剱岳~立山~龍王岳 ⭐︎試練と憧れの名峰へ⭐︎


- GPS
- 18:26
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,254m
- 下り
- 2,247m
コースタイム
- 山行
- 1:08
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 1:18
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 6:26
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 10:45
天候 | 7日雨 8日ガス 9日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
¥12.300 |
その他周辺情報 | 薬師の湯 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
⭐︎自身の忘備録です 長いのでスルーしてね
剱岳は少しでも若いうちに登っておきたい
でも私に登れるのか?
調べれば調べるほど、敷居の高い山になる
この夏のメインの山は南アルプスだったのだが、
静岡側の林道が崩れて通行止めになり
予約していた山小屋をキャンセルした
こんな事があると、今回はやめておいた方が
いいと言う事かなと解釈する
急いで剣山荘を予約する
当初は初日は室堂~剣山荘
2日目剣山荘~剱岳~立山~一の越山荘
3日目一の越山荘~龍王岳~室堂
の予定だった
しかし天気が良くない
山小屋の予約やアルペンルートの予約
色々考えて、今回の計画になる
山小屋の予約を変えられたのは幸運だった
初日の天気は悪いのは分かっていた
夕方回復したら龍王岳だけ登りたかったが
天気は回復しない
初日は一の越山荘でずっと停滞
この山荘に泊まる登山客はハイキング程度の
方がほとんどで、登っても雄山までのようだ
昨日は雷鳥荘に泊まって、明日はみくりが池温泉
に泊まるのよ~と言っておられる団体がいて
私も10年後はそんな身分になりたいと思った
2日目、朝から雨とガス
朝食後、雨が上がったタイミングで空身で
龍王岳ピストンする
ちょうど山頂で青空が出て、周辺の景色が
クリアーになり歓喜する
このまま晴れるのかと思いきや、またまたガス
一の越山荘でルートの相談をする
一度雷鳥沢まで下って登るか?
雄山まで登って稜線歩きか?
天気は回復傾向なので稜線を選択
風はあるものの、雨は降らず稜線で
正解だったが、万が一雨が降ったら
低体温症のリスクあり
こんな時の判断は本当に難しい
稜線上は風が強いが苦になる程ではない
景色が見えれば最高だが、ガスの中を
黙々と進む ガスが晴れて景色が見えると
歓喜する→黙々と歩く→歓喜の繰り返し
剱御前小舎でお弁当を食べる
この頃には天気も少し回復
剱沢キャンプ場へ向けて歩くと
今日も雷鳥さんが出てきてくれた
ヒナ付きで♪ヒナは4羽いた
お母さんはクゥーと鳴くがヒナはピヨピヨ
鳴いていた 可愛くてほっこり
目の前に剱岳が姿を現しテンションが上がる
いよいよあの剱岳へ
剣山荘は満員だが、コロナ以降1人分の
スペースは広く、ビニールで仕切りもしてある
明日早出するので夕食後すぐに就寝するも
高揚感が睡眠の邪魔をする しかも暑かった
2時20分起床 相棒はお弁当を食べ
私はパンを少しとコーンフープを飲む
3時過ぎスタート
ヘッデンを付けて暗い中の行動なので
集中!
ラスボスまでの一服剱と前剱も手強い
急登、しかも暗いのでルートの◯印が見えづらい
何度かルートミスもありつつ前剱まで登ると
空が明るくなってきた
オレンジの空に鹿島槍のシルエットが美しい
そう言えば鹿島槍も行くはずだったのに
お天気が悪く大朝日に転進したんだ
平蔵の頭から核心部に入る
大岩の斜面の長い鎖場が続くが
落ち着いて登れば問題はない
いよいよカニのたてばいへ
垂直の岩壁に鎖が垂らされている
3点支持で確実に足を置いて登れば
大丈夫 最後の登りが足を置くところが
探せなくて腕の力で登った
これをクリアして右に登っていけば山頂だ
自分が剱岳の山頂にいるなんて
信じられない 思っていたよりも怖くなく
難しくも無かった(私の感想です)
山頂から数々の名峰を眺め、下山に向けて
エネルギーチャージして下山に挑む
最難関と言われるカニのよこばいの
取り付きも赤い矢印の下に右足を置けば大丈夫
足場はあるので鎖をしっかり持ち確実に足を
移動させれば問題なし
長い梯子もゆっくり確実に行く
岩登りは登りより下りが難しい
下山も集中力を切らさずに用心する
核心部を過ぎても岩のオンパレード
ずっと全集中 山の呼吸だったので
konontan次郎は心身ともに疲れた
無事に山荘まで戻ってきた
荷物の整理をして、室堂へ出発する
やっとお花を撮る余裕も出てきた
そして私の大好きな花が咲いていた
頑張ったご褒美かな?嬉しすぎる
剱御前小舎からの下りもザレた道なので
滑らないよう注意が必要
花に気を取られないようにせねば
雷鳥沢キャンプ場まで下りて今度は
石畳の階段を登る
この登りが一番キツかった
みくりが池で絶景を見ながら
飲んだクリームソーダが沁みた
あの絶景の稜線を歩いたと思うとさらに
感慨深い
剱岳は初心者は行ってはいけない
危ない カニのたてばい よこばいは
最難関etcそのような情報に翻弄されて
なかなか決心がつかなかったが、行ってみると
心配したほどではなかった
ハーネスは用意するか話し合って
準備はしなかったが、明らかに大学の山岳部や
熟練者と思われる方も装備していた
剱岳に登るためには必要な装備だと認識した
剱岳に登るにあたり、改めて山の厳しさ
状況判断の難しさを知った
何より無事に登頂できて本当によかった
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