記録ID: 971100
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬岳から栂海新道(蓮華温泉〜白馬岳〜朝日岳〜親不知)
2016年09月26日(月) 〜
2016年09月29日(木)
体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 80:55
- 距離
- 52.3km
- 登り
- 3,666m
- 下り
- 5,118m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:58
2日目
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:44
3日目
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:04
天候 | 9/26 曇りのち雨 9/27 晴れ 9/28 雨 9/29 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
飛行機
9/24 札幌--(JR)--新千歳空港--(飛行機)--富山空港--(バス)--富山(泊) 9/25 富山--(鉄道)--平岩駅--(バス)--蓮華温泉(泊) 帰り 9/29 親不知登山口--(タクシー)--親不知駅--(鉄道)--富山(泊) 9/30 富山駅--(JR)--名古屋駅--(名鉄)--中部国際空港--(飛行機)--新千歳空港--(JR)--札幌 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○蓮華温泉〜白馬大池:歩きやすいジグを切ってあるため楽に登れる。 ○白馬大池〜三国境:ハイマツとガレ。道は歩きやすい。雷鳥多い。 ○三国境〜白馬岳:ガレと岩稜。岩のマーキングを忠実に辿る道。つまづき注意。 ○三国境〜雪倉岳:道跡やや薄いが、岩のマーキングが随所にあり安心。 ○雪倉岳〜水平道分岐:蛇紋岩のガレ、ハイマツ帯、灌木帯。蛇紋岩はやや滑る。赤男山トラバース箇所には真新しい落石堆あり、早めの通過が望ましい。小桜ヶ原手前の水場は良い水が流れている。 ○水平道分岐〜朝日小屋:水平道なれど登降あり。湿った木道は滑る。 ○朝日小屋〜吹上のコル:高山帯の歩きやすい道。 ○吹上のコル〜黒岩山:栂海新道のはじまり。コメツガや灌木帯、湿原、池塘が点在。ぬかる箇所には木道が整備されているが、無い箇所もあり。ルート明瞭で歩きやすい。 ○黒岩山〜サワガニ山:灌木帯の尾根道で歩きやすい。 ○サワガニ山〜栂海山荘:急坂や高度感あるやせ尾根あり。落ちようとしなければ落ちないが、落ちたら助からない高度あり。各所にロープが結わえてある。北俣ノ水場は雨天の事もあり水量豊富であった。 ○栂海山荘〜白鳥山:アップダウン多い。下駒ヶ岳は特に急登。各所にロープあり。 ○白鳥山〜坂田峠:ひたすら下る。峠手前の金時坂は急降下。各所にロープあり。 ○坂田峠〜親不知:細かいピークも確実に拾うためアップダウンが多い。尾根といえども平坦な箇所が多いため、ぬかるみが非常に多い。観光ホテルからは遊歩道で海岸へ。 |
その他周辺情報 | ○蓮華温泉ロッジ 温泉宿であるが基本相部屋。予約した為か、運が良かったのかは不明だが一人部屋だった。熱めの硫黄泉。食事おいしい。朝食は6:30から。朝食の温泉粥が良い。 ○白馬山荘 巨大な山小屋。雨天の行動だったので強力な乾燥室は助かる。3人余裕の相部屋。食堂と談話室にWi-Fiあり。空いていたため夕食も朝食もビュッフェスタイルだった。朝食は5:30から。 ○朝日小屋 10畳に4人の相部屋。寝具清潔。Wi-Fiあり。食事おいしい。水がおいしい。シャワートイレ。朝食は5:00から。 ○栂海山荘 要予約の無人小屋。6人しか居なかったので広々使えた。銀マットと毛布は数十人分あり。水場無し。トイレは開放感あり。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
|
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感想
いつか歩いてみたいと思っていた栂海新道。
週間天気予報がそんなに悪くないので急遽遠征。
結果的には4日のうち3日雨に降られ、あとの1日はこの秋一番の晴天だった。
白馬大池から雷鳥坂を登ると、文字通りライチョウが足元を歩き回り可愛らしい。
小蓮華山から望む雪倉岳は紅葉の色彩が美しい。
雪倉岳や朝日岳まで進むと人影疎らになり、近くは白馬連峰、遠くは剱岳を望む景色を独占できた。この周辺は厳しい気象条件と蛇紋岩の影響で2000m付近でも高山帯が広がり、まるで北海道に居るかの如く錯覚した。
吹上のコルからは雨天の栂海新道となったが、黒岩平通過時には一瞬雲が消えて美しい紅葉が見られた。犬ヶ岳付近では紅葉が疎らであったが、細尾根などの険しい地形と相まった良い景観が見られた。ここでもライチョウの姿を見た。
最終日は降りしきる雨の中を下降した。登山道は沢になり、ぬかるみは幅を広げ、なんとも歩きにくかった。レンズの後玉が曇り、まともな写真も撮れなくなって、やきもきしながら急坂を下った。
やがて林相にスギやアカマツが混じり始めた頃、突如として日本海の水平線が見えたときは感動した。
全体的には、天候も景色もコントラストが強く、印象深い山行となった。
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