記録ID: 882312
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍
槍ヶ岳:槍沢と飛騨沢を山スキー滑走
2016年05月20日(金) 〜
2016年05月22日(日)


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 22:18
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 2,701m
- 下り
- 2,949m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 5:03
距離 8.6km
登り 830m
下り 125m
8:08
7分
登山者駐車場
10:07
10:17
83分
白出沢出合
13:11
槍平小屋
2日目
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 8:37
距離 6.6km
登り 1,543m
下り 445m
3日目
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 3:50
- 合計
- 10:07
距離 16.1km
登り 361m
下り 2,392m
10:00
10:20
22分
大喰岳北西面DropPoint
11:17
12:00
40分
最終水場(2250m)
15:15
15:24
34分
白出沢出合
17:00
登山者駐車場
・滝谷出合〜槍平小屋の間はGPSの記録がとれてないので、この区間の登りの軌跡の赤線はありません。
天候 | 3日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・深山荘前バス停から入る登山者用無料駐車場(24時間)を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆新穂高温泉〜白出沢出合:車道、雪なし、ショートカットは登山道 ◆白出沢出合〜槍平小屋:チビ谷等で何ヶ所か残雪あり、踏み跡しっかりしていて問題ないが、早朝とか雪が堅くなっていると怖い ◆槍平小屋〜大喰岳西尾根末端(宝の木?):3分の2は雪の上で、トレースが明瞭でない場合は赤布が頼りになるが、所々夏道が出ているので正しいルートか確認できる。槍平から往復日帰りの人は途中からアイゼン装着していたようだが、ツボ足で歩いた。帰りは昼間で気温も高くツボ足。 ◆大喰岳西尾根末端〜飛騨乗越:12本爪アイゼン装着、ピッケルは使わず、ダブルストックで登った。下りはスキー。 ◆槍ヶ岳〜山荘〜飛騨乗越〜大喰岳:雪があるのは大喰岳直下のみで、ここでピッケルを持ったがアイゼン不要だった。槍ヶ岳の穂先往復も雪は無かった。 ◆槍沢(槍ヶ岳山荘〜坊主岩小屋):下りはスキー(縦溝もなく快適)。登り返しは柔らかい雪だが傾斜がきついのでアイゼン装着した方がズルズル滑ることもなく楽だった。 |
その他周辺情報 | ◆アルプス街道平湯:TEL 0578-89-2611(17:30で営業終了で入れなかった) http://www.nouhibus.co.jp/alps/index.html ◆竜島温泉せせらぎの湯:TEL 0263-94-1126(10:00〜22:00、510円) http://www.ryushimaonsen.jp/ ◆立ち寄り湯は他にも新穂高温泉、栃尾、平湯、沢渡にあり |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
新穂高登山指導センターで登山届提出。下の登山者専用駐車場に車を置いて、槍平冬期小屋1泊装備のザックにスキー板+スキー靴を左右に括りつけ、ピッケルと雪スコを背面に付けて、21.2kgになった。宿泊用の水は途中で汲む予定で出発。
白出沢出合に到着。2回目の休憩(ここにも大きな平たい岩があってザックを置くのに便利した)。大きな石に赤ペンキで進路が明示されていたが、河川に入ると赤ペンキはなく、歩きやすい所を適当に行く。
2日目になりました。マットやコンロ等の宿泊装備を冬期小屋にデポして出発。軽登山靴はデポして、ここからはスキー靴(兼用靴)を履いて歩きます。サンダルは小屋にあったのを借りました。重宝します。
夕食は酢豚っぽい感じで、ご飯もお味噌汁もお代わりして、美味しくいただきました。食堂は17時開始で16名位、17時15分開始で5-6名、他に自炊の人もいるので宿泊客は30名位だったのでしょうか。
飛騨沢の雪が緩むのを待って8時40分に山荘を出発。テン場から大喰岳北西面の滑走ルートを見ます。飛騨乗越と大喰岳の中間部から右斜め下に繋がった雪面を斜滑降して飛騨沢に滑り込みました(赤色のライン)。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
ブーツ
ザック
スコップ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
---|---|
備考 | ・シールは結局使いませんでした。残雪が多い時に大喰岳西尾根末端より下部の傾斜がきつくない所で残雪が豊富であれば使えると思いますが、今回のように大喰岳西尾根末端上部の飛騨沢では傾斜もきつくなり、雪も堅いので板をかつぐのが辛くなければアイゼン歩行の方が効率良いと思います。 |
感想
・GW連休明けの頃からヤマレコの最新記録を見ていつ出かけるか思案していましたが、連休の頃は新穂高温泉〜槍平小屋の間で未だ残雪箇所が多く、スキー靴で歩くのはいやだし、軽登山靴だと雪道部分が滑りそうで心配で、ズルズル先延ばしして好天が続く5月20日〜22日に決行しました。
・連休明けからほんの2週間の間に雪はみるみる融けてしまったようで、数少ない飛騨沢側のヤマレコ山滑走の報告を見ると、滑れる最終地点(スキーを脱ぐ地点)が槍平小屋からどんどん上部に移動しており、槍平小屋から高度にして250m以上も上がった地点までしかスキーが使えませんでした。
・槍沢と飛騨沢の両方を滑ってみたいと言う希望を叶えるプランとして槍ヶ岳山荘1泊を考えましたが、泊まった翌日は雪が緩むまで時間を持て余してしまいました。泊まった翌日は、東面で日差しが強く、雪の緩むのが早い槍沢側を滑るのが正解かなと反省しています。
・年、時期にもよるでしょうが、今回の飛騨沢は縦溝が激しく、ほとんど快適に滑れる場所は限られていたのに対し、槍沢側は少なくとも自分が滑った坊主岩小屋までは縦溝もなく、快適に滑れました。
・槍ヶ岳山荘は20人〜30人の宿泊者で、HPにも小人数は予約不要と書いてあったので予約しないで行きました。jROの山岳保険に入っていると槍ヶ岳山荘は500円引きと言うのを利用させていただきました。
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