中ニの息子とアルプス初テン泊(黒部五郎〜鷲羽〜雲ノ平周遊)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 46.6km
- 登り
- 3,591m
- 下り
- 3,598m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:50
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 8:10
天候 | 4日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題ありません。 |
その他周辺情報 | つるぎふれあい館 アルプスの湯に立ち寄りました。 お盆の日曜日でしたが、特に混雑していませんでした。ゆっくりできました。 |
写真
感想
学生時代、ワンダーフォーゲル部に在籍し、テントの重さをひしひしと感じていたので、テント泊から遠ざかっていたが、子供が大きくなり、(荷物も分担できるので)再びテント泊がしたくなった。一度に二人分の装備を全て揃えるのは大変なので、3年ぐらい前から少しずつ準備して、今回ようやく念願叶い、息子とのテント泊を敢行した。
息子の部活の休みが11日から15日までに限られていたので、車の移動も考慮し、今年から制定された「山の日」の11日から登ることになった。高松を10日の昼に出発し、有峰林道の亀谷ゲートに11日の午前0時半過ぎに到着した時には、すでに10台ほど並んでいた。ここで車中泊した。去年は新穂高温泉に朝着いて、そのままほとんど寝ずに登ったら、熱中症になりかけたので、今回はしっかり寝た。
6時にゲートが開き、30分ほどで折立に到着。しかし前日からの登山客の車もあり、臨時駐車場へ。それでも新穂高温泉の鍋平よりは近い!
折立からの登りは、はじめ樹林帯ですが、三角点からは樹林帯を抜け、炎天下地獄。子供は部活をしているので、元気いっぱい、とても追いつけない。バテないように、マイペースで進みました。太郎平小屋が遠くに見えてからもかなり時間がかかりました。
また、初日は「山の日」ということで、大勢の方が登っていました。テン場はみるみる埋まっていきます。斜めのスペースでもなんのその、ぎっしりテントが並びました。テント泊は久しぶりだし、料理はあまり得意ではないので、お湯を沸かして簡単に作れるものにしました。20数年前に比べると軽くて簡単に作れるものが多くなりました。飲み物は、常温保存できる牛乳や野菜ジュースを持って行きました。よかったのは、ファミマコレクションの「いちご」や「やわらか種抜き干し梅」など、軽くて栄養価が高く、疲労回復に役立ったと思います。
テント内は日中暑く、熱中症になりそうなぐらい暑かった。でも曇ると大丈夫だった。暑いところに食材を置いておくことが心配なので、今後はそこも気をつけたい。
夜は満天の星空!天の川に息子も感動していました。
2日目は3時半に起き、パンで朝食をとって、5時半に出発。黒部五郎岳へ向かいます。大阪から来た人と話をしながら太郎平小屋まで歩きました。その人は雲ノ平経由で黒部五郎岳に向かうようで、どこか出会うかなと思いつつ別れました。その人とは、2日後にワリモ岳付近で再会しました。周遊ってこんなことがあるから楽しいと思いました。黒部五郎岳までは、結構距離があり、大変でしたが、眺めが素晴らしく、そこまで苦になりませんでした。北アルプスの主だった山を見ることができ、飽きることがなかった。個人的には、黒部五郎カールの岩ごろごろをもっと楽しみたかったのですが、少しガスが掛かって見えにくかったので、また機会があればゆっくり満喫したい。2日目の夜は、栄養のことと、疲れを考え、黒部五郎小舎に泊まった。できれば、食事はもうすこし肉系をガッツリ食べたかったかなぁと思うが、十分休むことができた。
3日目は黒部五郎小舎から鷲羽岳を通って雲ノ平へ向かった。印象的だったのは、チングルマの綿毛に付いた朝露が陽に照らされてキラキラ光って、何とも素敵だった。息子と二人、写真を撮りまくった(笑)。これは雲ノ平でも同じ光景を見ることができた。この日から息子の体調に変化が、なんと花粉症っぽい。高山植物の花粉かな?私の方は、徐々に足が慣れてきて、筋肉がついてきたかな?それにしても今回のルートでも結構上り下りがありました。もうすこし足腰を鍛える必要があると感じました。
4日目
今日は雲ノ平から、薬師沢へ下り、太郎平へ登り返した後、折立へ下るルート。雲ノ平ではやはり祖母岳のアルプス庭園がお勧めです。薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、槍ヶ岳、水晶岳などの山が360°見渡せます。時間があれば立ち寄りたいところです。薬師沢への下りは急坂3時間かかるところ、2時間ほどで降りました。薬師沢は、これまでの景色とは変わり、渓流の眺め、これも大変良かった。水は澄み、涼しかった。ここからは最後登り、息子は今度は腹痛に悩まされ、たびたび休憩。なんとか太郎平小屋までたどり着いた。ここで昼食、息子のお腹のことを考え、うどんの大を注文。美味しくいただいた。下りもサクサク下り、2時間半で折立に降りました。
4日間を通して天候に恵まれ、息子にとって初めてのテント泊は大成功だったと思う。テント泊という武器を得て、これからはもっと行動範囲を広げられるかな。縦走だけでなく、ベースキャンプ型でゆっくり景色を楽しむのもいいなぁ。
今回、中2の息子との貴重な時間を山で過ごせたのが何よりの思い出になった。こういう時間を得られたことに感謝したい。
tonebubuと申します。
息子さんとのテント泊デビュー、おめでとうございます。
初テント泊でこの好天は、本当に良かったですね。
我が家も、長男が中2で、本格的にテント泊を始めたのが今年なので、自分たちも同じだなぁ…と、とても共感しながら読ませていただきました。
余談ですが、我が家は14日に薬師岳に登っていて、このレコも「最近の登山で出会ったかも?」の欄で見つけたのですが、4日目の太郎平小屋をyonmoさんが出発された直後に、我が家が太郎平小屋に着いたようなので、お会いしてはいませんね
tonebubuさん、コメントありがとうございます。
今回は天候に恵まれ、息子の第1印象としては良かったのではないかと思います 。
テント泊は荷物の持ち運びは大変ですが、普段とは違う環境で、息子も自発的に色々と手伝ってくれて、子供の成長にもいいのかなぁと思いますね。
すれ違う人たちが、お父さんと一緒に登れていいねぇと言ってくださるので、子供と一緒に登山できるというのは、幸せなことかもしれないなぁと思っています。
tonebubuさんは薬師岳に登られたのですね。我々も時間があれば登ろうかなと思っていましたが、太郎平までで、力尽きました。
またtonebubuさんもお子さんとの登山を楽しんでくださいね。
ではまた。
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