北岳〜間ノ岳 周回
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 2,193m
- 下り
- 2,172m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:00
天候 | 初日:曇〜晴れ 2日目:曇〜雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
芦安からバスで広河原まで。1130円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇広河原〜大樺沢二俣 沢沿いの通常の登山道。鉄板の橋がありますが手すりもあるので恐くない。途中の木の橋は手すりもないのでちょっと注意。二股の手前は雪渓脇を登ります。 ◇大樺沢二俣〜右俣コース小太郎尾根分岐 不人気なようであまり人がいません。急登ですがあまり滑るところはない様子。花は多め。 ◇小太郎尾根分岐〜肩の小屋 緩やかな尾根歩き。西風強いので転倒注意です。 ◇肩の小屋〜北岳山頂 短いですが急登。岩稜なので若干登りにくい。 ◇北岳山頂〜北岳山荘 山頂からの下りは急勾配の岩場。右側が切れ落ちた狭いトラバースもあるので慣れない方は注意。 ◇北岳山荘〜間ノ岳 通常ならなんてことはない広い尾根道。ただしガスに飲まれると広い尾根な分ルートが分からなくなります。 ◇北岳山荘〜八本歯のコル 岩場&狭い桟道。後半は丸太のハシゴ。いずれも滑りやすく神経を使います。 ◇八本歯のコル〜左俣コース〜大樺沢二俣 ザレた急勾配。後半に雪渓歩きがあります。雪渓の下りはとても滑りやすく、転ぶと止まりません。 |
その他周辺情報 | 芦安駐車場に一番近い、バス停直結の日帰り入浴施設は混雑します。 車道を下ると他にもちらほら温泉あるので、そちらの方が空いてるかも。 |
写真
感想
南アルプスの人気山域といえば白根三山。
北岳にはまだ行ったことがなかったので、花の季節に行って見た。
キタダケソウが見れたらいいなと思ってたけど、まさか似たような花(ハクサンイチゲ)があんなに咲いているとは(笑)
広河原からのルートはいくつかあるけれど、宿泊先が北岳山荘で、途中、肩の小屋にも立寄ってみたいと考えると必然的に右俣ルートに。このルートはあまり人気じゃないらしく人が少なめ。ただ、左俣ルートに比べると危険箇所が少ないから登りやすいかもしれない。花も多いよ。
尾根に出てからは暴風かと思うほどの西風。この風は結局山行中ずっと吹いていた。
ガスガスの中、稜線を辿って頂上に向かうのは、先が見えないぶん苦行っぽい印象。
結局、辿りついた頂上も景色まっしろで時おり青空がちらりと見える程度。これは仕方ないかなーとぼんやり座ってたそのとき、急に強い風が吹いてガスが目に見えて舞い上がる!すると、あれよあれよという間に雲が流れ去り、晴れわたる景色、青空!北岳の心憎い演出に、もう感激だったよ。正直なところ天気予報からも景色は望めないと覚悟してたから。
山頂から北岳山荘への下りは、急勾配の岩場でちょっと危険だったけど、晴れわたる青空と景色のおかげで辛くは感じなかった。
この日の北岳山荘は超満員のギュウギュウ詰め。廊下にまで布団を敷いての収容状態に、いったい何人泊まってるんだろうと疑問に思ったりも。
なおテン場はテン場で、強風でテントが一晩中バタバタ揺すられるという不安要素あり。
翌日は間ノ岳までのピストンののち下山というスケジュール。残念ながらまたガスが濃くなって、しかも風速10m以上の暴風が吹き荒れる稜線だった。いちおう間ノ岳までたどり着いたけど、感激する心の余裕はなかったような。
なお、北岳山荘への帰路の途中。広い尾根に惑わされてルートを見失ってしまった。あとから考えると、北岳山荘の手前50mくらいで道迷いしかけてたわけで、ガスって恐いなと実感。
下山路の八本歯コルや左俣コースはいろいろ滑りやすくて通るのに難渋した。危ないところで転倒したりもしたので、怪我しても不思議じゃなかったかも知れない。
テント泊で悪天に見舞われたのは初めてだったけど、これもまたいい経験になった気がする。また、今回は見つけられなかったキタダケソウも、いつか自分の目で見つけてみたい。
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