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Yamareco

記録ID: 880091
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

空木岳 越百山 南駒ヶ岳 雲上の旅 伊奈川渓谷から

2016年06月04日(土) 〜 2016年06月05日(日)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
25.5km
登り
2,570m
下り
2,557m

コースタイム

1日目
山行
10:00
休憩
1:40
合計
11:40
6:50
7:00
30
7:30
7:30
80
8:50
8:50
70
10:00
10:40
60
11:40
11:50
110
13:40
14:00
100
15:40
16:00
60
2日目
山行
8:30
休憩
1:10
合計
9:40
8:50
9:00
80
10:20
10:40
80
12:00
12:30
10
12:40
12:40
30
13:10
13:10
50
14:00
14:00
40
14:40
14:40
50
15:30
15:40
30
16:10
16:10
70
17:20
17:20
0
17:20
ゴール地点
中央アルプスにこんな魅力的な山域があったなんて、すっかり魅了されてしまった。観光客で賑わう木曽駒ヶ岳周辺と異なり、静かで岩峰を備えた山域で、まさにアルプスの名にふさわしい山域だと思いました。
週末の土日の山行で、天気予報は1日目晴れ、2日目は雨のち曇りであったが、その通りとなった。
ただし、稜線上は時々ガスに巻かれるものの視界は悪くなく、むしろ雲の群がりが幻想的で良い感じだった。
天候 1日目 晴れ後曇り 2日目 雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
伊奈川ダム上流駐車場 約50台は停まれます。
関西電力が管理しているので、駐車場までの林道は舗装されています。
コース状況/
危険箇所等
越百山までの登山道で崩落個所がありましたので注意。
仙涯嶺から南駒ヶ岳までの岩場で崩落箇所があり、トラバース時に注意。
仙涯嶺から南駒ヶ岳への縦走路、摺鉢窪避難小屋へのカールに雪渓が残っています。
アイゼンは使用しませんでした。今回の全体の行程の中では要らないと思いました。
越百小屋の小屋主さんの話では、今年は雪が例年より早く溶けたそうです。
例年ならこの時期、まだ1mぐらいの雪が残っているそうです。
その他周辺情報 摺鉢窪避難小屋は15〜20名ほど泊まれそう(トイレあり)
越百小屋、木曽殿山荘は7月1日から営業開始
越百小屋は小屋主さんが小屋開きに向けて奮闘中だった。
木曽殿山荘はまだ完全シャットアウトで人気(ひとけ)が全くなかった。
静かに夜が明けた
満天の星空だった
静かに夜が明けた
満天の星空だった
登山届を提出
今日は晴れの予報
今日は晴れの予報
林道ゲート、くぐらなくても右横から入れます
林道ゲート、くぐらなくても右横から入れます
最初の分岐へ
越百山から周るので右へ
越百山から周るので右へ
福栃平分岐まで今朝沢林道を歩きます
福栃平分岐まで今朝沢林道を歩きます
渓谷沿いの歩く
橋を渡って福栃平分岐へ。普通に歩いて40分ほどで着きます。
橋を渡って福栃平分岐へ。普通に歩いて40分ほどで着きます。
左へ行けば南駒ヶ岳、右へ行けば越百山へ
左へ行けば南駒ヶ岳、右へ行けば越百山へ
ぷっつりと林道が無くなって、登山道に入ります
ぷっつりと林道が無くなって、登山道に入ります
下の水場 チョロチョロだった
ここからどんどん高度を上げて行きます
下の水場 チョロチョロだった
ここからどんどん高度を上げて行きます
気持ちのいい青空
1
気持ちのいい青空
福栃平分岐から1時間ほどで「下のコル」に到着
ここからは尾根伝いに高度を上げて行きます
福栃平分岐から1時間ほどで「下のコル」に到着
ここからは尾根伝いに高度を上げて行きます
しゃくなげの尾根
しゃくなげの尾根
アズマシャクナゲ
5
アズマシャクナゲ
やせ馬の背
木の根の盛り上がりが、馬の背に見える?
1
木の根の盛り上がりが、馬の背に見える?
イワカガミ
下のコルから約2時間、上の水場分岐に到着
下のコルから約2時間、上の水場分岐に到着
水はたくさん担いでいたので、上の水場はスルー
水はたくさん担いでいたので、上の水場はスルー
あともうひと踏ん張りで越百小屋につくはず
1
あともうひと踏ん張りで越百小屋につくはず
更に登りが続きます
更に登りが続きます
崩落個所
登山口から越百小屋までの最大の危険箇所
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登山口から越百小屋までの最大の危険箇所
勢いづいて降りると危険です
勢いづいて降りると危険です
ん?ゾウ!
象に見えた
ようやく視界が開け、目の前に越百山が見えた!
4
ようやく視界が開け、目の前に越百山が見えた!
赤い屋根の越百小屋
赤い屋根の越百小屋
300名山 越百山
越百小屋に立ち寄る
4
越百小屋に立ち寄る
中に入って声をかけると、小屋主さんが現れました
1
中に入って声をかけると、小屋主さんが現れました
ガス管をつないで、コヒーを煎れてくれました
いろいろ教えてくれて、とても気のいい小屋主さんです。
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ガス管をつないで、コヒーを煎れてくれました
いろいろ教えてくれて、とても気のいい小屋主さんです。
雲が晴れれば、目の前に200名山『南駒ヶ岳』
雲が晴れれば、目の前に200名山『南駒ヶ岳』
そば茶もいただきました。
心づくしのおもてなし、ごちそうさまでした。
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そば茶もいただきました。
心づくしのおもてなし、ごちそうさまでした。
『バッジは在庫ないけど、スタンプならあるよ』ということで記念に押印
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『バッジは在庫ないけど、スタンプならあるよ』ということで記念に押印
さぁ、コスモへ
お世話になりました
お世話になりました
越百小屋が遠ざかる。
また越百山にくる機会があったら、次は泊まってみたい
越百小屋が遠ざかる。
また越百山にくる機会があったら、次は泊まってみたい
小屋主さんによると南越百山も燕岳のような感じで、いい感じだそうです
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小屋主さんによると南越百山も燕岳のような感じで、いい感じだそうです
白砂と奇岩の山頂
最新の調査で1m隆起したことが判明したらしい
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白砂と奇岩の山頂
最新の調査で1m隆起したことが判明したらしい
いよいよKOSMOの山頂が近づいてきた
いよいよKOSMOの山頂が近づいてきた
越百小屋が小さく見える
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越百小屋が小さく見える
南駒ヶ岳の稜線の向こうに空木岳が見える
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南駒ヶ岳の稜線の向こうに空木岳が見える
越百山 2,613mに登頂です!
三等三角点が置かれています
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越百山 2,613mに登頂です!
三等三角点が置かれています
越百山は日本300名山
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越百山は日本300名山
南越百(往復約50分)にも行ってみたかったけど、ガスで視界不良のため断念
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南越百(往復約50分)にも行ってみたかったけど、ガスで視界不良のため断念
山頂は広い
越百山の斜面から下界を臨む
越百山の斜面から下界を臨む
行く手はガスに覆われていた
行く手はガスに覆われていた
ガスがとれて
姿を現したのは仙涯嶺
おぁ、カッコいいー!!
2
姿を現したのは仙涯嶺
おぁ、カッコいいー!!
まさに、そそり立つ岩の城
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まさに、そそり立つ岩の城
山頂部は威厳に満ちた岩峰
山頂部は威厳に満ちた岩峰
今朝沢谷へと切れ落ちた断崖絶壁
今朝沢谷へと切れ落ちた断崖絶壁
あまりにカッコいいのでもう1枚
4
あまりにカッコいいのでもう1枚
仙涯嶺から南駒ヶ岳への稜線は恐竜の背のようで険しい
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仙涯嶺から南駒ヶ岳への稜線は恐竜の背のようで険しい
険しい道のり、南駒ヶ岳は雲の中
険しい道のり、南駒ヶ岳は雲の中
仙涯嶺の気高い岩峰
仙涯嶺の気高い岩峰
白砂にグレーの岩が美しいです
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白砂にグレーの岩が美しいです
いよいよ目の前にあの岩峰が
1
いよいよ目の前にあの岩峰が
仙涯嶺 2,734mの山頂部に登頂!
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仙涯嶺 2,734mの山頂部に登頂!
南アルプスが一望できる
南アルプスが一望できる
南アルプスと伊那谷
南アルプスと伊那谷
南アルプスと伊那谷
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南アルプスと伊那谷
南アルプスの荒川岳、赤石岳、聖岳
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南アルプスの荒川岳、赤石岳、聖岳
荒川岳、赤石岳、聖岳
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荒川岳、赤石岳、聖岳
塩見岳の肩越しに富士山
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塩見岳の肩越しに富士山
行く手はまたもやガスの中
行く手はまたもやガスの中
やがてガスが晴れて
やがてガスが晴れて
見えてきた
南駒ヶ岳が姿を現す
こちらも、負けずにカッコいいー!!
2
南駒ヶ岳が姿を現す
こちらも、負けずにカッコいいー!!
標識は山頂から降りたところに置いてあり、山頂を通り過ぎてしまう人が多いと越百小屋主さん
標識の向こうは南駒ヶ岳
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標識は山頂から降りたところに置いてあり、山頂を通り過ぎてしまう人が多いと越百小屋主さん
標識の向こうは南駒ヶ岳
振り返って仙涯嶺の山頂部
振り返って仙涯嶺の山頂部
来た道を振り返って、仙涯嶺の向こうに越百山
来た道を振り返って、仙涯嶺の向こうに越百山
仙涯嶺を鋭い岩峰とするなら、南駒ヶ岳はボリュームのある岩塊
仙涯嶺を鋭い岩峰とするなら、南駒ヶ岳はボリュームのある岩塊
南駒ヶ岳と赤椰岳
1
南駒ヶ岳と赤椰岳
南駒ヶ岳に向かってはゴツゴツした岩場を越えて行きます
南駒ヶ岳に向かってはゴツゴツした岩場を越えて行きます
仙涯嶺下りのトラバースは慎重に通過
仙涯嶺下りのトラバースは慎重に通過
今朝沢を眺めるトトロ発見
1
今朝沢を眺めるトトロ発見
崩落個所
手前の岩が出っ張っていて通過しにくいところ
崩落個所
手前の岩が出っ張っていて通過しにくいところ
トラバースを通過すれば南駒ヶ岳
トラバースを通過すれば南駒ヶ岳
巨石の横を通り抜け
巨石の横を通り抜け
いよいよ南駒ヶ岳へ
いよいよ南駒ヶ岳へ
振り返って南駒ヶ岳側からみた仙涯嶺は鋭い岩峰
やはりカッコいいー
3
振り返って南駒ヶ岳側からみた仙涯嶺は鋭い岩峰
やはりカッコいいー
南駒ヶ岳への登りに3か所の雪渓
短いのでキックステップで十分対応可能
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南駒ヶ岳への登りに3か所の雪渓
短いのでキックステップで十分対応可能
ここの登りが一番の難所だった
足が取られるアリ地獄
1
ここの登りが一番の難所だった
足が取られるアリ地獄
アリ地獄をなんとか登り切る
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アリ地獄をなんとか登り切る
また振り返って仙涯嶺
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また振り返って仙涯嶺
塩見岳、富士山、荒川岳、赤石岳、聖岳
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塩見岳、富士山、荒川岳、赤石岳、聖岳
塩見岳の肩越しに富士山
2
塩見岳の肩越しに富士山
雪渓を渡ると
摺鉢窪カールが見え始める
摺鉢窪カールが見え始める
今日の目的地の摺鉢窪避難小屋が見えた
1
今日の目的地の摺鉢窪避難小屋が見えた
摺鉢窪カール
南駒ヶ岳の山頂部に到達
1
南駒ヶ岳の山頂部に到達
双耳峰なので、こちらは南峰といったところか
1
双耳峰なので、こちらは南峰といったところか
目指す山頂はもうすぐ
目指す山頂はもうすぐ
花崗岩に覆われた山頂
花崗岩に覆われた山頂
あともう少し
絶妙な間隔。どうやって出来たんだろう?
自然のアートですよね
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絶妙な間隔。どうやって出来たんだろう?
自然のアートですよね
振り返って南峰
南駒ヶ岳 2,841mに登頂です! 
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南駒ヶ岳 2,841mに登頂です! 
ここは200名山、深田久弥が100名山の選定に最後まで空木岳と迷った山
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ここは200名山、深田久弥が100名山の選定に最後まで空木岳と迷った山
山頂の祠にお参り
2
山頂の祠にお参り
振り返り、コスモへの稜線
振り返り、コスモへの稜線
記念撮影、感無量
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記念撮影、感無量
目の前に赤椰岳
その肩越しに100名山の空木岳
その肩越しに100名山の空木岳
やっと、やっとその姿を拝むことが出来た(感激)
やっと、やっとその姿を拝むことが出来た(感激)
あれは、御嶽山。神々しい
あれは、御嶽山。神々しい
今も噴煙を上げている
1
今も噴煙を上げている
赤椰岳と空木岳
明日はこの稜線を歩く
赤椰岳と空木岳
明日はこの稜線を歩く
明日は念願の空木岳
明日は念願の空木岳
どっしりとした空木岳
どっしりとした空木岳
摺鉢窪カール
遠く南アルプスと眼下に伊那谷
1
摺鉢窪カール
遠く南アルプスと眼下に伊那谷
避難小屋への分岐
ここからの雪渓に手こずる
避難小屋への分岐
ここからの雪渓に手こずる
降りてきた南駒ヶ岳を振り返る
降りてきた南駒ヶ岳を振り返る
雪渓が結構残ってます
雪渓が結構残ってます
掘れない。なかなか固い
1
掘れない。なかなか固い
まだらな雪渓が絵になるなぁ
まだらな雪渓が絵になるなぁ
やっと雪渓をクリアして
やっと雪渓をクリアして
摺鉢窪避難小屋についた
2
摺鉢窪避難小屋についた
中は広くて清潔、でも気温が低くて寒かった
2
中は広くて清潔、でも気温が低くて寒かった
協力金1,000円をお支払い
1
協力金1,000円をお支払い
翌朝、雨がやんだ後の摺鉢窪カール
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翌朝、雨がやんだ後の摺鉢窪カール
風雨がやんで、静けさを取り戻す
風雨がやんで、静けさを取り戻す
まるで絵本のような、かわいらしい小屋です
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まるで絵本のような、かわいらしい小屋です
南駒ヶ岳
幻想的な光景
百間なぎに雲海
この垂直の雪渓の壁を登るのが一苦労
1
この垂直の雪渓の壁を登るのが一苦労
登り切ると、御嶽山
4
登り切ると、御嶽山
ここからの眺めがいい
5
ここからの眺めがいい
この角度から、なんかいい感じ
2
この角度から、なんかいい感じ
行く手には空木岳、遠くに木曽駒ヶ岳がハッキリと
3
行く手には空木岳、遠くに木曽駒ヶ岳がハッキリと
鞍部に木曽殿山荘が見える
鞍部に木曽殿山荘が見える
東川岳、熊沢岳、檜尾岳、木曽駒ヶ岳へ至る縦走路
東川岳、熊沢岳、檜尾岳、木曽駒ヶ岳へ至る縦走路
空木岳へ到る稜線
空木岳へ到る稜線
振り返って、南駒ヶ岳
こちらもボリュームのあるイイ山なんです
2
振り返って、南駒ヶ岳
こちらもボリュームのあるイイ山なんです
赤なぎの頭に近付く
赤なぎの頭に近付く
赤なぎの頭から山頂を望む
赤なぎの頭から山頂を望む
赤なぎの頭から南駒ヶ岳
赤なぎの頭から南駒ヶ岳
南アルプスをバックに雲海に浮かぶ、赤椰岳の標柱
南アルプスをバックに雲海に浮かぶ、赤椰岳の標柱
赤椰岳 2,798mに登頂です!
バックは空木岳
2
赤椰岳 2,798mに登頂です!
バックは空木岳
こちらは南駒ヶ岳
赤椰岳は空木と南駒の中間の展望台
1
こちらは南駒ヶ岳
赤椰岳は空木と南駒の中間の展望台
いよいよ空木岳へ
いよいよ空木岳へ
あの頂に立ちたい。
お天気よ、もうしばらく保ってくれ〜
3
あの頂に立ちたい。
お天気よ、もうしばらく保ってくれ〜
いくつもの岩場を乗り越え、乗り越えて
1
いくつもの岩場を乗り越え、乗り越えて
ついに空木岳 2,863mに登頂です!!!
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ついに空木岳 2,863mに登頂です!!!
木曽駒ヶ岳の山塊
三角に突き出たのが宝剣岳?
木曽駒ヶ岳の山塊
三角に突き出たのが宝剣岳?
時折、雨風が吹きつけてくるけど、眺望が確保されている不思議な天気
時折、雨風が吹きつけてくるけど、眺望が確保されている不思議な天気
やはり空木岳から見たら、南駒ヶ岳も登りたくなりますよね
このコースで回ってきて良かった〜
3
やはり空木岳から見たら、南駒ヶ岳も登りたくなりますよね
このコースで回ってきて良かった〜
二等三角点
念願叶って感無量
11
念願叶って感無量
こちらの標柱も1枚
1
こちらの標柱も1枚
こちらでも記念撮影
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こちらでも記念撮影
駒峰ヒュッテ
営業はしていないようで、冬期開放部分のみの利用が可能
1
駒峰ヒュッテ
営業はしていないようで、冬期開放部分のみの利用が可能
天候不良で何度も断念した空木岳に、今こうして居る
2
天候不良で何度も断念した空木岳に、今こうして居る
山頂では伊那谷方面からの雨風が吹きつける
1
山頂では伊那谷方面からの雨風が吹きつける
伊那谷方面、眼下に広がる雲海
伊那谷方面、眼下に広がる雲海
御嶽山と乗鞍岳
南駒ヶ岳
恵那山
今年のうちに登りたいと思います
恵那山
今年のうちに登りたいと思います
狛犬?カエル?
面白い岩がたくさん
面白い岩がたくさん
駒峰ヒュッテと池山尾根
1
駒峰ヒュッテと池山尾根
こんな天候でも御嶽山はハッキリと
2
こんな天候でも御嶽山はハッキリと
裾野の広い山ですね
裾野の広い山ですね
南駒ヶ岳と恵那山
南駒ヶ岳と恵那山
ひとしきり写真撮影の後、名残惜しくも下山開始
ひとしきり写真撮影の後、名残惜しくも下山開始
東川岳方面の稜線と雲に浮かぶ御嶽山
東川岳方面の稜線と雲に浮かぶ御嶽山
空木岳の下りも岩場の連続
空木岳の下りも岩場の連続
このあたりも難所
このあたりも難所
岩場を慎重に下って高度を下げます
岩場を慎重に下って高度を下げます
岩を乗り越え
第一ピークまで降りてきました
登りも結構大変だろうなぁ
第一ピークまで降りてきました
登りも結構大変だろうなぁ
振り返って、空木岳の山頂部の岩岩
振り返って、空木岳の山頂部の岩岩
木曽殿越までは急激に降下していきます
木曽殿越までは急激に降下していきます
眼下に木曽殿山荘
眼下に木曽殿山荘
やせ尾根を通過
木曽駒ヶ岳方面の縦走路も大変そう
木曽駒ヶ岳方面の縦走路も大変そう
あともう少しで山荘
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あともう少しで山荘
恵那山の山頂部は平に広い
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恵那山の山頂部は平に広い
山荘に着きました
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山荘に着きました
木曽殿山荘
まだやっていませんでした
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木曽殿山荘
まだやっていませんでした
木曽殿越
空木岳方面への登り出しはこんな感じ
空木岳方面への登り出しはこんな感じ
空木岳の山頂部
木曽殿山荘から約7分で『木曽義仲の力水』に
木曽殿山荘から約7分で『木曽義仲の力水』に
木曽義仲の力水
飲みました
木曽義仲の伊那攻めの伝説にちなんだところです
木曽義仲の伊那攻めの伝説にちなんだところです
空木岳は雲の中
立派な毛虫
八合目付近の見晴場
空木岳と南駒ヶ岳を一望できます
八合目付近の見晴場
空木岳と南駒ヶ岳を一望できます
八合目付近はゆるやかな道で歩きやすい
八合目付近はゆるやかな道で歩きやすい
御岳見晴台
雲で見えず
八合目から北沢までは急登
八合目から北沢までは急登
登山道の角度が急になりはじめ
登山道の角度が急になりはじめ
樹林帯の中をひたすら下る
樹林帯の中をひたすら下る
仙人の泉
手ですくえないほどの水量でした
手ですくえないほどの水量でした
7合目
ひたすら下る
7合目
ひたすら下る
ようやく川のせせらぎが聞こえてくると
ようやく川のせせらぎが聞こえてくると
北沢の吊り橋が見えました
北沢の吊り橋が見えました
中央アルプス空木岳
中央アルプス空木岳
なんとなく楽しい
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なんとなく楽しい
北沢で終わりではなくて、まだまだ登り返しがあって下りもキツイ
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北沢で終わりではなくて、まだまだ登り返しがあって下りもキツイ
天を突きさす
ようやく『うさぎ平』に到着
ようやく『うさぎ平』に到着
えーっと、ここに登山道があるはずなんですが・・
えーっと、ここに登山道があるはずなんですが・・
藪に覆われ、廃道となっておりました
藪に覆われ、廃道となっておりました
林道歩きを開始します。
ポロシリの長い林道歩きを思い出す。
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林道歩きを開始します。
ポロシリの長い林道歩きを思い出す。
林道を見守る
お地蔵さま
青い空と新緑が気持ちいい
青い空と新緑が気持ちいい
目の前で沢から山へ向けて林道を横切った黒い動物。コロコロした姿が印象に残った。
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目の前で沢から山へ向けて林道を横切った黒い動物。コロコロした姿が印象に残った。
金沢土場の分岐に到着
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金沢土場の分岐に到着
まだまだ長い道のり
まだまだ長い道のり
避難小屋。何とか雨風が凌げるか?
ここに駈けこむのは最終手段ですね
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避難小屋。何とか雨風が凌げるか?
ここに駈けこむのは最終手段ですね
葉の上の雫が宝石のよう
葉の上の雫が宝石のよう
下界はすっかり晴れて気持ちのいい青空
下界はすっかり晴れて気持ちのいい青空
宝石のような短冊は何て言う木なんでしょうか?
宝石のような短冊は何て言う木なんでしょうか?
ここを抜ければゴール
ここを抜ければゴール
戻って来た
駐車場に戻りました。雨予報もあって、登山者も少なく、もう誰もいませんでした。
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駐車場に戻りました。雨予報もあって、登山者も少なく、もう誰もいませんでした。
伊奈川ダム
浅いエメラルドグリーンの湖
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浅いエメラルドグリーンの湖
気持ちのいい水流
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気持ちのいい水流
こうして帰路につきました
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こうして帰路につきました
空木岳の山バッジ
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空木岳の山バッジ

感想

中央アルプスの100名山といえば、木曽駒ヶ岳と空木岳。
5年前、初めて木曽駒ヶ岳に登って以来、いつかは空木岳へ登ろうと思っていました。以降、計画を立ててはみるものの、天候不順で計画自体が流れることが続き今年で5年が過ぎました。空木岳との相性が良くないのか、さすがに5年も経つと少し焦りの気持ちが出てきました。
「はやく空木岳に登っておきたい」そう思うようになりました。

昨年の7月にも木曽駒ヶ岳から空木岳への縦走を計画したのですが、夏山シーズンの盛りで、朝4時半の時点で500人が既に菅ノ台で行列。 しらび平行のバスに乗れたのは始発から1時間後の12本目のバスで、余りの人の多さに辟易してしまいました。また、あいにく山行途中での天候悪化で雨風が強く、宝剣岳から島田娘まで行って折り返して千畳敷へ降りてしまいました。

今年こそはという思いを持って空木岳に臨みました。

今年は夏山シーズン前のまだ人の少ない時期に登ろうと決めていました。それに、夏山は気温の上昇により直ぐにガスが湧いて出てくるので、眺望を望むのが意外に難しかったりしますが、6月の梅雨前であれば反って安定していると思いました。

当初はその続きの縦走路、檜尾尾根からスタートする計画を立てていたのですが、いろいろと調べて行くうちに、伊奈川ダムから越百、南駒を経由するコースが良く思えてきました。越百山は300名山、南駒ヶ岳は200名山、空木岳は100名山です。
かの深田久弥も越百山から南駒ヶ岳を経由して空木岳へ到ったとのこと。さらに、南駒ヶ岳は深田久弥が最後まで空木岳とどちらを100名山に選定するか悩んだ山であり、多くの登山者の方々も空木岳からみる南駒ヶ岳が素晴らしかったとの感想を記していたことも決め手となりました。

自分の場合、仮に100名山達成だけを目指して空木岳のみをピークハントをしたとしたら、空木岳の山頂から立派な南駒ヶ岳を見たときに、きっと南駒ヶ岳を登らなかったことがずっと心に残るだろうと思ったことも今回のコース選択の理由でした。
また登ればいい話なのですが、「空木とともに、南駒も登っておきたい」という気持ちが強くなったのです。
それに、コスモという何とも浪漫のあるカッコいい響きの山もある、そう考えたら、この周回コースに是が非でもという思いになりました。


丁度日付の変わった夜中に伊奈川ダム上の駐車場に到着、あたりは真っ暗闇だったけれど、満天の星空が綺麗だった。
朝5時には目覚め、そそくさと準備を済ませて登山を開始した。
このコースを周る場合、日帰りなら装備を最低限に軽くして行く。自分は1泊の予定なので防寒と水・食料を万全にしていたので結構重い装備になりました。ただ、日帰りにせよ、1泊にせよ、朝5時から6時の間にはスタートを切らないといけないだろうと思います。

林道歩きを終え、登山道に入ってから越百小屋までは高低差約1,000m超の急登。
越百小屋につくと、小屋主さんが小屋開きの準備に取り掛かっていたところで、山バッジを切らしていたこともあってか、コーヒーとそば茶を振る舞ってくれました。
この山域の話をいろいろと聞くことが出来て、安心して進むことができました。

越百山は白砂と花崗岩のなだらかで広い山頂で、甲斐駒ヶ岳の山頂に似ているかと思いました。小屋主さんの話だと、南越百まで行けば、燕岳に似ている雰囲気だそうです。

越百山を後にすると次は仙涯嶺を目指します。
この嶺は、カッコいい岩の城で、尖んがった岩峰群と今朝谷へ切れ落ちた絶壁がまるで要塞のような姿で眺めていて飽きない。今朝谷を見下ろし、伊那谷と南アルプスの山々が一望できて素晴らしい眺望が広がっていました。そして行く手の南駒ヶ岳はボリュームがある岩の塊で、迫力のある山容が望めました。

仙涯嶺から南駒ヶ岳にかけては、岩場を通過する縦走路。恐竜の背のよう岩場の稜線を気を付けながら、でも楽しみながら通過してゆきます。南駒ヶ岳周辺には雪渓がまだ残っていました。
南駒は、さすが100名山の選定を最後まで迷った山だけに、そのボリュームのあるドッシリとした存在感は、仮にこちらが100名山と言われても違和感を感じさせないと思いました。
きっと、空木と南駒あわせて100名山でもおかしくないだろうと思いますし、登ることができて大満足でした。

摺鉢窪カールには広い範囲で雪渓が残っており、アイゼンなどがなければ手こずるかもしれません。実際に固い雪渓で、なかなかキックしても掘れず苦労しました。
何とか下りも登りもこなすことが出来ました。アイゼンやピッケルは有れば万全、でも今の時期、全体の行程からすれば使用するとすればココだけなので迷うところです。

翌日は夜中より降り始めた雨が朝のうちも止まず、しばらく小屋で待機することに。
雨の中無理をし稜線に出たときに強い風が吹いていたとしたら、冷たい雨風にさらされてかなり危険な状況になるかもしれないからでした。
幸い、しばらくすると雨もやんでくれていよいよ空木岳へ。

稜線へ出ると、雨が空気中のごみをキレイに洗い流してか、目の前に御嶽山、遠く白山までもが美しい姿で雲に浮かんでいるかのように姿を現していました。特に目の前の御嶽山は実に神々しかった。

赤椰岳からの眺望も素晴らしい。早朝の澄んだ空気のなか、南駒ヶ岳、空木岳、西に御嶽山、東に伊那谷と南アルプスの360度の眺望が広がっていました。写真撮影でなかなか前へ進めません。

いよいよ空木岳へ。
何とか今の天気の状態を保っていてほしい、空木岳の山の姿は眺めることができたけれど、空木岳の山頂からの眺望も見てみたい。そんな祈りにも似た願いを込めて、はやる気持ちを抑えつつ、ひとつひとつの岩場をクリアして進んでゆきました。
そして、ついに空木岳の山頂へ。

5年越しの願いが叶っての登頂は、本当に感無量。目の前には木曽駒ヶ岳、宝剣岳の山塊。後ろを振り返れば存在感のある南駒ヶ岳。やっぱり、空木岳からみる南駒ヶ岳は期待通りで、仮に南駒ヶ岳に登っていなかったら登りたくなっただろうという思いに間違いはなく、越百山から南駒ヶ岳を辿ってきて本当に良かったと満足感でいっぱいでした。

これまでの中央アルプスについてのイメージは北アルプスほどに鋭く高い峰々がある訳でもなく、南アルプスほどの高く広大な山域がある訳でもない、木曽駒ヶ岳への登りやすさからか、イージーでどこか俗っぽいイメージすら持っていました。

ところが、越百山から南駒ヶ岳を経て空木岳の稜線を辿ったことで、こんなに迫力のある岩岩とボリュームのある山塊が連なっていることを知り、中央アルプスの本当の魅力に今さらながら気づいたように感じました。またとても静かで山深いことも、これまでのイメージが覆り、すっかり魅了されてしまいました。

快晴の山行も良いけれど、モヤってかえって遠くの眺望が利かないことがあります。今回は時折雨やガスが出るような山行だったけれど、雲の流れや漂いが何とも言えない幻想的な光景を生み出し、雲上の旅として、とても印象深いものとなりました。

またいつか、この山域に戻って味わいたいと思います。

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コメント

素晴らしいコース取り
kotattiさん
初めまして。
こんなコース取りがあったのですね。
いつかは越百山に行きたいと思っていました。
摺鉢窪避難小屋が立派になっていたのには驚きました。
私が利用したころは岩室でした。
本多勝一もびっくりですね。
いつかたどりたいと思います。
2016/6/7 16:36
Re: 素晴らしいコース取り
ご訪問ありがとうございます。
岩室とは味わい深そうですね。想像もつきません。
越百小屋も小屋主さんはいい感じの人で、泊まってみたかったと思っています。
とても素敵な山域でした。
2016/6/7 22:27
ありがとうございました
はじめまして。
ちょうどこのコースの山行を計画したいと考えておりました。
木曽義仲の力水は水量は少なかったでしょうか?長丁場ですので水場のことが気がかりで…。
でも避難小屋の周辺に雪がたくさん残っているようですのでいざという時には雪から水が作れそうで安心できました。
詳細な報告ありがとうございました。
参考にさせていただきます。
2016/6/8 21:13
Re: ありがとうございました
ご訪問ありがとうございます。
木曽義仲の力水は手ですくえますが、流量が豊富とはいえませんでした。
仙人の泉にいたっては、コップがないとすくえず、染み出ている程度。
越百小屋の小屋主さんも「いざとなれば雪渓を溶かすといいよ」と言っていました。
雪渓は南駒ヶ岳周辺か、空木岳の池山尾根側以外はなかったように思います。
越百側の遠見尾根の上の水場は未確認です。
ご参考になれば幸いです、よき山行を!
2016/6/9 14:13
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