うい箇所が多々あり、蓮華岳以南はザレ場が多く片側が切れ落ちている箇所があります。

その他周辺情報

現在、各山小屋は水不足です。
新越山荘は1ℓ200円、小屋に泊まると1ℓ頂けます。さらに宿泊名簿を事前に書いて持っていくと500ml頂けます。
針ノ木小屋は1ℓ200円、近くに雪溪があるので利用する手もある
船窪小屋は500ml300円
烏帽子小屋は1ℓ200円、1人1ℓまで

高瀬ダムにタクシーが待機しています。タクシーがいない時は公衆電話から要連絡です。携帯電話は通じないとのことです。1人同乗者がいたので1300円でした。

七倉山荘に日帰り温泉があります。680円
大町温泉郷「湯けむり屋敷 薬師の湯」750円

七倉から裏銀座登山バスがあります
裏銀座登山バス |長野県大町市https://uraginzabus.com

写真

7/28 7:05

柏原新道入口　係員に登山届けを出して出発

7/28 8:21

ケルン　急登を登り続けてここでひと息
奥の稜線に種池山荘が微かに見える

7/28 9:51

一度急登はお休み

7/28 10:17

7/28 10:51

山荘に着いて小耳に挟んだところ、ちょうど昼頃に種池近くのお花畑で小熊が二頭ジャレ合っていたそうです

7/28 11:05

7/28 11:44

ハクサンフウロ

7/28 11:45

イワカガミ　柏原新道のイワカガミは終わっていましたが種池周辺は満開です

7/28 12:19

立山連峰、劔岳登場

7/28 12:37

大町市内

7/28 13:13

岩小屋沢岳

7/28 13:33

新越岳

7/28 13:34

新越山荘までもう少し

7/28 13:52

途中ライチョウの親子と遭遇　左横の影にヒナがいます

7/28 13:53

無防備に動き回る姿が可愛い

7/28 13:54

ショウジョウバカマ

7/28 17:05

山荘からの劔岳、劔御前

7/28 17:43

雲の下辺りに横長の虹が現る　
環水平アークという現象だそうです

7/29 5:04

2日目、これから歩く針ノ木の稜線

7/29 5:06

コバイケイソウも小さいと可愛い

7/29 5:09

7/29 5:35

後立山連峰

7/29 6:00

7/29 6:00

7/29 6:08

赤沢岳からスバル岳

7/29 6:21

お食事中の猿の軍団

7/29 6:53

7/29 6:55

立山連峰と後立山連峰

7/29 7:04

そびえるスバル岳と蓮華岳

7/29 8:07

険しい中にも安らぎがある

7/29 8:27

右上に劔岳、左下に黒部ダム

7/29 9:02

スバリまでは険しい

7/29 9:02

ガレ場をぬって山頂到着

7/29 9:37

針ノ木へガレ場を登る

7/29 9:55

7/29 10:08

7/29 10:47

7/29 11:45

針ノ木峠から蓮華岳へ　ザレているけど快適に歩ける

7/29 12:01

至る所にコマクサが咲き誇る

7/29 12:21

7/29 12:38

蓮華岳山頂から船窪小屋へ下る

7/29 13:04

長〜い下りの果てに崖っぷち
ここから鎖場

7/29 13:23

7/29 14:52

振り返れば蓮華岳　中央辺りが鎖場

7/29 14:52

北葛乗越から登り返して山頂
後ろは七倉岳、中央の窪みに船窪小屋が見える
また下っては登るのか😮‍💨

7/29 16:29

7/29 16:38

良いロケーション

7/29 17:09

夕飯てす🤭これにビーフシチューが付きます🥣

7/30 4:25

長い1日でした⭐️

7/30 4:34

3日目、朝から槍ヶ岳が見える
最先良いかも😊

7/30 4:53

7/30 4:38

7/30 5:50

船窪岳分岐　烏帽子岳へ向かってドカンと下る

7/30 6:22

グンナイフウロ

7/30 6:43

地味な船窪岳

7/30 6:48

が、眺め良し
船窪岳第二ピークと不動岳が見えます

7/30 6:51

船窪岳以降、ザレ場ガレ場が多く危うい道が続きます

7/30 6:56

頭上の鳥

7/30 7:11

シナノナデシコ

7/30 7:55

船窪第二ピーク

7/30 8:44

スバリ岳、高し！しばらく森の中を進みます

7/30 8:50

タカネマツムシソウ

7/30 9:43

7/30 10:38

進行右手に薬師岳

7/30 10:50

ガレ場を登り切るとさらにその先に山頂があります😅

7/30 12:59

赤沢岳

7/30 13:05

烏帽子岳まであと少し？に見える

7/30 13:09

立山連峰

7/30 13:40

今での荒々しさとは打って変わって楽園地

7/30 13:59

なんとなく貴重そう、教えて牧野富太郎さん

7/30 14:05

ヨツバシオガマ

7/30 14:15

やっと着いた！

7/30 14:42

烏帽子山頂から赤沢岳を振り返る

7/31 5:33

4日目　黄色の表示板の山名には感慨深いものが😮‍💨

7/31 5:38

7/31 5:41

輝く高瀬ダムへ

7/31 6:10

昨日歩いた稜線
最奥中央が針ノ木と蓮華、右に七倉、左に不動、赤沢岳

7/31 6:31

7/31 6:38

ブナ立尾根半分

7/31 7:07

ヤマホトトギス

7/31 7:25

7/31 7:57

着いた‼️登山口

7/31 7:58

7/31 8:06

7/31 9:09

七倉山荘でご褒美

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

shiochan

　北アルプスの未踏ルート種池から針ノ木峠経由船窪岳、烏帽子小屋間を歩いてきました。特に事前情報も調べないまま、ただ行ったことが無いから行きたいだけと素直に行きましたがこのルートはとんでもないくらいハードの山域でした😂

　初日は久しぶりの急登にまずはペースを掴むためゆっくりめに歩きましたが、しんどいばかりでペースは上がること無くゆっくりのまま種池に到着。その後は景色を眺めながらの稜線歩きです。ただし見惚れてしまうと滑落するのでは無いかと思えるような尾根道なので油断大敵です。特に蓮華の大下りから烏帽子岳までは上級者向けと言っても過言では無いくらいの道の悪さ！長い鎖場、片側が崩れ少しでもよろけようものなら、下まで滑り落ちていくような崖っぷちが数カ所、目印はほぼ無し、ルーファイの必要な岩場、最早アップダウンというより一座を制して、また改めてもう一座という感じの急勾配の連続上り、日差しは暑く汗だくです。良いところは空気がサラッとしていて風が吹くと心底気持ち良い点です。「やっぱり夏山は高所に限る」と高所の素晴らしさを改めて実感しました。

連日のロングコースでヘトヘトになりながら数々の高山植物はもちろん、ライチョウ、猿にも出合い、「このルート北アルプス最強度！」では無いかと思いながらの山歩きでした😅（岩場は除く）
　これでひとまず主稜線制覇の任務完了です。次から2周目が始まる😁