槍ヶ岳 大喰岳 中岳 南岳


- GPS
- 25:17
- 距離
- 47.6km
- 登り
- 2,476m
- 下り
- 2,440m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 6:03
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 11:57
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:01
天候 | 一日目 晴れ 二日目 晴れのち曇り一時小雨 三日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はなし |
その他周辺情報 | お風呂 竜島温泉せせらぎの湯 620円 https://ryushima-onsen.jp/ 登山後の食事 凌駕 IDEA イオンモール松本店 ニボ二郎 990円 https://ryo-ga.com/shop/ryoga_idea_matsumoto_aeonmall/ |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
バーナー
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
ラジオ
予備電池
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
一眼カメラ
予備バッテリー(携帯とカメラ兼用)
ポール
テント
テントマット
シェラフ
レインウェア上下
|
---|
感想
時間・財力・体力の使い方 〜登山を通じて見えてきたもの〜
登山において何が大切か。それは人それぞれ、目的によって異なる。美しい景色を求める人、頂上に到達すること自体が目的の人、友人との付き合いで登る人、暇つぶし、写真撮影、体力づくりなど、動機は多様だ。
私自身の目的は、山頂を目指すことと、星空を含む美しい山の写真を撮影することにある。特に写真撮影においては、時間帯が重要だ。ようやく理解したのは、景色を最も美しく捉えられるのは夜明け前後や夕暮れ時だということ。日の出前後にはビーナスベルト、ブルーモーメント、モルゲンロート、夕方にはアーベントロートと、山が最も輝く時間帯がある。午後になると、下界から湧き上がる雲によって視界が悪化することが多い。
星空の撮影となれば当然夜間の行動が必要となるため、他人に気兼ねなく動けるテント泊が我々のスタイルとなった。宿泊を前提とした登山であり、装備は重くなる。テント一式、寝具類、一眼レフ、三脚など、山小屋泊と比べて背負う荷物は格段に増す。
当初の計画では、1日目に南岳小屋のテン場、2日目に槍ヶ岳山荘のテン場を利用する予定だった。しかし、装備の重量に起因するトラブルが発生し、1日目はババ平でテント泊、2日目はテントを張りっぱなしにしてアタックザックで槍ヶ岳から南岳を巡り、天狗原を経由してババ平に戻るという行程に変更した。
これまでの考察から、美しい山の写真を撮るには当初の計画が最良だったと思われる。早朝の南岳から望む槍ヶ岳(モルゲンロートが期待できた)、槍ヶ岳を前方に眺めながらの稜線歩き、槍ヶ岳山荘のテン場でのアーベントロートの撮影、そして翌朝の快晴の槍ヶ岳登頂と撮影(この日もモルゲンロートだった可能性が高い)。
しかし、実際にはババ平から槍ヶ岳の晴れた姿をかろうじて見ることができたものの、槍ヶ岳の肩に到達した時には穂先は雲に隠れていた。時折雲が切れて景色が見えることもあったが、基本的にはガスの中の稜線歩きとなり、南岳へ向かうこととなった。もしもう少し早く、暗いうちに出発できていたら、快晴の槍ヶ岳に登頂し、撮影もできていたかもしれない。そこまでの想像力が欠けていたことが悔やまれる。
結論として、理想的なのはターゲットの山の近くで宿泊すること。ただし、今回の山行において我々のスタイルでは、それが困難だった。実現するには、重い装備をものともしない屈強な体を持つか、財力を活かして装備の軽い山小屋泊にする(ただし夜間の星空撮影には周囲への配慮が必要)という選択肢がある。
一方で、ババ平でのテント張りっぱなしにはメリットもある。荷物は軽量であることから軽快に歩けて体力的に楽であり、帰路も槍ヶ岳山荘のテン場からよりも、ババ平からのほうが3日目の負担は少ない。
我々の選択肢にはなかったが、もう一つの方法として「時間をかける」こともある。例えば、1泊目は横尾のテン場、2日目に南岳テン場、3日目に槍ヶ岳山荘のテン場で宿泊し、4日目に帰路につく。この行程なら多少は楽になるが、時間が必要だ。
長々と述べてきたが、結局のところ、登山『特に北アルプスの縦走』は「時間」「財力」「体力」の使い方に尽きるということを、ようやく理解するに至った。今後の我々の山行スタイルも見直す必要があるかもしれない。
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