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Yamareco

記録ID: 99453 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走 日光・那須・筑波

分水嶺:田代山〜枯木山〜安ヶ森山〜荒海山

情報量の目安: B
-拍手
日程 2008年05月03日(土) 〜 2008年05月09日(金)
メンバー
アクセス
利用交通機関
電車バス、 タクシー
【往路】新江古田508ж539大門546ж600浅草620ж925会津高原尾瀬口930=1005松戸ヶ原役場前≡1039登山口手前約2km地点
【復路】会津高原駅1654ж2055浅草ж大門ж新江古田

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地図/標高グラフ


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コース状況/
危険箇所等
【20080503】田代山登山口手前約2km地点1053―1126田代山登山口(トイレ有り)―1136徒渉1149―1236(休)1247―1326(休)1339―1350小田代―1419田代山1433―1455弘法大師堂(避難小屋泊)
【20080504】530―615コル(1810m峰手前)625―706コル712―803三本尾根ピーク812―839(休)846―935田代山林道1000―1029(休)1045―1127(休)1139―1208コル1243―1325(休)1335―1402肩1418―1439無名峰(1660m)1449―1456コル(1600m)手前(幕営)
【20080505】530―614(休)626―728(休)750―829(休)835―924(休)934―1005(休)1012―1024枯木山肩―1057枯木山1100―1125枯木山肩1200―1237無名峰(1692m)1245―1349無名峰(1625m)(幕営)
【20080506】555―(南側の枝尾根に少し入ってしまい戻ってからトラバースして逃げる。その後ストックを紛失し、探しに戻るも見つからず)―726コル736―759西峰―812東峰(1549m)842―(岩場を左から巻く)―934(休)942―1004広い笹原上のピーク(1280m)―1023最低鞍部(1200m)―1046小ピーク1111―1142(休)1147―1212急登手前(1304m付近)―1308(休)1322―1332急登終了―1339(休)1352―1416(休)1425―1439無名峰(1398.7mピーク)(幕営)
【20080507】605―642(休)702―754(休)804―812小屋跡残骸―834(休)841―920三角点ピーク(1294m)1003―1013鹿三頭に出会う―1045安ヶ森峠―1050峠から林道をやや福島側に下ったところ(幕営)(⇔水場:さらに林道を少し下ったところ)(⇔水場)
【20080508】453―458安ヶ森峠―514小ピーク―535急登手前540―616安ヶ森山625―648北峰―702コル716―814小ピーク(1363m)824―901(休)912―(藪こぎ始まる)―931(休)1002―1124(休:1485mピークのやや先)1155―1310(休:1475m先の急登手前)1320―1411(休)1425―1515次郎岳(先の雪渓に熊をみつけてにらめっこ)1520―1610(休)1620―1716(休)1726―1812荒海山(⇔三角点峰)―1835南稜小屋(避難小屋泊)
【20080509】(⇔445荒海山山頂)(⇔700荒海山山頂)745―840(休)850―937下降点946―1017徒渉点1037―1112八総鉱山跡―1145会津高原オートキャンプ場跡(元小学校)1155―1213竜神様(3x8mの滝あり)1222―1236国道352号線―1257会津高原駅(⇔夢の湯(入浴¥500))
過去天気図(気象庁) 2008年05月の天気図 [pdf]

感想/記録

ライフワークの大分水嶺踏査の一つ。
想定よりも残雪が少なく、安ヶ森峠〜荒海山までは藪漕ぎに苦しめらる。
荒海山手前(次郎岳)では熊とのにらめっこ。
日程的にはもう2日間ほど余裕あったが、那須方面への縦走は次回以降の宿題として、藪漕ぎは十分堪能したので荒海山から下山する。
夢の湯で汗を流した後のビールとたくあんが格別でした。

以下、記録メモから:

--------------------

残雪期のGWに分水嶺の北上延長に挑戦。ザックはカリマー75ℓを新調。マットレスも大きいのを新調。靴は親父から譲り受けたスカルパ。
土曜〜翌々日曜までの9連休なので、計画段階では、田代山〜枯木山〜荒海山〜山王峠〜男鹿岳〜三倉山〜三本槍岳〜大白森〜二岐温泉までの大縦走をもくろみ、エスケープルートも10本設定して、重い荷物で出掛ける。
雪は標高の低いところでは無くなっていたので、藪が手ごわく、充実(?)した山行。

【2008/5/3】
あらかじめタクシーを予約していたが、会津高原タクシーの営業所(舘岩)は、松戸ヶ原役場前のバス停の目の前にあって乗り換えが便利。水を入れさせてもらおうとすると、途中においしい水があると教わる。最後の集落・水引にその水場があり、先客が水を汲んでいた。車は猿倉登山口までは入れず、手前2kmのところまでで、その先は残雪が道をふさいでいる。マイカー2台(足立ナンバーと熊谷ナンバー)が路肩に駐車中。
荷が重く、登山口から急坂になるとぐっとこたえる。田代山までに下山中のパーティ(4人)にすれ違う。山頂はガスっていたが、少しずつ晴れてきて、会津駒〜朝日〜大博多、それに那須方面が見渡せる。明日からの長丁場を控え、帝釈山ピストンは割愛することに。その後も2〜3パーティに会うが、結局山頂に泊まるのは自分だけのようだ。弘法太子堂は清掃されていてとても快適。(入口は板で釘付けされていたが簡単に外すことができた)

【2008/5/4】
天気良く、田代山の南側を分水嶺に沿って回り込むと、日光連山が美しい。三本尾根に向けて東南支稜を下るところが急斜面でいやらしく、途中で2〜3回ほど滑落しかける。1度は大きく滑って、結局は木につかまって止まったが、この時、水筒にしていた1.5ℓのペットボトルをなくしてしまったようだ(後から気づく)。コルからは快適な残雪歩き。但し、三本尾根を過ぎると雪が無くなる。田代林道ではテントが吹き飛ばされて、コンロなども散乱していた。風の通り道となっているようだ。枯木山に向かって分水嶺を辿ると再び雪が出て歩きやすくなったが、そこで3人のパーティにすれ違う。どうやら例のテントの主人とのこと。枯木山までピストンしたのかと尋ねてみたが、ずっと手前で引き返したとのこと。どうやらそうは簡単ではなさそうである。荷も重く、なかなか行程がはかどらないため、枯木山までこの日に着くのは無理と判断し、15時前に天幕場を決めるという鉄則に従い、1600mコルの少し手前の傾斜が緩いところに泊まる。水は雪を融かして得る。

【2008/5/5】
雪を拾って歩くが、藪も多くスピードが出ない。枯木山の肩まで4回の休憩を使う。肩から枯木山三角点までは逆に雪が比較的多く、歩きやすかった。枯木山から北に延びる稜線は雪がしっかりついていて、とても歩きやすそうに見える。しかも大嵐山から土倉山経由で荒海山まで縦走できるかのように目に映る(錯覚)。枯木山肩から東進後、北東に折れ、再度東に折れるところのピーク(1625m)に着いたのが14時前。この先のコルは深く高度を下げていて、そのあとの東西双耳峰への登りがきつそうで、良い天幕場もなさそうなことから、この地を今日の泊まり場と決める。枯木山まで一日の予定だったところを二日使ったと考えれば良い。この日は子供の日だが立夏でもあった。

【2008/5/6】
天気はピーカン。最低コルへの下りで非常にいやらしい地形になっているところがあり、一本南寄りの支稜に招かれてしまい、気づいて戻ってから少しトラバースしたところが、笹で滑りやすい急斜面で、もうあとわずか数メートルで主稜線に戻れるというのに、何度も滑ってしまって(二歩上っては三歩下がるような)、どうにもこうにも登れないような状況になってしまった。手袋もしていなかったので、少々ひっかいて血も流れ、どうしようかあせらずに冷静に考えようとするが、今からアイゼンを付けようにも、そもそもザックを下ろしたら谷まで転げ落ちそうだし、立っているだけでも少しずつ体力を消耗している感じになってきた。結局、熊笹のうすいところに、雪の上でやるようにステップを切って、一歩一歩着実に体重移動して直登することにし、最後の1メートルくらいは、「せ〜の」って感じで、栃木側から福島側にベリーロールのように身体をを投げるようにして乗り切った。その後も手ごわい藪と闘いながらコルに着くと、なんとストック(短くして右手に持っていたのだが)の一番先が抜け落ちたらしく無くなっていた。この先もストックがないと困るだろうと思って取りに引き返したが、見つけることができずに結局はあきらめる顛末もあったりして、時間も体力も浪費してしまった。急登を登り返し、件の双耳峰の西峰〜東峰は見た目よりは比較的順調。東峰の下りに岩場があり、どこかを巻く必要があったが、ここは左手から回り込んで正解のよう。300メートルほど尾根を下って、笹原から東に一旦コルまで下りきってから登り返す。この付近にはカタクリに似たようなお花などがあって楽しめる。北北東に進路を変えて、細かいピッチを刻んで、1398.7m峰をこの日の泊まり地とする。

【2008/5/7】
(AM1:45に地震あり、茨城沖M6.7で最大震度が5弱、東京では震度3とラジオ報。) この日もピーカン。雪はほとんど無くなってしまい、ひたすら藪を漕ぐ。藪が薄いところはお花も咲いていて快適だが、そのような区間はそう長くは続かない。当初のもくろみでは、4日目には荒海山にたどり着くという予定だったが、まだ安ヶ森峠の手前であり、しかも食料や燃料もいつまでもつかやや不安になってきたので、どのエスケープルートで下山するのかを考え始めるところであった。安ヶ森峠は栃木側は舗装されていて11:50頃に宇都宮ナンバーの軽乗用車(男性2名乗車)が峠まで登ってきて、少し見回りした後、戻っていった。ここから下山するならヒッチハイクすべきだったが、それをしなかったので、少なくとも荒海山までは縦走するしかない。この先は水場が無さそうで、雪もあてにできないことから、時間的にはかなり早いがこの日はここで終了とする。福島側に400メートルほど下ったところの水場で水を補給し、峠から150メートルほどの平地に天幕を張って、濡れ物を干したりして過ごす。バイク野郎(単独)が栃木側からやって来たが、先の方で道がふさがれているとかで、福島側には抜けられずにしばらくすると戻って来た。この日は熊谷で最高気温30.5℃という今年最初の真夏日を観測したとのラジオニュース。

【2008/5/8】
峠から安ヶ森山までは最後はきつい登りがあるものの踏み跡やテープもあって歩きやすい。そこから先は再び藪が出始める。1363mピークの先あたりから手ごわくなりだし、このあとはずっと荒海山まで藪が続く。遠くから見ると、1475mピークから先は雪があるかのような期待もあったが、稜線から少し外れたところに残っているだけで、歩く上では役に立たず。また、次郎岳〜太郎岳(荒海山本峰)間はさすがに人が歩いた形跡くらいはあるものと期待していたが、それも外れた。「モンキーウォーク」と命名した灌木の上をバランスをとりながら歩く裏技を考案したり、つたやアスナロ、熊笹などのミックスされた密藪をくぐったり、巻いたりと、藪漕ぎのすべてを堪能できるルート。さらには、標高1400mを超えたところぐらいから雲行きもあやしくなり、ポツポツと小雨が降りだす始末。極めつけは、次郎岳(その山頂すら藪の中で腰も下ろせない)からほんの少し下ったところで、ふと前を見るとその先の小コルの雪渓の上に、黒くて大きな動物(=熊)がノソノソ歩いているではないか! こちらの方が高い位置にいて、しかも先に発見していたのが、後から思えばとても幸運。こちらから声をかけて、そこをどいてくれるようにお願いしてみた(まずは日本語で、次に英語で)。こちらに気づいた熊さんは、長い間じーっとこちらを睨んでいたが、最後は分ってくれたようで、福島側から栃木側に行こうとしていたらしいのを止めにして、福島側に引き返していってくれた。熊と別れてからも手ごわい藪と細かいアップダウンが続き、太郎岳に到着した時は、夕暮れ時の18時過ぎ。一般登山道に出た時の喜びはひとしお。山頂には、「大河の一滴ここより生る」と阿賀川水源之標あり。山頂北側にある南稜小屋は狭いものの一人には十分。濡れた身体を休めるには大変ありがたい存在でした。

【2008/5/9】
天気は高曇りで山頂からのご来光は拝めなかったが、帝釈方面や日光方面の展望は良かった。ゆっくりと支度をしてから一般登山道を下山。急坂ではあるものの、何といっても道がついていること自体が素晴らしく楽ちん。尾根上の下降点で下から登ってくる夫婦連れに会う。八総鉱山跡は住友金属の選鉱場だったところのようで、ここまで車が入れるため山菜取りの人が多い。元田島町立八総小学校は、登山地図などでは会津高原オートキャンプ場と記載されているが、入っていると様子が変で、校舎から白髪のおばあさんが出てきた、何しに来ましたかと詰問される(確かに入口に「立入禁止」とあった…)。なんでも今は僻地託老所になっているそうで、洗剤とか電波(携帯電話)とかが苦手な人たちが人里離れて暮らす施設とのこと。その後は、竜神様で滝を見物してから会津高原尾瀬口駅に出る。駅の近くの「夢の湯」で湯を浴び(ちなみに足の爪が真っ黒に汚れていてなかなか落ちなかった)、生ビール¥600-で乾杯。サービスで付いてきた大きな大きなタクアンが印象的。駅ではラーメンとそばとうどんが大きな一つの丼に入ったものを食してから、車上の人に。
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