北岳

2010年11月06日(土) [日帰り]

• GPS: 10:15
• 距離: 14.5km
• 登り: 2,101m
• 下り: 2,089m

コースタイム

広河原6:05
白根御池7:40
小太郎尾根9:25
肩の小屋9:55
北岳10:50
北岳山荘12:00
中白根12:50
北岳山荘13:10
八本歯のコル14:20
二俣15:30
広河原16:20

天候

晴れ。山頂・稜線でも風は弱く絶好の日和でした。

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

芦安駐車場に車を停めて乗合タクシー5:00発-広河原6:00着。
全く関係ありませんが、芦安の駐車場にはキツネが数匹うろうろしてました。
帰りの乗合タクシーは広河原17:00発の予定が、運転手「もう(下山者)来ないだろうから行きますか」と16:40ごろ出発、アバウトでした(^^)ゞ。

コース状況／危険箇所等

広河原から白根御池・小太郎尾根を経由しましたが、小太郎尾根まではほぼ雪や氷なく夏道と同じように歩けました。
小太郎尾根から雪が着きだして、肩の小屋からはアイゼンが必要だろうと判断。北岳から北岳山荘までアイゼン着けたまま降りましたが、なくても良かった感じ。
そのままアイゼンなしで下山しましたが、八本歯のコルから二俣まで日が陰り気温が下がったため気が抜けません。下の川沿いでも水が凍り付いてツルンツルンのところがありました。

写真

芦安5:00発で広河原に6:00着。夏とちがって朝6時はまだ薄暗い。

広河原から少し歩くと分岐点。今回は大樺沢に向かわずに白根御池へ。

途中の第二ベンチ。正面の白い看板には「どこまで何分」など書かれてますが、消えかけて読みにくい(@_@)

沢も部分的に凍ってます。

白根御池。池の表面は薄く氷が張ってました。

白髪葱みたいに長い霜でした。

少し登って白根御池を見下ろします。鳳凰三山がよく見えます。

小太郎尾根との出合。フル装備の登山者に会いました。カメラ・三脚など重量級のモノに加え、スコップなども。

雪はこんな感じ。ストックだけではキビシーところもあり。

肩の小屋に着いて、靴を履き替えアイゼンを着けました。

山頂より仙丈岳、まだ雪は見えませんね。背後には北アルプス。

山頂
お地蔵さんが置かれてました。(写真右下)今後、地蔵岳みたいに増えるのでしょうか(^^)ゞ

間ノ岳方面。南アルプスの南側の山々が続きます。

富士山も遠くに姿を見せています。山頂は先ほどまでいたお一方が下山されたので独り占めです。最高のひとときを味わいます。

名残惜しくも山頂を後にして下ります。ふりかえった山頂付近の空が青さがひときわです。

北岳山荘。ここもすでに閉まってます。風がなく太陽の日がポカポカで、ベンチに座ってると昼寝したくなります。

山荘でハイキングシューズになり、中白根までやってきました。軽い、軽い♪間ノ岳は時間切れ

南側からの北岳

トラバースルートをたどり八本歯ノコルへ向かいます。

ふりかえって間ノ岳方面。

八本歯に向かう。ハシゴがたくさん出てきますが、雪が着いてないので安全に下降できます。

八本歯のコル。あらら、広河原まで3時間?
5時のタクシーに間に合わない・・・(゜o゜;)。

ゴールの広河原は遠くに見えますが、目の前の雪は慎重に下りないと滑ります。

完全に凍ってるトコロもあり避けないと危険。

二俣付近。雪もほとんどなくあとは時間に間にあうか心配なので、トレランじゃないが走るように下る。実は足を滑らせ、何度か転びました(^^)ゞ

16時すぎ、やっとこさ分岐に着きました。やれやれ、一安心です〜(^^ )〜。

撮影機器：

EXILIMケータイ W63CA カシオ

感想

taktak

週末の天気は良いとの予報、南アのバスがこの土日で最後になるので「行っとかなきゃ!」と北岳方面にしました。ちょっと悩んだのはアイゼンが必要なトコロが間違いなくあるのに、現在はプラブーツしかアイゼン着く靴がない。かといってこの時期、全工程をプラブーツではキツイし、トレッキングシューズで行けば、途中で引き返すことになるだろう・・・。結局、ハイキングシューズを履いていき、プラブーツとアイゼンを背負って行きました(^^)ゞ。これが重い重い(ToT)

ハイキングシューズで肩の小屋まで上がり、ここからプラブーツ+アイゼンに履き替え。それまで足元も軽く快調なペースでしたが、プラブーツになるとアイゼンのせいもあってロボットのように重たい足取り。それでも北岳山頂では晴れ渡った景色を堪能♪。近くは甲斐駒・仙丈、先日行った鳳凰三山のオベリスク、それから八ヶ岳、富士山、中央ア、北アまでしっかりと。今回は天気が良いだけでなく、風が弱いため休むとついつい長居してしまいました。

北岳から北岳山荘までは南面のためか雪少ないのでアイゼンは外しても良かったです。山荘でプラブーツ・アイゼンからまたハイキングシューズに履き替え。時間があれば間ノ岳までと思ってましたが、のんびりしすぎてしまい中白根山へ往復だけにしました。
その後も雲ひとつ現れずに好天が続いて、景色を堪能し写真を撮りながら楽しい歩き。ず〜っと気持ちよい日差しの下でしたが、八本歯のコルあたりから陰となった所の雪が凍っていたりして注意が必要でした。それと残りの時間が今頃になって気になり出しました。17時のタクシーに間に合わん、急がないと!でも足元が予想以上にあぶないから無理すると怪我する。そこから危ない所は慎重に、大丈夫そうな所はなるべく飛ばして。

どうにかこうにか16:20に広河原へ降りてきて、タクシーにも間に合いました。でも時間前に出発してしまったので、17時ギリギリに降りてきたら乗れなかったでしょう。その場合はゲート職員か工事関係者の車両に乗せてもらうのか・・・(-_-;)。