唐松岳日帰りピストン


- GPS
- 05:35
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,027m
- 下り
- 1,024m
コースタイム
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 5:33
天候 | 晴れ。午後から雷注意報。 7時10分20℃@グラートクワッドリフト麓駅 (1670m) |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方アルペンライン 往復3400円 帰り) 白馬-信濃大町 15:57-16:33 JR大糸線 乗車券7150円 途中下車 信濃大町-松本 18:11-19:03 JR大糸線 松本-名古屋 19:07-21:21 特急しなの24号 (自由席特急券2200円) 名古屋-新大阪 21:35-22:24 新幹線のぞみ471号 (指定席特急券3470円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。上部はところどころ道が細いのですれ違い待ちが頻繁に発生。 八方池より上は長野県登山安全条例で登山計画書が必要だそうで、アルペンリフトのチケット売り場でも訊かれました。 |
その他周辺情報 | うさぎ平テラス2Fカフェテリアイエティで飲食。アルペンライン麓駅の売店にお土産物。白馬駅までの間に白馬八方温泉が数軒。無料の足湯もあり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
さて五竜岳の翌日はおとなり唐松岳に。普通の山ヤがその2座を計画したなら山小屋に1泊して縦走するんでしょうけど、私はいったん下山して麓で泊まってから翌日またピストンです。まだ山小屋泊は経験したことがないですし、もともと五竜ピストンだけを計画していたところ、せっかくだしもう1座どこかをと考えて追加したので。唐松岳は北アルプスの中では初心者向けらしいので2日目にいいかなと。五竜と唐松どちらも東麓からリフト使ってピストンでは山域も行動様式も似通ってて変化に乏しかったかもしれませんが。
翌朝は宿から歩いて八方アルペンラインの八方駅へ。お盆休みの6時半運行開始に合わせて乗り込むつもりでしたが少し出遅れ。寝坊したわけじゃないんですが、昨日と違って時間に余裕があると思うとつい朝の準備でダラダラしてしまいました。宿の出がけに隣のツインに泊まっていたお客が「隣のお客もう出て行ったよ。早いね」と言っているのが聞こえましたが、すみません遅いんです。
そんなわけで10分ほど遅れて着くとすでに結構人が。短い列ですが2回ほど折り返していました。まあチケット売り場はフォーク待ちでさっさか片付いていきますし、ゴンドラリフトも高速回転してるので列はすぐにはけていきます。とはいえそれだけ輸送能力があるということなので、八方池山荘に着いた時は前方見える限りの登山道には先客が。しばらくは数珠つなぎで歩きましたが一定速で流れて詰まる感じではなかったです。展望が良かったのでゆっくりでも全然かまいません。
そんな風だったのでもう今日はすれ違ったりする人を数えることはしませんでしたが、頂上を目指す人しかいない八方池より上に限っても昨日の五竜岳より人口密度は高かったですね。まあ前を歩いている人は私が出遅れたせいですが。すれ違いがうまくいかなかったりして初心者比率の高さを感じましたが、もちろん熟練者の風格を漂わせた人もいます。道の譲り方とか身のこなしが「むむ、できる」みたいな。特に上の方に多かったような。五竜岳か白馬岳から縦走してきた人でしょうか。私も周囲に気を配って登り下りにこだわらずこっちが譲った方がいい時はそうしたつもりだったので多少はできる奴と思われていればよいのですが。
頂上付近は残念ながらガスが濃くて展望はなかったので早々に下山開始。昨日「爺ヶ岳、鹿島槍、五竜と展望3連敗」と言っていた人がいましたが、私の去年の爺ヶ岳と昨日の五竜、今日で3連敗です。劔・立山が見られるのはいつのことやら。あとライチョウの野生個体も。帰り道は唐松岳頂上山荘に立ち寄って山小屋のコーヒーでパン休憩。今日は昨日と違ってリフトの運行時間には余裕があるのですが、午後から雷注意報が出ていてリフトが止まることもあるとのことだったのであまりのんびりせずに下りました。
うさぎ平テラスの食堂で昼ご飯を食べてヤマスタの記念品を貰ってゴンドラで八方駅へ。八方駅の売り場でお土産を買って歩いて白馬駅へ。途中のみみずくの湯で山の汗を流しました。少し混んでいて洗い場が空くのを1人2人分待つ程度でした。ザックは入口にある棚に置いて更衣室に入るスタイルでしたが私が入った時はまだザックは私の分だけ。上がってきたら数個に増えてました。雷は鳴りませんでしたが午後になって雲が出てきたので残念ながら露天風呂から白馬三山は見えず。白馬駅から帰りの電車に乗りました。
信濃大町駅で途中下車して去年からの懸案だったダムカレーを食べて再び大糸線に乗車。松本駅でのしなの乗換に4分しかなく先頭車輛に陣取っていたのですが、遅れている行き違い列車を待つので5分ほど余計に停車するとの車内アナウンスが。「うわ!しまった、カレーのせいで今日中に帰宅できない?いやでもこんな場合…」と思っていると、しなのは松本で接続待ちをしてくれるけど通常より時間が短いのでお急ぎくださいとの追加情報が。他にも数人そわそわしている人と一緒に松本駅で走ったのですが、ホームに着くとまだしなのは入線していませんでした。こっちも遅れてたみたい。「走り損でしたね」と言い交わしました。帰りのしなの自由席は2人掛けのおおかた全部が1人ないし2人で埋まっている程度。名古屋には定刻に着いて、これまたガラ空きののぞみで帰りました。
さて唐松岳の感想ですがとにかく展望が素晴らしいの一言、最初から最後まで良かったですね。昨日より天候に恵まれたのもありますが、そもそも遠見尾根より見通しがいいです。風が通って終始涼しく快適でした。頂上はガスでしたが、それがなければ八方尾根と頂上とで全方位への展望が楽しめました。いくつかのウェブサイトたとえば白馬八方尾根索道事業者協議会のページには
https://www.happo-one.jp/trekking/
「日本百名山のうち11座が見られる」と書かれてあるのですが、もっとたくさん見えるんじゃないでしょうか。白馬、劔、立山、鹿島槍、五竜、南アルプスが数座、富士山、美ヶ原、赤岳、蓼科山、浅間山、四阿山、高妻山、妙高、火打山、雨飾山とほら。北アルプスにもまだ見える山がありそうですし。八方尾根からってことでしょうか。まあでもとにかくたくさん見えます。あと高山植物で有名な白馬岳近くとあって花もたくさん見られましたねー素晴らしい。
山行の内容的には歩きやすいよく整備された道で疲れのある2日目にちょうどいい選択でした。ペースがCT0.8~0.9になっていたのは意外。確かに八方池より下は観光客が多くて思い通りに歩けませんし、上部は結構すれ違い待ちがあったりして足が止まりましたがそんなにゆっくりだったでしょうか。先日の鉢伏山で転倒して打った脚は触れるとまだ痛むのですが普通に歩く分には何も影響ないですし。…まあ予定の目安時刻よりは早く着いたので問題ないのですが。ちょっとの出遅れで前にずいぶん人がいたので、人気の山だけに極力先頭で入山した方がいいかもしれませんね。あと夏は霧、冬は吹雪で登山道を見失うことも多くそれで遭難者の慰霊を兼ねて目印のケルンがあんなに建っているのだとか。知り合いを誘ってまた登るのもいいなと思ったのですが、そのあたりは気をつけねば。でも今回は特に天候に恵まれたということで満足の2泊3日でした。
〇今日のヤマスタチェックポイント
●鎌池湿原●八方池山荘●石神井ケルン●第2ケルン●八方ケルン●八方池●うさぎ平
(以上全部、「白馬八方尾根スタンプラリー」)
●唐松岳(「白馬八方尾根スタンプラリー」スペシャルチェックポイント)
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