★鹿島槍ヶ岳~八峰キレット~五竜岳(柏原新道 IN 遠見尾根 OUT キレット小屋泊)


- GPS
- 15:05
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,804m
- 下り
- 2,622m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:23
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 6:41
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
神城駅→(電車)→信濃大町駅→(バス)→扇沢 |
写真
感想
先日の槍ヶ岳に続き、鹿島槍ヶ岳へ。
こちらの槍ヶ岳も晴天を期待しているがどうだろうか、、、
登山口へ
扇沢駐車場もまた争奪戦が起こる大人気の場所。24時に着いたが、無料第一駐車場はすでに満車。晴天見込の長期連休だからやむなしか。無料第二駐車場に止めることができてひと安心。登山開始までしばし仮眠。
4時に目覚めると、霧雨。快晴を期待していたのだが、、、
■Day1:
登山開始
今日は比較的ゆとりのある登山計画なのでのんびり準備をして5:00山行開始。
傘を差して柏原新道をゆっくり登り始める。
そのうち雨も上がり晴れ間が覗くだろうと思いつつ黙々と登っていく。
標高2100mあたりで青空が覗く。後立山、針ノ木稜線が見えた。雨も上がった。
ヨシヨシ^_^
種池山荘まで来た。青空はあるものの、爺ヶ岳はガスに包まれたまま、、、
種池山荘といえば、ピザが有名だが、販売は期間限定。しかも販売時間は10:00~12:00まで。その時間に種池山荘に到着できるように山行計画を作らないとピザにありつけない^^
そして、先を急ぐ我々は、もちろんピザなし登行www
爺ヶ岳へ
爺ヶ岳に向かいながら、時折覗く鹿島槍に期待と願いを掛ける。
ご褒美絶景をお願いします^_^
ガスに包まれた爺ヶ岳南峰を過ぎ、中峰(爺ヶ岳最高峰)へ到着。依然としてガスガス、、、時折降る雨はミストシャワーのようだ。
爺ヶ岳北峰は「高山植物保護のため立入禁止」となっていたので、山頂を巻いて冷池山荘へ。
冷池山荘では長めのコーヒータイム。
布引山と山荘の間で熊目撃情報があったので少し間を開けてから進むことにした。
ただ、小屋の方に聞くと、熊は親子でその一帯に住み着いているらしく、追い払おうとしても何食わぬ顔でヒョコヒョコ現れるらしい^_^
布引山へ
冷池山荘を後にし、布引山に向けて進むと、布引山山頂手前、先行者が留まっている。どうやら例の親子熊が前方の登山道を横切ったらしい。
見逃したのは少し残念ではあるが、緊張しながら通過。
鹿島槍ヶ岳へ
布引山を過ぎ、鹿島槍ヶ岳へ。相変わらずガスガスで眺望はゼロ。残念。
鹿島槍ヶ岳南峰でヘルメットを装着。北峰を目指す。この辺りから登山道は岩稜帯になる。
北峰登頂後、キレット小屋へ向けて標高を下げていく。途中で、突然目の前で激しい羽音。全く気づいていなかったのだが目の前に雷鳥がいたらしい。その距離1m。目の前で雷鳥が不器用に飛ぶwww
人慣れ❓元々鈍感なの❓1mの距離で慌てるって野生生物としてはかなり問題がありそうだよ。ライチョウさんwww😂
今日のような眺望ゼロの日の楽しみは、お花かライチョウ^^
写真には収められなかったが至近距離で雷鳥に出会い、間近で羽音を聞けたのでヨシとしよう^^
「山と青空と甘味♪」
恒例のアンコタイム♪ しかし、ガスガス、青空ナシ、、、残念。
しかし、それでもよもぎ大福は美味い^^
八峰キレット
キレットとは山脈稜線上の深くV字に削られた鞍部を指すのだが、五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間は日本三大キレットの一つ「八峰キレット」と命名されている。
鹿島槍北峰から鞍部のキレット小屋までの間を八峰キレットと称しているのだろうか?キレット小屋手前にシビアな岩稜帯があるがこの辺りを指すのか?この辺りの定義が気になる。
この三大キレットは一般登山道の中では難易度が高いとされているが、技術的に特に難しいというわけではなく、足元が切れ落ちていて高度感を感じやすく、より慎重な通行が必要だということなのだと思う。
慎重に慎重に^_^
キレット小屋
キレット小屋に到着。一日目の行程を無事に完了。ビールで乾杯^_^そしてまた乾杯^_^
小屋泊まりは本当にありがたい。温かい部屋と食事、乾燥室、前回に雨中テント泊をしたので、その有り難みを強く感じる。
■Day2:
4:00 起床。1Fの自炊室に移動し、日の出前出発にむけて準備。
4:49 明け暗れ時にヘッデンを装着して登山スタート。小屋を出て五竜岳に向けて歩き出すが序盤は岩稜帯ハイクアップがあるので日の出間近の出発は正解だった。
日の出は5:10くらいということで、程なく日の出を迎える予定なのだが、ガスに包まれたままなので徐々に明るくはなってきているものの「日の出感」はゼロwww
ライチョウ
ライチョウ親子を発見。ヒナは2羽。ちゃんと写真にも収められた^^
口ノ沢のコルと北尾根の頭
ガスガスの中、岩稜帯を進む。口ノ沢のコル手前辺り、西方の剱岳が少しだけ顔を覗かせた。これから徐々にガスが晴れることを期待しながら先へ進む。
このあたりは鎖場が続くが慎重に進めば問題はない。ガスがなければもう少し面白さを感じられるのかもしれないが、景色が楽しめないので黙々と進むのみ、、、
五竜岳
北尾根の頭を過ぎ、一旦下り、登り返す。と、、、ガレ場を登ると急に五竜岳。
ちょっとあっけない、、、^^
そして相変わらず眺望はゼロ。残念。
五竜岳に登頂したという気持ちだけを味わいつつ、五竜山荘に向けて下山。こちら側は大きな岩が重なる岩稜帯。南側のガレ場とはちょっと違う。慎重に慎重に^^
五竜山荘から五竜岳の圧倒的な山体を眺めることはできるだろうか。
五竜山荘から下山
残念。結局五竜岳を眺めることはできなかった、、、
ここから唐松岳に向かう予定だったのだが、あまりにも天候がよろしくないので気持ちが向かず、ここから遠見尾根を下山することを選択。
そして、恨めしそうに五竜岳の方を振り返りながら遠見尾根を下る。
下っていくとガスが晴れて鮮やかな緑の谷が出てきたりする。この素敵な見晴らしが山頂で味わえたなら、、、涙
遠見尾根
大遠見山、中遠見山、小遠見山、汗をかきかきUP/DOWNを重ねながら下山。
地蔵の頭まで下ってくるとゴンドラで登ってきた観光客が沢山。空にはパラグライダーが飛んでいる。
夏雲が多めだが青空は気持ちが良い。何度も言うが、この素敵な見晴らしが山頂で味わえたならwww
下山
ゴンドラ山頂駅付近には高原植物園があった。沢山の植物が名札付きで植えられているのはお花のお勉強にはとても便利^^
ゴンドラ山麓駅付近はお花畑。こちらも綺麗だ^^
天気には恵まれなかったが、楽しい楽しい山行。やはり山は楽しい^^
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