南アルプス中南部縦走 鳥倉～畑薙ダム 5泊6日
長野県
静岡県
Europa
その他2人 
体力度について
- GPS
- 61:16
- 距離
- 76.2km
- 登り
- 6,915m
- 下り
- 7,685m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:31
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 12:46
- 山行
- 12:31
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 13:53
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:01
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 8:48
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:09
| 天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ 台風は反れたが夜に雨が降った 3日目 晴れのち14時前から雨 4日目 晴れのち15時ころ少雨、17時頃から激しい雷雨 5日目 晴れ 夜にガスと小雨 6日目 晴れ (下山のみ) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス タクシー
毎日アルペン号 18000円/人 京王八王子駅24:15発 伊那大島駅3:25着 乗合タクシー(マルモタクシー)に乗換え、鳥倉ゲート4:45着 【復路】 しずてつジャストライン バス 3500円/人 畑薙臨時駐車場14:30発 温泉のある白樺荘は14:40発 静岡駅前17:50着 → 新幹線 |
| 予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
拍手三伏峠小屋。良い感じの小屋です。三大峠の1つ、三伏峠。一度来てみたかった場所。
1日目の写真はこれが最後。1日目は12時間46分。良く歩きました。
中央アルプスアップ。えぐれている所の上部が摺鉢窪カール、下部の白いのが百聞ナギ。百聞ナギから右に赤椰岳、空木岳、熊沢岳。空木岳と熊沢岳の間奥に御嶽。百聞ナギから左に、南駒ケ岳、仙涯嶺、越百山かな。
小河内岳避難小屋からの景色です。荒川岳、赤石岳、聖岳も見えているかな？手前に素敵な小河内岳避難小屋がありますが、写真を撮り忘れました。
前の写真から5時間程写真がありません。高山裏避難小屋、水場を経てトラバースしてきました。右側の山の上に、小河内岳避難小屋が見えます。
小屋番さんから台風が反れたと聞いて、少し休憩してから、悪沢岳ピストンに繰り出す。空身とはいえ、皆さん元気。。行きも帰りも、下って登るダウンアップ。しんどかった。。
中岳避難小屋の中。小屋番さんはとても感じの良い方でした。2日目はこれでおしまい。今日は昨日よりも長い13時間53分歩きました。小屋で思いっきりストレッチして、明日のために良く休みます。
2日目はこれでおしまい。今日は昨日よりも長い13時間53分歩きました。小屋で思いっきりストレッチして、明日のために良く休みます。
1日目、2日目がハードだったので、今日は6時スタート。左から仙丈、塩見、北岳かな。
ここから急坂を降りると百�瞭胸海硫箸肪紊�ます。計画では、さらに先の兎岳避難小屋まで行く予定でしたが、百�瞭胸海硫箸肪紊い燭箸海蹐如�強い雨がふってきたため、そこでテン泊しました。3日目はこれでおしまい。
兎岳避難小屋。2日目に中岳避難小屋に泊まった時、兎岳避難小屋の屋根が落ちて使えないと言う情報は得ていました。小屋の周りにはテン場適地はあります。
上高地岳の肩です。ここから先は、やはりメジャー感あり。上高地岳はルート上にはないですが、健さんがどうしても登りたいというので、寄り道します。
ウラギンヒョウモン。11:05には茶臼小屋に到着しました。今さんは光岳からすでにお帰りでした。暗いうちに出発し驚異的なスピードで行ってきたようです。さすがトレランナー。
これはゴマダラカミキリかな。。在来種のゴマダラカミキリではなく、ツヤハダゴマダラカミキリだと外来種で、2023年9月に特定外来種に指定されたそうです。
感想
・この南アルプス5泊6日の縦走(塩見/悪沢/赤石/聖/光の5座縦走)は、私と健さんの間で、去年から計画していたが、諸々の理由により今年実行となった。1ヶ月弱前に、今さんが参加してくれることが決まり、3人で行くことに。私と今さんの2人は、この南アルプスの中部、南部は、始めて歩く山域となる。
・健さんは山歴50年以上の、私より20歳年上の大ベテラン。今さんは、私より10歳年下で、体力、歩荷力もりもり。健さんは、秋にまたヒマラヤに行くそうで、この南アルプス縦走は、そのお試し山行も兼ねていたようだ。私は、剱岳北方稜線4日間から帰ってきて、2日後の夜には、毎日アルペン号に乗った。果たしてこの5泊6日の長旅を歩けるのか。。
・私はお二人と一緒に県連の活動はしていたが、本格的に山をご一緒するのはこれが始めてだった。念のため健さんに、「全部小屋泊でも良いですよ」と言ったが、「そりゃ、テント泊でしょ」と当たり前のように言われたので、会の4人用テントを入手した。しかし、テントも食料も水も、健さん所有のお酒もレインまでも、ほぼ私と今さんで担ぐことになり、「健さん、そりゃないよ〜」状態に。。ヒマラヤでは、荷物は全部ポーターが運ぶから、本人は空身で怪我無く歩けさえすれば良いのだ。。しかも私が先を行くと、急かされる感じがするから先に行くなと。。引っ張ることも出来ず、ずっと健さんのペースで進むことに。。健さんは、脊柱管狭窄症と足底筋膜炎の痛みを押しての参加でもあったため、今さんが参加してくれていなかったら、だふん撤退確実だったに違いない。。今さんが参加してくれて、ほんと助かったと心底思いました。
・とはいえ、私は今まで3泊4日が最長で、5泊6日という長丁場はチャレンジであったため、経験豊富な健さんからいろいろ教わることも多かった。ソロテントで長期山行に入れる自信もつきました。ありがとうございました。6日間77.6kmを歩き切った健さんは、やはりさすがです。毎日フィットネスジムでルームランニングしているだけのことはある。秋のヒマラヤもご無事で行ってこられることをお祈りしています。
・南アルプス中南部の印象は、やはり北アルプスや、南アルプス北部の山々とは違い、見た目は緑に覆われた優しいなだらかな山容の山がずっと連なっている、という印象である。しかし、いざ縦走してみると、ひとつひとつの山が大きく、離れているので、天空の稜線歩きを楽しめるところはあまりない。山頂直下はやはりそれなりに岩岩しており、ガレやザレの急斜面のアップダウンも非常に多く、そのたびに体力をもって行かれた。去年行った北アルプスの高天原でも感じたのような、人を容易に近づけさせない秘境感や奥深さを感じることができたのが、なにより嬉しく思いました。
【1日目】 晴れ
⚫︎鳥倉林道ゲート〜三伏峠〜塩見岳ピストン〜三伏峠小屋テント泊
鳥倉林道ゲートから三伏峠小屋まで、3時間48分。三伏峠小屋で幕営し、空身で塩見岳ピストンが、水汲みも入れて約8時間30分。水場は、テン場からだいぶ離れている。日差しが強くて暑い中、初日からよく頑張りました。
写真撮り忘れ：テン場、塩見小屋、三伏峠小屋の水場
【2日目】 晴れ (夜に雨と風)
⚫︎三伏峠小屋〜中岳避難小屋〜悪沢岳ピストン〜中岳避難小屋素泊まり
この日は入山前は、台風が来るかもしれないという予報であったため、3時15分に三伏峠小屋を出発。天気が悪くなる前に、テン場がないため素泊まりとなる中岳避難小屋到着を目指した。烏帽子岳は暗闇の中通過。小河内岳避難小屋に立ち寄って休憩。健さんは、マットに横になってストレッチ。小屋番の方から、この先のアップダウンのキツさ、水場、高山裏避難小屋のことなどについて、いろいろと情報やアドバイスをいただけてありがたかった。そこから高山裏避難小屋までも、比較的平坦ながら長い距離だった。高山裏避難小屋で大休憩後、いよいよ腹を括って再出発する。途中の水場で水を汲み、カール状の地形までトラバースする。そしてそこから標高600mをほぼ直登で登り上げる。上がるにつれて傾斜が増し、地獄のようにキツかった。。なんとか登り切って荒川三山の前岳をトラバースで通過、中岳を登りきり、やっとのことで中岳避難小屋に到着した。かなり疲れていたが、小屋番さんから、「台風は反れた」と聞いて、予定通り小屋からまた空身で悪沢岳ピストンに繰り出すことになった。。これまた中岳をかなり降り、また登り返すことになる。帰りも同じ。疲れ果てました。良く歩いたよ。
写真撮り忘れ：小河内岳避難小屋、高山裏避難小屋、水場
【3日目】 晴れのち14時前から雨
⚫︎中岳避難小屋〜赤石岳〜百間洞山の家テント泊
赤石岳を登頂後、この日は、兎岳避難小屋泊の予定でしたが、雨が降ってきたため、手前の百�瞭胸海硫箸妊謄鵐版颪箸覆蠅泙靴拭�
写真撮り忘れ：荒川小屋、百�瞭胸海硫函▲謄鷯�
【4日目】 晴れのち15時頃から雨
この日は予定では茶臼小屋泊の予定でしたが、前日の雨で、百間洞山の家までだったビハインドと、この日も午後から雨が降る予報だったため、私と健さんは聖平小屋まででテント泊。今さんは茶臼小屋まで足を延ばし、茶臼小屋でツェルト泊。茶臼小屋までは、雨はそれほど強くなかったので、結果的には私と健さんも茶臼小屋まで行けたかもしれませんが、聖平小屋まで9時間弱歩いた上に、茶臼小屋まで＋4時間なので、無理しない選択をしました。これにより私と健さんは、翌日光岳に行く予定を断念することになりました。夕方から雷をともなう激しい雷雨でした。
【5日目】 晴れ (夜にガスと小雨)
今さんのみ早朝から驚異的なスピードで、光岳をピストンしたようです。私と健さんは、この日はのんびり歩いて茶臼小屋まで行き、すでに光岳から戻っていた今さんと合流。私と健さんは、光岳に行かなかった代わりに、途中で上河内岳と茶臼岳には寄り道した。
この日は3人とも充電池がなくなりました。私は充電池がなくなるのは山行前から予想していて、どこかの小屋で充電しようと思っていましたが、茶臼小屋はなんと夕方4時からでないと充電できないと。そこまでは予想していなかった。。4時まではソーラーパネル？の充電時間だからでしょうか？？たとえ私が光岳に行けたとしても、ログがとれませんでした。。夜はガスってきて、朝方少し雨が降りました。
写真撮り忘れ：茶臼小屋
【6日目】 晴れ 下山のみ
朝には、天候も回復し、テントをたたんで下山。横窪沢小屋では、下から登ってきた20人くらいの東大ワンゲルの団体に遭遇。この日から12日間かけて、南アルプスを北上し、鳳凰山まで行くという。ひー。若さ、ハチ切れてました。1年生らしき女の子が、すでに靴ずれで、皆んなでFAしてあげた。その子はこの先無事歩けたのだろうか？
その後ヤレヤレ峠でヤレヤレして、長い長い畑薙大吊橋を渡る。吊橋は南アルプス縦走を締め括るに相応しい長さと高さでした。帰りのしずてつバスのバス停のある、臨時駐車場に無事到着。私だけその先33分歩いて、白樺荘で温泉(バスは臨時駐車場14:30発、白樺荘は14:40発です)。5泊6日の南アルプスの旅、思い出深いとても充実した時間を過ごすことができました。お付き合いいだだきまして、ありがとうございました。
こっそり拍手
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