大キレット(氷河公園~南岳~北穂高岳)


- GPS
- 23:17
- 距離
- 39.0km
- 登り
- 1,863m
- 下り
- 2,040m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:28
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:56
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:22
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:09
天候 | 21日 晴れ 22日 晴れ 23日 曇り時々晴れ 24日 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
沢渡より上高地(タクシー6,000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【上高地~槍沢ロッヂ】 上高地バスターミナルより梓川の上流に向かい明神、徳沢、横尾と歩く。 横尾からは涸沢、蝶ヶ岳への道とわかれ槍ヶ岳を目指す道となる。 立派な橋のかかる一ノ俣、ニノ俣を過ぎると槍沢ロッヂ。 【槍沢ロッヂ~天狗原分岐】 ババ平を過ぎると樹林帯が明るくなる。大曲で水俣乗越と道を分け明るい谷を登る。 【天狗原分岐~氷河公園】 石段で歩きやすい 【氷河公園公園~南岳小屋】 徐々に高度をあげて岩塊群の中を登る 南岳の稜線直前はクサリとハシゴを登る 登降注意の急峻な岩場。 浮石に注意⚠️ 稜線に登るとザレたゆるい登りで南岳山頂。 砂礫の斜面を降りて南岳小屋へ。 【南岳小屋~北穂高小屋⚠️大キレット⚠️】 高度感のあるハシゴを2度降りる 痩せた岩稜帯が続く 滝谷側は絶壁 最低コルまで高度を下げると今度は長谷川ピークまで上がる。 長谷川ピークより先はナイフリッジ。 ⚠️ナイフリッジの上を信州側から飛騨側に乗り越す。 A沢のコルでは少し広くなっておりザックを下ろして休憩できる。 その先、飛騨泣き⚠️と呼ばれる北壁を登る。 最初のクサリのない一歩目は、小さな鉄杭に足をかけて攀じ登っていく 北穂高小屋までグイグイと登っていく。 【北穂高小屋~南陵取付~涸沢】 テント場を過ぎ長い鎖場がある。登りではクサリは掴まなくても登れる斜度であるが降りは念のためしっかりと鎖にも掴まれるようにしながら3点支持で降りたい。(前向きに降りれるようだが危険) この日、この鎖場のあたりで滑落死亡事故がありました。亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。 |
その他周辺情報 | 【日帰り湯】 https://azusakohaann.jimdofree.com/ さわんど温泉日帰り温泉 梓湖畔の湯 750円 上高地乗り換え駐車場併設 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
【写真登録が途中で不可になったので来月追加します】
満を持しての大キレット。
先週の沢登りの時に足の親指の爪が半分剥がれてしまって緊急事態!
この山行の前日に爪ケア製品を買い漁って処置をしてなんとか決行するに漕ぎ着けました。
計画段階では、槍平からのアプローチとしていましたが、滝谷の沢の増水で橋が流されたとの南岳小屋発信のXを当日朝に確認し、1泊目を槍沢ロッヂに急遽変更しました。
◾️上高地に着くとたくさんの人でしたが、明神、徳沢、と、進むごとに観光客が減っていき横尾から先は登山者のみに。
程なく着いた槍沢ロッヂではお風呂でまったりとでき湯上がりのビールも堪能して、夜も少し眠れたようです。
◾️槍沢ロッヂから先、天狗池手前までは槍ヶ岳登山の大勢の登山者がいましたが、その先は少なくなります。
空身で天狗池をピストンする人もいました。
紅葉には少し早かったけれど、南岳の稜線へ少し登ったところに紅葉のはじまり🍁が感じられました。
◾️南岳小屋に着くと寒い寒い🥶
なかなかストーブがつけてもらえず寒さに震えましたが、何時間かしてからつけてくれました。
談話室もひんやり。
時間があるので獅子鼻まで散歩にいき、大キレットの勇姿を眺めました。
夜ご飯のポトフは身体が温まりとても美味しかった。
◾️大キレット
昨夜はほぼ眠れず。
ドキドキしながら歩き出します。
のっけからゴーロの急な坂を降りるのが大変で、この先長谷ピやら飛騨泣きやらホントに自分は大丈夫だろうかと不安いっぱいに。
難所は脳が慣れてくると怖くなくなりますが、今回は、八峰や劔などを経験した後に歩くので逆に怖いのか?
それでも長谷ピーの先のナイフリッジは割と楽しく通過できました。
飛騨泣きの一歩目は身体が上がらず、ザックを持ち上げてもらい身体を持ち上げましたが、その後は手をかけるところがちょうど良い感じに続いていて調子よく登る事ができました。
標高が高いのでどうしても息が上がってしまい、立ち休憩しながらチョコチョコゆっくりと歩をすすめました。
1番前を歩かせてもらったのですが、ルートファインディングとまではいかずともどの岩を掴むのか、とか色々目で確認する作業が多く大変目が疲れました。
北穂高小屋に着いた時は安堵感と達成感でいっぱいに。
小屋前のデッキからの眺めは素晴らしくずっと眺めても飽きません。
3泊目を涸沢小屋から北穂高小屋に私の独断で変更したのですが、正解でした。
◾️北穂高南陵
3泊目もほぼ眠れず。
たぶん3日間で眠れたのは1時間もないかもしれません。
睡眠導入剤が効かなくなりました。
眠れていればもう少しサクサク歩けたかもしれませんが、ふらふらするのでゆっくりと。
南陵のくだりも大キレットほどではないものの大層な難所でした。
鎖場の近くで遭難事故にニアミス。
救助の方々とすれ違いましたが。
後からニュースで亡くなったと知りました。
ご冥福をお祈りします。
【総評】
一般登山道の最難関と呼ばれる大キレットを無事に歩き終えることができました。
一般?というところもありましたがやはり眺望が最高に良く達成感も半端ない。
目の前にたちはだかる岩の塊も迫力がありました。
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